【一巻発売中】たのしい異世界ハクスラ生活、あるいは超紳士的英雄譚   作:いらえ丸

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 感想・評価など、ありがとうございます。励みになっています。
 誤字報告も感謝です。ありがとうございます。
 キャラ・ボスのご応募もありがとうございます。

 淫魔王国編、今度こそ終わりです。
 よろしくお願いします。

 あと、アンケあります。


王都のビール

 専門の魔術体系が存在するくらいには、ラリス王国は契約文化である。

 契約魔術とは、魔術の施された契約書に署名する事で、世界の理と同義の絶対的効果を成す魔術であるという。

 奴隷契約然り、雇用契約然り。魔術から口約束まで、異世界人は契約をこそ信用する。そういった事情があり、こっちの社会は契約社会なのだ。

 

 先の邂逅にて、俺は異世界最大国家の第三王子と契約を結んだ。

 内容を要約すると、専属傭兵契約というやつになるだろうか。このラインを通して、魔導人機関連の依頼が届く仕組みだ。これ以降、俺は第三王子とその派閥の依頼主からの依頼を優先的に受ける事になったのである。

 優先とあるように、これに強制力はない。王子と何の関係もない人からの依頼も受ける事自体は普通に可能である。

 要は他の王族からの依頼は絶対ダメという契約である。間違って受けないように、イシグロをご指名の冒険者依頼は第三王子が検閲させてもらうねとのお話。

 

 で、契約を結ぶ代わりに、第三王子には俺の後ろ盾になってもらう事となった。

 雑な言い方をすれば、ワシに手ぇ出したら王子が黙っとらんぞとなったのである。これは俺個人だけでなく、俺の身内もその範囲内だ。ワシの女に手ぇ出したら第三王子が黙っとらんぞ。まぁそうなりゃワシ自身も黙っとらんが。

 

 その他、契約に際して様々なメリットを提示された。

 契約とは別に、王子からの依頼には相応の報酬が支払われるとか。エリーゼの解呪の協力とか。奴隷契約解除後の皆の身分の保証とか。

 特に最後の一つが重要だ。なにせ、エリーゼは無限魔力のチートドラゴンであり、イリハは始祖譲りの仙氣眼持ちなのだ。彼女達が俺の奴隷でなくなった瞬間、どこかの誰かに身柄を狙われるかもしれないのである。これを考えずに生きるのは無責任と言えよう。

 

 まとめると、こうだ。

 契約内容は、王子派に入る事。

 契約のメリットは、色々と沢山。

 

 何というか、得られる恩恵の割に契約内容はとてもゆるゆるである。

 要するに、王子と敵対せず何個か依頼をこなすだけで、山のような恩恵を受けられるというのだ。

 

 俺視点、都合が良すぎる。ぶっちゃけ怪しい。

 なんて思う俺だったが、第三王子視点だと俺が他王族の味方をしないってのが一番大きいメリットになるらしい。

 

「長兄上なら大丈夫なんだけど、ヴァシリゲス兄上は拙いんだよね。くれぐれも、あの人には近づかない方がいい。元より、イシグロさんなら警戒するタイプの人だと思うけれど。姉上は……うん、イシグロさんの苦手なタイプなんじゃないかな」

 

 とは、御年十一歳のイケショタ王子のお言葉。

 とにかく、俺が第二王子と第一王女の味方にならないってところが、王子としては最も嬉しいポイントなようで。バイオレンス異世界の王族にも、やっぱ派閥争い的なのあるんだなぁと。

 ちな、第一王子ことディミトリス陛下はとても良い人らしい。王子曰く、「イシグロさんとの相性はいいんじゃないかな?」との事。そこまでぶっちゃけていいのか王子様。

 

 そんなこんな契約完了。

 その夜、俺達はいつものホウ・レン・ソウ会議を行い、互いの考えを共有した。

 

「なんかスゲェ事になったッスね~。元パンピーのアタシも出世したもんッス」

「英雄の門出じゃない。私としては嬉しいのだけれど、アナタはそうでもなさそうね」

「ご主人様が勇者様の子孫に認められたなんて、ボクはとても光栄に思います」

「うむうむ、実にめでたいのぅ。これで始祖様に顔向けができるのじゃ」

 

 なんて言って、皆は喜んでいるようだった。

 改めて思うが、異世界人は高いバイタリティ相応に野心というか向上心が強い印象である。

 それは現状維持を良しとする傾向のある皆も同じだったようで、俺の実力が王子に買われた事が誇らしいんだとか。

 

 にしても、大事になった。

 自由にさせてくれるとは言ってくれたものの、実際はどうなるんだか。今後も変わらず楽しい異世界生活が続くのか、不安である。

 申し訳ないが、イシグロ貴族ルートだけはNG。何の知識もない俺が領地経営なんかできるかよって話。まぁこの世界で現代知識無双はできなさそうだし、内政も王家の文官がやってくれるっぽいが。

 命を懸けて民を守るなんて役目、俺には荷が重いよ。家庭の平穏が精一杯で、それこそ世界平和の縮図だろう。

 

 いや、やめよう。これ以上、深く考えるべきじゃない。

 それよりもプラスな部分をピュアに捉えようじゃあないか。

 

 王子からの依頼には報酬も出るし、エリーゼの解呪に協力してくれるとも言っていた。俺の死後も、皆の身分は保証される。

 何より、救うと決めた魔導人機の適合者ちゃんに一歩近づけたのである。ロリを助ける為ならば、この程度のリスクいくらでも背負っていく所存。

 幸い、嘘か真かジノヴィオス殿下は付き合いやすいお人柄だった。なにも友達になろうってんじゃない。ビジネスライクというか、ああいう人とは良い距離感の関係を維持できると思うのだ。

 

 ひとまず、来るべき決戦に備え、今は俺に出来る事をするべきだ。

 トレーニング。レベリング。皆との時間を大切に。結局いつもと変わらないな。

 災厄の後も、俺は皆と生きていくのだから。過去でも未来でもなく、今を見て生きて行かねば。

 

 それにしても、第三王子さん強かったな。

 実際戦った訳ではないが、軽く自惚れてたところに更なる壁を見せつけられた気分だった。

 

 エリーゼの言う、皆の王。

 目標ができたと、そう思っておこう。

 

 一歩一歩、俺のペースで進むのが、一番大事なはずである。

 

 

 

 

 

 

 もうすぐ、夏が来る。

 ひと月前より強さを増した太陽の下、俺達は空戦車に乗って淫魔王国の上空を飛行していた。

 これから、淫魔王国を発つのである。

 

「ご主人、馬が走ってるッス」

「あー、かわいー」

 

 眼下に見えるヴィーネさんの牧場では、放牧された馬の群れが走り回っていた。

 傀儡淫魔と戦った場所でもある。お馬さんに被害がなくて良かった。

 

「何かしら? あの者達、手を振っているわね」

「通行証の提示だな。えーっと、あったあった。お~い」

 

 以前中継地点にした宿場で、見張り台の淫魔兵がこちらに手を振ってきた。彼女に準淫魔騎士勲章を掲げて応じる。これでオッケーだ。

 そういえば、ここでは夜通しマゾ豚課長モンスと戦ったんだったな。積み上がった死骸は加工され、毒入り油にされたそうな。それで作る虫よけ液が便利らしい。

 

「空を飛ぶとこの森もあっと言う間ですね。戦いが起こらなくて良かったです」

「できればあそこは通りたくないからのぅ」

「もう大丈夫ッスよ」

 

 宿場と関所の間、例のエロモンスの森の上を走る。

 そう、交流会の往路で俺達は謎のエロモンスに襲われたのだ。曰く、アレは夢魔の仕業だったようで、以降エロキノコ達は大人しくなったとか。

 

「ん? あれは……」

 

 森を抜けて関所に着陸すると、そこにはトリクシィさんとヴィーネさんの姿があった。

 どうやら、二人で淫国を出るようだ。各々一頭ずつ馬の手綱を握っている。

 

「お二人は一党を組まれるんですか?」

「はい、ヴィーネさんの登録の為に王都に戻ろうかと。その後、リンジュに向かう予定です」

「へえ、リンジュですか」

「ええ。イシグロさんの仰っていた、銀竜道場の門戸を叩くつもりです。ヴィーネさんと一緒に」

 

 手続き中、俺はトリクシィさんと世間話。皆は幸せオーラむんむんのヴィーネさんと会話していた。

 どうやら、カップル揃って銀竜道場に入門する予定との事で、次会う頃には彼等は弟弟子と妹弟子になってる訳だ。

 こういう時、俺の紹介状とかいるかなとか思っちゃうが、まぁ元々すぐ行くつもりだったっぽいし別にええか。

 

「行こ♡ トリィくん♡」

「それでは、自分達はこれで」

 

 先に手続きを終えた二人は、華麗に馬に跳び乗り去って行った。

 並んで馬に乗る姿、俺にとっては一番恋人らしく見えるよ。

 

「あの子、もう手とか繋いだんやろか……」

「別のとこ繋がってるよ」

「んっん~! 密かに狙っていた少年から童貞スメルが消えておりますな! 唐突な寝取られ展開に夜の役割が持てますぞ!」

「寝てから言いなよ」

 

 そんな彼等を、関所の淫魔兵は寂寥感とかその他諸々を抱いて見送っていた。

 

「っと、もう追い越しちゃったッス!」

「急いでいる訳ではないのだけれど、本当に速いわね。これ」

 

 手続きを終え、俺達も再出発。空から街道をなぞっていくと、気づけば眼下に見えた後輩カップルを追い越していた。

 ここからは街と街を経由して王都に向かう予定である。名産品とかも見て回りたいしな。

 

「来るのじゃ来るのじゃ来とるのじゃ!」

「大丈夫ですよ、イリハ」

「うぉおおおお! 魔力過剰充填、【雷の礫】!」

「強クナッタナ、リリィ」

「何でカタコトなのよ……」

 

 例によって例の如く相変わらず襲ってくる空の魔物は、純淫魔に進化して強くなったルクスリリアが楽々対処した。

 純淫魔への進化。中淫魔からの派生なので基礎寿命は増えてはいないが、今のリリィは魔力や肉体再生といった基礎能力が大淫魔相当になっているのである。

 

 そんなこんな。

 

 翌日。俺達は無事王都へと帰還した。

 滑走路を使って着陸し、王都入りの列に並ぶ。やはり、西区門の前は人の往来が激しい。見慣れたはずの光景なのに、男性の多さにはビックリしてしまった。

 

 門番のチェックを通り、王都西区に入る。テーマパークめいた進撃壁を潜ると、賑々しい王都の景色が広がった。

 相も変わらず人口密度の凄い街である。車道には馬車が通ってて、歩道ではムキムキの奴隷が荷物を運んでいた。商人の護衛と思しき鋼鉄札の冒険者が腕組み仁王立ちして交渉相手を威圧している。

 暴力と野心、繁栄と混沌をコンクリートミキサーにかけてぶちまけた。此処こそ王都の西区である。

 

「おぅ待てやゴラァ!」

「へへっ! 故郷で鍛えた自慢の足、そう簡単に捕まるかよ! ここまで来れば後は余裕で逃げられるぜ!」

「はっ! それはどうかな!?」

「なに!? ぎゃあああ!」

 

 某アニメのネコ&ネズミめいて追いかけっこをする衛兵。追いかけられてた人は罠にかかったようで、屋根からエアアサシンしてきた衛兵に捕まっていた。

 そのまま衛兵二人に殴る蹴るの暴行を加えられ、捕まった人は最後に膝裏を斬られていた。凄まじい暴力シーンだが、これくらい王都じゃ日常茶飯事である。実際、街往く人は何も気にしていない。つくづく思うが。やっぱ日本は平和だったんだなと。

 

「とりまギルド行こうか」

「あいッス!」

 

 当然、俺も皆も気にしない。それどころか、王都に帰ってきたんだなーと趣を感じたところである。イリハも慣れたもので、気にせず耳を揺らしていた。

 なんて王都のマッポー加減にイトオカシズムを感じつつ、俺達は真っすぐ転移神殿のある方へ向かって行った。

 

「あ、この匂いは……!」

 

 ふと、グーラが鼻をヒクヒクして笑顔になった。いつもの噴水広場に着くと、懐かしい味噌の焦げる匂いが香ってきた。

 シュロメさんがまた何か焼いてるのかなと思って見てみると、何と別の森人さんが田楽を焼いていた。暖簾は同じだし、バイトかな?

 

「うぇ~、なんか変な匂いッス~」

「味噌の匂いだよ。良い匂いだと思うけど」

「串に差した豆腐を焼いているんじゃな。味噌もたっぷり塗って贅沢な逸品じゃ」

「豆腐って確か、森人豆のプディングの事よね? 焼いてもいいのかしら?」

「ご主人様、あれ食べてみたいです!」

「帰りに買おうか。俺も食べたい」

 

 醤油に比して王都民に敬遠されていた味噌だが、田楽焼きの方はそれなりに人気なようで、広場のおじさん達が味噌田楽片手に酒を呑んでいた。美味そうだし、後で買おう。

 

「おう、イシグロじゃねぇか! 聞いたぜ、なんか淫国でやべーの倒したんだってな!」

「ええ、まあ」

 

 転移神殿に入る。すると、顔見知りの冒険者からさっそく声をかけられた。

 魔導人機については伏せられているが、夢魔の情報は公表されているのだ。けど、俺の名前は報じられていないはず。

 と思ったが、転移神殿には交流会参加者がいたのだった。人の口に戸は立てられないというやつで、まぁしゃーない。

 

「あ、イシグロさん! お久しぶりです!」

「ん?」

 

 と思ったら、若人冒険者にも声をかけられた。鉄札の若者達で、剣士と武闘家と魔術師の三人組だ。

 はて、誰だったか。記憶を辿り、思い出した。この子達、春頃に模擬戦をした鉄札の一党だ。

 

「武器を新調したんですね」

「え? あっ、はい! 思い切って買っちゃいました! まだまだ練習中ですけど、使いこなせるよう頑張ります!」

 

 見ると、皆さんは真新しい武装を身に着けている事に気が付いた。

 剣士の子はクレイモア背負ってるし、魔術師の子はフリーレンロッドを持っている。羊人の女の子は腰にトンファーを装備していた。

 

「模擬戦の方、またよろしくお願いします!」

「ええ」

 

 何というか、ビルド方針が見えてきて、装備が少しずつ固まってきた頃合いという印象の一党である。

 無性に微笑ましくなったので、模擬戦の約束などしてしまった。原則予約はしていないが、今回だけ特別である。

 

「お久しぶりです。こちら、淫魔王国からの書類になります」

「お、帰ったか、イシグロ。確認するから、ちょっと待ってな」

 

 馴染みの受付おじさんのところへ行き、書類を提出する。

 トラブりたくないので、こういう帰還報告はちゃんと行うようにしているのだ。

 

「あー、そうだったそうだった。忘れるとこだったぜ。これ、アダムスの奴から手紙届いてるぞ」

「ありがとうございます」

 

 確認中、武器工匠・ドワルフからのお手紙を渡された。

 内容は分かっている。武器が完成したから取りに来いってやつだ。一応読んでみるが、正解である。

 

「ちょっと早いけど、今日は何か食べて帰ろうか」

「はい!」

「お酒もいると思わない? アレには何が合うかしら」

「不摂生じゃが、まぁ冒険者ってこんなもんよな」

「分かってきたじゃないッスか」

 

 そんな訳で、入ったばかりの神殿を出る。

 大階段を下り、噴水広場の屋台で適当に散財。空いてるテーブルに腰を下ろし、辛い田楽と甘いリンジュ酒で優勝だ。

 

「ん~! 美味すぎて馬になるわこれ」

 

 そうそうこれこれ、ザ・荒くれ冒険者って感じだな。田楽美味ぇ、米酒美味ぇ。枝豆とか欲しくなってきたゾ。他に良いアテ売ってないかなっと。

 

「とても美味しいです! このちょっと焦げてるのが最高ですね!」

「ええ。最初は抵抗があったけれど、リンジュ酒によく合うわね」

「ッスかね~。アタシはショーユのが好きッスけど、あの焼き鳥、また食いてぇッス~!」

「アレは至高の美味じゃったのぅ、ほんに」

「はい、お腹空いてきましたぁ……」

「食べてる最中じゃない」

 

 なんてプチ飲み会をやりながら、ふと広場の異世界人を見るでもなく眺めてみる。

 異世界人のファッションは全体的にカラフルで、派手な色を好む傾向にある。冒険者にしたって、俺みたいな地味革鎧を装備してるのは初心者くらいで、鋼鉄札になってくるとファッショナブルな人が増える印象だ。

 

「う~ん、服か……」

 

 思い出すのは、俺の適当地球知識を聞いて興奮するパイモさんの姿。

 タイプライターとかその辺はともかく、新しいジャンルの衣服なら知識チートの弊害とかないよな。そもそも、着てくれる人がいるかどうかも分からないけど。

 異世界の服は精巧だ。裁縫職人の腕が良いのだろう。人の手で作れる物ならば、向こうにあってこっちに無い服の再現は容易な気がする。

 スーツとか、革ジャンとか、逆バニーとか……多分いけるよなと。

 

「あ、ラリスサンドの店開いたッスよ! ちょっと買ってきていいッスか?」

「どうぞー」

 

 田楽をかじり、酒を呑む。うん、普通に美味い。転移したのが飯の美味い異世界で良かった。

 それで言うなら、料理とかもアリかもしれない。割と進んでる異世界料理界隈。けれど、味噌や醤油は新種の調味料なのだ。再現できる日本食とか、ありそうじゃないか?

 おぉ、悪くないな。味噌カツ、唐揚げ、すき焼きにおでん。あー、うな丼のタレも醤油ベースだっけ。やっぱ、醤油くんは偉大やで。

 

「明日はどうしましょうか」

「ドワルフんとこで武器もらって、その後ケインさんに戦車のメンテしてもらおう。それから……」

 

 それ以外にも、前と同じく新武器の開発やレベリングもやっときたい。

 迷宮、料理、新発明。観光、旅行、淫行。やりたい事、いっぱいだ。

 

「おっ、これ醤油味じゃん! 照り焼きサンド……!」

「っしょ? ご主人こういうの好きかと思って買ってきたッス!」

「ラリスサンドに醤油ソースか。意外と合うもんじゃな」

 

 迷宮潜る前に、次育成するジョブも考えないとな。ステ重視か、汎用性重視か。

 夢魔は強かった。極天も強かった。そして王子は遥かに強かった。で、俺は今よりもっと強くならないと。

 来るべき決戦に備え、一歩ずつ前進だ。

 

「あ~っ、美味ぇ。そろそろビール開けちゃいますか」

「いいじゃない。私にも頂戴」

「あ、ビールならアタシも!」

「あい。グーラとイリハは?」

「ボクは大丈夫です」

「わしはシュワシュワよりこっちじゃな」

 

 何度だって言おう。

 異世界生活、最高である。




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 異世界で醤油を作ったシュロメさんは、現在色んな所で味噌・醤油を布教して回っています。
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