Q:三分後に世界を救いなさい。但し与えられるスキルはAIが適当に自動生成したものに限るものとする。   作:大場鳩

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牡羊座の場合

「お前、死んだわね。」

 

「えっ、どういうこと?」

 

「頭蓋骨陥没で死んだのよ」

 

「そういえば散歩の最中に何かが降ってきたような。ここは?」

 

「ちょっと雑誌読んでるから読み終わるまで静かにしてくれないかな」

 

「すいません」

 

「……」

 

「……」

 

「さてもう良いわ。えーとあなたの死因は……ふーん隕石が落下したようね」

 

「貴方は?」

 

「私はそうね。女神とかコーディネーターなんて呼ばれてるわ」

 

「コーディネーター?」

 

「貴方の死後をコーディネートするの。貴方はもう一つの世界に転生する権利を得ることができたわ」

 

「異世界?」

 

「そう。こちらの世界でやり直すチャンスがあるわ。でも、条件があるのよ」

 

「どんな条件ですか?」

 

「その世界での役割を果たすことよ。役割は勇者の仲間として魔王討伐に行くこと」

 

「なぜ私なんですか?」

 

「それは、あなたが選ばれたから。……今回は籤引きみたいね」

 

「はあ籤引きですか」

 

「宝くじよりも厳選で、低確率の籤なの。

さあ心の準備ができたら、スキルを与えましょう。えーとそうね。星座は何かしら」

 

「牡羊座です」

 

「では貴方らしいスキルを適当に見繕ってあげる」

 

「僕らしい?」

 

「じゃあ行くわね。

瞳術: 相手の目を見ただけでその人の心を読むことができる。しかし、自分の目を隠すことができなくなる。

魔術: 炎や風、水などの元素を操ることができるが、使用するたびに自分の寿命が短くなっていく。

巨人化: 巨大な肉体に変身することができるが、変身後は自我を失い暴走する可能性がある。

形態記憶: 目にした生物の形態を記憶して自分自身に変身できる。ただし、変身するたびに自分の寿命が縮まる。

ネクロマンシー: 死体を操ることができるが、使用するたびに自分の精神が蝕まれていく。

空間歪曲: 物質を別の空間に移動させることができるが、移動させる物質の大きさや量によって自分の体力を消耗する。

霊魂の分離: 自分の霊魂を分離させ、自由自在に操ることができる。ただし、分離している間は肉体を失い、攻撃された場合には死んでしまう。

視覚幻覚: 相手の目に見える光を操り、幻覚を見せることができる。ただし、使用するたびに自分の視力が低下していく。

妖精化: 妖精のような翼を持ち、空を飛ぶことができる。しかし、翼を失うと自分の寿命が短くなっていく。」

 

「ちょっと待ってもらえますか?」

 

「何かしら」

 

「僕はその、いま貴方が列挙したスキルっていうのを貰えるんですか?」

 

「ええ良かったわね。強力なスキルばかりじゃない」

 

「でも説明の後半に『ただし』って言葉がつくやつばかりなんですが」

 

「どれも代償はあるわね。でも工夫次第でいかようにもなるレアスキルばかりよね」

 

「まあそうかも」

 

「じゃあ続けるわね。

時間操作: 過去や未来を見ることができるが、使用するたびに自分の寿命が短くなっていく。

心臓切り取り: 相手の心臓を手に取り、自分の力とすることができる。ただし、使用するたびに自分の寿命が短くなっていく。

風読み: 相手の動きを読み取り、回避することができる。ただし、使用するたびに自分の運命が変わっていく。

隠密行動: 音を立てずに移動することができるが、使用するたびに自分の寿命が縮まる。

形態変化 - 自分の体を自由自在に変えることができるが、制御が効かなくなり変身してしまう場合がある。

呪われた視力 - 非常に鋭い視力を持つが、視力を使うたびに自身の寿命が減っていく。

経済マスター - 商売や投資に関する知識が豊富になるが、お金に執着しすぎて他のことを見失ってしまう。

透明人間 - 物体を透過することができるが、周囲から認識されなくなり自己アイデンティティを失うことがある。

夢旅人 - 夢の中で自由自在に行動できるが、現実に戻ることができなくなる場合がある。

飛行士 - 空を自由自在に飛ぶことができるが、高所恐怖症になってしまい地上に降りられなくなることがある。

時間転移者 - 過去や未来に旅することができるが、時間の変化によって自分自身が存在しなくなってしまうことがある。

錬金術師 - 金属を素材に別のものを作り出すことができるが、体内に金属を取り込んでしまうと体が錆びついてしまうことがある。

知識の泉 - 知識が常に湧き出てくるが、情報過多になって狂気に陥ることがある。

暴力化 - 力が強くなるが、暴力行動を取りたがるようになり周囲から敬遠されることがある。

精神感応者 - 相手の感情や思考を読み取ることができるが、自分の感情をコントロールできなくなってしまうことがある。

空間歪曲 - 空間を歪めることができるが、歪みすぎると自分自身が歪んでしまうことがある。

墓場調査 - 墓場に潜り、古代の秘密を探ることができるスキル。ただし、掘り出したアイテムに呪いがかかっていることがある。

魔力転換 - 敵から受けた攻撃の魔力を自分の魔力に変換することができるスキル。ただし、使用するたびに自分の魔力に負荷がかかる。

血の監視 - 目視で相手の血液を読み取ることができるスキル。ただし、相手に察知されると、その相手から追われることになる。

語り部 - 古代の言葉を熟知し、それを駆使して相手を説得することができるスキル。ただし、説得に失敗した場合、自分自身に呪いがかかることがある。

相手の弱点探し - 相手の弱点を見つけることができるスキル。ただし、自分の弱点も同時に見つかることがある。

呪文習得 - 古代の呪文を習得し、使用することができるスキル。ただし、使用するたびに自分の身に呪いがかかることがある。

霊能力 - 精霊や幽霊とコミュニケーションを取ることができるスキル。ただし、使用するたびに自分の魂が弱まっていく。

暗殺術 - 相手を素早くかつ無音で仕留めることができるスキル。ただし、使用するたびに自分自身も徐々に凶暴化していく。

狩猟本能 - 獣や魔物を見つけ出し、狩ることができるスキル。ただし、使用するたびに自分自身も獣のようになっていく。

超越感覚 - 自分の身体能力を超越し、圧倒的な力を手に入れることができるスキル。ただし、使用するたびに自分自身も精神が不安定になっていく。」

 

「あの」

 

「これらのスキルは牡羊座と何か関係があるのでしょうか」

 

「何といえばないしあるといえばある」

 

「意味がわからないんですが」

 

さっき読んでいた雑誌によると今週の牡羊座は十年に一度の幸運らしいわ。でも別の雑誌だと人生ワーストってある」

 

 

「それから隕石に当たるなんて普通の人生では起こり得ない。それはある意味で幸運であり不幸でもある。そういうところが貴方らしさだと言ったの」

 

「な、なるほど」

 

「続けるわ。

魔獣使い - 魔獣を操ることができるが、魔獣との契約は死ぬまで続く。

言霊- 言葉を駆使し、周囲の気持ちや思考を操ることができるが、自分の言葉に呪われる可能性がある。

死者蘇生術 - 死者を蘇らせることができるが、蘇生した者は自分の意思に反して行動する可能性がある。

影縫い - 影を操り、物理攻撃を回避することができるが、自分自身が徐々に影に飲み込まれていく。

瞳術 - 目を操り、周囲の視界を歪めることができるが、自分の目が見えなくなる可能性がある。

呪術- 呪文を唱え、周囲の物を操ることができるが、自分が呪われる可能性がある。

神託- 神の言葉を聞き、予言をすることができるが、神の声を聞いたことで精神的なダメージを受ける。

転生- 死後、別の生命体に転生することができるが、転生する度に記憶が失われていく。

時間遡行者 - 過去や未来に意識を送り、時間を遡ることができるが、時間を遡るたびに寿命が縮まる。

錬金術- 物質を変化させることができるが、失敗すると自分自身が変異してしまう。

転移- 物質を別の場所に転移させることができるが、転移先が不適切な場合、自分自身が転移してしまう。

心眼- 周囲の人間の感情を読み取ることができるが、自分自身の感情に干渉されやすい。

幻術- 幻覚を見せることができるが、自分自身が幻覚に囚われる可能性がある。

霊媒- 亡霊と交信することができるが、亡霊に取り憑かれる可能性がある。

以上。」

 

「そういえば昔からそういう体質なんですよね。商店街の福引でよく旅行券が当たるけど行く先々で事故に遭うとか、大手企業になんとなく就職できたけど地獄のようなブラックだったとか」

 

「そうね。何事にも良い面と悪い面はあると思うけど貴方はそれが極端みたいね」

 

「ですねー」

 

「ちなみに籤引きで異世界転生に当たるのは宝くじで当選するよりも幸運な部類なのはご存知かしら」

 

「そうなんですか?」

 

「普通は虫からやり直すかあの世行きの二択だからとても幸運なことよ。ちなみにこれに対する悪い面てなんだと思う?」

 

「悪い面ですか。うーんなんだろう」

 

「貴方の転生先が最高難易度の悪夢のような世界だってこと」

 

「え?」

 

「スタート時点の幼少期から地獄みたいな状況だから覚悟なさい。まあそんな受身な姿勢じゃ魔王討伐どころか生き残るのも無理でしょうけどね」

 

追伸:この後無茶苦茶、必死に足掻いて生き抜いた。

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