魁!!ぼっち・ざ・ろっく!   作:レフリー

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ようやく本編のキャラが出せれた。

課長バカ一代、キン肉マン、シグルイネタ……ほんのり混ぜてます。この作品もうクロ高成分だいぶ薄まってる笑


#6 Rock You!

帰宅する人々で賑わう下北沢の駅周辺。私は黄色の髪の女子、伊地知虹夏ちゃんに連れられてライブハウス『STARRY』へと向かっている最中である。

 

なぜSTARRYに向かっているのか。詳しくは原作を見て欲しいのだが色々有って私が逃げたギターの代役としてライブに参加することになったのだ。

 

「~でこの先の~」

 

虹夏ちゃんが説明をしているが私の耳には入っていなかった。虹夏ちゃんの香りを満喫していたからである。なんて芳しい匂いなのだろう。これぞJKの匂いだな。というか逆に私の臭いは大丈夫なのだろうか?洗ったとはいえ私のジャージは血生臭くないだろうか?

 

そんな事を考えていると虹夏ちゃんが指を階下に指した。

 

「あそこだよ。あそこが私達が演奏するライブハウスSTARRYだよ」

 

魔境だ……!階下に在る為に陽が差さず暗い雰囲気を纏っているそれにビビってしまった私は怖くて一歩も動けなくなると虹夏ちゃんが察してくれたのか腕を引っ張ってくれた。

 

「さぁ!STARRYにようこそ!!」

 

虹夏ちゃんが扉を開けると目の前にはゴツい海外プロレスラーみたいな人が立っていた。虹夏ちゃんはその人を少し見つめた後、扉を閉めた。

 

「ご、ごめーん!開け方が悪かったかも!もう一度いくよ!!」

 

「い、今プロレスラーみたいな人が……」

 

「さぁ!STARRYにようこそ!!」

 

私の言葉を遮り先程と同じ言葉を放つ虹夏ちゃんは焦りが混じったような声色で扉を開けた。開ける直前の祈りの言葉は聞かなかったことにした。

 

「フレディ。バイト中なんだから掃除してよ」

 

中を見ると青い髪の美女が椅子に座っている先程のプロレスラーみたいな人の頭をペシペシと叩いていた。そのような光景を見て。

 

「お姉ちゃん助けて……」

 

虹夏ちゃんの顔が私の顔みたいに崩れた!

青い髪の美女が私達の存在に気付き近づいてきました。

 

「やっと帰って来た……」

 

「……はっ!?リョウ!」

 

青い髪の美女に声を掛けられ虹夏ちゃんは意識と顔を回復させた。回復した虹夏ちゃんは私に青い髪の美女、山田リョウさんの紹介を受けた。

 

「ご、後藤ひとりです!た、大変申し訳ありません!!」

 

「急にどうしたの!?」

 

無表情で見つめられるとなんだか責められているような気がしてつい謝ってしまった……。逆に失礼だな私。

 

「あーなるほどね。リョウは表情が出にくいから。変人っていうと喜ぶよ」

 

「私なんてまだまだ……」

 

リョウさんが謙遜しつつ照れる。可愛い!

 

「そ、そうなんですか……?」

 

私は違和感を覚えたが一番気になったことを訊ねる。

 

「ところで先程のプロレスラーみたいな方は?」

 

「あー!そうそう私も気になったんだよね。リョウあの人は誰なの?」

 

虹夏ちゃんが段ボールを片付けているプロレスラーみたいな人を指差しながらそう聞くとリョウさんは答えた。

 

「新しいバイトって店長が言っていた。名前はフレディ。下北沢高校の一年……らしいよ」

 

「え!?そ、そうなんだ……。よろしくねフレディ……さん?」

 

「………………」

 

フレディは何も語らず虹夏ちゃんから差し出された手を強く握る。心なしか段々と虹夏ちゃんの顔が崩れていってる気がした。

 

しかしここがSTARRYか。辺りを見渡しているとフレディから逃げてきた虹夏ちゃんが話し掛けてきた。

 

「STARRYはどう?ひとりちゃん!」

 

感想を求められたので改めて辺りを見渡した。ライブ前だからか薄暗くどんよりとした雰囲気があり初めて来たのに懐かしさを感じる。

 

「ここは私の部屋だ……」

 

「ちょ違うよ!!」

 

正直ライブハウスって怖いイメージが有ったけど大したことは無い。他の演者の人もちょっと怖いけど暗そうな人が多そうだし……。一ヶ月とはいえ私はクロマティ高校に在学していたんだ。これくらいならイケる!!

 

「あっちにいる人が照明さんで、そこにいる人がPAさん。音響を担当してるよ!」

 

「おはようございまーす」

 

見るとPAさんの顔にはピアスが付いていた。そういえばピアス系は初めてだな……。

 

「イキってスイマセンっした!!」

 

「急にどうした!?」

出番まで時間が有るので私達はスタジオで音を合わせることになった。二人には悪いけど私は『guitarhero』として活動をしている。動画のコメントを見てみると私はどうやら上手いらしい。今日弾く曲もイケる曲ばかり。バンド初めてだけど私が皆を引っ張ることが出きるかも……うへへ。

「ド下手だ……」

 

(え"え"え"え"え"ー!)

 

演奏が終わり虹夏ちゃんは明らかに失望した顔を見せている。リョウさんは何も言っていないが笑っている為、何か言われるよりキツイ。

 

ど、どうして?前も弾いたことがある曲なのになんで出来ないんだ!?

 

『説明しよう!』

         l ヽ

     r ‐、 l ヽ

     | ○ |,.r'、__

  ,.rー⌒ト - イ、  /   

 人、__>´ `ー 、, ヽ'

 l  r',|ヽ l、B |H|

 l / │ ヽ―'^7' 

/,べ   〉==/⌒、  

     // /  ノ 

     |  ( ̄‾7

     ヽ_l  /ヽ

       ソ ./  ヽ

  _,.へ_r・' ノ⌒、 )

  'ーー-l /ーー'´

     し'

 

『ギタ男君!えっギタ男君?、ってあなたはだれですか!?』

 

私のイマジナリーフレンドのギタ男君が現れたと思ったら姿が違っていた。普段ならギターをデフォルメした様な形だが今目の前にいるこのイマフレはなんだか禍々しい。人型で背が高く、体色は黒く染まっている。

 

そしてなにより目を引くのは顔だ。顔の中央はぽっかりと穴が空いている。唯一のアイデンティティであるギターがなかった時の私のようだ。

 

『俺の名前はブラックホールだ!!ひとりよ何故お前が下手なのか説明してやろう』

 

ブラックホールさんは私がソロ弾きの時と同じように自分よがりの音楽をして突っ走っていることを指摘してくれた。そうでした……。私が今やっている音楽はソロではなくバンドなんだ!だけど……。

 

「ど、どうもプランクトン後藤です」

 

「売れないお笑い芸人みたいなのが出てきた!?」

 

今さら自分を変えることが出来ない根暗で陰キャな私は灰となりギターを二度と持てない体となりましたとさ。めでたしめでたし……。

(エンドロール)

 

「ちょちょちょちょっと待ってよ!もうすぐ本番始まっちゃうよ!」

 

私に虹夏ちゃんは声を掛けてくる。しかし怖くてどうしようもなくなった私はゴミ箱の中でうずくまることしか出来ない。

 

「え、MCでも私は役に立てれません……あ、あはは!私が腹切りショーをします!そ、それを見ながら食事会でも開けば名前くらいは覚えてくれます!」

 

私は頭の中でギターを手に切腹する姿を想像した。

『ドヘタでスミマセン!!』

 

「嫌だよそんな名前の覚え方!」

 

「というかなんで食事会?」

 

「は腹の中を空にするので米詰めて炊いて食べてください!」

 

「そんなの提供したら営業停止になっちゃうよ!!」

 

「虹夏、問題はそういう所じゃ無いと思う」

 

「た、確かにそうですね……。わ、私なんかを食材にしても不味いだけです……」

 

「貴女もちょっとずれてる」

 

そんな会話をしていると落ち着いた虹夏ちゃんが私に話しかけてきた。

 

「ねぇひとりちゃん……guitarheroさんって知ってる?」

 

「えっ?」

 

そして私は虹夏ちゃんからguitarheroさんの話を例えにされて説得をされた。guitarhero本人である私にguitarheroの話をされるのは少しむず痒かったが何だか励まされた気がした。(名前が痛いと言われたのはショックだったが……)

 

「お!」

「立った」

 

そうだ。私がバンドをする機会なんてもう無い。この幸運、今日を逃したら一生やって来ない!やるんだ!私の為にも、何より私を誘ってくれた二人の為にも!だけど……怖くてたまらない。お客さんの目線が怖い……!

 

「ひとりちゃん見られたくないんだったらさ。これとかどう?」

 

「虹夏、何それは?」

 

「お姉ちゃんの昔のバイト先の備品。ボブっていうんだけど訳あって持ち帰ることになったんだって」

 

そう言って私にメカ沢君から学ランを取ったような物(ボブ)を渡されました。入手経路が気になりつつも私は恐る恐る入ってみました。すると少し暑いのですが中々しっくりときます。

 

「ふ、普段の私が演奏している環境に似ています!ら、ライブ盛り上がっていきましょう!!」

 

「普段どこで演奏してるの!?」

 

虹夏ちゃんがツッコミを入れると何か思い出したかのように聞いてきた。

 

「そういえばライブの時なんて紹介すれば良いの?本名?ひとりちゃんで良い?」

 

「い、嫌です……」

 

「うーん。何かあだ名とかないの?」

 

「い今まで私は『おい』とか『あの』とか『ピンクの悪魔』としか呼ばれてないのでまともなのが無いんです」

 

「それはあだ名じゃない……ん?最後のだけ何か違う」

 

虹夏ちゃんが何か聞こうとした時、リョウさんが呟いた。

 

「ひとり……ひとりぼっち……ぼっちなんてどう?」

 

「リョウあんた繊細な所を……」

 

「ぼぼぼぼっちです!」

 

「え、そんなんで良いの?」

 

「と、所で私達のバンド名は?」

 

「あーそれは……」

 

「結束バンドだよ」

 

虹夏ちゃんが言い淀み、リョウさんが言う。

 

「け、結束バンド?」

 

結束バンドってあの結束バンド?

 

「名前は後々考えるとしてそろそろライブが始まる時間だよ!さぁ行こう!!」

そうしてライブが始まった。生まれて初めてのバンドに普段の調子が出せれてない。最悪の出来だ。だけど今日の私は、今までの人生で一番輝いて……ない!!

 

しかもお客さんの目が怖いからコレを着てるのに視線を感じる。そりゃそうだ。お客さんから見たら壇上に変な物体が上がっているんだ!違和感を感じて注目するに決まっている!あ!また間違えた!も、もうお仕舞いだ……!

こうして私の初ライブは失敗に終わった。虹夏ちゃんもリョウさんも表情は穏やかだけど反省した感じの声を出している。

 

「いやー失敗した!」

 

「私もちょっと失敗した……」

 

一方の私はというと椅子に座って……というよりもたれて倒れるように横になっていた。もう寝たい。このまま消え去りたい……だけど言うんだ!ウイーン!ガッシャン!

 

「あ、あ、あ、あの!!」

 

「な、何?怖いよ!!」

 

「次にライブする時はクラスメイトに挨拶されるくらいにまでレベル上げておきます」

 

「ぼっち……目覚ましい成長だ……」

 

「そ、そうなの?まぁぼっちちゃんが頑張るって言うんだったら応援するよ!そうだ!今から打ち上げしない?ぼっちちゃんの加入祝いと初ライブ祝いを兼ねて!!」

 

虹夏ちゃんから初めて言われる単語『打ち上げ』を使って誘われる……魅力的な言葉であるが……。

 

「すスイマセン。き、今日は人と話しすぎて疲れました」

 

「え!?」

 

「私も眠い」

 

「ええ!?」

 

「でではお疲れさまです」ウイーン!ガッシャン!

 

私は虹夏ちゃんがリョウさんの方を向いている隙に退出した。ウイーン!ガッシャン!

 

「ちょっと!?あぁもう!結束バンドなのに結束力無い!」

私は帰路を走っていた。昂った感情を抑えるなんて勿体なく感じて歩くことが出来なかったからだ!私は予感する。きっとこれから先、私の灰色の人生に良いことが起こる!私の勘は当たるんだ!!ウイーン!ガッシャン!

 




疲れました。

初めてのアンケートにちょっとワクワクしている自分がいます。

  • 後藤ひとりを停学処分にさせたい
  • 結束バンドを停学処分にさせたい
  • 後藤ひとりを留置場に送りたい
  • 結束バンドを留置場に送りたい
  • 原作通り
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