魁!!ぼっち・ざ・ろっく!   作:レフリー

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喜多さんの加入……変にクロ高要素を足すと蛇足過ぎるし減らせば原作垂れ流しになるだけだし……もういっそカットするか。原作が一番だ。そうしよう!


#外伝 クロマティ高校廃校後の他校の動向

不良高として有名なクロマティ高校は日本一の不良高として実質的に天下を獲っており、周辺高校は多少のいざこざこそすれどクロマティ高校に対して強く出れず良くも悪くも纏まっていた。

 

しかしクロマティ高校に隕石が直撃して消滅。海外にまで遺恨を残していたクロマティ高校に頭を悩ませていた日本政府はこれを機にクロマティ高校を廃校処分とした。

 

こうしてクロ高は消滅したが生徒は無傷だった。つまり元凶であるワルは生き残っていた。そうして、ある高校では転校してきた元クロ高生徒を使い勢力を拡げ、ある高校では元クロ高生によるクロ高派閥が作られ内部闘争を繰り広げ、ある高校では番長の座を奪い恐怖政治を強いていた。

 

突然のパワーバランスの崩壊は周辺高校を混乱の渦に落とした。しかしクロマティ第一で停滞していた周辺高校に再起する為の変革の力を与えたにも等しかった。それはクロ高の二番手と謗られていたバース高でも同じであった。

バース高校。今は使われてない教室で三人の不良が深刻な顔をしながらタバコを吹かして雑談をしていた。

 

「なぁ聞いたか。最近調子に乗ってる秀華の番長の後藤っていう奴に新しいアダ名が付いたらしいぜ」

 

「後藤ってあのピンクの悪魔の?」

 

「あぁ。その後藤だ」

 

「何て呼ばれてるんだ?」

 

「なんでも『ぼち』と呼ばれてるらしい……」

 

「ぼち?……『墓地』ってことか!」

 

「恐らくな……」

 

「マジかよ墓場に直行かよ……そういえば『病院送り』。お前って後藤と同じクラスだったんだろ?どういう奴だったんだ?」

 

あぁそうだな。と岩石を思わせるような屈強な体の男子はタバコを吹かしながら答えた。この椅子に座っている男、病院送りと呼ばれたこの男はかつてクロ高に在籍しており後藤ひとりとクラス代表の座を掛けて争ったこともある。

 

「人間離れした恐ろしい奴だ。女……いや人間と思わん方が良い」

 

「お前程の男でもビビるのかよ」

 

「俺は一度キレると相手が誰だろうと病院送りにするまで喧嘩をし続けた。ヤクザと喧嘩した時でさえビビらなかった。そんな俺が奴の顔を思い出すだけで……ホラ」

 

そう言って自分の手を前に出す。その手は小刻みに震えていた。

 

「あれほど恐ろしいと思ったワルはいない……後藤と喧嘩してむしろ入院だけで済んでラッキーとさえ思っているくらいだ……」

 

「そんなに恐ろしいのか……そんな奴と喧嘩したくねぇな。なぁ病院送り。もしも秀華と事が起こったら後藤に口を利いてくれねぇか」

 

「あぁ良いぜ」

 

「秀華と事が起こったら……何だって?」

 

扉が開くとそこから金髪でゴツい顔の男が一人、顔に怒気を滲ませながら入ってきた。男の名は瀬戸内ジャクソン。バース高校一年代表の番長であり喧嘩が強く『バースの破壊王』の異名を持つ。

 

「そういえば初めて見るなバースの破壊王……。なるほどお前か……」

 

「病院送り……大層な名前だが自分が病院送りにされちゃ堪ったもんじゃねぇよな……」

 

「ムカつく野郎だ……まぁいい。俺は元々お前をぶち倒して番長になろうとしていたからよ。てめえが来てくれて手間が省けたぜ」

 

病院送りがポキポキと指を鳴らしながら立ち上がろうとする。その一瞬の隙を突いて瀬戸内が駆け寄り渾身の右ストレートを病院送りの顔面に叩きつける。顎に入った病院送りはたまらず倒れ失神をする。

 

「なっ!?」

 

「一発だと!?」

 

瀬戸内は倒れた病院送りの脇腹に3回ほど蹴りあげて動かないのを確認すると残った二人の方をゆっくりと向いた。

 

「さて……次はお前らだ」

 

「えっ!?ま、待ってくれ瀬戸内!俺らはまだ裏切っていない!!」

 

「『まだ』……か。バースを裏切ろうとした罪は重い。痛みで償うんだな……」

 

数分後、無傷の瀬戸内だけが教室から出てきた。それを一人の男が出迎える。バース高一年No.2竹城秋夫。様々な功績により瀬戸内から強い信頼を得ており『彼なくしてバースは動かず』と評される。

 

竹城は何も言わずハンカチを渡す。瀬戸内もまた何も言わずハンカチを受け取り手に付いた返り血を拭う。信頼し合う二人に余計な会話は必要無いのだが今回は少し違った。

 

竹城が話す。

 

「瀬戸内……少し落ち着け」

 

言うやいなや瀬戸内は竹城の胸ぐらを掴み上げる。竹城は苦悶の表情を浮かべるが決して言葉を取り消そうとはしなかった。

 

「アキ。俺は至って冷静だ。現にさっきの喧嘩でも一発の攻撃も受けていねぇ!俺が落ち着いていないだと!もう一度言ってみろ、アキ!!」

 

「もう一度言う……落ち着け!」

 

「アキてめぇ!!」

 

「殴りたければ殴れ。お前が落ち着けるならそれでも構わない」

 

瀬戸内は拳を振り上げた。しかしそこで動きが止まった。振り上げた拳を竹城に当てることはせず、ゆっくりと下ろした。やがて竹城を掴んでいた手も解放すると瀬戸内は俯く。

 

「すまねぇアキ。確かに俺は落ち着いていなかった……目の上のたんこぶだったクロマティが消滅した。俺は悔しい!!本来なら俺が……バースが叩き潰す筈だったのに……」

 

「瀬戸内、お前は根が真面目だからな……他人にだけでなく自分にも厳しくなりすぎるんだ。腑抜けた上級生を説得しようとしたり一年を纏めあげたり……お前はよくやってる」

 

「ありがとう……だが思うんだ。もしも俺が上級生を説得なんかせずに力で支配してたらと思うとよ。もしかしたらクロマティが有る内にNo.1になってたかもしれねぇ……」

 

「なぁ瀬戸内。お前の異名は何だ?」

 

「は?『バースの破壊王』だ……何一つ壊せれてないがな……」

 

ふと瀬戸内は病院送りを思い出した。人のことは言えないなと皮肉の意味を込めた笑みを浮かべる。肩を落とす瀬戸内に竹城は落ち込む暇は無いと諭す。

 

「だったらこれから壊せば良いじゃねぇか」

 

「え?」

 

「今までの、上級生には絶対服従のこのルールをぶっ壊そう!お前ならそれが出来る!」

 

「そうは言ってくれるが俺にそんなことが本当に出来るのか?」

 

「お前は俺を『彼なくしてバースは動かず』と評してくれた!お前が信じた俺を信じてくれ!」

 

「……分かった、やってみよう。……付いてきてくれるか?アキ」

 

「おう!……ところで瀬戸内。実は俺……お前にもう一つ言っておきたいことが有る」

 

「何?実は俺もお前に言いたいことが有る」

 

瀬戸内と竹城は互いの顔を指差し言った。

 

「「お前鼻毛が出てるぞ」」

 

一瞬の空白の時間の後、二人は堰を切ったかのように笑いだした。一通り笑うと二人の表情は最初と違い澄みきった顔となっていた。

 

「こうなったらトコトン突き進むぞ!付いてきてくれ!!」

 

「おう!」

 

「よーし!俺らは一蓮托生。地獄の底まで一緒だぜ!!」

 

「おう!!」

 

その日からバース高校では内部闘争が激化した。十数日間の激闘の末に最後に立っていたのは二人の男だった。

 

『バースの破壊王』こと瀬戸内ジャクソンと彼が信頼する右腕、竹城秋夫。

 

彼らが率いるバース高校は一枚岩となり後に多大な影響を周囲に残すことになる……。


 

デストラーデ高校一年定例会議。今回の会議の内容は『如何にして秀華高校を潰すか』。一年のクラス代表達が話し合う為に集まった。

 

そして席の真ん中に座るアフロの男、山口ノボルがいた。デス高一年三組代表かつ暴走族『アース・ウインド・ファイヤー・ウォーター』の頭も兼ねる程の男である。

 

尚この男は喧嘩が強いだけでなく実は『お笑い』にもとてもうるさい男であった。しかしこの事実を家族以外に知る者は誰もいない。

 

白熱した会議の中、金髪のリーゼントの男、石川がにやけた面で話す。

 

「要は後藤の奴が調子に乗ってるからよ。俺らがビシッとシめてやらねーと分かんねーんだよ!やっぱ喧嘩と女の股間はシめるのが一番!一石二鳥だ!!」

 

「ギャハハハハハ!おいおい石川~」

 

「ハハハ!こんな時に笑かすなよ」

 

「石川……」

 

「え……何?」

 

後ろから山口が声を掛けてきたので石川が振り向くと山口の拳が目に映った。顔に当たるやいなや石川は意識を暗転させ床に倒れこんだ。

 

(つまんねぇギャグを言ってるんじゃねぇ!)

 

「あ~あ言わんこっちゃねぇ。山口はお笑いとかそういうのが嫌いなのに……」

 

違う!!と山口は心の中で叫んだ。山口が殴ったのは石川が安易に下ネタを使ったからだ。下ネタの多用は即ち芸人の低レベル化に繋がる。

 

山口は辺りを見渡す。

 

(それに笑ったお前らも同罪なんだぞ……こういうレベルの低い客もいるから中途半端な芸人が脚光を浴びる時が有る……ともかく俺はそういう芸人が出たら迷わずテレビを消すね!)

 

石川の気絶により空気が引き締められ会議が再開した。

 

「とりあえず秀華高校を潰すには頭の後藤を潰さねぇと始まらねぇ」

 

「だが後藤は人間離れした強さを持っているらしい……元クロ高の奴に訊いたんだが複数で四方八方から襲っても返り討ちにされたそうだ」

 

「マジかよ後藤……死角が無いじゃないか……」

 

後藤の話で会議に熱が帯びてくる。一方で山口は重苦しくなる会議に面白みが無くなり飽き飽きとしていた。

 

(さっきから後藤後藤バカの一つ覚えみたいに言いやがって……つまんねぇんだよ……お前ら後藤村の住人か!……ん?)

 

山口に天啓が走る。

 

(お前ら後藤村の住人か!……このギャグ面白くない!?よしっ使おう!後藤村は今しか使えねぇ!後はお笑いの神様が降りてくれることを祈るだけ……)

 

山口は机を叩き自身を注目させ勢いよく立ち上がる。

 

「てめえらさっきからなんだウダウダ言いやがって!」

 

「や、山口……!」

 

「後藤後藤ばっかり……お前ら後藤村の住人か!!」

 

山口は噛まずに言えたことに安堵しつつ周りを見渡す。周りの不良が驚いた顔でこっちを見ていた。誰一人笑っていない。

 

(スベった……くそ!タイミングを見誤った!!)

 

山口は三秒間の無反応で挽回を諦め会議室から出ようとした。すると後ろから不良が声を掛けてきた。

 

「お、おい山口!会議はまだ終わってねぇぞどこに行くんだ!?」

 

「……散歩だ」

 

山口は振り返らず逃げるように会議室から立ち去った。会議室には呆然とした不良達が取り残されたが一人の不良が立ち上がる。いや二人、三人と多くなっていく。

 

「俺は間違っていた……文句だけ言って何もしなかった!!」

 

「山口はそんな口だけの俺らに気合いを入れてくれた!」

 

「俺らも山口の散歩に付いていこう!山口は一人で後藤の首を獲ろうとしている!ここで動かなければワルの名が廃る!男を取り戻すぞ!!」

 

会議室にいた不良達はこぞって会議室から出ていき後に残ったのは静寂と泡を吹いていまだに倒れている石川だけだった。

山口達は喫茶店にいた。テキトーに散歩していた山口は心を和ませようと喫茶店に入っただけだが周りの不良達は勘違いをしていた。

 

「この喫茶店に面してる道路は秀華の通学路だ。ここに陣取っていればピンクの悪魔がいつ来ても対応出来るって寸法だな」

 

「下準備まで完璧か……さすが山口だ」

 

周りの不良達から一目置かれはじめた山口だったがギャグがスベってしまったことで心中は荒れていた。

 

(周りの様子から察するにスベったことにはなってないようだ……しかしギャグを言ったのにギャグと認知すらされていねぇ……芸人からしたらスベるよりキツいな……)

 

腕を組み、落ち込む山口を不良達は勘違いする。

 

「山口が腕を組んで集中している……」

 

「無理もない。噂では『墓地』の後藤は殺人すら厭わねぇって言うからな……俺らも気合い入れとかないと……」

 

不良達の勝手な推測が飛び交う中で山口はスマホを取り出した。

 

(ラジオで俺のネタが採用されなかったりギャグがスベったりして気分が落ち込んだ時、俺がいつもするルーティンがある。それは音楽を聴くことだ。何でも良いって訳じゃねぇ。歌が流れるんじゃなくシンプルに曲だけが流れるのが良い)

 

山口は画面をタッチしオーチューブのアプリを開く。そこで自分がフォローしている投稿者のページを開く。その中で今の自分に合った曲を探す。

 

(今日はどの曲にしようかな……よし決めた。今日も俺を励ましてくれよguitarheroさん!)

「実は私guitarheroなんです!」

 

自分の後ろから聞こえた突然の言葉に山口は思わずカップを落とし床を汚す。

 

「や、山口?どうした!」

 

「お、おい!!山口の後ろの方にいる奴って……」

 

「全身ピンクにギターケース……間違いない!『ピンクの悪魔』だ!!」

 

「誰かと話していて俺らに気付いてねーようだ……やっちまうか!?」

 

「お前ら騒ぐんじゃねぇ!!座ってろ!!」

 

山口はいきり立つ不良を制止させる。そして壁に飾ってある鏡でバレないように後藤を視認し髪の長さや体格等から本物のguitarheroと認める。

 

(なるほどまさかピンクの悪魔がguitarheroだったとは……これは予想外だったぜ……しかしどうするか。俺としては今すぐサインを貰いたいが彼女は敵対校の番長。そんな彼女に『すいません大ファンです。サイン下さい』なんて言ったら俺の地位は転落しちまう)

 

悩む山口に周りの不良は唾を飲み込む。ピンクの悪魔に対し山口程の男がタイミングを見計らっている。山口の指示無しで迂闊に動くことはおろか声をあげるのも躊躇った。

 

(よし決まり!!今日限りで番長辞める!!)

 

皆が頭一つ抜きん出た山口に衆望を一身に捧げている中で、山口自身はというと一身上のしがらみを全て捨てることにした。

 

山口からしてみればクラス代表になったのもただ喧嘩が強かっただけ。アフロにしたのも面白さの追求……お笑いの為だった。

 

(そもそも俺が本当にやりたいのは俺のギャグでお客さんをどっかんどっかん笑わせることなんだ!人を傷付けることじゃねぇ!!)

 

山口は立ち上がる。その表情は覚悟を決めた男の表情で周りの不良達も息を呑む。しかし山口の行動に横やりを入れる男がいた。

 

「その制服……お前らデス高の奴らだな」

 

「ん?誰だお前らは?」

 

山口が顔を向けるとピンクのハチマキを着けた特攻服の男達がいた。

 

「俺は後藤軍団の副長、黒田だ。てめぇら後藤さんの首を獲りに来たんだろうがその前に俺らが相手になるぜ」

 

「山口不味いぜ!囲まれている!!」

 

「なんて数だ!50人はいるぞ!!」

 

50人近くで囲み勝利を確信し不敵に笑う後藤軍団。デストラーデ高校は囲まれて狼狽えているがただ一人だけ表情を変えなかった男がいた。山口である。

 

「確かに俺は後藤に(サインを貰う)用がある。だが三下に用はねぇ……下がれ」

 

「てめぇ囲まれてるのが分かんねぇのか!?ああ!!」

 

黒田は凄むが山口は態度を変えない。

 

「キャンキャンうるせぇ奴だ。なるほど……後藤は犬の躾が下手な様だな。なんなら俺が後藤の代わりに躾てやろうか、ん?」

 

「い、犬だと!?てめぇ舐めやがって!!」

 

怒る黒田に山口はくくく、と静かに笑う。そして黒田の後ろに視線を向け驚く様な顔をする。

 

「お!お前の飼い主の後藤がこっち見て応援してるぞ」

 

「えっ!?マジで!!?」

 

「嘘だ。おりゃあ!!」

 

黒田が騙され後ろを振り返った瞬間!山口の中段蹴りが黒田の腹部に当たる。その衝撃凄まじく吹き飛ばされた黒田を支えようとした後ろの不良さえも倒した。

 

「く、黒田さん!」

 

「だ、大丈夫だ……ぐぅ!」

 

「言っただろ三下に用はねぇって……道を開けろ」

 

山口が一歩進むと後藤軍団は揃って一歩下がる。圧倒的な強さを見せた山口の気迫に押されたからだ。後藤軍団の士気が低下し総崩れになりそうになるが黒田が喝を入れる。

 

「てめぇら下がるんじゃねぇ!!」

 

「で、でも黒田さん!アイツはヤバいですよ!!」

 

「バカ野郎!!あんなの後藤さんに比べたら大したことねぇだろうが!!」

 

黒田が後藤の名前を出した時、後退していた軍団の足が止まる。

 

「いいか忘れるんじゃねぇ!俺らの後ろには後藤さんがいるんだ!!前に進めば死ぬかもしれねぇが後ろに下がれば必ず死ぬ!てめぇら俺に続け!!」

 

痛みに耐えて立ち向かう黒田。軍団はそんな黒田の喝で山口という恐怖を乗り越えた……というより後藤という山口以上の恐怖により軍団は恐怖を乗り越えさせられ否が応でもとにかく前へと進んだ。

ちなみにこんなに騒いでいれば流石に後藤は気付くのではないかと読者は思うかもしれない。しかし山口達は店の奥に居る。後藤は入り口近くのテーブル。距離的に声が聞こえていないのだ!いいね!?

 

ならば後藤が後ろを向いたらバレるのではないかという疑問だが、その指摘は正しく振り向けばバレる。しかしこの時の後藤の向かい側には林田が座っていた。

 

当然向かい側の林田は騒ぎに気付いた。どこの高校と戦っているかは見えないがピンクのハチマキ……後藤軍団が騒ぎを起こしていることには気付いた。

 

林田は思った。かつて後藤に軍団が騒ぎを起こしてることを教えた時に後藤は拒否反応を起こしてガチ泣き&顕現。いつもの階段下の謎スペースを謎の液体で汚したことがある。

 

もしも後藤が振り向けば、軍団の存在に気付いたら後藤は心に深い傷を負うかもしれない。そう思うと林田は素早く決断した。墓場まで持っていく秘密を暴露し注意を引くことにしたのだ。

 

「実は俺カツラなんだ」

 

こうして後藤はデストラーデ高校と後藤軍団の騒ぎに気付くこと無く無事にSTARRYに向かうことが出来た。

争いを始めて暫く経った。互いに消耗したが戦況はデストラーデ高校が不利な状況になっていた。流石の山口も傷付き疲弊している。そんな時に山口は気付いた。guitarheroが居ないことに。

 

山口は唇を噛み締めるとサインを貰えなかった悔しさを拳に乗せて黒田にぶつける。本日五回目のダウンを奪うやいなや山口はテーブルを持ち上げガラス壁にぶつける。

 

ガラス壁が粉砕されるのを見て山口は指示を出した。

 

「gui……後藤が居ねぇお前ら下がるぞ!」

 

「ま、待てやてめぇら!!」

 

壁の穴から退却するデストラーデ高校に黒田が吠えるが五回のダウンが体に響いたか意識を失う。他の軍団員が後藤が居ないのを確認し、黒田や負傷し倒れた団員を担ぎ喫茶店から退出した。

 

こうしてデス高と後藤軍団の戦いは幕を閉じた。この戦いにより黒田は周りの不良達から忠臣、軍団の模範として敬意を受けNo.2としての立場が強化された。

 

一方でデストラーデ高校もまた周りの不良高から絶賛された。飛ぶ鳥を落とす勢いの後藤軍団に勝つことは出来なかったとはいえ少数であるにも関わらず接戦し初めて痛手を負わせたからだ。

 

そして一番の功労者である山口は全員賛成で一年番長となり、傷付いても倒れず、うめき声一つ上げずに即座に反撃をしたことから『沈黙の不沈艦』と二つ名が付けられデストラーデ高校の顔となった。


 

マニエル高校。この学校では最近調子に乗っている秀華高校をシめる為に襲撃計画を立てていたが番長として君臨している藤本貴一が突然の急用(HPの立ち上げ)を理由に不参加を表明。

 

主力ともいうべき戦力を失ったマニエル高校は次第に熱を冷まし最終的には計画自体が立ち消えとなってしまった。

 

尚、これは余談なのだが藤本もとい『イレブンPM』がHPを立ち上げた際に幾人かのネッ友から祝福の言葉が届いた。そのネッ友の中に『ギター英雄』というハンドルネームの者がいたが本編には関係ないので割愛させて頂く。

 

 




ひとりはネットに強そう(偏見)。

バイト中の話を次回書きます。

初めてのアンケートにちょっとワクワクしている自分がいます。

  • 後藤ひとりを停学処分にさせたい
  • 結束バンドを停学処分にさせたい
  • 後藤ひとりを留置場に送りたい
  • 結束バンドを留置場に送りたい
  • 原作通り
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