【一巻発売中】たのしい異世界ハクスラ生活、あるいは超紳士的英雄譚 作:いらえ丸
誤字報告もありがとうございます。感謝!
キャラ・ボスのご応募もありがとうございます。
出て来る時はヌルッと別人化します。キャラ同士をフュージョンさせたりとかもします。
今回もダンジョン回。続きです。
ある意味、現状報告的な話ですかね。
ボス部屋に入ると、そこはハムナプトラチックなドーム球場っぽい場所で、中央には高さ3メートルほどの楕円形の鉄塊が鎮座していた。
いや、鉄塊というより、鉄の卵だ。ボス部屋に入ったのに、HPバーはまだ表示されていない。
例によって、ここの迷宮のボスも数種類あるうちからランダムで生成される仕様だ。鎧を纏った虫なのは確定で、どんなのが出るかは入ってみてのお楽しみ。
多くのダンジョンは部屋に入ると即座にボスとご対面な訳だが、どういう訳か鎧虫迷宮の場合はこうしてまず卵として出て来るのである。それから中身がこんにちはだ。
なお、カブトもクワガタも卵からエントリーする模様。幼虫じゃないの?
ピシリと、卵の殻にヒビが入る。
さて、どんなのが生まれるか分からないが、ちょっとその前に試したい事がある。
ノックしてもしもしだ。
「エリーゼ」
「ええ。
銀の令嬢が杖を掲げる。すると、術者の頭上高くに炎の元気玉が生成され、それは卵に向かいゆっくりと落ちていった。威力と範囲に特化した炎系最上位魔法“偽太陽”である。
光の後、轟音と爆風。戦いのはじめ、動かぬ奴には一発入れるのが礼儀ってモンである。ここ魔法入るんで。
「行くぞ! 突撃ィーッ!」
「はい!」
「うッス! 出ろォー! ラザニアーッ!」
着弾と同時、前衛三人が走り出す。正面が俺、迂回してグーラ。上からルクスリリアだ。
原則、魔法の炎は燃え移らない。炎が消えたその跡に、卵は未だ形を保っていた。
「
駆ける前衛を追い越すように、エリーゼは続いてバーニングかめはめ波をぶっ放した。動いてないので当て放題だ。
直撃した熱線が卵の表面で激しい爆発を起こす。爆心地から目を焼くような熱風が襲ってくる。もうもうと、焼けた砂が舞い上がった。
「やったか!?」
勿論やれていない。しかし、直後に表示されたHPバーは既に七割ほどになっていた。
うん、開幕三割削りとかヤベーな。上手くいくかは分からなかったが、通じてよかった。言うて、一流魔術師が一日に一回使える特大魔法を二回当てたのだ。殻越しでも痛いだろう。
「最初に強く当たって、あとは流れだ! 警戒!」
土煙の中から、巨大なシルエットが浮かび上がる。
生成されるボスはランダム。なのだが、この迷宮のボスは当たりハズレがデカい。
一番来てほしくないのがサソリ型で、来てくれると楽なのがダンゴムシ型だ。最終的に殺せばいい話だが、中でもサソリは最悪なので遠慮したい。
さて、今回のガチャはどうだ。サソリは嫌だサソリは嫌だサソリは嫌だサソリは嫌だ……。
「ハズレね、じゃあ、私は回復に専念するから、後はよろしく」
アズカ〇ンである。おファックですわ。
これまた事前の話し合い通り、エリーゼは完全支援役にジョブチェンジだ。個人的に、デカブツ系だったら色々と捗ったので、ちょい悲しい。
鎧毒蛇蝎。
サソリの尻尾部分に蛇の頭が生えているという、一言でいうとクソボスだ。
見た目は全体的にメタリックで、デススティンガーめいたスタイリッシュさがある。リアルサソリのようなグロさはない、デフォルメイケメンサソリだ。
奴の攻撃方法は分かっている。前後の蛇蝎は独立していて、それぞれ好き勝手に動くのだ。前のサソリはハサミや体当たりによる物理攻撃メインで、後ろのヘビは色んな魔法を撃ってくる。必殺技は蛇の眼から出る石化光線だ。
また、名前に毒とあるように奴の体液は蓄積値ガンギマリの猛毒であり、サソリ&ヘビの口から毒霧を噴射してくる。あまつさえ、その毒は種類がランダムで、HP削る系やらMP削る系やら色々あって一種類の解毒ポーションだけじゃ対処できない。
うちはエリーゼがいるから何とかなるが、エリーゼ無しの一党だとぶっちゃけ死ねるだろうと思う。
無論、鎧毒蛇蝎は殆どの冒険者から嫌われている。ドロップも取り立てて美味い訳じゃあないし。
攻略法は王道で、とにかく殴って蹴って殺すしかない。弱点は打撃と炎と雷だ。
例によって、アーマー部分は斬撃無効。というか鎧虫迷宮エネミーが持つ全ての耐性を持っている。
あまつさえ、高耐性持ちのくせにサソリらしくシャカシャカと素早いのでウンチ度MAXである。前述の通り、見た目が良いのが救いだ。
見ると、サソリは両手のハサミを掲げ、ヘビも舌をシュルシュルして威嚇していた。激おこである。
狙ってるのは、当然エリーゼだ。寝てたところに元気玉&かめはめ波を食らわしてきたのだ。そりゃブッダも怒るよ。
「サソリが出た時の連携は覚えてるな? 油断せずに行こう!」
「了解です! 練習通りに!」
「あいッス! 後ろから失礼~っと!」
クソがファックがと悪態ついたが、いやいやこういう時こそジョースター卿思考だ。逆に考えるんだ。クソボスこそ、良い経験になるさと考えるんだ。
思い返せ、俺は今より強くなるんだろう。むしろラッキーだ。切り替えていく。行くぞオラァ!
「こっちを見ろォ!」
逃げるエリーゼに突進しはじめたサソリに接近し、シャカシャカ動く脚の関節に斬撃を見舞う。
俺に意識が向くのが分かるが、巨大サソリは止まらない。ボスはなおも逃げるエリーゼを追っている。
構わず切りつけ続けると、鬱陶しくなったのか反転してハサミパンチをしてきた。俺はそれを左手の湊で受け流しつつ、体勢を崩さぬようバックステップ。そして透かさず再アタックだ。
「うぉ危ねっ! このヘビけっこう手強いッスよご主人!」
サソリの後方ではルクスリリアとラザニアが尻尾ヘビの意識を取っていた。
お互い攻撃は入れられてないようだが、相変わらず最高の最低限をしてくれる。俺は俺でハサミや脚の対処で手一杯である。
だが、これでいい。
「やぁ!」
サソリが俺に、ヘビがルクスリリアにヘイトを傾けた瞬間、サソリの後ろ脚にグーラのイナズマキックが突き刺さる。
これは相当痛かったらしく、今度はグーラにヘイトが向いた。俺はさせじと攻撃し、奴の敵意をこっちに誘導する。
「対象指定、魔力過剰充填、“竜心”」
後方にいるエリーゼからバフが飛んでくる。ドラゴンロードで習得したスキルだ。受けた瞬間、じわじわと勇気が湧いてくる。
サソリ戦において、エリーゼは攻撃役ではない。状態異常や一撃石化を警戒して支援・回復役を全うしてもらうのだ。まぁ開幕三割なので、普通に十分なのだが。
「俺とグーラに毒が来てる! 発症する前によろしく!」
「わかったわ。
「ありがとうございます! はぁーっ!」
俺が邪魔をして、グーラが攻撃し、ルクスリリアがヘビを抑え、エリーゼが陰から皆を守る。
この繰り返しだ。アーマー系相手の場合、刀は本来のDPSを発揮できないが、刀型の盾である湊のお陰で俺は回避タンクができている。現状、最も火力が高いのは武闘家グーラだ。
「やぁーッ!」
雷を纏うグーラのキックが、再生しかけていた脚を圧し折る。サソリはハサミを振り回してグーラを追い払うと、俺が間に入って邪魔をした。
ダンジョンボスは手足が取れてもすぐ生える。俺がクリを入れて斬り飛ばした前脚も、ほっとくとすぐ完治である。突進されると厄介だ。機動力は削りたい。万全な本数を維持できないよう、ひたすら脚を狙う地味な戦いが続く。
「何か来るわよ! 対象指定、“竜の冷血”!」
指揮官の声。熱くなっていた意識が冷静さを取り戻す。見ると、敵の行動に変化が生まれている事に気づいた。
ヘビの挙動が何か変だ。これまでルクスリリアとラザニアに注意を向けていたヘビが、グーラを睨みつけていたのだ。
ヘビの目が光る。情報通り、石化光線だ。これを食らうと動けなくなり、仲間が助けないとハサミか何かで砕かれてしまう。所謂、即死技だ。
「グーラ!」
名を呼ぶより先に、グーラは四つ足姿勢で回避の構えを取っていた。
さながら退避する山犬の様。敵を睨みつつ、回復役であるエリーゼに接近していった。
「おっ、今コレいけんじゃね? アタックチャーンス!」
石化光線が放たれる直前、ルクスリリアの蛇腹鎌がヘビの頭に巻き付いた。そのままグイと引っ張ると、放たれたビームは明後日の方向に飛んでいった。
まるで大物と対峙する釣り人のようだ。邪魔されたヘビはジタバタと暴れるが、ラザニアに乗ったルクスリリアは巧みな鎌捌きで迷宮の主を捉えて離さない。
が、これは妙手でありつつ悪手である。後の展開は分かる。今はヘビだけが暴れてるから何とかなってるが、すぐにサソリが走り出してルクスリリアを西部劇の犯罪者みたく引きずってしまう事だろう。
「グーラ戻れ! 畳みかけるぞ! エリーゼは熱線準備!」
「はい!」
「わかったわ」
ならば仲間が何とかする。一転攻勢。三人に勝てる訳ないだろ。迎撃のハサミを倒れ込むように回避。ルクスリリアのがんばりゲージが無くなる前に、俺はサソリの脚を断ち切った。
サソリの脚は計八本。うち三本は破壊済み。左右に二本ずつ残ってたら、サソリは無理やりダッシュを敢行する。俺とグーラは右側の脚を集中攻撃した。
「オラァ!」
「おぉぉぉぉぉぉぉッ!」
グーラが殴り、生じた亀裂を俺が断つ。鬱陶しそうにハサミを振るうサソリだが、前衛二人は巧みな位置取りで避けていく。
「んぎぎぎぎぎ~! あ、もう限界! ウボァーッ!」
右側の脚を全損させたところで、とうとうルクスリリアは振り飛ばされてしまった。
しかし、これでいい。十分だ。俺とグーラは機動力を失ったサソリから離れた。次の瞬間である。
「
業火熱線。エリーゼの炎魔法が解き放たれる。
脚をなくし、避けるに避けられなかったサソリは炎かめはめ波をモロに受け。相撲で押し出されるようにノックバック。やがて壁に激突した。
「さぁ、第二形態来るぞ」
大技系は当て辛い。しかし当たれば大ダメージだ。熱線を受け、蛇蝎のHPは残り二割。
例によって、ボスギミックだ。けれどまぁ、こういうボスのギミックなんてアレと相場が決まっているモンで……。
砂に紛れる二つの影。
ソロ専ぼっちを殺すスタイル。
分離ボスギミックだ。
身構えると同時、砂煙の中からサソリとヘビが飛び出てきた。
二匹とも一直線にエリーゼの下へ。習性として、こいつらは火力の高い後方を狙うのだ。
「
が、来ると分かっているなら対策できる。エリーゼは事前に決めていた通り、炎の扇を振って機先を制した。熱風を受け、サソリは勢いを削がれ、ヘビはダメージを嫌って射線を逃れた。
体勢を崩したサソリに、グーラとルクスリリアが殺到する。残されたヘビは地を滑るように旋回し、大口を開けて俺に突撃してきた。
ヘビの口内に光が見える。魔弾の発射準備だ。突進の軌道も、魔法の軌道も見るまでもなく予想できる。なら、余裕だ。
「スゥーッ……」
ひと呼吸。俺は脇差を鞘に納め、右足を引いて橘を脇に構えた。金の構えだ。
蛇の軌道は分かっている。野球の右打席に立つように、ヘビがストライクゾーンに来るのを待った。巨体が迫る。恐ろしい歯がよく見える。そして、俺のチートが言っている。攻撃中は“無防備”だ。
「ハァーッ……」
突然だが、この世界のスキルについて、おさらいしよう。
剣士の“切り抜け”や、武闘家の“軽功”など、こういったジョブスキルは条件が揃っていれば他ジョブの状態でも使用できる。前者は剣や武器を両手で持ってる時、後者は足がフリーな時だな。
また、同じく条件を満たしていれば複数のスキルを同時に使う事ができ、且つ効果を上乗せさせられる。“切り抜け”と“軽功”の同時使用で、凄まじい速さの突進横薙ぎができるといった具合に。
これがまた、強いのだ。
俺はずっと色んなジョブをレベリングし、色んなスキルを習得してきた。一つ一つのカードは弱くとも、上手く揃えばフルハウス。
習得スキルの同時使用。立ち回りだけじゃない。対人訓練で実感した、俺に足りない色んな部分はこれで補い何とかしよう。
凄い雑に言うと、コンセントレーションと先手必勝と良バ場と根幹距離と右回りと一匹狼で地固めスーパーラッキーセブンである。
ちょっと違うか? まぁ何となくそんな感じだ。
「イィィィ……」
ヘビの突進に先行し、魔法弾が飛んでくる。一歩、俺はそれを直線軌道で前に避けた。すぐ真横で新幹線が通り過ぎるかの様。
二歩、極端に強い踏み込み。続く牙も前に避ける。三歩、交錯の瞬間、全身を投げ出すように前へ跳躍。
水平にした刃に、金色の光が宿る。何の呼吸も使っちゃいないし、技名とかも特にない。しかし、言うなりゃこれは必殺技。
必ず、殺す、技である。俺はありったけの殺意を籠めて、金の刃を迸らせた。
「ヤァァァーッ!」
使用直後の攻撃力を引き上げる踏み込み移動技。武闘家スキル“震脚”。
攻撃動作中の敵への与ダメを増加させるパッシブ。侍スキル“後の先”。
刃に魔力を籠め、次の斬撃の威力を上げる攻撃技。ソードマスタースキル“剛剣一閃”。
弱点特効、会心特効、反攻特効。武器に仕込まれた補助効果が倍々ゲームで与ダメを増やす。攻撃特化の橘の、真骨頂の一撃だ。
ズバァン! と、音は後からやってきた。
切っ先が食い込み、肌肉も骨も切り裂いた。良い包丁で魚を捌くような感触。
間違いなく、完璧に入った。
前に跳んだ身体を、無理やり地面を滑って自制する。
刃を向けると、ヘビは粒子に還っていった。残り二割だったボスのHPは、残り一割になっていた。ヘビは今の一撃で死んだのだ。
残心もそこそこに、俺はルクスリリア達が戦っている方に行こうとした。
しかし、既に決着はついていた。
「対象指定、魔力過剰充填、“竜吠”」
エリーゼのバフで支援して、
「やぁ!」
グーラのキックが炸裂し、
「そぉーいッ!」
ヘラジカに乗ったルクスリリアが、すれ違い様サソリの尻に鎌を突き入れ勢いそのままトドメを刺した。
さながら騎士の馬上試合のように、鮮やかな芸当だった。
カクカクと、少し動いてサソリは青白い粒子に還って行った。俺の身体に心地よい経験値取得の感覚。
そうしてHPバーが消え、帰還水晶が現れた。見事、ボス撃破である。
「うぉぉぉぉ! アタシ強ぇええええ! 見てたッスか!? 最後のアタシ上手過ぎなかったッスか?」
「確かに、よく見えていたわね」
「はい、ルクスリリアは頼りになります!」
「でっしょ~!」
戦功を上げたのがよほど嬉しいらしく、ルクスリリアは逆転サヨナラ満塁ホームランを決めた野球選手みたいになっていた。
実際、今回のMVPはルクスリリアだと思う。彼女がヘビを完璧に抑えてくれたから上手くいったのだ。そんなヒーローにインタビューすべく、俺も刀を納めて近づいた。
「お疲れルクスリリア。最初から最後まで最強だったな」
「きひひ! 超気持ちいいッス!」
さて、超気持ちよくなってるルクスリリアのステータスはどうなってるか。
俺はコンソールを表示して、各々のステータスを流し見た。
「どうッスか?」
「あぁ、うん。もう少しで次レベルだな」
上位職のルクスリリアだが、なんか最近はレベル上げが伸び悩んでいる。いくら与ダメが低いとはいえ、明らかに獲得経験値が少ない。
そんな契約者に対して、守護獣ラザニアはどう見ても前よりデカくなっていた。前までは地球ヘラジカよりちょっと大きいくらいだったのが、今では確実に頭一つ二つデカい。何より筋肉がヤバい。足太過ぎてパン捏ねれるよ。
ラザニアが経験値吸ってる疑惑出て来たな。つぶらな瞳は俺に何も言ってはくれない。
「まだ違和感はありますけど、剣が無い分素早く動けますね。やりやすいです」
グーラは順調に武闘家レベルが伸びている。ぶちぬき丸を持ってないのでDPSは低くなってるが、立ち回りはこっちが上だ。
このままやって、軽功とか色々習得していこう。
「支援もいいけれど、私はもっと魔法を撃ちたいわ……」
などと物騒な事を言うエリーゼは、指揮職のドラゴンロードらしくバランス成長だ。
どうやら今回はあんまりブッパできなかったのがお気に召さないようである。いや、貴女いつもカーニバルじゃないですか……。
しかし、フレンドリーファイアを恐れて攻撃チャンスが少ないのは問題だとは思う。炎杖とかドワルフの趣味のせいで周辺被害考えられてないし。もっと使い勝手のいい杖作るかぁ。
「さて、俺は……」
俺の方は、まぁ中位ジョブらしく普通にレベルアップしている。次ダンジョンで侍派生のジョブが生えてくる感じかな。
レベルアップの結果、技量と敏捷が上がっている。現状、俺も俺でバランス型だ。魔法関係がちょいショボいか。
「で、これ何スかね?」
そうこうしていると、ルクスリリアがドロップアイテムを持ってきてくれた。
謎の石である。石炭かな? 何に使うのか分からんし、サソリからドロップしたとは思えんね。
「前々から思ってたけど、こういうの何に使うんだろうな」
「王家が買い取ってくれてるのよね」
「王様は石がお好きなのでしょうか?」
「革とか牙より高いッスもんね、石系」
「ま、これも売っちゃおう」
うん、どうでもいいな。やんごとなき方々や、ギルド上層部の考えはロリコンには分からん。分からん方がいい。
さっさと金に換えて、武器を買おう。なんせ、今の俺は年甲斐もなく最強とか目指しちゃってるからな。
十代じゃあるまいが、メンタルにとっては良い傾向だと思う。実に健やかだ。
「なんか砂っぽいな~。今日も帰りに銭湯行くか」
「あ、じゃあ魔葉風呂行きたいッス!」
「さ、賛成です!」
「あぁ、あの個人経営の? 人が少なくて良いわよね」
なんて話しつつ、俺たちは帰還水晶に触れた。
家に帰るまでがハクスラである。
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作者のやる気に繋がります。
リンジュのキャラクター、絶賛募集中です。
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