仮面ライダー×hololive ~正義の系譜~ 作:24時間深夜テンションなエルフの剣士
作者「すみませんでした」
シャチパンダヤミー「訴訟も辞さない」
作者「出落ちのヤミーに感謝感謝」
シャチパンダヤミー「殺すぞ〜!」
あと、少し遅れましたが一つ断らせていただきます。
この作品は元々多重クロス小説になる予定で、『何かごちゃごちゃするな』という理由で作品を仮面ライダーとHololiveの2つに絞ったのが現在皆さんに呼んで頂いてる小説です。
なので組んでいたストーリーが他作品のキャラが絡む事も多く、かと言ってストーリーを崩して一からやり直す気力もありませんでした。
その為今回以降、他の作品の人物・事象などが登場する可能性もあります。ご了承ください。
「1人じゃ僕に敵わないから組むのか…小物の発想だね」
ファイズはタクミが変貌した怪人『ウルフオルフェノク』とフブキを交互に見つめる。
「るせー」
ファイズの安い挑発を、ウルフオルフェノク(以下『ウルフ』と呼称)は軽く受け流す。
「(…不思議)」
フブキはウルフを見てそう感じた。今まで怪人は人間の知能を持った凶悪な化物だと思い続けていた。
しかし、今のウルフを見ると、そんな今までの考え方が全て吹き飛ぶような気持ちを味わった。
いくら歪でも、曲りなりにも彼は『人』なのだ。
いや、今まで自身や他のライバーが倒してきた怪人達も―――
「考え事かい?」
フブキの目の前で、ファイズは剣を振りかざした。
「ッ!!」
フブキは咄嗟に刀で剣を受ける。ギリギリ、と鍔迫り合いが起こった。
「弱いんだね」
ファイズは余裕そうに指を振って見せた。
「やっ!!」
フブキはその一瞬、力を込めてファイズの剣を弾き返す。
「…ガッカリだよ、僕はまだまだ本気を出してないってのに」
「…奇遇だね、白上もだよ」
フブキはニヤリと笑う。自分の中のスイッチを入れるかの様に左手でキツネを形作り、言った。
「奥の手…見せちゃうよ!」
そう呟くと同時に、フブキの姿がブレる。
「なッ…!?」
「んなバカな…」
ほんの一瞬の間に起こった出来事。それを見たファイズとウルフは驚愕した。
フブキは、
◆◆◆
一方。
「オラッ!!」
ルイは機敏な動きで、大蛇の様に襲い掛かる水流を躱す。
そのまま一気にメズールに距離を詰め、その右腕を叩き込んだ。
しかし。
「その程度?セルメダルが無ければ、今の私に張り合うなんて…夢のまた夢ね」
「クソッ…!!」
その拳は、響くことなく。
あっさりと、ルイはその水流に吹き飛ばされた。
「チッ…!!」
その時。
ラプラスが口を開いた。
「
ラプラスはルイを指差して言う。
側にいた2人も、うんうんと頷く。
いろはが抱えていたクロヱも、気絶していながらもうんうんと頷いた…様に見えた。
「その見た目、その喋り方、その戦い方。こよ達の知ってるルイ姉じゃない」
「……まさか、乗っ取ってるでござるか!?ルイ姉を!!さっきの沙花又みたいに!!」
ルイは振り返る事なく、吐き捨てる様に叫んだ。
「俺のすぐ側で気絶してたからそのまま乗っ取った、文句あるか!!」
「大アリだッ!!」
「大アリだよー!!」
「大アリでござる!!」
「とにかく!!今すぐ幹部の身体から出てけ!!」
「…悪いが、それは呑めない要求だ」
「!?」
「さっき見ただろお前等、俺の右腕からメダルが飛び散るのを」
「アレが何でござるか?」
「アレは『セルメダル』。俺やアイツの身体を構成する細胞だ。アレがなければ俺達は身体を構築することも難しい」
「だから何なんだよー!」
「つまり今俺がコイツの身体から離れたら、ロクに動けない状態で奴に消される。
弱ったアリが無邪気な子供の前を通る様なモンだ、潰されるのは目に見えるだろ」
「……。」
そう話している間にも、ルイはじわじわと劣勢を強いられている。もって1分。それ程までに追い詰められていた。
その時。
「待て!!MPDだ、此処からは我々が対処する!!」
10人程の機動部隊が、バイクに乗って颯爽と現れる。
しかし。
「邪魔よ」
「ぐはぁッ!!」
「ぎゃあ!!」
「うわァァァ!!!」
何の力も持たないは、無慈悲にも一瞬で水流の餌食となった。
だが。
「(しめた!!)」
その一瞬の行動が、仇となった。
ルイが叫ぶ。
「お前等!!奴が行動できないように妨害しろ!!」
「は!?急に何だよ!!」
「さっさとやれ!!!!」
ルイの怒声に、渋々ラプラスが応じた。
「……仕方ないな、『イビルゴッド・アバター』!!」
ラプラスが両腕を掲げると、水晶玉程の黒い球体が作り出される。
その球体から流れる紫電が、メズールの体に直撃した。
「うッ…!?」
水を操り、湿った体は電気を良く通す。
思わぬ妨害で、メズールは怯んだ。
「今だ!!」
ルイがそう言うと同時に、右腕がルイから外れた。
その瞬間ルイの姿はいつも通りに戻り、ドサリと倒れ込んだ。
「ルイ姉!!」
倒れたルイをこよりが抱え込む。
「もっと丁寧にやるでござるー!!」
『黙れ!!…ともかく…!!』
アンクは気絶した機動部隊の1人に向かって全速力で突っ込む。
「させないわ」
メズールは水の刃を飛ばすため、アンクの方に手をかざす。
しかし。
その腕は、飛んできた羽と銃弾に弾かれる。
水の刃はあらぬ方向へと飛んでいった。
「何だか知らないけど、アイツが敵だよね」
「じゃーん、ルイクロ復活!」
気絶していた2人が、その意識を取り戻した。
「コレで…完了だ」
それに次ぐように機動部隊の1人が起き上がる。
先程のルイの様に、その外見は大きく変化していた。
そしてやはり、その右腕にはあの『腕』。
「返して貰うぞ、俺のメダルを」
◆◆◆
「君達と戦ってると、本ッ当にイライラするよ」
ファイズが剣を振り抜きながら呟く。
3つの方向から襲い掛かる素早い太刀筋、そして鋭利な爪の連撃を捌き切ることで精一杯だったファイズは、自分が追い詰められている状況に納得が行かなかった。
「卑怯な手を使ってまで、君達は僕を追い詰めたいのかい?」
「なーにが卑怯だよ!チームプレイだバカ野郎!!」
「そーだそーだ!」「チームプレイ!」「卑怯じゃないからね!」
ファイズの動きが一瞬だけ止まる。
「…散々言ってるよね?僕は英雄なんだよ。英雄の考えは全て正しい。それに口答えするなんて、以ての外じゃないの?」
「(…薄々思ってたけど、面倒くせーなコイツ。いい歳こいてヒーローごっこしてるみてーな奴だな)」
実際、ウルフの考えは的を得ていた。ファイズが掲げるのは正義などではない、ただの独り善がり。喩えるなら『自身の力に陶酔する子供』と言った所だ。
そんな彼を見て、ウルフは訊いた。
「さっきからお前、英雄英雄ってずっと言ってるけどよ…」
◆◆◆
とあるビルの一室。
2人の男がモニターに映された画面を食い入るように見詰める。
そこに映されていたのはウルフとフブキ、そしてファイズの戦いの光景。
厳つい表情をした黒スーツの男が呟いた。
「…殺しますか、社長」
「ダメですよ!?仮にも関わりがある以上絶対そんな行動ダメですからね!?」
『社長』と呼ばれた男性がそれを静止する。
「…相変わらず、社長はあんな屑にまで優しいんですね」
「…
「?」
『社長』は人差し指を天に突き上げ、ゆったりと言った。
「『彼』は言っていました、
『怒りは時として燃料となる。だが、優しくあることが道を開く時もある』…と」
「またそれですか、余程気に入っているんですね」
「勿論、彼に
昔の友人を懐かしむ様に、『社長』は目を細めた。
「…………とは言っても彼があの様に暴れているのも事実、あのお二方の為にも彼を止めて下さい」
「御意」
そう言うと黒スーツの男は素早くその場を立ち去る。
『社長』は椅子に腰掛ける。
すると、彼目掛けて青い何かが飛んでくる。それは機械的なクワガタの様に見えた
それをノールックでキャッチすると、彼は誰に言うでもなく呟く。
我々が解決しなければ!!」
お前ら!!(カブト系ライダー登場しそうなのにもう出た上でやられちゃった地獄兄弟を)笑うなッ!!