カリオストロとオリ主がわちゃわちゃするだけ 作:ソリオストロ
「うわーん!カリオストロ~!」
「……」
「聞いてよカリオストロー様!!」
「……」
「…………」
「……」
「……カリおっs」
「えい☆」
「うおおお!親方!空から岩が!!」
「もうそれはいいんだよ、なんだオレ様は忙しいんだ団長にでも構って貰え」
「その団長に負けたのが悔しくてきたんだよぉ!」
「煩い近い引っ付くな暑苦しおいちょどこ触ってんだバカ!!」
「あばし!!」
我飛ばす、真っ赤な師匠、尊しや
天高く舞う 我はあちょ着地助け――
「ぐえぇ!」
「……ったくマジで油断も隙もありゃしねぇやつだな」
「一応ウロボちゃん置いてくれるカリオストロしゅきぴ」
「きもい」
「二度と言いません」
絶対零度通り越して逆に熱さを感じる視線を受けて即座に返答する忠犬こと俺。いや、普通にセクハラするつもりはなかったんだけどたまたま当たっちゃったんすよね……。まあ役得だったから何も言いませんが。……というか、この反応なら次からはわざとやっても――
「……」
「オレ、ヨコシマ、オモウ、ナイ」
死ぬ。魔眼なんてないのに明らかにオレにも死が見えた。
「……ったく、毎度毎度騒がしいヤツだ。で、今回は何だ」
なんだかんだ聞いてくれるのしゅき☆
「実は団長と模擬戦やったんだけどボコボコにされて……」
「はぁ?お前があの団長に勝てるわけねぇだろ。誰だお前を挑ませたアホは」
「いやだって目の前で団長がまた新入りを誑かしてて、俺許せなくって」
「アホはこいつだわ」
あの人外団長はこの騎空団に次々美男美女を拐かしては完落ちさせてる魔性だ。この間まで「私は馴れ合いません」みたいなすまし顔してた団員が一週間後にはオスの顔かメスの顔してるんだぞ!なーにが特異点じゃ、あのセクハラ堕天使もびっくりな手の早さ、俺でも見逃しちゃうね。
「で、勝手に喧嘩売ってぼろ負けしたってことだな?」
「まあ、ぼろ負けかどうかはおいといて、それだけじゃないんだよ!」
「いやそこは認めろよ、さっきボコボコにされたって言ってただろ」
「だぁっしゃい!団長、負けた俺に"また腕を上げたんだね!"とか爽やかな笑顔で言いやがるんだよ!!圧勝してるのに!なんて嫌みなヤツなんだ!!」
「いや、団長はちょっと強さがアレだから、多分純粋に褒めてるんだと思うが……」
「許せねぇよ俺……そうやっていちいち人の良いところを見つけてキラキラした笑顔で真っ直ぐこっちを見てくるんだ……好き……」
「お前も絆されてんじゃねぇか、さっきまでの憎しみはどこ行った」
だって……団長も面が良くって……瞳も澄んでるし、小柄なのになんか化け物みたいに強いし。でもめちゃくちゃ優しくって、笑顔も無邪気だし……あれ、欠点が……ない……?
「とにかく許せん!俺も顔が良い人にモテたい!!」
「そう言っているうちは無理だろうな」
「じゃあどうすればいいんすか!!」
「下心を捨てて優しく接したらいいんじゃないかな☆」
「それはもうやってるしなぁー」
「どの口がいってんだ」
こんなにも本心で語ってるやつなんてそうそう居ませんよ!ただちょっと本心が元々下向いているだけで……
「俺もエルーンの姉ちゃんとかうさ耳美女募らせたいよー」
「下心どころか欲望塗れじゃねぇか」
純粋な心です!!
「……なぁ、ブルーはそういうヤツが好きなのか?」
「え、まあケモ耳が嫌いな人はあんまり居ないんじゃ」
「いやそっちじゃなくて、その、胸とか」
「ああ!俺はカリオストロのちっっっさい胸もす――」
ああ、死ぬんだな、俺。二方向から迫り来る赤と青の魔力の奔流を肌に感じながらただ、走馬灯のようにこれまでの日々が脳を駆け巡った。ぐっばい、青の物語の世界!来世はチート能力付きで頼――
「……一応、好みの守備範囲内ではあるのか」