ジョジョの奇妙な冒険〜プロジェクトセカイ〜   作:エターナルロード

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3.二人組の詐欺師と朝比奈まふゆ

おい…

 

あ?なんだよ。

 

見ろよ。あの娘の目を…

 

あの娘の目が何なんだよ…

 

虚無だ…全てに絶望し、全てに失望している目だ…美しい…

 

オメェ…気持ち悪りぃなぁ…でもまぁ…お前の言ってる事は分かるぜ…

 

いっちょ釣ってみるか…?しかも見ろよ…宮女の制服だぜ…あれ。

 

おお…こりゃ成功すれば金がたんまり手に入るかもしんねぇなぁ?

 

あぁ…それによ…失敗してもボスの言うとおりにすればいい…

 

万が一……な。まぁ失敗したときには…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

選ぶのは矢だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダッ…ダッ…ダッ…ダッ…ダッ…

ガララララララララ…ダンッ!!

 

「おいっ!!大丈夫か涼生っ!!」

「おいおい……病院で叫ぶなよ…イテテ…」

「涼生っ!!お前っ…怪我は…」

「怪我はしてねぇよ…ただ…脳みそがな…だから叫ぶんじゃあねぇ…」

「そうか…申し訳ねぇ…それで…敵は?」

「あぁ…単刀直入に言うと、俺らと同じような能力を持ってる…スタンドって言うらしい…」

「お、おいまじかよ…」

 

スタンド使いはね、お互いの事を知らなくても、気づかない内に引かれあって、同じ場所に集まるんだよ♪

 

(おいおい…まさか本当に…)

 

「名前は岸辺露伴。漫画家、らしい。能力は〈ヘブンズ・ドア〉。相手の人生を本にして読み、その本に上書きされたことには従わなければならないという能力だ。」

「ん?おいっそれって…」

「そうだ…俺の〈ゴースト・ルール〉と同じような能力を持っていやがる…」

「っ!」

 

佐久間は涼生の能力が「相手にルールを課す能力」であると思っている。

涼生は自分の本当の能力を伝える気は無い。

理由は………

(露伴にさらに負けた気分になっちまうっ!)

とのこと。

 

(おいおい…俺と涼生以外にもスタンド使いがいるってだけでも厄介なのに…〈ヘブンズ・ドア〉?とんでもねぇ能力じゃねぇか…敵対はしたくないし…敵対したとこで〈アンタイトル〉の敵じゃあねぇが…)

「もう一つ伝えたいことがある…」

「なんだ?」

「知っての通り…俺は部下を使ってこの辺の悪は大体シメてきた…だがよぅ…さっき連絡があってなぁ…こんな時に情報が入った」

 

涼生の取り仕切る組織、『チルドレンコード』

これは世間一般には恐らく反社会的組織として知れている。

しかし、その実態は東京に蔓延る悪を、若い力を使い、主に力づくで取り締まる組織である。

 

作者より一言

「正義感にかられたガキどもの本格的正義のヒーローごっこという認識でOK」

 

「それを俺に?はんっ!めんどくせぇ事頼むじゃねぇか」

「それが負傷した友に対する態度かぁ?まぁいい。それでだ、そいつらは二人組で詐欺をやってるらしい…しかもただの詐欺じゃねぇ。最終的に被害者を壊すか…殺す」

「クズ中のクズ、だな。だが壊すってのが気になるな…」

「あぁ。もしかしたら…」

「スタンド使い…」

「そうゆうことだ。俺かお前にしか対処できねぇ」

「りょーかい。まぁ無事で安心したわ。だからちょっくらシメテくるよっと。じゃあな」

「…………………良いやつなんだか、バカなんだか……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁなぁ君」

「?……はい。何でしょうか?」

「いやね?君にちょっと聞きたいことがあるんだわ」

「はい。私で良ければ」

知らない大人に喋りかけられたというのに、少女は笑顔だ。少し不気味なくらい。

「君、一番好きな物って…何かある?」

「え?」

「君、まだ高校生だろ?なんかあるんじゃない?なんかこう…趣味とか?」

「趣味………?」

(………今日は部活で遅くなったから…早く帰らないと行けないのに……そもそも……好きな物なんて……わからない…)

「そうですね…アクアリウムとか…好きですよ」

「ヘェ~!アクアリウム?珍しいねぇ!俺は水中を眺めるのなんて、5分も持たねぇなぁ」

「まぁ…はい」

「なら……」

 

 

 

 

 

 

 

 

せいぜいそれに執着するんだな…

 

え?

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっくらシメテくるよ。

なんて言ったが…何処にいるんだぁ?

場所を聞いておけば良かったぜ…

 

「ん?スマホ?」

『ジャーーーーーン♪』

「うおわっ!!ミ、ミク?」

『うん!ミクダヨー♪』

「お、お前こっち来れたのかよ…」

『これは、私のホログラムだよ♪』

「なるほど。だから体がスケスケなのね。お前それ、スタンドは?」

『残念だけど…完全には…』

「ま、そうだよな…」

『あ!ねえねぇ♪今探してるスタンド使いって二人組なんだよねぇ?』

「あん。そうだけど」

『もしかして…あれじゃないかな?』

ミクの指差す方向を見ようとする。

まさかいきなり見つかったりはしないだろう。

「え?」

 

「せいぜい執着するんだな…」

(いるっ!!!あ、怪しすぎるだろ…って話しかけられてるのは…女の子?…………いや、あれ、宮女の制服じゃあねぇかっ!!!そんなお嬢様がなんたって……同い年か…?にしてもあの胸は……)

『倖明♪私の〈ブラック・ラビット〉はね、心の変化だって消せるんだよ♪』

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………

「モウシワケゴザイマセンデシタ………」

(何で俺の考えてることが分かんだよっ!?)

それどころか、なんで若い男子の欲望をここで抑制しなければいけないのかと、理不尽に感じる佐久間であった。

 

男達の特徴は、女の子に喋りかけている方は、藍色の髪にやや暗めの色をした白のフード付のパーカーを着ている。顔はよく見えない

 

もう片方の男は無口だが、ピンク色でショートの髪、服は肌色のシャツ。腰回りにシャツと同じ色のヒラヒラした布がついていて、ワンピースを着ているようにも見えなくもない。

 

二人共、俺よりかは年上に見える。

 

補足で女の子も説明しておこう。

服はさっき言ったように宮女の制服。

髪は紫色で………女性の髪型にはあまり詳しくは無いが、あれはポニーテールだろうか。ひとつ結びの。

何故か笑顔だ。強いな。

 

「〈フラジール〉」

そんな囁きが聞こえた。

 

「っ!!」

怪しい二人組の内の、女の子に喋りかけ続けていた方の男の背後に薄っすらと人型の実態が現れる。

(まずいっ!!スタンドだっ!!)

男のスタンドは素早く女の子に拳を当てる。

が、変化はない。

 

「あ?」

「ん?」

 

二人組も困惑していた。

(効いてない?…あの娘は…間違いなくスタンドに攻撃されて……)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こりゃたまげた…おい清太」

「なんだよ…時間掛けんじゃあねぇよ…」

「違ぇんだよ……この娘…欲が無ぇ…執着するもんがねぇんだよぉ!!」

「なんだと?お前の〈フラジール〉が効かないってことか?」

「そうだよ」

「うーん…となると俺の〈メルティ・ランド・ナイトメア〉も効かないかもなぁ…“幸せ”があるから欲があるからなぁ……」

「だなっ。となると……使うか?」

「あぁ…それに…この娘なら選ばれるかも知れねぇしなぁ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あぁ…それに…この娘なら選ばれるかも知れねぇしなぁ」

 

(さっきからこの人達……なんの話をしてるんだろう……帰っても……いいかな……)

 

「じゃあ………」

 

すまねぇな。嬢ちゃん。

 

「え………………?」

 

グサッッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「っ!?てめぇ…その娘に何してんだっ!!〈アンタイトル〉ッ!!」

 

ポタッ……ポタッ……ポタッ……ポタッ……

 

(え………?血………?私………刺されて………)

 

「ヤベェっ!!おいっ!!逃げろっ!!」

「チッ!〈フラジール〉ッ!!」

 

「なっ!!」

(な、なんだコレ………?)

佐久間の視界がどんどん藍色になっていく。

そして思考も何かに呑まれてく感覚がある。

 

「奴をスマホに執着させたっ!!今の内だっ!!」

(あ、あ、何故だ……何か、おかしい……でも、とにかくスマホ、スマホが欲しい……は、やく、はやく。)

『あっ!まずいかもっ!とりあえずセカイに……』

[newpage]

スタンドのセカイ

 

「倖明っ!倖明っ!大丈夫?」

「大丈夫、だが……スマホ……スマホ……」

「〈ブラック・ラビット〉ッ!!」

ミクの能力により、佐久間を支配していた何かは嘘のように消える。、

「はァ……はぁ……ありがとう…ミク」

「うん♪倖明大丈夫?」

「あぁ…俺に何があった?」

「うーん…はっきりとは言えないんだけどね、フラジール…っていうスタンドの能力でスマホに執着させられたみたい……」

「物に執着させるスタンド……ということか?」

「多分ね♪でも……もう一人のスタンドは……分かんない」

「そうか……でもこれで一個はっきりしたよ……」

「??」

 

あいつらは俺をこれ以上ないくらい怒らせたって事だ………

 

END

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うん。じゃあまた、25時、ナイトコードで…」

 

 

 

 

 

 

 

 

今のが……貴方のお友達?

 

友達……………なのかな?

 

きっと……そうだと思うわ。

 

ねぇ……

 

ん……………?

 

貴方の事…………もう一度教えて………

 

ええ。私は……貴方のスタンド。貴方の精神を具現化したもの…………貴方は私で、私は貴方。

 

私は………………貴方……………

 

そう。能力は……………………………………………

私は…………貴方の物よ。

 

私の…………………………

そう。あなたの………………

[newpage]

“ジャック・ポット・サッドガール”

 

続くかも………?

 

 

 

 

 

 

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