Q:三分後に世界を救いなさい。但し与えられるスキルはAIが適当に自動生成したものに限るものとする。 作:大場鳩
「お前、死んだわね。」
「えっ、どういうこと?」
「野良猫に引っ掻かれた傷から感染症になってそのまま死んだんでしょう?」
「病院に行って熱がひどくてそのまま寝て……あれから死んだのか」
「死んだわね」
「あのヤブ医者、痛み止めだけ飲めば問題ないって言ってた癖に」
「でも、死ぬ前にチャンスをあげましょう。おめでとう。もう一つの世界ーー異世界に転生することができるわ」
「異世界?」
「そう。こちらの世界でやり直すチャンスがあるわ。でも、条件があるの」
「どんな条件だ?」
「その世界での役割を果たすことよ。役割は勇者の仲間として魔王討伐に行くこと」
「何故自分なんだ?」
「それは、あなたが選ばれたからよ」
「よく分からん」
「心の準備ができたら、スキルを与えましょう。えーとそうね。貴方職業は?」
「探偵だな」
「じゃあ探偵から連想されるスキルを一レベルにつきひとつ今から与えるわ。
レベル1:観察力 - 細かなところまで見逃さず、周りをよく観察することができる。
レベル2:洞察力 - ある事象に関する真相や本質を見抜く力を身につける。
レベル3:質問力 - 相手に対して適切な質問をすることができる。
レベル4:忍耐力 - 長時間状況を見守り続けることができる。
レベル5:記憶力 - 見たもの、聞いたことを鮮明に記憶することができる。
レベル6:読書力 - 膨大な量の文献から必要な情報を効率的に抽出することができる。
レベル7:インタビュー技術 - 相手の話を引き出すテクニックを身につける。
レベル8:暗号解読 - 暗号を解読することができる。
レベル9:人相学 - 人の外見から性格や行動を読み取ることができる。
レベル10:証拠集め - 現場から必要な証拠を収集する技術を身につける。
レベル11:情報収集 - 様々な情報源から情報を収集する技術を身につける。
レベル12:合理的思考 - 論理的に考える力を身につける。
レベル13:分析力 - 大量の情報を整理し、分析する能力を身につける。
レベル14:推理力 - 様々な仮説を立て、それらを検証する力を身につける。
レベル15:暗記力 - 大量の情報を暗記することができる。
レベル16:スパイ技術 - スパイ活動に必要な技術を身につける。
レベル17:フォレンジック - 科学的手法を使って物的証拠を分析する技術を身につける。
レベル18:統計学 - 統計的なデータ分析を行う力を身につける。
レベル19:交渉技術 - 相手との交渉を成功させるためのテクニックを身につける。
レベル20:トレーサー - 物事の行方を追跡する技術を身につける」
「えーとちょっと待ってくれないか?」
「何?」
「異世界ってどんな場所なんだ? もしかしてファンタジー的なモンスターとかがいる場所なんじゃないのか?」
「ええいるわね」
「レベルがあるってことはそいつらを倒して強くならんとスキルが手に入らないわけだ」
「そうね」
「つまり治外法権で弱肉強食の腕っ節がものを言う世界なんだよな?」
「ありていに言えばそうなるわね」
「……」
「レベル21:犯罪心理学 - 犯罪者の心理を理解し、犯罪者の行動や犯罪の動機を解明する能力を身につける。
レベル22:リサーチ技術 - 様々な情報源から必要な情報を調べ上げる能力を身につける。
レベル23:テクニカルスキル - コンピューターやネットワークなどの技術を駆使して情報を収集する能力を身につける。
レベル24:マーケティング - 様々な人や組織とのコミュニケーションに必要なスキルを身につける。
レベル25:リスクマネジメント - 事前にリスクを予測し、それに対する対策を講じる能力を身につける。
レベル26:ネゴシエーション - 交渉を成功させるためのテクニックを身につける。
レベル27:データ分析 - 大量のデータを分析し、有用な情報を抽出する技術を身につける。
レベル28:クリティカルシンキング - 問題解決に必要な論理的思考力を身につける。
レベル29:コミュニケーション - 人とのコミュニケーションに必要なスキルを身につける。
レベル30:フォトグラフィー - 写真撮影に必要な技術を身につけ、物証や情報収集に活用する。
レベル31:サバイバル技術 - 屋外での生存に必要な技術を身につけ、不測の事態に備える。
レベル32:仮説形成 - 仮説を立て、その仮説を証明するための証拠を収集する能力を身につける。
レベル33:フォレンジック - 犯罪現場からの証拠を収集し、分析する技術を身につける。
レベル34:メンタリング - 相手の成長や発展を支援するためのスキルを身につける。
レベル35:プレゼンテーション - プレゼンテーションを成功させるためのスキルを身につける。
レベル36:ディベート - 議論を成功させるためのスキルを身につける」
「なあ女神様」
「……何?」
「フォレンジックがふたつあったが?」
「要らないなら削除するけど?」
「……これから異世界で魔王を討伐させられるんだよな?」
「そうね」
「確かに探偵するには便利そうなスキルばかりではあるんだけどさ、討伐の役に立つとはどうしても思えないんだが?」
「探偵は犯罪者を捕まえるものでしょう?」
「おれはペット探しと浮気調査が専門だが……まあそうだな。少なくともモンスターや魔王何かと戦う職業ではないよ」
「だったら魔王も広い意味では犯罪者なのだから役に立つに決まってるじゃない。QED」
「……ドヤ顔だな」
「レベル37:セキュリティ - 情報や資産を守るためのセキュリティ対策を講じるスキルを身につける。
レベル38:コンサルティング - 企業や個人に対してコンサルティングを行うためのスキルを身につける。
レベル39:情報解析 - 情報を収集し、分析するための技術を身につける。
レベル40:法律知識 - 法律に関する知識を身につけ、法的な問題に対応する能力を身につける。
レベル41:プロジェクトマネジメント - プロジェクトを成功させるためのマネジメントスキルを身につける。
レベル42:調査報告書の作成 - 調査結果をまとめ、報告書を作成するスキルを身につける。
レベル43:ストーリーテリング - 情報をストーリー化し、伝えるスキルを身につける。
レベル44:ミステリー解決 - ミステリーの解決に必要な推理力や洞察力を身につける。
レベル45:掲示板 - 異世界転生者同士で交流を行うことができる。
レベル46:コンフリクト解決 - コンフリクトを解決するためのスキルを身につける。
レベル47:リーダーシップ - チームを率いるためのリーダーシップスキルを身につける。
レベル48:ディシジョンメイキング - 決断を下すためのスキルを身につける。
レベル49:クラウドファンディング - 資金調達のためのクラウドファンディングのスキルを身につける。
レベル50:アウトプットの質の向上 - 調査結果をまとめ、プレゼンテーションや報告書などに適切にアウトプットするスキルを身につける」
「……」
「以上だけど何か意見はあるかしら。ありそうだから一応ひとつだけなら訊いてみるけど」
「ひとつだけ?」
「ひとつだけ」
「どんだけレベル上げてもクソ能力ばっかだとか異世界でクラファンってどういうことだよとか。……いや今言うべきはそんなことじゃないな。多分こいつは適当なんだ。あのヤブ医者みたいに」
「どう決まった?」
「ああ」
「じゃあどうぞ」
「あんたの上司に『よろしく』とだけ伝えてくれ」
「……」
追伸:この後、商人として堅実に成り上がって魔王討伐に無茶苦茶貢献した。