仮面ライダー×hololive ~正義の系譜~   作:24時間深夜テンションなエルフの剣士

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シャチパンダヤミー「ぞんざいに扱われた」

作者「すみませんでした」

シャチパンダヤミー「訴訟も辞さない」

作者「出落ちのヤミーに感謝感謝」

シャチパンダヤミー「殺すぞ〜!」




 あと、少し遅れましたが一つ断らせていただきます。

 この作品は元々多重クロス小説になる予定で、『何かごちゃごちゃするな』という理由で作品を仮面ライダーとHololiveの2つに絞ったのが現在皆さんに呼んで頂いてる小説です。

 なので組んでいたストーリーが他作品のキャラが絡む事も多く、かと言ってストーリーを崩して一からやり直す気力もありませんでした。

 その為今回以降、他の作品の人物・事象などが登場する可能性もあります。ご了承ください。


#6:奥の手と再憑依とクワガタ社長

「1人じゃ僕に敵わないから組むのか…小物の発想だね」

 

 ファイズはタクミが変貌した怪人『ウルフオルフェノク』とフブキを交互に見つめる。

 

「るせー」

 

 ファイズの安い挑発を、ウルフオルフェノク(以下『ウルフ』と呼称)は軽く受け流す。

 

「(…不思議)」

 

 フブキはウルフを見てそう感じた。今まで怪人は人間の知能を持った凶悪な化物だと思い続けていた。

 

 しかし、今のウルフを見ると、そんな今までの考え方が全て吹き飛ぶような気持ちを味わった。

 

 いくら歪でも、曲りなりにも彼は『人』なのだ。

 

 いや、今まで自身や他のライバーが倒してきた怪人達も―――

 

 

 

「考え事かい?」

 

 フブキの目の前で、ファイズは剣を振りかざした。

 

「ッ!!」

 

 フブキは咄嗟に刀で剣を受ける。ギリギリ、と鍔迫り合いが起こった。

 

「弱いんだね」

 

 ファイズは余裕そうに指を振って見せた。

 

「やっ!!」

 

 フブキはその一瞬、力を込めてファイズの剣を弾き返す。

 

「…ガッカリだよ、僕はまだまだ本気を出してないってのに」

 

「…奇遇だね、白上もだよ」

 

 フブキはニヤリと笑う。自分の中のスイッチを入れるかの様に左手でキツネを形作り、言った。

 

 

 

 

「奥の手…見せちゃうよ!」

 

 

 

 

「『朧狐』」

 

 

 

 そう呟くと同時に、フブキの姿がブレる。

 

「なッ…!?」

「んなバカな…」

 

 ほんの一瞬の間に起こった出来事。それを見たファイズとウルフは驚愕した。

 

 

 

 

 

 

「「「ここからが…白上の本領発揮じゃい!」」」

 

 

 

 フブキは、三人に分身した(・・・・・・・)

 

 

◆◆◆

 

 

 一方。

 

「オラッ!!」

 

 ルイは機敏な動きで、大蛇の様に襲い掛かる水流を躱す。

 

 そのまま一気にメズールに距離を詰め、その右腕を叩き込んだ。

 

 しかし。

 

「その程度?セルメダルが無ければ、今の私に張り合うなんて…夢のまた夢ね」

 

「クソッ…!!」

 

 その拳は、響くことなく。

 

 あっさりと、ルイはその水流に吹き飛ばされた。

 

「チッ…!!」

 

 

 

 その時。

 

 ラプラスが口を開いた。

 

お前(・・)誰だ(・・)?」

 

 

 

 ラプラスはルイを指差して言う。

 

 側にいた2人も、うんうんと頷く。

 

 いろはが抱えていたクロヱも、気絶していながらもうんうんと頷いた…様に見えた。

 

「その見た目、その喋り方、その戦い方。こよ達の知ってるルイ姉じゃない」

 

「……まさか、乗っ取ってるでござるか!?ルイ姉を!!さっきの沙花又みたいに!!」

 

 ルイは振り返る事なく、吐き捨てる様に叫んだ。

 

「俺のすぐ側で気絶してたからそのまま乗っ取った、文句あるか!!」

 

「大アリだッ!!」

「大アリだよー!!」

「大アリでござる!!」

 

「とにかく!!今すぐ幹部の身体から出てけ!!」

 

「…悪いが、それは呑めない要求だ」

 

「!?」

 

「さっき見ただろお前等、俺の右腕からメダルが飛び散るのを」

 

「アレが何でござるか?」

 

「アレは『セルメダル』。俺やアイツの身体を構成する細胞だ。アレがなければ俺達は身体を構築することも難しい」

 

「だから何なんだよー!」

 

「つまり今俺がコイツの身体から離れたら、ロクに動けない状態で奴に消される。

 弱ったアリが無邪気な子供の前を通る様なモンだ、潰されるのは目に見えるだろ」

 

「……。」

 

 そう話している間にも、ルイはじわじわと劣勢を強いられている。もって1分。それ程までに追い詰められていた。

 

 その時。

 

「待て!!MPDだ、此処からは我々が対処する!!」

 

 

 10人程の機動部隊が、バイクに乗って颯爽と現れる。

 

 しかし。

 

「邪魔よ」

 

「ぐはぁッ!!」

「ぎゃあ!!」

「うわァァァ!!!」

 

 何の力も持たないは、無慈悲にも一瞬で水流の餌食となった。

 

 だが。

 

「(しめた!!)」

 

 その一瞬の行動が、仇となった。

 

 ルイが叫ぶ。

 

「お前等!!奴が行動できないように妨害しろ!!」

 

「は!?急に何だよ!!」

 

「さっさとやれ!!!!」

 

 ルイの怒声に、渋々ラプラスが応じた。

 

「……仕方ないな、『イビルゴッド・アバター』!!」

 

 ラプラスが両腕を掲げると、水晶玉程の黒い球体が作り出される。

 

 その球体から流れる紫電が、メズールの体に直撃した。

 

「うッ…!?」

 

 水を操り、湿った体は電気を良く通す。

 

 思わぬ妨害で、メズールは怯んだ。

 

「今だ!!」

 

 ルイがそう言うと同時に、右腕がルイから外れた。

 

 その瞬間ルイの姿はいつも通りに戻り、ドサリと倒れ込んだ。

 

「ルイ姉!!」

 

 倒れたルイをこよりが抱え込む。

 

「もっと丁寧にやるでござるー!!」

 

『黙れ!!…ともかく…!!』

 

 アンクは気絶した機動部隊の1人に向かって全速力で突っ込む。

 

「させないわ」

 

 メズールは水の刃を飛ばすため、アンクの方に手をかざす。

 

 

 しかし。

 

 

 その腕は、飛んできた羽と銃弾に弾かれる。

 

 水の刃はあらぬ方向へと飛んでいった。

 

 

 

 

 

 

「何だか知らないけど、アイツが敵だよね」

「じゃーん、ルイクロ復活!」

 

 気絶していた2人が、その意識を取り戻した。

 

「コレで…完了だ」

 

 それに次ぐように機動部隊の1人が起き上がる。

 

 先程のルイの様に、その外見は大きく変化していた。

 

 そしてやはり、その右腕にはあの『腕』。

 

 

「返して貰うぞ、俺のメダルを」

 

 

◆◆◆

 

「君達と戦ってると、本ッ当にイライラするよ」

 

 ファイズが剣を振り抜きながら呟く。

 

 3つの方向から襲い掛かる素早い太刀筋、そして鋭利な爪の連撃を捌き切ることで精一杯だったファイズは、自分が追い詰められている状況に納得が行かなかった。

 

「卑怯な手を使ってまで、君達は僕を追い詰めたいのかい?」

 

「なーにが卑怯だよ!チームプレイだバカ野郎!!」

「そーだそーだ!」「チームプレイ!」「卑怯じゃないからね!」

 

 ファイズの動きが一瞬だけ止まる。

 

「…散々言ってるよね?僕は英雄なんだよ。英雄の考えは全て正しい。それに口答えするなんて、以ての外じゃないの?」

 

「(…薄々思ってたけど、面倒くせーなコイツ。いい歳こいてヒーローごっこしてるみてーな奴だな)」

 

 実際、ウルフの考えは的を得ていた。ファイズが掲げるのは正義などではない、ただの独り善がり。喩えるなら『自身の力に陶酔する子供』と言った所だ。

 

 そんな彼を見て、ウルフは訊いた。

 

 

 

「さっきからお前、英雄英雄ってずっと言ってるけどよ…」

 

「…どこにお前が英雄だって証拠があるんだ(・・・・・・・・・・・・・・・・・・)?」

 

 

◆◆◆

 

 

 

 とあるビルの一室。

 

 2人の男がモニターに映された画面を食い入るように見詰める。

 

そこに映されていたのはウルフとフブキ、そしてファイズの戦いの光景。

 

 厳つい表情をした黒スーツの男が呟いた。

 

「…殺しますか、社長」

 

「ダメですよ!?仮にも関わりがある以上絶対そんな行動ダメですからね!?」

 

 『社長』と呼ばれた男性がそれを静止する。

 

「…相変わらず、社長はあんな屑にまで優しいんですね」

 

「…(わたくし)も彼の様な人間は到底許せません、しかし」

 

「?」

 

 

 

 『社長』は人差し指を天に突き上げ、ゆったりと言った。

 

「『彼』は言っていました、

『怒りは時として燃料となる。だが、優しくあることが道を開く時もある』…と」

 

 

 

「またそれですか、余程気に入っているんですね」

 

「勿論、彼に(わたくし)は何度も助けられましたから」

 

 昔の友人を懐かしむ様に、『社長』は目を細めた。

 

「…………とは言っても彼があの様に暴れているのも事実、あのお二方の為にも彼を止めて下さい」

 

「御意」

 

 そう言うと黒スーツの男は素早くその場を立ち去る。

 

 『社長』は椅子に腰掛ける。

 

 すると、彼目掛けて青い何かが飛んでくる。それは機械的なクワガタの様に見えた

 

 それをノールックでキャッチすると、彼は誰に言うでもなく呟く。

 

 

 

 

「コレは(わたくし)達『ユグドラシルコーポレーション』と『スマートブレイン』の問題…

我々が解決しなければ!!」




お前ら!!(カブト系ライダー登場しそうなのにもう出た上でやられちゃった地獄兄弟を)笑うなッ!!
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