一方、伊地知虹夏はツッコミをしていた。
祝賀会からの流れで私達結束バンドはより活動的になる為に様々な計画、構想が練られた。その際のミーティングで遂に結束バンドはオリジナルソングを作ることが決定。私が作詞を担当することと相成りました。
その時、私はメンバーには一週間で仕上げると大見得を切りました。正直に言って私には商品開発の才は有りません。NGワードも多い。となれば私が役に立てるのは作詞しかありません。私はそこに全力を尽くすしか無かったので発破を掛ける為にあえて大袈裟に言いました。
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そう大見得を切って一週間。歌詞は一行も書けていません。サインは決まりましたがハッキリ言って現実逃避で書いたものなので役に立ちません。
うう……。いつものコンディションなら絶対に書けたんです(強調)!しかし今週は色々有って書けなかったんです!そう……元はと言えば黒田さんが余計な事をするのが悪いんです……。
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「下北沢高校に襲撃を掛けようと思いますので後藤さん。お手数掛けますがついてきてくれませんか?」
「……は?」
秀華高校近くの喫茶店で黒田さんに呼ばれた私は突然の下北沢高校襲撃計画を聞かされて頭に?マークを浮かべました。
「あ、あの一体どうして?」
「……聞かないで下さい。ただ下高に因縁が出来た以上、知らなかった振りをするのは秀華の名が廃るというもの。行かなきゃならんのです」
どんな因縁なんでしょうか私には意味が分かりません。行かなきゃならないのは百歩譲って、どうして私が行かなきゃならないのでしょうか。別に秀華高校の名誉や因縁なんて私にはどうでも良いのに。
「あ、あの!別に私じゃなくても、……軍団の人を連れてけば良いんじゃないんでしょうか?に、人数も多いし」
「後藤さんはご存知だと思いますが下高は最近名が揚がってきました。とはいえ、まだまだ勢力は小さい方です。そんな高校に兵隊集めて袋にしたとなりゃ逆に周囲から舐められてしまうんです」
知らないよ女子高生がそんな話!そもそも下北沢高校って神山さんや虹夏ちゃん達がいる学校じゃん!そんな所で問題なんか起こしたら絶交されちゃうよ!!
こうなったら仕方ない。襲撃の日を聞いて当日黒田さんに会わないよう逃げ回るしかない。
「ち、ちなみにいつ行くんですか?」
「今からです」
「……えっ?」
黒田さんが外に視線をやるので私も倣って見ると、喫茶店の入り口付近にタクシーが止まるのが見えます。あのタクシーから何か嫌な予感がします。
「手配したタクシーが来ました。さぁ行きましょう!!」
「えぇっ!?」
こうして私は下北沢高校へと行くことになりました。とにかく神山さん達に見られませんように……くそ!断れない陰キャの自分が憎い!でも黒田さん相手に断れそうにない……怒ると怖いし。
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「着きましたね……前もって話を通して正門に来るよう言っておいたのですが……あ!来ました!四人いますね……小規模とはいえ後藤さん相手に舐めてますよ」
「よ、四人……ん?」
正門に向かってくる四人に私は見覚えが有った。というより見覚えしかなかった。
「か、神山さん!?み、皆さんも何で!!?」
「何でと言われても……僕は下高の番長として学校を守らないといけません。皆を連れてきたのも黒田さんに兵隊引き連れてこいと言われたからなのですが……」
「やぁぼっち。殴り込みに来たの?」
「ヤッホーぼっちちゃん」
「先日振りだな後藤」
現れたのは神山さん、リョウさん、虹夏ちゃん、前田さんの四人。何でなん?何でピンポイントでこの友達四人が来るの?
ぶっちゃけ神山さんや前田さんは仕方ないですよ。元クロ高でクラス代表とかやってましたし。でもリョウさんと虹夏ちゃんがいるのはなぜ!?
「やい神山ッ!先日はよくもやってくれたな!!この因縁の借り!返させてもらうぜ!!」
「黒田さん。前にも言いましたがちゃんと謝ったじゃないですか。それにあの場面で黒田さんが出てきてもスルーされますよ」
「うるせぇ!!」
状況が飲み込めないまま黒田さんが神山さんに怒声を浴びせはじめました。これから喧嘩が始まる……そう思った時、突然の乱入に喧嘩は起きませんでした。
「うおっ!!なんだこのデカイ馬は!!?」
「あっ黒龍号!」
象と見紛うくらいの巨体を持つ黒い馬、黒龍号が現れました。その背にはフレディさんが乗っています。フレディさんが馬の背を叩くと黒龍号は、黒田さんの頭を噛み、そのまま奥の方へと持っていってしまいました。
「さてぼっち。一対四だけど……卑怯とは言うまいね」
「山田さん、後藤さんは強敵だ。数の有利は当てにしない方が良い」
神山さんとリョウさんがジリジリと近付いてくる。対して私は文字通りひとりだけ笑。あぁ駄目だ絶望的すぎて笑ってしまった。締観して周囲をよく見ると私は有ることに気づきました。
虹夏ちゃんと前田さんが動いていません。もしかすると私と戦おうとしているのは神山さんとリョウさんの二人だけなのではないか?とすれば、この二人さえ納得させれば何とかなるのかもしれない。
……幸いにうるさい黒田さんはいません。上手くいけば私は無事に生きて帰れる!
「ま、待ってください!」
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「なぁ伊地知さん。本当に神山と山田さんは後藤の奴と戦うつもりなのか?」
「う~ん。たぶん戦いそうだね……」
前田君の問いに私はそう答えた。彼女達の顔を見て感情を読み取る。ぼっちちゃんに戦う気は無い。神山君は学校を守るため戦うことを選んでいる。リョウは何も考えてないから分からないけど楽しいという感情が見える。
一応私と前田君は後ろで静観していたけど止めに入った方が良いかな?大丈夫だとは思うけどこれで結束バンドが解散になんてなったら嫌だし……。
そう思いつつぼっちちゃんを観察していると目が合った。
「あれ?ぼっちちゃん何か考えたようだね」
「そうなんすか?」
「たぶん二人を説得しようとするよ」
そう話しているとぼっちちゃんは叫んだ。
「ま、待ってください!」
神山君達はジリジリ近付くのを止めた。しかし構えは解いていない。警戒しているね。
「黒田さんが突然怒鳴り込んで申し訳ありません。実は喧嘩をしに来たのではないのです」
ぼっちちゃんが何時もよりも早口でしゃべっている。何も考えて無さそうな所を見るとどうやらアドリブで言っているみたいだ。
「喧嘩じゃないとすれば一体何をしに来たのですか?」
「同盟を結びにやってきたのです!」
「同盟……ですか……」
顎を押さえて考える神山君にリョウが待ったを掛ける。
「待って神山。秀華は下高に比べて巨大勢力。メリットが無いよ。もしかしたら乗っ取りに来たのかもしれない」
「確かに……でもそれならわざわざ話し合わなくても良い筈だ。力で支配した方が手っ取り早い。……なのに何でこんな面倒なことをするんだい後藤さん?」
ぼっちちゃん大丈夫かな……。目がグルグルしてあからさまに混乱してるのが分かるよ。
「そ、それは……えーと……喧嘩をする為です!」
矛盾した言葉に二人は困惑する。
「何言ってんのぼっち?」
「さっき喧嘩しないって言ってたじゃないか」
「ええーと、そもそも今回の一件は全て、ある男に仕組まれた罠なんです!!」
「ワナ……?」
「それは一体誰が?」
何言ってるのぼっちちゃん!?そんなの居ないでしょ!!
「に、日本政府を裏で牛耳る影の総理大臣にして悪の黒幕……そう、私の父親が仕組んだのです!」
「「くろまく……?」」
うわー言っちゃったよぼっちちゃん……何てこと言ってるの!?そんな出任せ小学生でも信じないよ……。
「マ、マジで!?」
「ス、スゲー!!」
「…………アッハイ」
信じちゃってるよ!バカだコイツら!!というかぼっちちゃん、お父さん巻き込んじゃってるけどいいの!?
「こ、ここだけの話なんですが秀華と下高は姉妹校で『影の総理』が悪の手先を育成する為に設立された学校なのです!」
「な、なんだって!?僕達は悪の手先だったんですか!?」
「やっぱり!どおりで最近の下高は様子が変だったのか!変な転校生も来るし!!」
「そ、そうなんです…………多分」
前田君が何か言いたそうに私を見ているがぼっちちゃんがどんな言い訳をするのか気になるので無視してぼっちちゃんを後ろから見つめることにする。
「ところでその黒幕様のご令嬢がこの様な所に一体何をしにいらしたので……?」
「お嬢様……」
「ご、ご令嬢!?……あっ私のことか!そ、そうですよね……そ、そんなの決まっています!あ悪の黒幕と喧嘩をして倒す為です!!」
「えっ?でも父親なんですよね?」
「えっ?あっそうか!その……た、例え父親でも倒さねばならないのです。つ、辛いのですが正義の為に!!」
「あの……後藤さん」
「な、なんでしょうか神山さん……?」
神山君がおずおずと手を上げてぼっちちゃんに近づく。さすがに勘づいたかもしれない。が、その期待はすぐに裏切られた。×2で。
「僕も仲間に入れてください!正義の為に!!」
「おいおい。まさか山田様を忘れてはいないだろうね」
「バカヤロー!忘れる訳ないだろ!!僕たちは仲間だ!!」
「よ、よーしこれで役者は揃いました!あ明日から頑張っていきましょう!!」
「「おおーっ!!」」
ぼっちちゃんの手に神山君とリョウ。そして黒田さんを置いて戻ってきたフレディが手を合わせて同盟が締結された。なお、ぼっちちゃんの後ろ姿を覗くと真っ白になっている。恐らく考えるのを辞めたのだろう。
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翌日の放課後ぼっちちゃんが秘密裏に一人で下北沢高校に来ていた。昨日の相談をしにということ。さすがの私も話を止めなかった負い目も有ったので相談に乗ることにした。
「い、一体どうすれば良いのでしょうか……?」
「正直に話したら?」
「そ、そんな!あ、あそこまで言っちゃったんですよ!い、今さら真実を話せば嫌われてしまうかも……もう後戻りは出来ません!!」
「いや今の状況よりかはマシでしょ!」
「で、でも二人の反応が怖いんです……」
「いやいやぼっちちゃん!あのストーリーだとこれから正義の為に部隊を率いてお父さんと戦うことになっちゃうんだよ!?」
そうツッコンでいると後ろから声を掛けられる。
「「隊長!!」」
「た、隊長!?」
私達が振り向くとそこには特撮でしか見たことが無いような、銀色をベースにオレンジ色の意匠を施された隊員服を着た神山君とリョウが立っていた。
というかどこで買えるのそんな服!!?
「隊長!こんな所にいらしたのですね!」
「隊長に敬礼!!」
突然の登場と衝撃の出で立ちによりぼっちちゃんの顔にバグが表れ始める。しかし、このまま何もせずにはいられなかった。帰宅する生徒が私達の奇怪な状況に注目していたからだ。
「なんだあれ?」
「コスプレか何かか?」
(うっ凄く恥ずかしい……)
私は、体全体にバグが発生しつつあるぼっちちゃんに動いてもらう為、後ろに近づいて耳打ちをした。
「ほらぼっちちゃん何か言わないと……!」
「はっ!?そ、そうですね。うーん……というより虹夏ちゃん。も、もしかして神山さん達は私のウソに気づいてるのでしょうか……もしかしたら二人とも怒っていて私に仕返しをする為にこうしてるのではないのでしょうか?」
「う~ん……」
私は神山君達の目を見る。……スゴいキラキラしている。状況さえ違えば、使命感に燃えるカッコいい目と思ったかもしれない。
「もう無理だよ。彼らは隊……ぼっちちゃんのことを信じてるよ……さぁ覚悟を決めて頑張って!!」
私はぼっちちゃんの背中を押して前に出させた。ぼっちちゃんももはや逃げ道がないと覚悟を決めて話し始める。
「ふ、二人とも聞いて下さい。じ、実は父親に部隊の存在を知られました……」
「な、なんですって!?」
「黒幕にバレちゃったの!?」
「……アッハイ。ど、どうやら父は部隊をかなり危険視しているようでアメリカから元グリーンベレーの刺客を送り込むようです!わ、私を消す為に!」
何を言い出すかと思ったらグリーンベレー!?今時そんな設定マンガにも出てこないよ!
「グリーンベレーですって!?」
「ぼっちのお父さん本気だ!」
相も変わらず二人は信じちゃってるし……どうすんのぼっちちゃん?
「い、今のままでは皆さんにも危害が及びます。そ、そこで私はこの部隊を抜けることにしました」
なるほど。そう言って部隊の存在をうやむやにするつもりか。だけど神山君達は納得しなさそうだと思うけど……別の意味で。
「そんな!?それじゃあこれから一体誰が部隊を率いて戦えば良いんですか!?」
「そ、そんなの決まっています!」
そう言うとぼっちちゃんは私の方に振り向いた。
嫌な予感がする。
「に、虹夏ちゃんしかいません!!」
「えっ!?」
「に、虹夏ちゃんは結束バンドのリーダーです。き、きっとこの大任も果たしてくれます!!」
「むりむりむり!無理だよそんなの!!こんな所で結束バンドを持ってこないでよ!!」
首を横に振って拒否をするがフレディが肩に手を置いて頷いた。まるでお前なら大丈夫だと言わんばかりに……。いや無理だから!
「伊地知さん!いや、隊長!よろしくお願いします!!」
「隊長に敬礼!!」
神山君とリョウが私に敬礼をする。困惑している私にぼっちちゃんはバイトの時とは見違える程に素早く動き円陣を作る。この女ここぞとばかりに!
「よ、よ~し頑張って下さい!!」
「「おお~~っ!!」」
「えっえっえっ!?」
このアマァ!!私に全てを押し付けて逃げるつもりだな!?許さん……絶対に許さんぞ!!ぼっちちゃんがそう考えてるなら私にも考えが有るんだからね!!
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私は円陣を組んだ後、逃げるように下高から立ち去りました。あの状況から解放されたからというのも有りますが、一番は虹夏ちゃんの顔が怖かったからです。本当にごめんなさい。
にしても疲れました……やっと家に帰れます……喋りすぎてもうヘトヘト。何でこんなことになっちゃったんでしょう……。大体黒田さんが変な因縁を作るのが悪いのに、どうして私が頑張らなくちゃいけないんでしょうか……。
争いを回避する為にウソをつき続けて気が付いたら同盟を結んで隊長になってしまいましたし……悪の黒幕(父親)を倒すなんてウソまさか信じるとは……。
というか下高は私の学校よりも偏差値高いんですから騙されないで下さいよ全く……だからこの世から詐欺が消えないんです。
にしても部隊から抜けたとはいえ結束バンドや神山さんとの関係は続いていきますから同盟とか黒幕の話とかどうしましょう……これ以上この展開が続けばどうなるか私でも予想できません……よし!
明日になったら洗いざらい白状しましょう!土下座をしながら真実を話して虹夏ちゃんの靴でも舐めればきっと許してくれるでしょう!
そんなことを考えていたら家に着きました。はぁ……ギターの練習と動画編集は明日で良いかな……今日はもう……布団にくるまってゆっくりと休みたい……。
「ただいまー」
「お帰りー。ひとり、さっき友達が来たから部屋に通しておいたわよ」
「えっ?友達?」
私は襖を開けると中には隊員服を着た虹夏ちゃん、リョウさん、神山さん、前田さんが座っていた。フレディは寝転がってふたりと一緒にスマホでアニメを見ている。
「お帰り!!」
「アッハイ……ただいま……」
虹夏の真剣な表情に私は逆に恐怖を覚えました。
虹夏ちゃんが言います。
「ぼっちちゃんを守るために今日からここで寝泊まりするよ。仲間を守る為に隊長としてぼっちちゃんを犬死にさせるわけにはいかないからね!」
「あ、ありがとうございます……隊長……」
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その後、居たたまれなくなった私は真実を話して皆に許しを乞いました。前田さんはやっぱりなと呟き、神山さんとリョウさんはウソということに驚いていました。やっぱり信じていたのか……。
虹夏ちゃんには部屋から出て板の廊下で土下座をしました。板材に額を擦り付けるのは痛かったのですが何とか許してもらえました。
「もう!番長という事情が有るのは知ってるから多少は仕方ないけど!これからは私を巻き込むのは止めてよね!」
「はははい!も、申し訳ありません!」
「もう……ところでぼっちちゃん。新曲の歌詞はどう?完成した?何処まで進んだ?」
「新きょ……あっ!」
一難去ってまた一難。ストレスから解放されることはなく再びストレスを浴びる日々を過ごしました。
そして冒頭に戻る。
「そもそも一週間というのは私の自己申告……一週間で出来なくても……怒られへんか……」
そう言って自分を慰めていると普段は鳴らぬスマホからロインの通知が届きました。クーポン券か家族からかなと思い覗いてみると虹夏ちゃんからでした。
『明日○○時に下北沢駅に集合!……』
その通知に思わず私は薄い笑みを浮かべました。
「来てしまいましたか……さて、何も知らせなかったら家族に迷惑掛けるし……遺書でもしたためますか!」
明日は私の命日となるでしょう。衝撃的な文面とは裏腹に私の心は波風立たない明鏡止水の心境でした。ただ一つ思うことがあるとすれば。
せめて晴れらかな気持ちで渡れるよう天気が晴天であること。それを祈って私は床に就いた。
私は後藤ひとりのアンチではありませんが、ひとりが苦しめば苦しむ程に良い出汁が出ると感じております。
初めてのアンケートにちょっとワクワクしている自分がいます。
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後藤ひとりを停学処分にさせたい
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結束バンドを停学処分にさせたい
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後藤ひとりを留置場に送りたい
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結束バンドを留置場に送りたい
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原作通り