仮面ライダー×hololive ~正義の系譜~   作:24時間深夜テンションなエルフの剣士

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ホロメン達の戦い方はholocureとかオルタナティブから着想を得てます。

でもそうするとどうやって戦うのか分からんホロメンが多く出てくるんですよね。

だからこんな回を混ぜてみたり。


#4:タカと幹部と謎の腕

 どのような組織でも、幹部の仕事は重大なものである。

 

 

「こんるいるーい!皆さん、待っ"たかね"?」

 

 

 ライバーである彼女『鷹嶺ルイ』も、組織の幹部を務めている。

 

 そんな彼女は今日も多忙だった。朝は配信、終わって少し休憩した後には組織での会議、そしてマネージャーと今後の企画の打ち合わせ。このハードスケジュールを彼女はこなしている最中なのだ。

 

 とその時。

 

 

 

 ドサッ、と何かが落ちる音が聞こえた。

 

「?」

 

 その音を訝しんだルイは辺りを見渡す。どうやらキッチンからの音のようだ。

 

「ちょっと待っててねみんな!」

 

 すぐ確認する、とルイは席を立った。

 

 一体何が落ちたんだろう、とルイは音のしたキッチンに入る。

 

 整頓された調理器具は一切崩れておらず、何かが落ちた痕跡もなかった。

 

「気のせいか…」

 

 そう言ってルイが踵を返そうとしたその時

 

 

 

 気付いた。

 

 

 

 彼女は落ちた物を知ると同時に、戦慄し、後悔した。床には

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 真っ赤に染まった腕が落ちていた。

 

 

 

「☆〰◎$♪×△¥○&?#$◁○□ーーー!?!?!?」

 

 

 

 それはホラー耐性のない彼女にとってこれ以上ない恐怖となった。

 

 言語化できない叫びと共に、ルイは気絶した。

 

◆◆◆

 

 ルイが泡を吹いて倒れた数秒後、その原因の『腕』はもぞもぞと動き始めた。

 

 彼女が『血』だと思っていた腕を覆い尽くす赤色は、まるで鎧か何かのような『羽毛』だった。

 

『何処だ、此処は…?』

 

 ふわりとその腕が浮遊し始める。腕は手首を左右に揺らした。辺りを見回すようなその動作は、まるで誰かを探しているようにも見えた。

 

『映司?おい映…』

 

 突然腕がピタリと動きを止めた。一点を凝視するような腕の先には冷凍庫がある。

 

 そしてくるりと回り、気絶したルイの方に向き直った。

 

『丁度いいな』

 

 腕はルイの右腕目掛けて飛んで行った。

 

 

◆◆◆

 

 

「…………お前なぁ」

 

「ん?俺は正しい事を言っただけだぞ」

 

「言い方の問題だバカ」

 

 あの戦いの次の日、2人は上司からこっ酷い説教を食らった。

 

 理由は『ライダーシステムの私的利用』と『ライバーとの戦闘』。

 

 ただでさえライダーシステムを怪人以外に対して使用する事は許されていないと言うのに、よりによって使用した対象がライバーとくれば、対策本部の信頼を落としかねない不祥事だ。

 

「……なんだけど不可抗力だと思うんだよなぁ…アレは」

 

「お前も俺も正しい事をした、さっきの説教の殆どは上司の言いがかりだ」

 

「…お前少しは悪びれろよ、上司に向かって全く態度がブレないのは酷ぇよ」

 

 それで俺達更に説教されたんだし、と続けようとしたのを(会話が面倒臭くなると思って)耐えつつ、イサムはぼんやりとかつてのパートナーを思い出していた。

 

「(……名前も素顔も知らねーし、任務するたびバチバチ喧嘩してたけど……)」

 

「(………居ないと居ないで寂しいもんだな)」

 

 

 

 

 

 

 

 その時。

 

 感傷に浸っていたイサムの耳に、特大のサイレン音が突き抜ける。

 

「!!」

 

 怪人の出現時に対策本部で鳴り響くサイレン。これを聴いた実働部隊は現場へと急行する。

 

 しかし、イサムと士が他の実働部隊と大きく違うのは―――。

 

「行くぞ士!!」

 

「ああ」

 

 単独で任務に向かうことができるという事。

 

 

 2人は他の隊員とは違い、ライダーシステムを持っている。

 

 ライダーシステムは一般隊員とは比べ物にならない程強力であり、それ故2人は真っ先に現場に向かう『切り込み部隊』の様な役割を担っているのだ。

 

 

 

 だが。

 

 

 

 

 

 

「待て」

 

 後ろから聞こえる上官の声が、2人の出撃を遮る。

 

「…ッ隊長」

 

 イサムは構っている暇はないと言うかのように、振り向こうとはしなかった。

 

「待てと言っているんだ!!」

 

 大きな怒号が、一瞬だけイサムの足を止める。

 

 それに追い打ちをかけるように、上官は続けた。

 

「今のお前達はライバーに敵対した。世間から見ればお前は『悪』だ」

 

「………。」

 

「本当に人を護りたいなら、自分の行いを考え直せ。お前達はしばらく、出撃禁止だ」

 

「………ッ!!」

 

 

 

 本当に、自分は何もできない。

 

 誰かを守れる力があるのに。誰かを護りたい気持ちを持っているのに。

 

「(……本当に、俺はどうすれば良いんだろうな)」

 

 

 

 

 

 

 

 

「(なぁ、バルキリー)」

 

 

 

 

◆◆◆

 

 その頃。

 

 ルイは自身の部屋をうろついていた。

 

 しかし、その容姿は普段とは全く違うものだった。

 

 桃色の髪は金色に染まって、カールしている。目つきも心なしか鋭くなっていた。

 

 そして右腕にはあの『腕』がグローブのように付いている。その腕にはアイスキャンディーが握られていた。

 

 

 

 

 

 と。

 

「おい幹部!会議の時間だぞ!!」

 

 バァン、と強引にドアを開けて入ってくる小柄な少女。その体躯に似合わない大きな角は悪魔を連想させる。

 

 『ラプラス・ダークネス』。ライバーであり、秘密結社『holoX』の総帥。

 

「やっほールイ姉!」

 

「みんな待ってるでござるよー!!」

 

「あれ、新人(さかまた)は?」

 

「探しものらしいよ」

 

 

 

 それに続くように構成員の2人『博衣こより』『風間いろは』もやってくる。もう1人の構成員である『沙花又クロヱ』はその場にはいなかった。

 

 するとルイの姿を見たラプラスが驚いた様な表情をする。

 

 

 

「え…イメチェン?」

 

「誰だお前等」

 

「え?」

 

 ルイの一言で一瞬だけ、その場の空気が凍る。

 

 

 

「…またまた冗談キツいでござるよルイ姉〜♪」

 

「ほら行こ行こ!」

 

「おい待て、話を聴け!!」

 

 半ば無理矢理連行されながら、4人はルイの家を出ていった。

 

 

 

「あ、沙花又ー!」

 

 外に出るとすぐ近くに、辺りを見回しながら何かを探しているクロヱがいた。

 

「みんなー!」

 

「どう?探しもの見つかった?」

 

「いや、見つからなかった…」

 

 クロヱはがっかりした様子で肩を落とす。

 

「そっか…」

 

「大丈夫、きっと見つかるでござるよ!」

 

 こよりといろはが笑顔で励ます。

 

 その瞬間、一瞬どこかを見てクロヱは動きを止めた。

 

 

 

「…でも」

 

「?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「恨めしい奴は見つけたわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 刹那。

 

 まるで本物の刃かのような高圧水流のカッターが、ルイの右腕を切り裂いた。




「あのさぁ…何でこんな誤解を生む区切り方したの?」

「違うんです!!そろそろ出さないと怒られそうだったから!!」

「じゃあyoutube見るのやめろよ」

「」

 ゆるして
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