【一巻発売中】たのしい異世界ハクスラ生活、あるいは超紳士的英雄譚   作:いらえ丸

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 感想・評価など、ありがとうございます。皆様の応援あっての本作でございます。
 誤字報告もありがとうございます。いつもお世話になっています。
 キャラ・ボスのご応募もありがとうございます。


幼慄のブルーアイズ・シルバードラゴン!(上)

 現代日本と比べて人の移動が少ない異世界では、国や地域による住民の性格の違いが顕著である。

 これは現代日本で言う県民性のようなもので、たとえ同じ国の街であってもその土地ごとの文化が存在するのだ。

 実際に色んな場所を見て思うに、ことラリス人の場合は少なからずその土地を治める貴族の性格が反映されている気がしてならない。

 フライシュ領は基本のんびり屋なのに美食の事になると様子が変になるし、ゲパルト領の人達は勤勉で真面目な印象だ。それで言うと、王都民はよくも悪くもバイタリティに溢れている。

 名所巡りや名産の食べ歩きも楽しいが、そういうのを見て回るのも存外面白いもんで。

 

「ここが魔導都市フォレか。ホントにマジでテーマパークみたいだぜ。テンション上がるなぁ」

「だからテーマパークって何なんスか」

 

 ラリス王国はランベール領、フォレ市。またの名を、魔導都市フォレ。

 俺達は戦友陰キャ魔女デアンヌさんの実家たるランベール侯爵のお膝元にやってきた。ハネムーンの為である。

 

「綺麗な街ですね。どことなくケフィアムに似ているような?」

「淫魔王国スケベ抜き魔道具マシマシって感じですねぇ」

「それはもう淫魔王国じゃあねぇと思うぜ」

 

 白亜の壁に、青い屋根、合理的な建築物配置。いざ訪れた魔導都市は、ザ・魔導都市って感じの街だった。何を言ってるんだという話だが、第一印象がそうだったのだから仕方なし。

 世界一の大都市アレクシストよりもスタイリッシュで、のんのんリント市とは比べるべくもない。どっちかというと、淫魔王国首都たるケフィアムに近い印象だ。

 大通りには召喚獣や使い魔に騎乗した人々が規律正しく往来しており、歩道では魔術師の後ろを荷物持ち多脚戦車っぽいゴーレムがよちよち歩いている。大型犬サイズのニワトリに跨った魔術師が人波をかき分けかき分け、箒に跨って空を飛んでる魔術師は建物の中に荷物を投げ入れて金銭を貰っていた。

 また、街のあちこちではオープンテラスのカフェがあり、そこではコーヒー片手に新聞を読む紳士の隣で、赤ローブ魔導士と青ローブ魔導士が何事か議論している。騒がしくない、穏やかな人の営みがそこにあった。

 

「魔術師ではない者達も全体的に魔力が高いわ。あそこにいる赤子なんて、並みの冒険者の魔力を超えているもの」

「その代わりかのぅ、フォレの人達は氣がそこまで強くないのじゃ。王都民のが元気じゃな」

「ん、見てあそこ。フォレ家の紋章付けた人達が空飛んでる。何してるんだろ」

「あの人等も衛兵や。悪い事しとる人を空から見つけたり追っかけたりするんやで」

 

 魔導都市、もしくは魔法使いの街。フォレ市はそういう街だった。

 RPGで例えると後半で行けるようになるマップだな。ここでしか買えない最強杖とか入手できそうだし、サブイベントめっちゃありそう。

 

「あそこにいるのって件のランベール魔術大学の学生? ローブの色は同じだが、スカーフの色が違うな。学年の違い?」

「いや? あのスカーフは位階証やな。白が一番下で、青色が一番上や。今は青の子が引率しとる最中や」

「なにあれなにあれ! 面白そうな事やってるッスー!」

「絶対美味しいやつです! 行きましょう!」

「宿には夜までに帰るんだぞ~」

 

 広場でやってる青空教室を通り過ぎ、趣深い杖職人の店を冷やかし、初代ランベール像の前で記念のポーズを取る。フォレ市は歩いてるだけでも楽しい街だった。

 お腹が空いたらグーラの案内で美味しいものを探して食べた。貝の蒸し焼きがべらぼうに美味くてビックリした。

 他、なんかフォレ市でしか食べられないものとかないかな。

 

「ま、まさかアレは……!」

「新しい形の淫魔氷菓でしょうか?」

「グルグル巻きッス! グルグル巻きの氷菓がニュルニュル出てるッス!!」

 

 そして、見つけた。淫魔王国発祥の氷菓の派生形。グルグルのソフトクリームを。

 ソフトクリーム屋さんの前には行列が出来ており、上手くグルグルしてグルグルを作るパフォーマンスにはオーディエンスから歓声が湧いていた。

 

「うわ懐かしいなぁ。俺、高校生の時にバイトでやってたんだよ。自分で言うのもなんだけどめっちゃ上手かったんだよ、俺のグルグル」

「はむっ! んぅ~! おいひいれふごひゅひんはま! んぐっ、これ本当に最高です!」

「味も舌触りも丁度ええのぅ。淫魔氷菓よりサラッとしてて優しい感じするのじゃ」

「確かに美味しいですね。ところでヘカテーニャ大先生? この魔道具、うちでこっそり作れたりしませんかぁ?」

「ん~? まぁ基本的な仕組みは既存の氷菓機と同じやろから普通に作れると思うで。何ならウチがもっと高性能で多機能なの作ったろか?」

 

 という訳で、人数分のソフトクリームを購入である。

 流石にアイスを乗せるコーンこそないが、異世界でお出しされたグルグル君は紛れもないソフトクリームだった。

 今度フライシュ侯爵にコーンのアイデアを売っぱらっちまおうかな。どうせソフトクリーム食べるならアレ持って食べたいよね。

 

「ご主人のも一口ちょうだいッス♡ あ~ん♡」

「えぇ~リリィの一口は大きいから流石に……問題ないです」

 

 皆も満足そうに食べている。ルクスリリアはパクッと頬張ってて、ユゥリンは俺に流し目くれながら舌でチロチロ舐めていた。静かに食え、陰茎が苛立つ。

 他方、エリーゼはどう食べればいいのか分からずオロオロしていた。銀竜令嬢のお嬢様ムーブ久々に見たな。

 

「おぉ~これこれ! フォレ市来たら此処寄らなアカンねんな! 見てみぃこのアイデア一本勝負の魔道具! どれもこれも作りが甘くて可愛らしいなぁ! でも流石はラン大生だけあってどれも光るモンあるわ!」

「ふふっ……楽しそうね、ヘカテ」

「アタイもこういうの見んの好きなんだよなぁ。この雑多な感じがいいんでぇ」

 

 お腹を満たしたところで、ランベール魔術大学の学生による魔道具フリマを見て回った。

 ラリス大学は総合大学であるのに対し、ランベール魔術大学はその名の通り魔法使い育成機関らしい。このフリーマーケットでは、魔道具科の学生達がアイデア魔道具を出品しているのだ。

 

「ん、さっきから見てるけど、冒険者証を付けてる人多いね」

「見たとこ卒業生ちゃうかな。明らかに誰かしらから魔力制御習っとる雰囲気あるわ。我流やとああも上手ないで」

「魔力量は大したことないようだけれど?」

「魔力は使いようじゃよエリーゼ。わしも今でも節約しとるし」

 

 何度もランベール大学に行ってたヘカテーニャ教授に曰く、大学で魔術を学んで冒険者になる卒業生がいれば、冒険者から魔術大学に入る人もいるそうだ。中には大学通いながら冒険者やってる二足の草鞋勢なんかもいるんだとか。

 老いも若きも魔術を勉強したいならランベール大学へって感じなんだな。まぁヘカテが言うには俺の思い描いている魔法学校よりはヘビィでシビアなようだが。

 

「君! さっきからチクチク言葉を何度も何度も! ハッキリと言ったらどうなのだね!」

「そちらこそ我が相棒への愚弄を撤回してもらおうか! さもなくば……」

「さもなくば、何だね?」

 

 なんて異世界学校事情に思いを馳せながら歩いていると、異世界来てから慣れてしまった喧嘩開始の匂いを嗅ぎ取ってしまった。しかも魔術師同士の喧嘩である。

 王都だったら即抜刀即戦闘なところ、学のある魔術師同士の喧嘩の前口上はさながら歌劇のようだった。一方で住民の反応は王都でもここでも同じなの異世界情緒って感じ。

 

「本日一回目だな。フォレ市は治安いいと思ってたけど、まぁ異世界だからねしょうがないね」

「でも王都よりお行儀がいいですよ。どことなく武侠みがありますね。最初の名乗りとか、あえて周りに聞こえるようお腹から声を出していました」

「ん、優しい人」

「優しい奴は喧嘩なんてしねぇんだぜ、レノっち」

 

 流れ弾が飛んできたら嫌だなと思い、軽く身構えながら見守る。逃げる方が安全なのだろうが、フォレの冒険者の実力を見ておこうかなって。

 どうやら衛兵が来る前におっ始めそうだ。やがて魔導士二人は懐に手を入れ、同時に六枚のカード(・・・)を取り出し、構えた。

 ん? カード? 杖じゃなくって? なんて内心首を傾げていた……その時である。

 

「「符操対戦(バトル)で決着をつけようッ!」」

 

 瞬間、広場に設置されていた魔導街灯が激しく点滅し、ビガービガーと警告音が木霊する。次いで二人を囲むように四角い結界が生成され、どこからともなく白ローブ姿の紳士が魔導街灯の上で腕組み仁王立ちしていた。

 

「これより! 符操士(プネリスト)が符操対戦を行います! 符操霊(プネウマ)の攻撃に当たらないよう、通行者の皆様は結界線の後ろまでお下がりください!」

「「「うぉおおおおおお! 生の符操対戦だぁああああ!」」」

「えっ、なにっ、なんだぁっ!?」

 

 紳士の声に呼応するように、観客達は異様な盛り上がりを見せた。王都ともリンジュとも違うノリについていけぬまま、バトル結界の最前列に押し出される。

 カードを構えた魔導士はテニスのシングルスのような間隔で睨み合っていた。両者の間には白ローブ紳士が立っており、何事かルール確認をしていた。

 

「合意とみてよろしいですな? それでは皆さんご一緒に! プネウマバトル! レディィィィ……」

「「「ゴォォォォオオオッ!」」」

 

 試合開始である。何だか知らんが試合開始である。

 オーディエンスの熱に押されるように、決闘者達は手札から一枚のカードを引き抜いて魔力を籠め、バシィッと地面にたたきつけた。

 すると、どうだ。表表示されたカードが光を放ち、魔法陣が生成されたではないか。

 

「輝く鬣! 炎の心! あらゆる邪悪を焼き尽くせ! 出でよ、レオニーダ!」

「漆黒の朋友よ! 無垢なる暗黒よ! 原始の魂を今ここに! 顕現せよ、スラジロウ!」

 

 それはモンスター召喚の儀だった。片や炎のライオン、片や漆黒のスライム……なのだが、どっちも可愛い系のデフォルメ・モンスである。

 なんだろう、未進化というか幼年期というかで弱そうだ。勘だが、アレは魔物ではない気がする。されども召喚獣とも異なって見え、使い魔よりは生命体としての印象が強い。

 

「レオニーダ、【炎の礫】!」

「スラジロウ、躱せ! それから【水の礫】だ!」

 

 大勢が観戦する中、両者の仮称カードモンスターは戦いを開始した。お互いのモンスターは既存の魔法を撃ち合っており、時たまやってる近接攻撃はモンスター固有の固定動作のようだった。

 育成ゲー好きの俺が見るに、召喚者側は細かい指示を出していないようだ。多少の移動指示はしているようだが、基本的には特定の技を使わせている。ライオン君は攻撃技主体で、耐久寄りっぽいスライム君はデバフや状態異常を撒いてるように見受けられた。

 

「おぉっとダスナ選手のレオニーダ! 弱点属性の魔法を受け戦闘不能! 急所に当たったぁあああ!」

「さすがだぞ! 相手符操霊の弱点属性をばっちり理解してるんだな!」

 

 白熱するバトルと白ローブ紳士の実況に、観客となった通行人は熱狂していた。

 いや、急になんかこうホビーアニメ感というか……ていうか、何アレ?

 

「ほう、符操霊か。ついに完成したんやな」

「知っているのかヘカテーニャ」

 

 困惑する草薙の注目が解説役ヘカテーニャに集まる。

 彼女は人混みの邪魔にならぬよう畳んだ日傘で地面をコツコツしながら口を開いた。

 

「アレの名前は符操霊(プネウマ)。リンジュ式召喚術を参考に、ラリス式召喚獣と使い魔の中間的存在を作ろうとして出来上がった全く新しい召喚術体系や。特徴は術者に専門知識や技術があんま要らんトコやな。要するにお手軽召喚獣や」

「よう分からんけど凄いんじゃのぅ」

「言っちゃあれッスけど、ぶっちゃけクッソ弱くないッスか? 王都の冒険者なら鉄札でも素手で倒せそうッス」

「まぁそこが符操霊ちゃんの残念ポイントやな。見たところウチが見た時から色々と妥協しとるみたいや。召喚獣程の成長はできなさそうやし、仕様上ある程度の改善こそすれ欠点の根本的な解決はできひんやろ。実際、アレくらいならウチの眷属のが全然強いし」

「なるほど。要するに、クロスボウと同じザコが使うクソザコ召喚獣って訳ですか。両方揃えば最強に最弱ですね」

「酷い言われようやな。まぁ事実やからしょうがないんやけど」

「待てよ。そういう最弱構成で最強目指すっていう浪漫があるんだぜ」

「ならご主人がやるッスか?」

「申し訳ないがリアルでネタビルドはNG」

 

 曰く、件のカードモンスター――符操霊は召喚獣ほど強くなく、使い魔ほど安定稼働しないらしい。代わりに、使用に関しては召喚獣ほどの専門性は必要なく、使い魔と違って成長するそうだ。

 あっちを立てればこっちが立たず。リヴクラフトの時もそうだったが、あらゆる面で優秀な道具ってなぁ見つからないもんだね。爆弾やクロスボウが弱い異世界では、最終的には人の力がモノを言うのだ。

 

「ん、戦う用じゃなくて移動用なら需要あるんじゃない? お馬さんより維持コスト安そうだし」

「どうやろな。魔力の流れ見る感じ、召喚獣や使い魔ほど長く出せる訳ちゃうっぽいし、個人で使うならともかく軍が使うのは向いてへんのとちゃうかな。少数精鋭とかならワンチャン? まぁそのへんは偉い人が考えるやろ」

「あっ、スライムの方が勝ったッスよ」

「交代のタイミングが見事だったな。ガッチャ良い決闘だったぜ」

「言うほどそうかしら……?」

 

 バトルが終了し、結界が解除されると、二人の符操術者にオーディエンスから惜しみない拍手が贈られた。

 教授からは散々な評価をされているし、俺からしてもちょっとアレな性能のように見えるのだが、カードから飛び出るモンスターには俄然興味がありますねぇ。朕は美少女モンスターがほしい。

 

「実戦に使うかはともかく、符操霊自体は面白そうじゃない。私も一枚欲しいわ」

「実は俺も欲しい。どこで買えるんだ? そもそも市販されてんのかね」

「お兄さん、今符操霊の話をしたな? これでお前との縁が出来たぜ!」

「「「のぉ!?」」」

 

 観戦も終わって、さぁ立ち去ろうと思った時である。背後から声をかけられた。

 振り向くと、すぐ背後にエプロン姿のイケメンが立っていた。逆立った髪にサンバイザー。如何にもホビアニ世界の住人といった出で立ちである。

 それ以前に、この俺がこうも簡単に背後を取られただと? こいつ、できる……!

 

「失礼! オレの名前はプネウマスター・ジョー! 符操霊を見た時、こいつは売れると踏んで専門店を開業した古参符操士だぜ! 話は聞かせてもらった! 符操霊をお探しなら是非うちの店まで来てくれだぜ!」

「え? あ、はい……?」

「ついてくるんだぜ! とっておきの符操霊をお見せするぜ!」

「面白そうじゃねぇか。行こうぜ、亭主殿。何であれ新しいモンには触れとくもんだ」

 

 勢いに負けてついていくと、怪しい路地裏の怪しい店に案内された。

 そこはまさに異世界版カードショップといった様相で、店の壁やショーケースには様々なカードが展示されている。また、店内には俺達以外の客はいなかった。だから外にいたのか、このホビアニ店長。

 

「す、すっげぇ~。しかもコレ、よく見たら召喚コストとか技構成とか書いてあるじゃん。イラストじゃなくて魔法陣と魔術式が描いてあるのは御愛嬌か。あぁでもリアルモンスターカードはロマンあるなぁ……!」

「符操霊はランベール領で生まれたんだぜ? アレクシストの発明品じゃあねぇ! 魔道具技術では一時期遅れをとったが、今や巻き返しの時だぜ!」

「一番気になる値段は……おぅ高いな」

「出たばっかの技術だから仕方ないぜ! でもオレは未来があるって信じてるんだぜ! いつか世に憚る召喚獣を駆逐し、忌々しい使い魔技術を過去にし、符操霊の時代が来るに違いないぜ!」

「そうやろか? まぁ信じるんは自由やし、そうなんかもなぁ。知らんけど」

 

 ふと、なんか見られてる気がして周囲を探ってみれば、ガーゴイル型の召喚獣が無言で俺達を睨みつけていた。

 かと思えば、すいすい動くアメンボ型の使い魔が床掃除をしている。

 

「使ってるんですね、召喚獣」

「便利なんだぜ」

 

 便利なら仕方ないね。

 

「そうね。なら、私はコレにしようかしら」

「いいカードを引いたな! さっそく召喚台で試してみてくれ! きっと気に入るんだぜ!」

 

 やがてウキウキでカードを選んだ一同は、店の中央にあった召喚台に集まった。

 ああ、なんだろう。ここで特徴的な髪型の少年少女達が符操霊バトルする光景が見える見える。

 

「召喚する時は符操霊に魔力を注ぐだけでいいんだぜ! 思いっきりやっちまいな!」

「こうかしら?」

 

 カードを台にセットし、エリーゼは少しずつ魔力を流していった。すると先の決闘の時と同じくカードが光を放ち、魔法陣が生成された。

 の、だが……。

 

「あっ……」

 

 ボンッと、カードが爆ぜた。

 バラバラになった符操霊が紙吹雪のように舞い散っていく。床に落ちた紙屑を、お掃除使い魔が回収した。

 

「お、オレの符操霊ぁあああああああ!」

「……何もしてないのに壊れたわ」

「倫叡塔賢者として言わせてもらうけど、今のはエリちゃんのせいやないでな。ただ符操霊が竜族の魔力に対応してへんだけや」

「ま、まぁお互い悪気があった訳ではないですし……」

 

 未だ理由は分かってないらしいが、符操霊は極端に相性の悪い魔力が注がれると爆発したり召喚不可になったりするそうだ。

 それくらい事前に改善しとけよって話だが、いずれも極めてレアなケースなのだとか。そもそも実験参加者に竜族はいなかったらしいし、いいサンプルが取れてよかったじゃんとしか。

 

「んぅ、出てこんのぉ」

「わっ、魔力流したら燃えました!」

「ん、光って消えた」

「ワタシも失敗してビリビリに破けちゃいました」

「やめろー! こんなの符操霊じゃない!」

 

 悲しい哉、エリーゼを筆頭に我が一党の面々は皆さん召喚事故を起こしてカードを壊してしまった。レア種族ばっかだもんね、うちの子は。次からは実験用カードとか用意してもろて。

 

「あの~、アタシのは普通に通ってる感じあるんスけど、なんか出てこないんスよね。何でッスか?」

「もしかして、お嬢さん既に強い召喚獣と契約してるんだぜ?」

「ッス。深域武装の守護獣がいるッス」

「符操霊がそいつの威厳にビビッてるんだぜ。多分お嬢さんも無理なんだぜ」

「ガーンだぜッス!」

 

 一方、ルクスリリアは召喚こそ可能らしいがモンスター側に拒否されていた。

 こっちについては事例があるそうで、既に強い召喚獣もしくは守護獣と契約している場合こうなるみたい。欠陥ばっかじゃねぇかよ符操霊。

 

「おっと悪いな。アタイは成功しちまって」

「ウチも成功したで。ほぉ? まぁ内部の術式は大体わかったわ。なるほどなるほど……?」

 

 結局、召喚に成功したのはシャロとヘカテだけだった。召喚されたカワイイモンスを見て、エリーゼ達は羨ましそうに見ていた。

 

「気を取り直してシャロのを選ぶッス! 色々あるッスけど、どれにするッスか?」

「あん? そうだなぁ、こーゆーのアタイよく分かんねぇから適当に一番いいのを頼むぜ」

「一番強いのって言ったらこのホワイトスケイル・ブルードラゴンだぜ! 息吹の威力がピカイチなんだぜ!」

「あら、良い魔龍ね。空も飛べるし、シャロ向きじゃない?」

「でもこいつは命令しても怠けたりそっぽ向いたりして言うこと聞かないんだぜ! 作成者は失敗作って言ってたぜ! けど強いから格安で買い取ったんだぜ!」

「そんなもんを店に並べるでないわ」

「いやまぁさっきはああ言ったがよ? 戦いで使うのは勘弁なんだよな。こちとらルーン描くだけで手一杯なんでぇ」

「ん、なら飛行用の符操霊がいいと思う。この中で空飛べないのシャロだけ」

「そういえばそうですね。え~、この中に一人空飛べない人がいるみたいですけど~」

「煽るな煽るな」

「なら、これとかどうですか? 鳥ですし、シャロさんくらいなら掴んで飛んでくれると思います」

「ぶっさ! コミュ抜けるッス!」

「実際に見た目が悪いから安く入手できたんだぜ。あとそいつは自分が飛べるだけで人を運べるわけじゃないぜ。けど成長したらできそうだぜ」

「なら他のを探すか。楽しくなってきたぞ。てゆーかヘカテはどうする?」

「ウチはええや、眷属おるし。あーいや、でも研究用に何枚か買おかな。どうせ核心部分は隠されとるやろけど、無理やりこじ開けて覗いたるわ。シャロちゃんおるとそーゆー悪さできるで愉快極まりないでホンマ」

「え? どういう事なんだぜ?」

「ルーンが禁術扱いされてた理由がまた一つ……」

 

 最終的に購入したのは、ヘカテが研究用に買った数枚とシャロの飛行用モンスターだけだった。

 後者はアレだ、空を飛ぶ要員だな。あるいは岩を砕いたり木を切ったりする便利枠。

 

「へへっ、こりゃ愛くるしい魚もいたもんだな。鳴き声も可愛いじゃねぇの」

 

 ちなみに、件の旅パ符操霊の見た目はデフォルメされたイルカさんだった。飛行の際は素直に跨るかサーフボードのように乗れる優れ物だ。

 性能は飛行特化で、攻撃技は一個しか覚えていない。不変の使い魔とは異なり、符操霊は鍛える事でレベルアップできるらしいので、ゆくゆくは銀細工の戦闘機動にもついてこれるようになるといいな。モンスターのレベリングか、腕が鳴るぜ。

 

「入ってからずっと悩んでるッスけど、ご主人こそ買わないんスか?」

「うん、俺好みのカードないからいいや」

「どういうのなんだぜ? お客さんにピッタリなのを見つけるのも店長の仕事なんだぜ」

「美少女符操霊とか、寿司型符操霊とか、五枚揃えると勝利確定する符操霊とか」

「あるわけないんだぜ!」

 

 店にあったカードを全部見せてもらったけど、俺は買わない事にした。

 ガチ戦闘中は召喚やってる暇なさそうだし、そのうち使わなくなりそうだし。何より美少女カードが無いとやる気が出ないし。次に出るテーマは蠱惑的な女の子系ので頼むよ。

 

「またのご来店を待ってるぜ! 皆の符操霊、グッドだぜ!」

 

 カードショップを出ると、もういい時間になっていた。

 転移神殿の手続きはまた今度でいいか。もう遅いから今朝チェックインした宿に戻る所存。

 

「意外と乗り心地いいんだな。ツルツルしてると思ったが産毛があって良い感じだ」

「いずれそれに乗りながらルーンを描くのよ。頑張りなさい」

「よろしく頼むぜ。あ~っと、名前どうしよっかな。昔からアタイの名付けは不評だからなぁ」

 

 宿への帰路、シャーロットは符操霊イルカに跨っていた。キュイキュイと鳴くイルカの頭を撫でる。いい買い物したなって。

 フォレ旅行はまだまだこれから。明日もいっぱい遊んじゃうぞ。

 そうして、俺達はホテルに帰還するのであった。

 

 

 

 

 

 

 その日以降も、俺達はフォレ旅行を楽しんだ。

 魔法史館を見学し、子供用の使い魔体験コーナーに足を運んだ。魔法触媒のオークションに参加して、金の力で無双してみた。皆と一緒なら何処でも楽しく、場所が良ければ倍楽しい。

 右を見ても左を見ても魔法魔法魔法……。戦士の国であるラリス王国にあって、ランベール領はかなりの異端地に思えるね。

 

「この街にはどんな迷宮があるかしら。胸が躍るわ」

「ほら見てください、エリーゼが竜族竜族していますよ。怖いですね」

 

 そんなある日の朝である。

 俺達草薙の剣一同は各々迷宮用装備を身に纏い、宿泊中の高級宿から外に出た。これから、フォレ市の転移神殿に向かおうというのである。

 目的は勿論、迷宮だ。王都だけじゃなく、色んなところの迷宮潜ってみたいんだよね、俺。

 実利もあるが、趣味でもある。筋トレが大好きだった友人に曰く、全国津々浦々色んな場所のジムに行って筋トレするのが楽しいらしい。気分的にはソレだと思う。

 

「はえ~、綺麗なもんだな。なんで崩れねぇんだ?」

「あそこまで高くする理由はあるのでしょうか? 登るにも降りるにも無駄に時間がかかるような……」

「敷地に限界があったんじゃないかな。それより入ろうぜ」

 

 イルカに乗った森人を連れ歩き、転移神殿に到着すると、皆で見上げたその建物はまさに叡智の結晶って印象のクソデカタワーだった。

 塔の色合いは街のイメージカラーと同じ白と青。王都やリンジュの転移神殿が歴史的建造物だとしたら、フォレ市の転移神殿は建てたてホヤホヤのピカピカ建造物だ。

 塔の根本にある入口から神殿に入ってみれば、そこはモダンな大企業のエントランスみたいになっていた。床は美しいタイル張りで、開放的かつスタイリッシュ。ここで働く職員さんはさぞエリートなのだろうと勝手に妄想してしまうね。

 

「はい。それでは、冒険者証をお預かりいたします」

 

 身分証明は慣れたもの。言われた通り、かっちりした制服を纏った受付嬢に冒険者証を提示する。

 すると、如何にもバリキャリな受付嬢さんは目を見開いて硬直した。

 

「い、イシグロ・リキタカ様でいらっしゃいますね。ようこそ当転移神殿へお越しくださいました。草薙の剣の皆様をお迎えできますこと、ままま誠に光栄に存じます……!」

 

 受付嬢がそう言った瞬間、ギルド中の視線が一斉に俺達に突き刺さった。

 あぁ~、うん、地方のギルドに行くとたまに起こる現象である。ある種の異世界モノのテンプレと言えなくもない。ビビリこそしないが、慣れないね。

 

「アレが迷宮狂い……? 思ったより弱そうだな。やっぱあの噂はガセだったんじゃねぇか?」

「今は黎明だ。それより拙いぞ。もし黎明とあの人が会っちまったら……」

「むしろどっちが上か白黒ハッキリついてスッキリするじゃないの」

 

 気にしない気にしない。旅の恥はかき捨てだから、例え何かやらかしても引きずる必要ないんだよ。

 そう内心で思っているのは俺だけなようで、愛しの銀竜を筆頭に我が妻達は実に堂々としていた。出会った当初はおどおどしてたグーラやユゥリンも無い胸を張っていらっしゃる。

 冒険者は舐められたら終わり……らしい。盟主が弱そうだと同盟全体が侮られる。それは良くないよな、うん。

 皆の反り立つ胸を見て勇気を出した俺は、強いて銀細工の武威を放ちつつ、神殿内の冒険者を見渡してみた。

 

「「「ひえっ……!」」」

 

 したら皆さん床を見た。一分以内に皆殺しにできるな。これで安心である。

 

「あばばばば、あばあばばば……!」

 

 と思ったら、手続きをしてくれていた受付嬢さんがSAN値チェックを受けてるような顔になってしまった。あなたを威嚇した訳では……。

 

「え~っと、迷宮記録を見せてもらってもいいですか?」

「あば……は、はいっ。今ご用意いたしますぅ!」

 

 本当に申し訳ない。ビビり散らかす受付嬢にお礼を言って、手続きが終了し次第カウンターを離れる。

 で、人数分受け取った迷宮記録を皆で読んだ。この資料には転移神殿から行ける迷宮と、その概要が載っているのだ。ハクスラ前のルーティンである。これを疎かにする冒険者は早死にするって受付おじさんが言ってた気がする。

 

「王都程ではないにしても、やはり神殿が大きいと色んな迷宮があるのぅ」

「知らない魔物や知らない聖遺物もいっぱいです。どれにしましょうか、ご主人様」

「聖遺物よりも、どんな戦いができるかじゃない?」

 

 当然のことながら、どれも知らない迷宮だった。けど既存の魔物も登場するようで、同じく未知の魔物なんかも見受けられる。いいね、テンション上がってきた。自然と口角が持ち上がる。

 ふと、近づいてきた冒険者の気配がUターンして遠ざかって行った。何か用があったのでは? まぁいいけど。

 

「おっ、これは良さげですね」

 

 そうして流し読んでたら、面白そうな迷宮を発見した。

 エネミーよし、仕様よし、ドロップアイテムはまぁまぁ程々。旅行中のハクスラにはちょうどいいんじゃないか?

 

「はい、皆さんご安全に!」

「「「「「ご安全に!」」」」」

 

 なので、その日のうちに潜る事にした。

 メンバーは俺とルクスリリアとエリーゼとイリハとレノとユゥリンだ。留守番組はヘカテ先生の案内でフォレ旅行の続きをしてもらっている。

 千石迷宮。上位難度の屋外型迷宮で、ボスもザコも魔法耐性が高い魔物オンリーだ。中には魔法を反射してくるやつもいる。

 けれど物理耐性はそこまで強くないので、普通に物理で攻めまくった。事前情報で光力も反射しないらしいのでレノも大活躍である。なお、エリーゼは久々に実体剣を振り回してご満悦のご様子。

 

「ふぅーっ! 超気持ちいい!」

 

 結果、無双した。異世界チートハーレム無双である。

 なんてこった。迷宮にあるまじきカジュアル難易度じゃないか。これで上位迷宮ってマ? あまりにも温いと言わざるを得ないゾ。この程度の魔物でこのレベルの経験値を? 素敵だぁ♡

 とにかく、それくらい楽で美味しい迷宮だったのだ。唯一の欠点はドロップアイテムのショボさだが、そこは御愛嬌。あえて言おう、最高である。

 

「換金お願いしまーす」

「は、はい……!」

 

 あっと言う間に踏破して、ササッと歩いて換金タイム。

 それにしても、素晴らしい迷宮だったな。潜って楽しい見返り美味しいで理想の迷宮と言えよう。あの転移石碑、王都にも置いてくれないかな。

 

「おかえりなさいませ、ご主人様。ご無事で何よりです」

「いやーこっちも色んな事あったんやでー」

「とりあえず飯食べながら話そうか。もうお腹がペコちゃんで」

 

 ホクホク顔で宿に帰り、晩御飯を食べながら旅行組と話をした。あっちも楽しいイベントに遭遇したそうで何より。

 てな訳で、件の迷宮には明日も潜る事となった。とにもかくにもレベリング効率のいい狩場は回せる間に回しておきたい。ハネムーン中は想定より多く散財してるしな。こまめな金策は大事。

 

「ん?」

 

 なんて思いつつ翌日も転移神殿に来てみたら、なんか様子が変だった。

 騒がしいというか何というか。何故だか冒険者達が依頼掲示板に屯っている。

 その時、俺は嫌な予感を覚えた。いやいや昨日の今日で……まさかね?

 

「千石迷宮ですが、昨晩枯渇いたしました。現在は新規に生成された迷宮を調査中でございます」

「マジですか……」

 

 おファックと言わざるを得ない。

 昨日俺が潜った迷宮は枯渇して、新しい迷宮が生えてきたというのだ。そんで今現在は新迷宮の調査で転移神殿がソワソワしているらしい。

 かなりショックである。せっかく見つけた美味しい料理屋が次来た時には潰れていたかのような。いつか続きを読もうと思って積読してたネット小説が削除されてた時のような。今度回そうと思った限定ガチャの期限が過ぎちゃった時のような。

 あー、まぁ、でも……。

 

「ちょっと、興味あるわね……」

「分かる~」

「そうくると思ったッス!」

 

 新規迷宮の存在に、俺とエリーゼは胸に溢れるワクワクを抑えられなかった。一方、ルクスリリア達はやれやれ顔だ。

 何を隠そう、俺は皆を守護るに肝要な最強のロリコンを目指しているのだ。よーいドンで勝てるなんてのは大前提で、真の最強はあらゆる状況に対応できて然るべきと考える次第。その点、新規迷宮は未知に溢れているので、新迷宮の探索は対応力強化の良いトレーニングになるのだ。

 あと、新規迷宮の初踏破時って普通の迷宮踏破より深域武装が出やすいらしいんだよね。武器自体充分揃っているが、それはそれとしてユニーク武器って欲しいじゃん。コレクター魂が勃起する。

 

「でも、俺達旅行中なんだよな」

 

 でも、しかし、だ。

 今現在、俺達はハネムーンの真っ最中である。もしここが王都だったら万全の準備を整えてから潜っていただろうが、ここはフォレ市で慣れない土地だ。ガチハクスラに最適な状態とは言えまい。石橋を叩いて渡る俺からして、ちょっとリスキーかなと。

 そんなこと言ったら旅費稼ぎに連日迷宮探索ってのもおかしいのだが、それはそれ。事前情報の有無はデカいのだ。

 

「アタシはどっちでもいいッスよ。なんだかんだ言いつつ戦うのは嫌いじゃないんで」

「私も賛成よ。だって新しい迷宮だもの」

「あ、ワタシは抜けます。温い迷宮にしか行きたくないです」

「そんじゃとりま作戦会議だ。報告・連絡・相談の時間だ。さっくり決めよう」

 

 行くにしても行かないにしても、報連相が第一だな。

 という訳で、俺達は新迷宮を潜るか否か決めるべく会議を……。

 

「そこの、待ちたまえ!」

 

 瞬間である。急に声をかけられた。

 声の方を見れば、神殿の奥から謎の冒険者集団が総回診のように歩いてくるではないか。

 珍しい事に、件の集団に戦士っぽい人が一人もいない。あれ全員魔法職だ。見れば、魔術師チームの隅っこにいた先のバリキャリ受付嬢があわあわしていた。

 

「黒髪、黒目、冴えない顔に小さな盟友。君達は草薙の剣……そして君が黎明のイシグロだな」

 

 集団の先頭、人間族の青年が代表するように口を開く。彼の見た目は神経質っぽい青紫髪の鬼畜眼鏡男子で、如何にも魔術師って感じのローブと杖を装備していた。

 そんな鬼畜眼鏡君を筆頭に、件の一団は俺達を睨みつけていた。なんだろう、殺意や闘志は感じないが、うっすら見下されてる……無礼められてるような? ナンデ?

 

「僕の名はジェラール。先代から跡を継ぎ、“黄昏の杖”を束ねる盟主だ。災厄の尖兵戦においては“千の薔薇”の討伐に貢献し、その他にも数え切れぬ程の武勲を打ち立ててきた。ランベール領の英雄さ」

 

 はて、聞いた事ない同盟である。尖兵戦で一緒したらしいが?

 向こうは俺の事を知ってて、俺は彼等の事を知らない。ちょっと気まずい。失礼になるかと思って記憶を辿ってみても、やっぱり全く思い出せなかった。

 

「この転移神殿は黄昏の杖の拠点だ。故に、新たに生まれた迷宮は我々が踏破する。君達のような余所者は引っ込んでいてもらおうか。君のような野卑の輩でも、この街で僕の不興を買う愚は流石に理解できるだろう?」

 

 と、言われましてもって感じである。

 どうする? 俺はルクスリリアと目を合わせた。さぁ? と首を傾げたルクスリリアは、何かを察したようにエリーゼを見た。

 すい~っと、彼女以外の皆もなんとな~くエリーゼの方を見ていた。

 

「ふぅん? へぇ……?」

 

 エリーゼは笑っていた。

 めちゃくちゃ楽しそうに、嬉しそうに笑っていた。

 とても、竜族らしく。

 

 これアカンやつでは?




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 プネウマの見た目はトゥーンモンスターとか未進化ポケモンみたいな感じデース。



・召喚獣=人工生命体。個性あり、学習あり、成長あり、時間制限なし(魔力次第)。召喚時、指示時に魔力消費。死んでも蘇るが、復活にコストがかかる。
・使い魔=機械。個性なし、学習なし、成長なし、時間制限なし。例外を除き収納不可、稼働時に魔力消費なし。特定の指示通りにしか動かない。壊れたら蘇らない。
・符操霊=召喚獣と使い魔の中間的存在。個性なし、学習あり、成長あり、時間制限あり。カードに収納、召喚時の魔力消費はそれなり。指示時の魔力消費なし。召喚獣のように収納でき、使い魔のように指示を遂行する。壊れても魔力と時間経過で自然復活する。

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