逃走中 ~妖精様は突然に~   作:ハルカン

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ミッション1 5分の2

 

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クダリ

「……ハイラル城?」

 

 

ピーーーーーーーーーーーー

 

 

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クダリ

「うわっ!?」

 

 

クダリ

ハンターに見つかった、サブウェイマスター・クダリ!

 

 

クダリ

「はぁ……はぁ……はぁ……」

 

家の外周を周って、ハンターの視界から逃れようとするクダリ

 

ピーーーーーーーーーーーーーー

 

「はぁ……はぁ……まだいる? うわぁっ!」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーー

 

クダリ

「やだ……やだ……やだよ……! 嫌だ!」ポン!

 

 

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クダリ

「捕まった……早い……こんな簡単に捕まった……」

 

ミッションは常に、危険に満ちている……

 

クダリ

「テレビで見るより冷徹……ハンター怖い……ちょっとは労ってくれてもいいじゃん……はぁ」

 

 

ピリリ、ピリリ、ピリリ

 

クッパJr.

「うるっさいな……メールが来たか。 確保情報、サブウェイマスター・クダリ確保残り17人」

 

 

ノボリ

「私、クダリの姿一回も見てませんよ……? どこにいたんですか、クダリは?」

 

 

マリオ

「あれ、クダリって青い炎持ってなかったっけ? うわぁ、ヤバイなあミッション……クリアが遠のいた」

 

 

クダリが確保されたことにより、ミッションをすることの出来る逃走者は4人に減った

 

果たして、エリアを拡大することは出来るのか……!?

 

 

ベル

「えーっと……あっ、ここだ! ハイラル城」

 

ハイラル城に到着したベル

 

ベル

「本当だ。 赤い氷だ……5個ある」

 

5個の氷のうち、3つにはエリア拡大装置、2つにはハンターが入っている

 

ベル

「単純にこれだと……5分の3の確率でプラスなんだよね。 どうしようかな」

 

ビンひとつの青い炎につき、溶かせる赤い氷はひとつだけ

 

ベル

「……真ん中! ど真ん中!」

 

5つ並べられた氷のうち、真ん中をチョイスした……果たして?

 

ベル

「これを……目の前で出せばいいんですか?」

 

 

ティ

「そろそろ……お、あそこだなハイラル城?」

 

そこへ、アミティから青い炎を譲り受けたティがやってきた

 

ティ

「ん? 先客がいるのか……ちょっと終わるまでここで見とこう」

 

しかし、ベルが先にいたため様子を見る

 

ティ

「頼むぞ……ハンター出さないでおくれよ……」

 

 

ベル

「どうしよう……ハズレかな? でもどうせ分かんないからね。 穴の開くほどみたって分かりはしないからね、こんなの」

 

ハンターが放出されるか否かは……逃走者の運に委ねられている

 

ベル

「よし……行くよ!」

 

エリア拡大装置か……? ハンターか……?

 

ベル

「……よし、溶かします!」ポン

 

空きビンの蓋を開け逆さにすると、青い炎が一面に広がりあっという間に赤い氷を溶かす

 

ベル

「………………」

 

 

現れたのは……

 

ベル

「えっ!?」

 

 

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ピーーーーーーーーーーーーーー

 

ベル

「……!! 嘘ーっ!?」

 

 

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ベル

「うわーっ、やっちゃったよー!」

 

 

ティ

「うわ、出た、出た、出た! やりやがった! ハンター出てきた!」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーー

 

ベル

「うわああー!!」ポン!

 

 

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ベル

「ああ……捕まっちゃったよ……悔しい。 真ん中じゃなかったあ~! うわあ~悔しい……」

 

度胸だけでは逃走中は乗り切れない……

 

ベル

「勝負に負けた……しょうがないか。 運がなさ過ぎた……そして解凍されたてのハンターも速かったよ……」

 

逃げ切るには、運も必要となる

 

ベル

「冷凍ハンターはキツかったぁ~……」

 

 

ピリリ、ピリリ、ピリリ

 

レムレス

「うわっと……メールだ、メール……『ミッション途中経過 ハンター1体放出』!? 失敗してる……うわあ、コレキツイミッションだなあ」

 

 

チェレン

「ミッション失敗してベルが確保……残り16人。 ベル捕まったか……しかもハンター1体増えたよ」

 

 

アクロマ

「このままでいいのにエリア広げようって欲を出すから駄目なんじゃないですかねぇ? まだまだハンターウロウロしてますから。 余計なことしてくれましたよこの子は……」

 

 

りんご

「ハンター4体? それで現在エリアの広さは据え置き? 有り得ない、有り得ないくらい不利……もう逃走エリア増やさないと割に合わなくなってますね……でも青い炎を持っていない自分には何も出来ないというもどかしさ。 この気持ち見てる人に伝わるだろうか、いや伝わらない!」

 

 

ベルがミッションに失敗したことにより、エリア内のハンターは4体となった

 

 

タビー

「あ、そうか……ハンターが1体出たってことは……考えようによっては失敗したことによって……氷溶かしてもハンターが出る確率が減ったっとことよね?」

 

その代わり、ミッション失敗の可能性も4分の1に減った

 

 

ノーティ

「おおい、タビー!」

 

 

タビー

「あっ、ノーティ!」

 

テニスのダブルスを組む二人が、逃走中にて合流

 

ノーティ

「どうするの結局……そのビンの中の炎?」

 

タビー

「行く……? だってもう一人被害者が出ちゃってるのよ……?」

 

ノーティ

「でもだからこそハンターも増えたわけだし。 ハンターが増えた分、エリアのを広げた方が今後のためにもいいって、ね?」

 

タビー

「その考えが危険じゃない? ギャンブルも一回負けた後元だけでも取り返そうとして、そのままズルズルと負け続けて深みに嵌って行っちゃうものよ」

 

ノーティ

「……それとは全く話違うと思うけど?」

 

タビー

「いやいや同じことよ……」

 

ノーティ

「あのとどのつまりは……やりたくないんでしょ?」

 

タビー

「………………」

 

ノーティ

「図星じゃん……」

 

 

ティ

「ハンター出て行ったな……? よし」

 

ベルを追ったハンターが、城内から出て行ったのを確認しティがやってきた

 

ティ

「ベルという娘が失敗したから確率は4分の3ってわけだな。 ハズレの率は減ったか……」

 

残る赤い氷は4個……そのうちハンターが入っているのは1つ

 

ティ

「見た目じゃ判断付かん。 氷なんだからちょっとくらい中身透けててもいいんじゃないか? ……でもまあそれじゃミッションにならないか」

 

インチキは出来ない……

 

ティ

「……これだと……右から2番目かな」

 

スタッフ

「その理由は?」

 

ティ

「えっ? 理由なきゃいけないのか? ええ……じゃあ、コレ! だと思ったから……これで、大丈夫かい?」

 

直感で氷を選んだティ

 

ティ

「すまんな、大したこと言えなくて……」

 

失敗すればハンターが1体増えてしまう。 責任重大だ……

 

ティ

「頼むぞ……」ポン

 

ティ

「よし……広がれ!」

 

青い炎が広がった瞬間……赤い炎が溶け出す……

 

ティ

「どうだ、どうだ、どうだ……?」

 

思わず後ずさりするティ。 出てきたのは……

 

ティ

「あれ、ハンターじゃない……森エリア拡大装置!? おお……やった! え? このレバーを下ろせばいいのか?」ガチャン!

 

 

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ティ

「オッケー? オッケーだな?」

 

 

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エリア拡大装置が起動し、森エリアが追加

 

これで全ての逃走者の逃げる範囲が広がった

 

 

ピリリ、ピリリ、ピリリ

 

アコール先生

「あら……またメール来ましたね。 何だか矢継ぎ早にメールが送られてきますね……」

 

 

りんご

「『ティによりエリア拡大装置が起動され、森エリアが逃走可能になった』 ……おっ! すごい、流石テトリス王者! 関係ないか」

 

 

アミティ

「やるぅティ! 私の青い炎がティのおかげで役に立った!」

 

 

デイジー

「えーっと森エリアが開放? ……だとしたらそれなりに広くなったわね。 占いの館の上のほうね、森って」

 

 

アクロマ

「まあまあ……これでプラスマイナスゼロになったようなものですからね。 ハンターが増えてマイナスだったのがゼロに戻っただけのこと。 むしろまだマイナスです」

 

 

ティ

「よし……! 後のエリア拡大は他の人たちに任せよう」

 

 

残る赤い氷は3つ。 その中にエリア拡大装置はあと2つ

 

青い炎を持っているのはチェレンとタビーの二人

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