とあるプレイヤーのお話   作:はーら623

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 お気に入りや、感想などありがとうございます。

 かなり短くなってしまいました。


第三話

 やさしい光で目を覚ますタダオミ。

 

「知ってる天井だ。...いや、床下だわこれ。」

 

 異世界で一度は言ってみたい言葉だったが、なにか違う気がする。そんなこんなで起きるタダオミ、辺りを見渡すが誰もいない。

 

(ヘスティア様は神の集まりだろうし、ベル君はダンジョンへ向かったかなぁ。)

 

 テーブルにメモ用紙をみつける。

[おはようごさいます、タダオミさん。起こすのも悪いと思い起こしませんでした。僕は用事があるので出ますね]

[P.S  朝食はじゃが丸くんです!]

 

(どうやらベル君の書き置きのようだな。今頃、豊饒の女主人でミアかーちゃんに謝ってるところかな。)

 

「とゆうか、寝起きでじゃが丸くんかぁ...仕方ないし食べるか。」

 

衣はベチョベチョになっており。食べるなら揚げたてだな、と思うタダオミだった。

 

 

———————

 

 

「よし、それじゃあ始めるか。」

 

 そんなことを呟くタダオミ。ベルもいないし、能力の確認ためダンジョンへ来ていた。

 

 (まずは、武器を変えてみるか。)

「【換装】」

 

 枝が光輝く。そして、タダオミの手に握れていものは。ジャンクヤード・ドックだった。

(これは、たしかソル=バットガイの武器か。)

 

「少し試すか。」

 

 グランドヴァイパーの構えをとるタダオミ。力をぐっと貯めて一気に解放する。想像以上のスピードに驚きそのまま壁へ激突する。

 

「うわぁぁぁ!!ぐはっ!」

  

  ドンッ!!...バタ。

 

「ッッッ!!痛すぎる!なんだこれ!ソル、こんな勢いで突っ込んできて無事って、普通に尊敬するわ!」

 

 痛い目をみたタダオミだったが、なんだか楽しくなっていた。たまたま見つけたコボルトの群れにヴァイパーの構えをとる。力を解放した瞬間1体目のコボルトは灰になり、2体目からは壁づたいに吹き飛びダンジョンの奥へ消えていった。

 

「やっぱりこれ強いな。でも、モンスターに生身で突っ込むのは遠慮したいな。」

「少々脱線したが次だ。【換装】!」

 

 また武器が光だし、光の収束をまつタダオミ。

 

「これは、セルピエンテか...何故だろう、これを見てるとイライラするな。まぁいい。これもためすか。」

 

 適当にダンジョンの奥の方へセルピエンテを振り抜く。質量保存の法則など無視してあり得ないレベルで伸びる刀身。もう訳がわからない。

 

「どんだけ伸びるんだこれ。ふむ...咆えろ!蛇尾丸!」

 

 まるで関係のない掛け声を上げセルピエンテを振るう。そして、何がヒットした。先ほど壁沿いに吹き飛びされたコボルトである。こちらに引き寄せられた瞬間灰になり魔石が転がる。

 特に理由のない暴力がコボルトを襲う。南無三。

 

「とりあえずは確認できたな。さっさと武器を変えようもう満足だ。【換装】」

 

 光だした武器、タダオミの等身まで変化する。

 

「これは。アダムの武器!かなりしっくりくるな!」

 

 魔剣サヴァイヴァーニィ。タダオミの手に馴染み、辺りに冷気をばらまく。

 

「んっんー!馴染む!実に馴染むぞ!!!

WUYYYYYYYY」

 

 何故か満足した顔をしているタダオミ。特に意味はない。とりあえず何発か氷柱を出し確認する。

 

「よし、武器のヒーローアクションは無事に発動するみたいだな。それと、換装で出る武器はアタッカーロールのキャラが基本なのかな、まだ確証はないな。最後に試そう【換装】」

 

 しかし 何も おこらなかった!

 

「やっぱり、武器の換装は3回までみたいだな。よし、いろいろ確認出来たし、ある程度稼ぎながら帰るか。」

 

 1時間ほど走り回りながサーチ&デストロイをしたおかげでかなりの稼ぎになった。

 

 

 

  ———————

 

 ヘスティアファミリアのホームに帰りつくタダオミ。

 

「今帰った。」

 

 どうやら、ベルはまだ帰って来てないようだ。

 

「そろそろ、いい時間だし先に晩御飯にしよう。と、言っても材料なんて物はないしなぁ。うーーむ、そうだ。」

 

 ふと思いつくタダオミ。カード・Fate/激辛麻婆豆腐を発動する。効果は敵の弱体化なのだが。ここはご都合主義である。

 目の前に麻婆豆腐が出現する。

 

「まじか、半信半疑だったがうまくいったな。

エセ神父の大好物、食べてみたかったんだよな。」

 

 いただきます。と一口分スプーンですくいあげ、口へと運ぶ。その瞬間、世界は暗転した。

 

  ガンッ!!

 

 一口で気を失いテーブルに頭をぶつけるタダオミ。殺人麻婆は奥にずらしていたため、麻婆豆腐で窒息することはなかったよだ。危機察知能力が発動したのだろう。

 

 —1時間後—

 

  ガチャ

 

「帰りましたー。」

 

 豊饒の女主人より帰宅したベル。神様はまだ帰ってないのだと思い心配する。

 

「そういえば、タダオミさんどうしてるかなぁ。」

 

 と、ベルはそこで気がついた。机に突っ伏すタダオミがいたことを。

 

「た、タダオミさん!大丈夫ですか!返事をしてください!」

「う...べ...ベルか......まーぼーに...きを...つ...けろ...」ガクッ

「タダオミさん!しっかりしてください!何言ってるのか意味がわからないですよ!タダオミさーん!」

 

 そうして、この日の幕を閉じたのであった。

 

 

 




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