【一巻発売中】たのしい異世界ハクスラ生活、あるいは超紳士的英雄譚 作:いらえ丸
誤字報告兄貴も本当にありがとうございます。感謝です。
あと、以前投稿した話の一部描写を修正しました。話には関係ないところですが。
アンケートのご協力ありがとうございます。もう少しだけ設置します。
アンケート、大鎌と箒の接戦ですね。当初の作者の予定では、ルクスリリアは鞭か楽器を使う予定でした。アンケしてよかったと思います。
以前感想でいただいた「貨幣」について少しだけ触れています。
まだ本格的に触れてはいませんが、おいおいねです。
街の描写もしたかったんですけど、テンポ重視で省きました。おいおいねです。
生まれてこの方、俺はファッションというものにてんで興味を持ってこなかった。
流行の季節コーデとか、来年流行る色とか、そんなん言われても何やそれという気持ちである。そも、まだ使える服があるというのに次々服を買い替えるなんて色々もったいないなぁと思う性質の持ち主だったのだ。
ゲームの装備は見た目で決める癖に、リアルだと見てくれ軽視勢であった。
どうせ買うなら、機能性に優れた奴がいい。そんな俺はジャージ愛好家だった。
乾きやすいし、丈夫だし、動きやすい。家でも外でも、俺は普段からジャージを着て過ごしていた。近所のスーパーくらいは上下ジャージでOKという人間だったのだ。その事をファッションモンスターの友達に言うと、「ないわー」と言われてしまったのだが。
別に、服に金使う奴とか全員バカだろとか思ってた訳じゃない。
ファッションを“楽しむ”って感覚が、全く分からなかっただけだ。
当然、異世界転移した後も俺のその性質に変化はなかった。
迷宮に向かう際は鎧のセットを装備し、休日には安い服屋で適当に買ったものを着て情報収集をしていた。両方とも割と適当というか、飾り気のない見てくれである。
意外と色鮮やかな服を着てる異世界人の中で、現代日本人の俺は地味な服を着ていたのだ。
そんな俺でも、TPOに合わせた服くらい着る。
奴隷商館に行った時は、事前に高級志向の仕立て屋さんでお高い服を繕ってもらった。これは華美な装飾やら繊細な刺繍やらがゴテゴテしているので、俺の趣味ではない。脆いし着づらいし動き難いこの服が、どうしてああも高いのか。
愛しのジャージは今はない。転移直後に着ていたジャージは装備を整える為に売却したので、今の俺は年中ジャージマンを卒業した。ちなみにジャージは結構高値で売れた。今思うと、買い叩かれなくてよかった。
ともかく、日本でも異世界でも、俺に服飾へ向ける情熱はなかったのである。
しかし、別腹があった。
前世、俺はポケモンが好きだった。
普通にゲームとして好きというのもあるが、バトル以外にも好きな要素があったのだ。
主人公の着せ替えである。
俺は自分が着飾る事に全く興味はないが、ゲームの女の子を着飾らせる事は大好きだった。
ミヅキもユウリもアオイも、アイテムそっちのけで服装にお金をかけてたものである。
一度でいいから、めちゃかわロリを着せ替え人形にしたいものだ。
「淫魔は皆こんな感じの服着てるッスね。基本、魔族は暑い寒いのに強いッスから、衣服の基準は各々の好みでって感じッス。アタシは動きやすさ重視ッスね」
「へえ」
朝食後、俺とルクスリリアは街に出かけていた。
ダンジョンアタック前の準備と、今後必要になるであろうルクスリリア用の日用品購入の為だ。
現在、ルクスリリアは奴隷商館から着ているサマーメスガキファッションのままである。胸と股間周辺しか隠していないそれは、現代日本人の俺からしたら結構ビックリしちゃう服装である。
その事をルクスリリアに言ってみると、前述のような返答がきたのだ。
「あと、竜族や吸血鬼族の人たちは結構おしゃれらしいッスね。前仕えてた家の主人がそんな事言ってたッス」
「そうなんだ、一度会ってみたいな」
竜族に吸血鬼族……ほんとにこの世界には色んな種族がいる。
ルクスリリアに不満がある訳では断じてないが、居るというならいつかそういう種族のロリもハーレムに引き入れたいものである。
まるでペット扱いみたいだが、もうそういう葛藤は全部無視する事にした。幸せならそれでいいじゃん。ウチはウチ、他所は他所である。
果報は寝て待て。奴隷商人曰く、良い奴隷を仕入れたら連絡してくれるとの事なので、それまで焦らず待とうと思う。
あと、珍しい種族になればなるほど値段も高くなるらしいので、今後もしっかりハクスラしていこう。
まっ、王国金貨何百枚持ってる俺が買えない奴隷なんている訳ないけどな。勝ったな、がははっ!
「ご主人ご主人、此処ッスよ」
「あ、ごめんごめん」
次なるロリを妄想していると、いつの間にか目的地についていた。
俺たちがやってきたのは防具屋であり、王都西区にある此処は転移神殿併設の防具屋よりも良いモノを扱ってる。
……らしい。
「淫魔兵はどんな装備してるの?」
「まぁ軽装ッスね。うちら魔族は攻撃食らっても魔力さえあれば動けるんで、下手に動きの邪魔する鎧とかは好まれないんス」
らしい……というのも、俺は今の今までその事を知らなかったのである。
教えてくれたのはルクスリリアだった。曰く、「ギルドが売ってるのって基本駆け出し冒険者用のが大半なんで、銀細工持ちのご主人には相応しくないと思うッス」との事。
そういう事もあり、俺たちは少しお高めの防具屋に来たのである。
店の中は魔道具の照明のお陰で明るく、床や壁もよく掃除されてるようでピカピカだった。
小さめのスーパーくらいの店内には冒険者風の人が数人いて、皆こっちを見ていた。こっち、というか俺の銀細工を見てるのか。
「いらっしゃいませ。どういった装備をおもと、め……?」
注がれる視線を無視しつつ展示された防具を見ていると、店主らしき紳士が現れた。
かと思えば、彼は俺の首に下げられた銀細工を見て、次いで俺の顔を見て、もっかい銀細工を見て、固まってしまった。
なんか緊張してるっぽい。此処は銀細工持ちがよく来る店って聞いたんだけど……。一見さんお断りとかだろうか。王都怖いわー。
「あの、防具を買いにきたんですけど……」
「し、失礼しました。お初にお目にかかります。私、店主のアンドレと申します。“迷宮狂い”のイシグロ様にお会いできて誠に光栄でございます」
ん? 迷宮狂い? 人違いじゃね、ソレ。
俺が銀細工の一個前にランクアップした時、なんか偉い人から二つ名なるものを頂戴した訳だが、その時もらったのは“黒剣”だったと思うんだけど。
「すみません。イシグロは私で合っていますが、迷宮狂いさんとは別人だと思います」
「え、はっ!? ししし、失礼しました! とんだご無礼を……!」
言うと、店主はものすごい勢いで頭を下げて来た。ぼるぜもんもニッコリのお辞儀っぷりだ。
俺の隣ではルクスリリアが「迷宮狂い?」と首をかしげていた。ついでに店内の客がヒソヒソ話をしながらこっちを見ている。コッチヲ見ルナ。
「いえいえ、気にしてないので顔を上げてください」
「どどどどうかお許しを! せめて私の首だけで! 何でもしますから……!」
うーん、なんだろうねコレ。
NPCに謝罪されてる時のモモンガさんってこんな気分だったのかな。すごく気まずいし、普通に疲れる。率直に言ってやめてほしいのだが。
「ん? 今何でもするって言ったッスか?」
かと思えば、隣の淫魔が満面のメスガキスマイルで詰問した。
嫌な予感を感じて掣肘しようとしたが、先制店主はバッと姿勢を正してルクスリリアに相対した。その視線はリリィの首の奴隷証に向けられていた。
「は、はい! お許しの機会を頂けるのであれば!」
「きひひっ、どうしますご主人様ぁ? 店主はこう言ってるッスけどぉ、二つ名間違いなんて無礼千万ッスよねぇ? 処すぅ? 処すッスかぁ?」
「ひぃ……!?」
言いながら、ルクスリリアは俺の腕にしなだれかかってきた。
店主を見る。老練な立ち振る舞いこそ取り戻しているが、その顔面はひどく青い。普通に可哀想である。なんか申し訳ない。
銀細工持ち冒険者って、怖がられてるのかな。
「男女平等チョップ」
「あいたッ!?」
なので、メスガキは軽いチョップでわからせる事にした。
たんこぶなんて出来てる訳ないのに、リリィは頭を押さえて恨めしげな目を向けてきた。
「こちらこそ奴隷が失礼をしました。どうでしょう、ここはお互い様という事にしませんか」
「は、はっ! 恐縮であります!」
実際、呼び間違いとか無礼とか謝罪とかはどうでもいい。
俺は適当な装備一式買って、さっさと下山したいのである。
「おっ、こんな所にちょうどいいくらいのローブがあるじゃねぇか。こんくらいの服なら俺でも買えるぜ」
ちょっとわざとらしい気もするが、俺はさっそく展示された女性用ローブを手に取り、ルクスリリアの身体に合わせてみた。
話によると、こういう高級店で売られているような防具には自動サイズ調整の魔法が施されているらしく、俺でもロリでも着ればフィットするのだとか。
なので、サイズ合わない問題はないのである。SからXLまでご自由にだ。
「おぉ、似合う似合う」
「はあ、似合うったって着て見ない事には。性能もどうなんスかね」
「あ、そだね。すみません、試着してもいいですか?」
と言ったものの、この世界に試着の文化があるかどうかは知らない。
店主を見ると、なんかホッとした表情でこちらを見ていた。
「ええ。どうぞ、ご試着してみてください。お着換えはあちらの部屋で」
店主の案内で試着室の近くに行くと、ルクスリリアは入ってすぐ出てきた。どうやらメスガキ服の上から着ただけの様だ。
「可愛い」
「そうッスか? そりゃあ、いいッスけど……う~んなんか動きにくいッス~」
動きにくいとの事なので、俺は店主に軽装で良い感じのをいくつか持ってきてもらう事にした。
「この鎧は? かなり軽いよ」
「ギチギチして気持ち悪いッス~」
「へえ、魔族用チェインメイルなんてのもあるんだ」
「軽いちゃ軽いッスけど……」
「これは? 革鎧なのかな? ピッチリスーツに見えるけど」
「お、これは良いッスね。動きやすいし軽いッス」
数度の試着の末、やっと良いのが決まったと思えば……。
「ちょっと飛んでみるッスね。えいや……アレ?」
良い装備を着てご満悦のルクスリリアだったが、いざ飛行を試みてみると何故か使用できなかったらしい。
気になったので背中側を見て見ると、どうやら背中部分の生地が翼の生成を邪魔している様だった。
「背中が開いてないと飛べないみたいだね」
「あぁ~、道理で偉い淫魔みんな背中出してたんスね。確かに、天使族とか翼人族とかも背中開けてたッス」
なので、装備選び再開である。
俺は店主と協力して、尻尾孔ありで背中開いてて且つ動きやすくて軽い防御力の高い防具を探した。
ローブ系は背中隠してるからダメ。鎧は言わずもがな。翼人用の装備も、あれは常時翼出してる人向け装備なのでイマイチ良くなかった。
あれこれとリリィの防具を選んでいる時間はけっこう楽しかった。なんか夢のひとつが叶った気分である。
「お、これは……ビキニアーマー?」
「お~、いいッスね!」
「はー、まさかこの世界にビキニアーマーがあるなんて。着てる人ひとりも見た事ないけどなぁ……」
「ご主人、胸のサイズが合わないんスけど。これホントに魔法かかってんスか……?」
色々試してみたものの、展示品の中にリリィにマッチする装備はなかった。
で、すっかり落ち着いた店主に相談してみると……。
「少々お待ちください。倉庫の奥に以前淫魔の方が注文された装備があると思います」
との事なので、俺とルクスリリアはしばらく待つ事にした。
入店してすぐは客が何人かいたのだが、気づくと店は俺とルクスリリアの貸し切り状態になっていた。
「ご主人は何も買わないんスか? もっと良いの使った方がいいッスよ」
「んー、でもなー、あんま高いの買ってもなー」
「アタシぃ♡ ご主人がカッコいい鎧着てる姿見たいッス~♡」
「せっかくだしなんか買うかぁ」
そうこうしていると、店主がミニ棺桶くらいの箱を持ってきた。
開けてみると、中には黒い革製装備が入っていた。
「手に取っても?」
「どうぞ」
広げてみると、それは黒革のボンデージっぽい装備だった。
けど、これがただの革装備ではないのにはすぐ気づいた。注視しなくても分かる、この装備には隅から隅まで膨大な魔力防御が施されていたのだ。
後ろ側を見ると、そこは大胆に露出しており、肩甲骨周辺だけでなく腰あたりまで開いていた。
「この鎧は銀細工持ち冒険者である“淫魔剣聖”シルヴィアナ様からのご依頼で仕立てたものになります。ですが、シルヴィアナ様はこの鎧の納品前に……」
どうやら、ちょっと曰く付きの鎧らしい。
なんかそういうんは気分良くないぞ。
「冒険者を辞めて一党の頭目と結婚し、王都東区で料理屋をはじめたのです」
どうやら、めでたい装備らしい。
そういうの嫌いじゃないよ。可哀想なのは抜けない。
「そうですか。リリィ、試着してみて」
「は、はい! まさかアタシがあのシルヴィアナ様の装備を……」
言いつつ、緊張しながらもウキウキと試着室に行ったリリィ。
どうやら淫魔的にはシルヴィアナさんは有名人だったようだ。
「その、シルヴィアナさんは、今は……?」
「ええ、今でも旦那様と一緒ですよ。旦那様はエルフでしたので、店ではお互いの郷土料理を振る舞っています」
「あ、会いに行ける人だったんですね。そのお店はどんなところなんですか?」
「はい。ミルクシチューや乳粥といった伝統的な淫魔料理や、森人豆を使った様々なエルフ料理がお楽しみいただけます。開店から現在に至るまで、実に多くの方に愛されているお店ですよ。最近では御息女様もお店の手伝いをしているとか」
なんか雰囲気よさそうである。思えば俺は異世界に来てからちゃんとした料理を食ってない気がする。
機会があればリリィと一緒に行ってみよう。
「よッス~、着替えてきたッスよ。どうッスかご主人? 似合うッスか~?」
などと話していると、試着室から淫魔剣聖装備に切り替えたルクスリリアが出てきた。
「おぉ……似合う似合う! 可愛いしかっこいいよ!」
黒革で出来たそれは、胴と腕と足の三つのパーツで構成された装備だった。
前から見ると、胴体部は黒いスク水のようだった。ツヤのある黒とツヤ消しの黒の調和がいい感じである。腕は指先から二の腕までを覆うロンググローブで、足はツヤなしのニーソにツヤありのロングブーツを履いてるようなデザインだ。尻尾も翼も邪魔していない、まさに淫魔用の装備って印象である。肩と太ももの露出が実にエッチだ。
当然、施された魔法によりサイズはルクスリリアにぴったり合っていた。どうやらシルヴィアナさんは高身長サキュバスだったようだが、ちゃんとリリィにフィットしている。
「きひひっ、ほらちゃんと飛べるッスよ~」
言って、ふよふよ浮遊して寄ってくるリリィ。
脇に片手を入れて抱き上げると、俺はライオ〇キングの冒頭みたいな体勢を取った。
そして、そのまま空いた手でコンソールを開き、この装備の性能をチェックした。
◆双角黒馬の革鎧◆
物理防御力:550
魔法防御力:650
補助効果1:魔力回復(大)
補助効果2:空中制動
補助効果3:空中加速(大)
補助効果4:魔法防護(中)
補助効果5:全状態異常耐性(中)
補助効果6:自動修復
補助効果7:自動最適化
補助効果8:魔法装填(嵐纏い)
補助効果9:刺突耐性(小)
「えっ……」
出てきた数値にびっくりして、思わずルクスリリアから手を離してしまった。
支えを失ったルクスリリアだったが、少し落ちただけですぐに元の高さまで浮上してきた。
「ごしゅじ~ん、急に離さないでほしいッス~」
「あ、ごめん……」
なんか生返事になってしまった。
というのも、この装備の性能に愕然としてしまったのである。
コンソールを弄り、今度は俺の装備を見てみる。
すると、物理防御力のところには「210」と書いてあった。魔法防御力など「190」である。しかも、あちらには存在した“補助効果”なるものが一つもない。
え、なにこれ。なんやそれ、チートやチート! チーターやろそんなん! という気分である。
「店主さん」
「はい」
「銀細工持ちの冒険者って、みんなこんな装備してるんですか?」
「ええ。ですが、シルヴィアナ様はその中でも上位のお方。同じ銀細工持ちでもこれほどの逸品をお持ちの冒険者様はそうはいません」
「そう、だったんですね」
転移直後、俺は自身の生活と奴隷購入の夢の為、質素倹約を旨とし、できるだけ消費を抑えてやってきた。
食事や宿も健康を害さない程度にし、迷宮探索の必需品だと言われた楔も必要性を感じなかったので買ってない。
けど、武装や回復アイテムには金をかけていたつもりだった。駆け出し時代はともかく、ある程度余裕が出てきてからはギルドの店でできるだけ良いのを買っていたのだ。
が、実際には全然そんな事なかった。
上の防具と下の防具には、これほどの差があったのだ。
てっきり、言うて防具なんて鉄とか革とかの差しかないし、そんな変わらんやろとばかり思っていた。けれどもここは異世界、魔法のアレコレか素材のナントカで、同じ革製でもその防御性能にはかなりの差があったのである。
なんだよ双角黒馬の革って……俺の鎧なんてただの熊革だぞ。前世だとかなりの耐久力だったはずだろ。熊が馬に負けんなよ。
しかも何だよ“魔法装填”って、アレだろこれあらかじめ魔法セットして好きなタイミングで使えるんだろカッケェじゃん羨ましいわクソが。
「どしたッスか? ご主人」
リリィを見る。光沢ある革鎧に、質感ある手袋。魅惑の絶対領域。そして、今は持ってないがここに深域武装もプラスされるのだ。あまつさえ美少女である。
それに比べて俺である。熊さんの革鎧に、量産品の剣。装飾? そんなもの、うちにはないよ。
これもう(どっちが奴隷か)分かんねぇな。
「これ買います」
「ありがとうございます」
とりあえず、ルクスリリアの装備は買う事にした。
女の子を着飾らせるのは好きなのだ。
「5000万ルァレに勉強させていただきます」
割引されてなお、余裕でルクスリリア二人買えるくらい高かった。
「ありがとうッス! ご主人!」
「俺は銀細工持ち冒険者、イシグロ・リキタカだぞ。こんくらいなんて事ねぇ……」
その後、俺は最低限主人に相応しい装備を買っていった。
店主お勧めの武器屋で武器も買った。
めっちゃ高かった。
「おぉ~! 似合ってるッス! かっけぇッスよご主人~!」
「おぅ……」
まあ、別に損した訳じゃあない。
相応の装備だ。きっとダンジョンアタックに役立つはずさ。
強くなったのだ、いいじゃないか。
でも、なんだろうこれ。
この敗北感。
俺は何に負けたんだ。
「金、貯めないとな」
次なるロリの為、俺はさらなる金策を誓うのであった。
感想投げてくれると喜びます。
書き忘れましたが、ジョブごとに武器制限はありますが、防具の制限はありません。
防具はステータス次第ですね。