とあるプレイヤーのお話   作:はーら623

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全然進まないなぁ。
他の人の作品7000文字とかあるの尊敬する。


第二話

 

 店を出たタダオミだったが、この時とあることで悩んでいた。

(ダンジョンに向かうか、ホームに帰るか。何時もならもちろんベル君のもとへ向かうんだがなぁ。一緒に戦うのも素晴らしいと思うんだ。うん、だがなぁ成長の機会を奪うと考えたら気が乗らないなぁ。)

「...オミ...ん!」

(いや、それなら近くで見守るとゆう選択肢もあるな。ホームにはどこにでもいけるドアで帰ればいい。ヘスティア様と共にベル君を迎えてやれば、あの名シーンに立ち会うこともできるだろ。)

「タダオミさん!!」

「ん、なんだ、シルか。」

「やっと気がついた。ベルさんは向こうに走って行きましたよ!早く追っかけてください!」

「あぁ、もとよりそのつもりだ。」

「本当ですか??一度逆方向に向かってませんでした?」

「いや、なに...あれだ、ベルを探してくる。では、またな!」

  タッタッタッ

「フフッ、話し逸らすの下手ですねぇ。」

 

 

   ———————

 

 ダンジョンへ向かうタダオミ、中に入れば魔石が奥へと続いていた。きっとこの先だろう思い進んでゆきたどり着いたのは7階層。

(ここは確かウォーシャドウ?とキラーアントが出るんだっけか。)

  

 ガキンッ! ガキンッ!

 

 戦闘音が耳に入る。陰から様子を伺うタダオミ

(ウォーシャドウは確か、初心者殺しとか言われてたっけ?いゃー

戦うベル君かっこいいなぁ。)

 ベルの戦闘は順調そうに見えたが、横やりが入った。

フロッグシューターと言うカエル型のモンスターに頭食べられてしまった。

  ガタッ!

 とっさに陰か出ようとするタダオミ。

(まずい!某異世界のカエル、粘液でベタベタにされてしまう!ベル君にR-18展開なんてさせるものかッ!)

 そんな心配をよそに、自力で抜け出すベル。

(ふぅ、流石主人公。どうにかなったな。)

 

 そして、また陰に戻り観戦していたタダオミだが、ある存在に気がつかなかった。

(そこだ!やれ!ベル君!.....ん?何か生臭いな。)

 

  ベチョッ!

 タダオミの足元に何かが垂れる。そこにはいる筈のないモンスターがいた。そう、それは

 

「なんで、お前がここにいるんだ!ジャイアント・トード!!」

 

 ダンまちの世界にいる筈のないモンスター。明らかに画風から

違うそれは、それでも確かに存在していた。

 

「なんだこいつ!とりあえず食らえフルーク!」

 

 とっさに近距離攻撃カードを使用したタダオミ。反射神経はいい方なのだ。だがしかし、失念していた。やつに、物理的打撃は効かないと。

 

   カプッ!

 

 そんな音が聞こえたかもしれない。周囲は暗く、漂う生臭さ。

そして、絶妙な温さ。形容しがたき邪悪が、そこにはあった。

 

「SANチェックなんてしてたまるかぁ!」

 

 この現状を打開するため、考えるタダオミ。そして、ふと気がつく相手をスタンされば、この束縛から抜け出せると。

 

「俺には、カードの力があるんだよ!1人でも対処してやる!」

 

 近距離スタン攻撃・ワキンヤン!そう念じると確かに発動はした。しかし、相手の力がぬけと同時に崩れ落ちさらに脱出が困難になってしまったのだ。

 

「あぁ!くそ!普通こうなるかよ!気持ちの悪い!」

 

 そんな悪態をつきながら思考を巡らせる。

(よし、あれだ、あれを使おう。)

「発動しろ!装甲多脚戦車!」

 

 そう叫ぶと、勢いよく飛び出すタダオミ。華麗に着地を決め

怒りを込めた目で睨む。もはや、殺意しかない。

 

「クソガエル!てめぇは、俺を、怒らせた!」

 

 殺傷能力の高いカードを選ぶタダオミ。

貫通連撃・旅路の果て。発動は遅いものの、ジャイアント・トードの巨体を削りきるのは容易だった。

 

「はぁ...はぁ...ふぅ。生臭ぇ。ベル君は ...もういないな。とりあえず帰るか、なんか疲れた。ギルドで、シャワー浴びてくか。」

 

 そんなことを呟き、とある駄女神と一撃爆裂娘の気持ちが少し

理解できたタダオミだった。

 

 しっかりシャワーをキメたタダオミはそこで初めて気がつく。

自分の容姿とゆうものに。

  

「ん?んん?あれ?鏡に映ってるのって、俺、だよな?え?

アダムやん。確かにこっちに来てから鏡なんてなかったが。

まさかのアダムやん。

うわぁ、やっちまったなぁ。アダムの容姿でタダオミ名乗るの

違和感しかねぇ、しかもこの姿で枝ブン回して戦ってたの俺?

キャラ崩壊も、はなはだしいなまったく。

これなら、もっとクールキャラでいけばよかったぜ。」

 

 そんなこんなで、シャワー室から出たタダオミだが。服がベチョベチョなことに気がつく。臭い。

 コスチューム機能使えないかなぁと思うが変わるはずもない。

それなら、魔法ならどうだ?と思い呟く

 

「【換装】!」

 

 手にもっていた衣装が光だし、その光はタダオミを包み込む。

眩しさから一度目を閉じてしまう、そして再び目開け

映り込む景色は、まるでサングラスを掛けているように暗い世界

だった。

 

「衣装も変わるんだな。ラッキーだったぜ。でも、暗いな?なんかついてるのか?」

 

 そういって顔についているものを外したのだが

 

「んーと。これは、バイザーか?なんか変な形だな。てか、これって!」

 

 バイザーの形をみて記憶の底から呼び起こすタダオミ。

そう、これはセイバーオルタの衣装の一部だと気がつく。そして、

それと同時にこの衣装はドレスだということを思い出す。

 

「まじかぁ、かっこいいから割りと好きだけどさ、

それはセイバーが着たときじゃんか。そうじゃないんだよなぁ。」

 

 なんだかなぁという気持ちで、【換装】と唱える

 

「お、なんだかしっくりくるな。」

 

 選ばれたのは、ユージオ衣装だった。

今なら、青薔薇も使えそうと思いつつ帰路へつくのであった。

 

 

 

   ———————

 

 

 とぼとぼと、ホームえ帰りついたタダオミだったがここで1つ嫌な予感がする。

 

(そいえば、あのシーンってホームの外じゃなかったか?)

 

 ホームの扉を開く

 

「今戻った。」

「あぁーー!タダオミ君!君もこんな時間に帰ってきて!心配したじゃないか!」

「すまない、少々イレギュラーに巻き込まれた。」

「む、そうかい?けがとかはないかい?」

「体は大丈夫だ。」

(ただ。カエルの中はこりごりだな。)

「それならいいけど。あまり、無茶はしないでくれよ?」

「善処する。それより、君もってことはベルも今だったのか?」

「さっき帰ってきたところだよ。今は疲れて寝ているよ。」

「なるどな...」

(ぐわぁぁ!またか!また見逃した!ここだけはどうしても生で見たかったのに!)

 

 内心、阿鼻叫喚のタダオミだったが。そんなのとは知らないヘスティアは

 

「そうだ!タダオミ君、今日から2~3日空けるけど大丈夫かい!」

「あぁ、了解した。」

「ベル君こと頼んだぜ!もちろん君も気をつるんだよ!」

「あぁ、」

 

 と空返事をし、ソファで力尽きるタダオミ。それを見たヘスティアは、タダオミに毛布を掛け優しく微笑むのであった。

 




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