今回の主人公は転生者ザキラ様!?
絶望神の手で、D×Dの世界に転生したザキラ様。彼が、この世界に齎すのは、栄光か、それとも破滅か?
デュエル・マスターズ・・・通称、DM又はデュエマと呼ばれるカードゲーム。40枚のカードを組み合わせて戦うカードゲームで、基本は、シールド5枚を割って、相手に止めを刺せば勝利というルールなのだが、稀に、カードの特殊条件を満たせば、勝利するという頭が可笑しくなるようなルールも存在する。
故に、強すぎる能力を持つカードは【殿堂】または【プレミアム殿堂】と呼ばれる括りに入れられ、【殿堂】だと1枚しか入れられず、【プレミアム殿堂】だと、デッキに1枚も入れられないというレギュレーションが存在する。
今回、その殿堂入りを強く望まれたカードがあった。
その名はーーー【絶望神 サガ】
このカードが出てから、環境は【サガ・マスターズ】と呼ばれるくらいサガの使ったデッキ、通称【サガ・ループ】が使われた。
シールドを割らずに最速3ターンで、勝利する。これが、どれだけDMプレイヤー達を地獄に突き落としてきたか・・・サガが召喚しただけで、ゲームは終了する。
どれだけ異常なことか、故に多くのプレイヤーが殿堂またはプレミアム殿堂等の処置をサガに対して、望んだ。
だが、現実は・・・・
『すまないねぇ。君たちが望んだ結果にならず、僕が殿堂しなくて・・・・』
「本当だ!お前さえ、出なければ、多くのプレイヤーがサガに対して、色々と頭を悩ませる必要は無かったんだ!!」
サガ、殿堂入りならず。
その事実を殿堂発表で知った■■■■は、そのショックで心筋梗塞に倒れて、この世を去った。
死んだ筈の■■■■が、目を覚ますと、目の前には全ての元凶である【絶望神 サガ】がいた。
「俺達のデュエマを返せ!!あと、俺の命を元に戻せ!!」
【自分の命よりもデュエマのこととは、デュエマ馬鹿だな】
「当たり前だ。この世の何に置いてもデュエマ好き!デュエマが大好きなんだ!!デュエマが出来ない、この状態は、俺にとっては地獄に等しいわ!!!」
【生き返らせることはできない。だが、君の望む環境に転生させることは可能だ】
そう言って、■■■■に紙を渡すサガ。突如、紙を差し出された■■■■は、紙に書いてあることを読んでみた。
そこには・・・
「デュエル・マスターズに登場したキャラに転生!?しかも、そのキャラの力やデッキも、そのまま使えるのか!?」
【あと、サービスとして君が前世で集めたカードやサプライ等も特典として付けるよ・・・悪い話じゃないだろう?】
「・・・ん。だけど、好条件にも程がある何が目的だ?」
【何も。ただ、僕が原因で死んだ者達を何とかしてこいと、言われてね・・・不服だが、転生という形でお詫びすることとしたよ】
しばらく、黙り込む■■■■。そして・・・
「・・・良いだろう。転生を希望する」
【紙に書いてあることを承諾するのなら、サインしてくれ。サインした瞬間、転生が始まる】
差し出されたペンに前世の名である■■■■を書く・・・すると、紙が光だし、サインした■■■■の名が変化する。
その名は、不亜ザキラ・・・ザキラ!?
「えっ、俺、ザキラ様に転生するの!?嬉しいけど、凄く不安!!」
そう叫んだ瞬間、足元が消え、奈落に落ちるかのように落下した。
【そうそう。流石にデュエル・マスターズの世界には、転生できないから神やドラゴンがいても違和感のないハイスクールD×Dの世界、それも三大勢力の戦争時代に転生させたからね?・・・・ザマァみろ!!】
「この腐れ神がアァァ!!!」
イタズラが成功したガキみたいに嘲り笑うサガに、叫び声を上げながら、■■■■は、いや、ザキラは意識を失った。
そして・・・
「本当にザキラに転生してる。しかも、この世界がハイスクールD×Dの世界で、三大勢力が戦争中とか・・・色々あり過ぎて疲れた」
目を覚ますと、ザキラは森の中にいた。その森の中には大きい泉があったので、覗き込むと自身の姿が、完全にデュエル・マスターズの切札勝舞の宿敵であり、最凶のデュエリスト、ザキラになっていた。
「これから、どうすれば良いんだ?とりあえず、衣食住の確保が先か・・・」
そう言って、ザキラは森の奥の方へと向かうのだった。
これは、絶望神によって命を散らし、新たな人生を得たデュエリスト達の物語。彼らが、この世界にもたらすのは、反映か、それとも破滅か・・・それは絶望神すらも予測はできない物語である。
次回、ザキラ様の現状確認回です。
もしかしたら、戦闘に入るかもしれません。
次回もお楽しみに!