Q:三分後に世界を救いなさい。但し与えられるスキルはAIが適当に自動生成したものに限るものとする。 作:大場鳩
「お前、死んだわね。」
「えっ、どういうこと?」
「居酒屋の狸の置物が頭上に降ってきて死んだの」
「そういえば繁華街を歩いてたらいきなり目の前が真っ暗になったっきり……狸の置物?」
「でも、死ぬ前にもう一つの世界に転生することができるわ」
「異世界?」
「そう。こちらの世界でやり直すチャンスがあるわ。でも、条件があるの」
「どんな条件ですか?」
「その世界での役割を果たすことよ。役割は勇者の仲間として魔王討伐に行くこと」
「分かりました。でも、なぜ私なんですか?」
「それは、あなたが選ばれたからよ」
「採用基準は?」
「ダーツ」
「えっ?」
「名簿を壁に貼り付けてダーツで適当に決めました」
「おしゃれバーで遊ぶ感覚で決められたのか」
「心の準備ができたら、スキルを与えましょう。えーとそうね。貴方、血液型は?」
「ABでRhマイナスですけど?」
「見た目地味なくせに珍しい血液型じゃない。じゃあ特別にレアスキルをあげるから五十のうちひとつを選びなさい」
「血液型で得したのこれが初めてかも」
「絶対防御 - ユーザーを物理的・魔法的な攻撃から完全に無傷にする。
絶対魔法 - ユーザーが完璧な精度と最大の力でどんな魔法をも使えるようにする。
絶対力 - ユーザーに並外れた身体的な力と持久力を与える。
錬金術の熟練 - ユーザーが望む物質や材料を作り出せるようにする。
獣使い - ユーザーがどんな動物やモンスターでも手なずけて命令できるようにする。
バーサーカー - バトルでのユーザーの身体能力と攻撃性を増す。
鍛冶の熟練 - ユーザーが最強の武器や防具を作ることができるようにする。
身体操作 - ユーザーが自分の体を完全にコントロールできるようにし、形や大きさも変えられる。
魅了 - ユーザーが言葉や行動で他人を魅了・操作できるようにする。
千里眼 - ユーザーに遠くの出来事を見る能力を与える。
次元移動 - ユーザーが異なる次元や世界を移動できるようにする。
ドラゴンスレイヤー - ユーザーのドラゴンに対する力を増し、ドラゴンの力を吸収することができるようにする。
属性魔法 - ユーザーが要素(火、水、土、風など)をコントロール・操作できるようにする。
エンチャント - ユーザーが物品に魔法的な性質を与えることができるようにする。
神の存在感 - ユーザーが力と神聖性のオーラを放つことができ、恐怖と尊敬を与える。
癒しの魔法 - ユーザーが魔法でどんな傷や病気も治癒できるようにする。
幻惑の魔法 - ユーザーが感覚を騙す幻を作り出せるようにする。
不死身 - ユーザーに永遠の命と若さ」
「ストップ。ちょっと待ってください」
「……なんか文句でも?」
「文句はないんですけどこひとつ良いですか?」
「何?」
「毎回、効果説明にユーザーって入ってるのはどういう意味ですか?」
「ユーザーは使用者って意味だけど?」
「じゃあもうそれ使用者で良くないですか? 何でわざわざユーザーとかカタカナ使うんですか?」
「仕様」
「仕様って」
「あんたいちいち細かいわね。AB型のくせにA型みたいな性格してるって言われない?」
「言われます」
「でしょうね。A型らしくスキルのグレードをレアじゃなくてコモンまで下げても良いんだけど?」
「すいません。どうぞ続けてください」
「巨人化 - ユーザーが自分の体を巨大化させることができるようにする。
調和の力 - ユーザーが周りの自然界を操り、調和をもたらす力を得る。
死者蘇生 - ユーザーが死者を蘇らせることができるようにする。
変身 - ユーザーが他の形態や姿に変身できるようにする。
タイムトラベル - ユーザーが時間を移動できるようにする。
魂の召喚 - ユーザーが他人の魂を召喚することができるようにする。
バリア - ユーザーが自分や他人を攻撃から守るバリアを張れるようにする。
氷の魔法 - ユーザーが氷を操り、凍らせたり、氷の塊を作り出すことができるようにする。
暗黒魔法 - ユーザーが闇の力を操り、攻撃を行うことができるようにする。
未来予知 - ユーザーが未来を予知することができるようにする。
空中浮遊 - ユーザーが空中で浮遊することができるようにする。
剣の達人 - ユーザーが剣を使いこなし、切り裂くことができるようにする。
魔法の護符 - ユーザーが周りの人々に魔法的な護符を付けることができるようにする。
反射 - ユーザーが物理的な攻撃を反射することができるようにする。
呪い - ユーザーが他人に呪いをかけることができるようにする。
声の操作 - ユーザーが声を操作し、他人の行動を制御できるようにする。
オーバーロード - ポンポコ野郎が自分の力を超えたレベルまで増幅させることができるようにする。
爆発魔法 - ユーザーが強力な爆発を引き起こす魔法を使うことができるようにする。
魔法の語源 - ユーザーが魔法の起源と歴史を知り、より強力な魔法を使うことができーー」
「……えっ?」
「何?」
「今途中で変なのなかったですか?」
「変なの?」
「いやユーザーじゃなくてポンポコ何とかって言いませんでした?」
「オーバーロード - ポンポコ野郎が自分の力を超えたレベルまで増幅させることができるようにする」
「それです。誰ですか? そのポンコツタヌキ」
「ポンポコ野郎様だけど?」
「その能力を使うと自分じゃなくてポンポコ次郎のレベルが増幅されるってことですか?」
「ええポンポコ野郎様がね」
「女神が敬称つけるとか何者なんだよポンポコ様」
「悪いけどそれ以上の説明は許されていないの」
「本当に何者なんだよ」
「続けるわ。
神話の生き物 - ユーザーが神話上の生き物を召喚することができるようにする。
瞬間移動 - ユーザーが瞬間的に別の場所に移動することができるようにする。
心の読み取り - ユーザーが他人の心を読み取ることができるようにする。
熱の魔法 - ユーザーが熱を操り、火を起こしたり、加熱したりすることができるようにする。
ガーディアン - ユーザーがガーディアンを召喚し、自分や他人を守ることができるようにする。
神速 - ユーザーが極めて高速で動くことができるようにする。
魔法の習得 - ユーザーがより多くの魔法を習得できるようにする。
雷の魔法 - ユーザーが雷を操り、放電したり、電撃を起こしたりすることができるようにする。
空間操作 - ユーザーが空間を操作し、物体の位置を変えたり、物体を出現させたりすることができるようにする。
水の魔法 - ユーザーが水を操り、水を凍らせたり、水を操って攻撃することができるようにする。
火の魔法 - ユーザーが火を操り、炎を起こしたり、火を操って攻撃することができるようにする。
超能力 - ユーザーが超能力を持ち、テレキネシスや透視などの能力を発揮することができるようにする。
絶対防御 - ユーザーがあらゆる攻撃から身を守る絶対的な防御力を得ることができるようにする。
以上、五十。ふう」
「お疲れ様です」
「さあそれじゃあ早速どのスキルにするか決めて頂戴」
「オーバーロードでお願いします」
「決断早っ。……本当にそれでいいのね?」
「なんか無茶苦茶気になるんでお願いします。というか後半ほとんど聞き飛ばしてました」
「後悔はない?」
「多分選ばなかったら気になり過ぎて次の人生後悔そうなんで」
「幸運を祈るわ。グッドラック!」
追伸:この後、ポンポコ野郎様が大活躍して無茶苦茶世界を救った。