愛ほど面倒なものはない   作:御手洗だんご

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※サブタイトルはこのお話に全く関係ありません。












わざとかたいくちょうにしてるのでちょっとぶんがおかしいとこがあるかも


「なんであいつを見殺しにしたんだよ!」と言われるモブに転生した県(無い陸地)

幼い頃から人見知りな性格で、それが極端であった。

人と対峙するときは必ず親か兄の後ろで様子をうかがう。

 

それができなくなった頃、俺に話しかける子も少しいた。

しかし、その時の自分は無言、無反応を貫くことしかできず、さぞ無愛想な人間にしか映らなかっただろう、周囲の少数の人らはすぐ離れていった。

 

 

学び舎に通うようになってからも変わらず無愛想な自分は、彼らにどう見られているだろうか。

その疑問は、いじめという形で解消された。

 

 

 

 

「ねぇ、邪魔だからどいて。」

 

 

十人十色、千差万別、各人各様などの言葉がある。どれも人によって様々な異なる性質がある、などの意味を持っている。

 

 

「お前黙ってるだけで何もしてないじゃん、やる気あんの?」

 

 

そしてやはり、その言葉が生まれることにも理由や要因がある。

 

 

「君って、あれでしょ。楽したいから何もやってないんでしょ」

 

 

だが、人が人を傷つけてしまうのならば

 

 

「なあ、なんでお前みたいなのがいるの?」

 

 

その言葉が存在する意味は本当にあるのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二度目の人生は楽とは言い難い。

この体と血縁にある家族は他人に見えて居心地が悪い。

 

生まれたての頃、忘れがたい苦痛を覚えた。

第二の家族と言い争いをしたことがあった。

二度目の死を考えたことがあった。

 

思い返せば、つらいことばかりだったろうか...

 

 

一体何の因果でこのような事態が訪れたのか?

 

...哲学的なことを言っているが、考えても仕方がないだろう。

 

私は無意味な思考にふけ、また朝を迎える。

 

 

 

「おはよう。」

 

 

リビングにでるとやはり迎えるのは"母"からの挨拶だった。

いつものように頷きだけで返し、食卓につく。

 

しかし慣れたものだ、この状況にも。

10年以上共に生活してきたのだ、彼女が私へ不干渉になる原因の"あの時"からは更に過ごしやすくなってきた。

 

時間が迫っているため、食事を終えたらすぐに玄関へ向かう。怠惰癖は直っていなかった。

 

 

(そういえば...もうこんなに時間が経っていたのか。)

 

 

私が転生して生きた時間は、すでに一度目の人生の私を越えようとしていた。

悉くやってくる人生への飽きという感情も、最近は薄れている気がする。

 

 

 

まぁ...これは"奴"のせいでもあるのだが。

 

 

 

言い忘れていたが、私の二度目の人生において、最大のイレギュラーがいる。

 

 

『今も昔も、日常においての変化はあまりなかった』

 

その印象は粉々に砕けることになった。

 

 

そのイレギュラーとは...

 

 

 

「おはよう、優美。」

 

 

 

こいつだ。




うちの兄扇子持ってるんすよ。
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