魁!!ぼっち・ざ・ろっく!   作:レフリー

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ようやくアイツが出せる。

追記・私の作品を見て下る方々へ、感想ありがとうございます!当初この作品は私の自己満足で作られた作品であり他人の感想なんか知るか!という気持ちで作っていました。しかし、皆様方の温かい声援を見て励みになっている自分が生まれました。私の作品を見てくださり本当にありがとうございます!!


#5 陰キャは鈍色に輝く

番長になって数日が経った。私の周りは平穏無事でクロマティ高校みたいに些細な喧嘩も起きない。そんなある日の昼放課。私は階段下の謎スペースでギターを弾いていた。周りに迷惑を掛けるからとかではなくクラスに居場所がないからである。お陰で新曲のエレジーもスムーズに作れてしまった。……悲しい……そう思っていた時である。

 

「おっ!やっぱりここにいたか!」

 

積まれた机の隙間から特徴的なモヒカンひょっこりと出てくる。……てえ"え"え"!!

 

「は林田さん……ですよね……?」

 

半ば確認するように私は思わず尋ねてしまった。

 

「俺以外にこんなモヒカンいないだろ!」

 

そう笑いながら突っ込んでくれた。このノリは間違いなく林田さんだ。この学校の制服を着てるということは転入出来たということなんだろう。しかし私が言うのもなんだけど林田さんはクロマティ高校随一のバカな人だ。

 

そんな人が進学校でないにしろ秀華高校の転入試験に受かる訳が無い……。まさか裏口入学!?まずい!……早く林田さんから距離を置かないと私まで巻き添えに……!!

 

「どうした後藤。体バグってるぞ」

 

「あばばばばび」

「なるほど。どうして俺が入学出来てるのが分からないと……お前中々ヒドイな」

 

バグった事情を説明すると林田さんは懐から鉛筆を取り出した。

 

「俺はこれを使ったのよ」

 

そう言って林田さんは鉛筆を転がした。止まった鉛筆の側面を見ると数字が書かれていた。

 

「ま、まさか!?」

 

「そうそのまさかさ!問題が全部マークシートだったからよ。これで当ててやったぜ!」

 

信じられない……まさかそんな奇跡が起こるとは思いもよりませんでした。しかし林田さんの学力では到底受からないので、それを考えるとまだ奇跡を信じた方が信憑性がある……。いやそれでもスゴいな。

 

「そ、そうだったんですね……ところでこんな所に来るということは私に何か用事でも有るんじゃないですか?」

 

「あぁ!実は神山に頼まれてさ。余計な世話かもしれないが100人出来た後藤のダチをもっと増やしてほしいって言われたんだよ」

 

「か、神山さんが!?」

 

「俺に作戦が有るから任してくれ!」

 

流石です神山さん!私の雑な言い訳で察して尚且つそれに乗っかってフォローしてくれるなんて……。逆に憎たらしくなるほど心配りが出来ています……ありがとうございます!しかし林田さんに頼むとは……神山さんはもう少し人を見る目を養った方が良いでしょう。

 

「まぁそんな心配そうな目で俺を見るなよ。この作戦は俺だけじゃなくダチと一緒に考えたんだ」

 

「ダ、ダチ……と友達ですか?は林田さん作れたんですか!?その見た目で!?」

 

「お前こっち来てから口が悪くなったな……。まぁ確かに俺みたいな筋金入りのワルなんて誰も寄ってこねぇと思っていたんだがな……たぶんコイツが俺にダチを運んできてくれたんだろう」

 

そう言うと林田さんはポケットからスマホを取り出し待ち受け画面を見せてくれた。そこに写るのは可愛い仔猫の写真だ。

 

「か、可愛い……!この子どうしたんですか?」

 

「転校初日の朝……雨が降っていたのを覚えているか?」

 

「アッハイ。そそう言えば降っていましたね。た確か通り雨だったと……」

 

「あぁそうだ。俺は雨降る中を走って登校していたんだ。その時だ。コイツが道端にな、ずぶ濡れになって佇んでいたんだ」

 

「あっ(察し)」

 

「放っておくのもあれだったしな……その時は通り雨かどうかなんて知らなかったし学校に連れていったんだよ」

 

「アッハイ」

 

「そしたらこの猫な、二日前に逃げた学級代表の猫だったんだよ!」

 

「アッハイ」

 

「涙流してめちゃくちゃ喜んでてな……そこからだな。俺の周りに人が集まって来たのは!」

 

ハロー効果すごぉ!というかこれもう心理学どころじゃ無いよね?めっちゃ幸運じゃないですか林田さん!今なら希望ヶ峰高校にも入学出来るんじゃない?そんなことを思っていると林田さんが手を叩いた。

 

「おっと話が逸れちまったな!で肝心の作戦なんだが題してモノマネ作戦だ!!」

 

「モ、モノマネ?」

 

「要するにだ。好感度の高い奴のマネをすれば評判が上がる。人の振り見て我が振り直せってことだ」

 

「な、なるほどそうですか」

 

マネ出来る知り合いがいないから思い付かなかったけど確かにその手が有った!確かに既に確立されているなら私でも安心して出来る……だけど。

 

「だ、誰をマネすれば良いんですか?だ誰かと話していないから好感度なんて分かりません」

 

黒田さんは舎弟だから除外で。そうでなくても第一印象悪いし。

 

「大丈夫だ!転入生好感度ランキングをダチと一緒に考えてそれを冊子にしておいた!これを見れば誰が一番好感度が高いか一目瞭然だ!!」

 

「な、なるほどそれは凄いですね……ところで私の順位は何番ですか?ちょっと気になるのですが……」

 

自分で言うのもなんだが恐らくは下位だろう。図らずしも色々とやってしまった訳だし。でもワルの隔離施設と言われるクロマティ高校からの転入生なんですから私以上の逸材がいるはず……!

 

「後藤。お前はワースト一位だ」

 

「……え?」

 

「最下位だ」

 

「い言い方を変えて言わないで下さい!わ分かっています!!」

 

まぁ薄々そうかもと心のどこかでは思っていたから予防線は出来ていたけど実際に口にされるとちょっとキツイ。

 

「一応簡単な経歴も書いたが聞くか?」

 

「お、お願いします……」

 

自分のことを客観的に見る上ではやはり他人の意見は必要だしちょっと聞いてみようと思う。正直、自分が今どんな感じか気になってるし。

 

「えーと。後藤ひとり。二つ名は『ピンクの悪魔』と呼ばれる……」

 

ピンクの悪魔……ピンクの悪魔!!?

 

「ピ、ピンクの悪魔!?な、なんですかそれは!?」

 

「良かったな後藤。ネームホルダーだ。エリートの証だぞ」

 

「な、なんのエリートですかそれは……いや言わなくてもいいです続けてください」

 

「クロマティ高校で一年代表の番長。秀華高校では転入初日に番長黒田を倒し秀華高校番長の座を手に入れる」

 

「うぅ」

 

見に覚えが有るからなんの反論も出来ない。

 

「現在は後藤軍団を結成して急速に勢力を拡大している」

 

聞き覚えがない単語が出てきた!

 

「ご、後藤軍団!?な、なんですかそれは」

 

「なんですかってそれしか言わないな後藤」

 

「いいいから答えて下さい!」

 

「後藤を頭とした不良の集団だよ。構成人数は20人近く。構成員は元クロ高の奴が多いが秀華や近隣のも幾人かいるな。ちなみに副長は黒田だ」

 

「な、な、な!?」

 

なんだか後戻りが出来なくなってしまったかもしれない。というか黒田さん数日見ていないと思ったらそんなことをやっていたんですか。

 

「俺も黒田に誘われたが入っていないぞ。断った」

 

「そ、そうなんですか……い意外ですね喧嘩が好きそうなのに」

 

「喧嘩は好きさ。だがよ後藤軍団に入るというのはお前の舎弟になるみたいなもんだろ。俺は後藤とは友達でいたいんだ」

 

「は、林田さん……!」

 

そうなんだよな……。林田さんはものすごくバカだけどものすごい友達思いなんだよな……。少し嬉しい。

 

「にしてもその様子じゃ知らないようだな。軍団のことは」

 

「アッハイ」

 

「このまま進めばもしかしたらお前の知らない間に天下を取っているかもしれないな」

 

そう笑いながら話す林田さんに私も乾いた笑いをするが暴力とは無縁の生活を送りたい私からすれば決して近づきたくない存在No.1である。

 

「まぁアレだな。お前がクロ高の意識を忘れないっていうのは立派だが秀華での評価を上げるというのは今のままじゃキツイな」

 

あっそうでした。衝撃情報多過ぎてすっかり忘れていましたが私はまず好感度を上げたいのでした。舎弟はいらないのです。

 

「あ、あの……」

 

「ん?」

 

「し、正直ここまで評価がヒドイといきなり好感度高い人のマネをしたら皆さんに困惑されると思うのですが……さ、最初はワースト2位の人をマネしたいです」

 

「そうかぁ。ここまでヒドイともう変わらんと思うけど……えーと第二位は……ゴリラだ!」

 

ゴリラ!?……いやまさか……ゴリラ……あっそうか!

 

「は林田さん駄目ですよ!いいくら顔がゴリラっぽいからってゴリラなんて言っちゃ……」

 

「ゴリラだ」

 

そう言って林田さんは冊子を渡してくる。そこに写るのは黒い体毛で覆われた獣ゴリラだった。というか待ってください!これは確か転入生をランキングしたもの……ゴリラなんてそんな……いやクロマティ高校ならあり得るか……ほとんど動物園みたいなものだったし。

 

「というか私ってゴリラ以下なんですね……人の皮を着てスイマセン」

 

「まーそんな落ち込むなよ」

 

「アッハイ。ち、ちなみに3位は?」

 

「3位は二年の先輩で5人組ということは分かった。それ以上のことは調査不足で書いていない」

 

「そ、そうですか……」

 

5人か……まぁ分裂出来なくはないけど陰キャが5人いたところで役には立たないしむしろ邪魔な存在で死刑になるな。参考には出来ない。

 

「わ、分かりました!わ私1位の人をマネします1位の人のことを教えて下さい!」

 

「おぉその意気だ後藤!よし教えるぜ……ん?」

 

林田さんが唸ると何度かページを捲り首を捻る。

 

「ど、どうかしましたか?」

 

「いや、クラスは書かれているんだがそれ以外のことが書かれていねぇ。名前すら書かれていない」

 

どうやら冊子に不備が有ったようだ。ですがこれは困りました。これではクラスに行った所で誰を見れば良いのか分かりません。万事休すです。

 

「まーいいか。コイツ担当したダチにロインで聞いたら行けば分かるって言ってるし……よし行くか」

 

「ええ!?い、今からですか?」

 

「今は昼放課なんだぞ。むしろ今しかないだろ」

「ここのようだ」

 

ランキング1位の人のクラスについに来てしまいました。どうやらその人も私達と同じで一年の様です。

 

「よし開けるぞ」

 

林田さんが扉を開けました。

 

「「えぇっ!?」」

 

目の前にはメタリックシルバーのドラム缶に適当な手足と目が付いた物体が学ランを着て椅子に座っていた。まさかあれか?いや間違いないアレだ!

 

「ご、後藤……ぶっちゃけクロマティならなんでも有りだとは思ってはいるがよ……あれは……どうなんだ……?というか周りの奴はアイツのことを理解して受け止めてるのか?」

 

「わ、分かりません。ししかしあれが皆に受けいられているんなら私はあれのマネをしなければならないのです」

 

お願い!間違っていて!あれのマネは無理です!!

 

そう話していると赤い髪をした女子が彼?に近づいて行きました。間違いありません。私の培ってきた経験上あの女子は陽キャです。しかも陽キャ指数が高い所を見るとカーストトップです。

 

「ぐわ"あ"ぁ!」

 

あっヤバッ♥️体が灰になる!

 

「ご、後藤しっかりしろ!」

 

「す、スイマセン林田さん。わ私は陽キャの強い光を浴びるとダメージを受けるのです」

 

「お前は吸血鬼かよ!」

 

そんな馬鹿話をしていると彼らが会話を始めていた。

 

「ねぇメカ沢くん!ちょっといい?」

 

「どうした喜多」

 

メ、メカ沢!?

 

「実は私の友達がデストラーデ高校の人と喧嘩になっちゃったそうなんだけど何か解決する良い方法はないかしら?」

 

「デス高か……あそこには俺のダチがいる。そいつを介して俺が詫びをすれば済むだろう」

 

頼られている……!

 

「そんな悪いわ!話を聞くと私の友達が悪いみたいだしメカ沢くんが貧乏くじを引かなくても良い話よ!?」

 

「だけどお前はなんとしても友達を助けたいんだろう?」

 

「っ!」

 

「俺もそうだ……友達が困っていたら助けたい。喜多……俺はお前を助けたいのさ」

 

「メカ沢くん……!」

 

メカ沢さんが良いことを言って喜多さんは涙を流している。これは人気者にもなっちゃいますね。

 

「ありがとうメカ沢くん!」

 

「別に良いってことよ」

 

ヤバい。こんな熱い男気を持った人?のマネなんてどうすれば良いんだろう?というかもしかしたら中に人がちゃんと入ってるんじゃ……ん?

 

「ところでメカ沢くん。一つ聞きたいことが有るんだけど……」

 

「どうした?」

 

メカ沢さんは頭を開いて油を差している。やっぱり人じゃない!

 

「実は私……初めてメカ沢くんを見てから気になっているところが有るの……中々言い出せれなくて」

 

「お前らはワルの俺を受け入れてくれた。そんな優しいお前らに隠し事なんかしたくねぇ。遠慮しないで言ってくれ」

 

開いた頭をドライバーで閉めるメカ沢さんが答える。頭の中くらいは隠した方が良いんじゃない?と思いつつメカ沢さん達を見る……ついに外見についてツッコムのか!?

 

「じゃあ言わせてもらうね……」

 

「おう!」

 

よしいけ!

 

「その制服前の学校のよね?秀華高校の制服は?」

 

「サイズが合わなくてな。今は特注で作ってもらってる」

 

そっちか~!

次の日の昼放課。私と林田さんは再びメカ沢さんのクラスの扉に集まって中を伺った。すると喜多さんと呼ばれる陽キャ女子がメカ沢さんに話し掛けていた。

 

「ねぇメカ沢くん……頼みがあるんだけど……」

 

「どうした喜多?」

 

「このギターって直せれないかしら。なんだか低い音しか鳴らないの」

 

「あー無理だ」

 

す、すごいですメカ沢さん。陽キャの頼みを断っている!私がもし陽キャに命令されたらはいかyesしか返事が出来ないのに……こういう所も見習わないといけないのか。

 

角度的によく見えませんが喜多さんギター持っているんだ……。声も良いし今後バンドを組むとなった時は候補に入れた方が良いですね。

 

「そうなの?ごめんねメカ沢くんなら出来そうだと思って……」

 

「あムリムリ!……俺さ機械オンチだから……」

 

機械オンチ?

 

「おーいメカ沢!」

 

「ん?」

 

メカ沢さんが頭部を180度に回転させて後ろから来た男子に対応する。やっぱり人間じゃない。

 

「スマホの画像編集について教えてくれないか?イソスタにアップしたいんだけど……」

 

「だから無理だって。俺は機械苦手なんだよ」

 

なワケないでしょ!!

 

「というかなんでお前ら修理やら取り扱い方とか聞いてくるんだ?」

 

「なんかメカ沢くんは得意そうだと思って……」

 

「メカ沢って面倒見良いし多少のことならやってくれそうで……」

 

「そりゃ俺だってお前らの期待に応えたい……命を張る覚悟だってある!!……けど機械だけはダメだ……」

 

……なワケないでしょ!!(リピート)

 

「何となくメカ沢くんって機械に強そうな気がして……」

 

「そりゃ単なる先入観だ。例えば一昔前は女は機械なんて弄れないって言われてただろ。それが今じゃ男よりもSNSを活用してやがる」

 

「確かに……喜多さん凄いもんな」

 

「えへへ」

 

可愛い!

 

「つまり、そういう先入観で判断しちゃダメってことさ……」

 

また油を差しながらメカ沢さんは答えてる!!

 

「だけど俺は不安に思うんだ……このまま機械が発達して皆が機械のことに頼るデジタル化された世界……俺はあまり好きじゃ無いんだよな……。やっぱり人間社会ってのは心が通いあってねぇとスゲェ空しいと思うんだ」

 

良いこと言ってる!!

 

「このままじゃ俺達『機械』に支配されちまうぜ!!」

 

それはひょっとしてギャグで言っているのか!?

 

「ねぇメカ沢くん……話が有るんだけど……」

 

「……なんだ。喜多?」

 

メカ沢さんが駆動音を出しながら喜多さんの方を向く。

 

「わ、私メカ沢くんを初めて見た時から気になって仕方ないことが一つ有るの……!!」

 

「なんだまたかよ!!」

 

やっとツッコムのか

 

「きっと皆も気になっていると思うの……ただ外見のことだからメカ沢くんには言いづらくて……」

 

喜多さんがうつ向いている……。他のクラスメイトもどこかバツが悪そうだ。

 

「もしこれを言葉に出したら傷つくかも……」

 

「いいから早く言えよ」

 

早くツッコめって!!

 

「うん……一回しか言わないからよく聞いて……」

 

喜多さんが顔を上げる。

 

意を決したようだ。

 

「メカ沢くんってヒラメ顔じゃない?」

 

「そうか?」

 

惜しいぃ!でも違う!!

私は家に帰って悩んでいた。結局のところどうマネすれば良いのか分からなかったからだ。内面に関しては陰キャで根暗の私では絶対にムリというのが分かる。となれば後は外見なんだが……。

 

「ドラム缶かぁ……」

 

私は畳の上をゴロゴロ回転しながら考える。さすがの私もドラム缶にはなれない。何か良い手はないか……。ゴロゴロ回りながら考えに没頭していると私は壁に顔をぶつけた。

 

「あだぁ!!……っつぅ!!」

 

顔を手で押さえるが壁に引っ付けていた缶バッジが落下し頭にぶつかる。その時だった。私に名案が浮かんだのは。

 

「そういえばオタクは服に推しの缶バッジを服にびっしりと付けている。それを応用すれば私もメタリック感がだせるのでは?」

 

思い立つが早く私は今まで集めたロックバンドの缶バッジをかき集めた。ピンクジャージに付けようか迷ったがこの服はお気に入り。穴を開けたくなかったので代わりにトートバッグに付けることにした。

 

これでメカ沢さんのようなメタリック感を手に入れつつ流行りのロック女子的な装いをすることが出来た。今の私なら下北沢……いや原宿だって歩ける気がする。

 

くっくっく……クラスの皆から話し掛けられる未来しか見えない。あーむしろなんて返答すれば良いのか考えが多くて今日は寝れないかも……うへへ。

翌日の朝。

「…………」

昼放課

「………………」

放課後

「……………………」

 

誰にも話しかけられないまま授業が終わった。荷物をまとめて私は教室から出る。教室から出てすぐに私はクラスの方に耳を傾けた。

 

「後藤さん行ったか?」

「いやー緊張したよ」

「あの人ワルなのに遅刻もせずに毎日いるから気が滅入っちゃうよ」

 

そんな感じの話がクラスから聞こえてくる。その話し声を聞きながら私は学校を後にする。そう。噂に尾ひれが付き、気が付けば私はそこにいるだけで周囲に恐怖を与えてしまう存在となってしまった。

 

前までなら私が教室にいても誰も話しかけてこないというのが私の日常だった。しかし今は私の怒りを買わない為に誰もが話をしないのである。故に私がいる時の教室はとても静かだ。

 

「分かってますよ……他力本願じゃ上手くいかないことくらい……」

 

私は公園のブランコに座りながら呟く。自分から話せれれば越したことはない。しかし今の私では、後藤軍団とか言う勝手に作られたよく分からないチームのリーダーの私が話しかければどうなるか……想像するだけで怖い。

 

私の高校生活はもうどうしようもない……。そう思いながら顔を上げると砂場でゴリラが砂の山を作っていた。恐らくあのゴリラも私と同じで孤独を抱えているんだろう。

 

同じ悩みを持つ高校生として少し親近感が湧いた(錯乱中)。すると。

 

「ウホホ」

 

「ウホ」

 

公園の外からもう一頭のゴリラが現れて何か言葉を交わし砂場のゴリラを連れていった。スミマセン。私はゴリラ以下の人間でした……私はプランクトンです……。これからはインターネットの海に漂って投稿だけしています……。

 

いっそ高校も中退しようかな……。そう思っていた矢先でした。

 

「あっ!ギター!!」

 

黄色の髪の女子が私に駆け寄ってきたのです。

 




ある意味エンジェル伝説の北野さんより状況はヒドイかもしれない笑

初めてのアンケートにちょっとワクワクしている自分がいます。

  • 後藤ひとりを停学処分にさせたい
  • 結束バンドを停学処分にさせたい
  • 後藤ひとりを留置場に送りたい
  • 結束バンドを留置場に送りたい
  • 原作通り
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