とあるモブウマ娘が、ループするお話。こめでぃ!   作:ライドウ

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本編がめちゃくちゃ胃もたれするほど筆が乗らないためこちらでリフレッシュすることにしました。
作者すらお腹壊す”とあるモブ娘が、ループするお話。”本編・・・チケット編はもう少し先になりそうです。

重い話はこれぐらいにして、今回のお話は”メグメグが小さくなった日”のダイジェストになります。
具体的に言えば、作者が小さいメグメグを見て存在しない記憶を作らせたいウマ娘を見たいだけです。

それではどうぞ!


メグメグが小さくなった日 ダイジェスト

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メジロマックイーンの場合

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メジロ家本家には小さな天使が存在する。そんな噂が中央トレセン学園では流行しているのだが、この噂は真実だ。

しかし、その天使の正体はマックイーンの血の繋がらない妹であるというだけで、特段骨肉の争いがどうたらこうたらとか関係ない。関係ないったら関係ないのだ(本編ストーム家周辺から目をそらしつつ)

 

「メグルちゃーん!ただいま帰りましたわー!!」

「まっくおねーさまーっ!!」

 

さて、そんな天使に部屋に入ってから1秒という高速移動で抱き着く一人のウマ娘が居た。

それが、その小さなウマ娘の姉、メジロマックイーンである。そして抱き着かれた小さなウマ娘、メグリメグルも嬉しそうにマックイーンに抱き着いている。

全然似ていない二人だが、理由を語ると胃もたれがするので別の機会にするとしよう()

 

「あーもう今日もかわいくてもちもちでぷにぷにですわー!もうメグルちゃんしか勝ちませんわ!!」

「まっくおねえさま~くすぐったいよぉ~!」

「ぬへへへへへっ、メグルちゃんのぷにぷにほっぺたはさいこうですわ~・・・これがないといきていけませんわ~」

 

小さいメグメグの頬に自らの頬を押し付けて気持ち悪い笑い声を出しながらスリスリする義理姉(へんたい)がそこにいた。

さすがにこんなあられのない姿を他のメジロ家のウマ娘にでも見られたら大変なのでは・・・とは思うだろう。残念なことに他のメジロ家ウマ娘も似たような症状を発病している。マックイーンが一番重病と言うだけだ。

ひとしきり小さいメグメグのほっぺを堪能したマックイーンはすっきりした表情で体裁を整える。

 

「こほん、今日は何して遊びましょう。」

「まっくおねーさまとゲームしたいな!」

「もちろんいいですわよ~!格闘ゲームでもパーティゲームでもサンドボックスゲームでもいけますわ~!!」

 

その体裁を1秒で投げ捨てる名優がそこにいた。

 

 

このあと、めちゃくちゃゲームして遊んだ。

 

 

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オグリキャップの場合

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東海ダービーの制覇。夢のようなライバルたちとのレース。そして、忘れられない引退式。

オグリは、その一つ一つをかみしめて、一人でゆっくりと家路についていた。ゆっくりと家に帰るのもいつぶりの話だろう。

久しぶりの家路は、なんだかとても今までとは違う感覚だった。何とも言えない、懐かしさがオグリを包んでいた。

やがて、オグリの家にたどり着く。実家ではなく、オグリが借りているマンションの一室。実家から、心配だからとついてきた妹の為にお世話になっているトレーナーに相談し、自分で借りた家。

 

ーーー鍵穴に鍵を差し込んで、玄関のドアを開く。

ゆっくりとドアが開かれると、美味しそうな夕飯の匂いがオグリの鼻をくすぐった。

 

「おかえりなさい!お姉ちゃん!!」

 

玄関で待ってくれたのは、オグリの血の繋がらない妹。まだ幼いとはいえ、自分より賢くてしっかりとした出来のいい妹だ。

そんな妹・・・小さいメグメグはピンクの花柄のエプロンをしており、その笑顔は輝いていた。

 

「・・・ただいま、メグル。」

「ご飯できてますよ!お祝いにいつもより多めに作りました!!」

「・・・! そうか・・・メグルの作るご飯はとっても美味しいから、嬉しいな。」

「えへへ・・・お姉ちゃんにそう言ってもらえると、私も嬉しい!」

 

顔を綻ばせる妹の頭を撫で、靴を脱いで部屋に上がる。

リビングの机の上にはすでに様々なごちそうが揃えられていて、まるで高級なホテルに来たかのようで・・・オグリは目を輝かせると同時に、お腹の音を鳴らした。

 

「な、なんだか、恥ずかしいな。」

「ふふっ・・・お姉ちゃんったら、そんなにお腹空いてたの?」

「メグルの作ってくれた料理を見て、つい・・・。」

「じゃあ、はやく食べよう!」

「・・・うん。」

 

椅子に座り、手を合わせていただきますと声に出す。

どれから手を付けようか、なんて考えずにまずは一口・・・

 

「うん・・・おいしい。」

「よかった~、いっぱい作ったから味が変じゃないか心配だったよ~。じゃあ、私も・・・いただきまーす。」

 

小さいメグメグも食べ始めた。

オグリは食べながらも、この小さな幸せをかみしめていた。

カサマツトレセンから、中央トレセンに来てからというもの・・・忙しくて、それでも充実した毎日だった。

一度、まけた悔しさで何も食べたくなかったときもあった、そんなときでも妹であるメグメグはオグリを支えていた。

・・・いつか、メグルも私と同じようにレースに走る時が来るのだろう。オグリは、食べる手を一度やめ美味しそうに食べるメグルを見た。

 

「・・・? どうかしたの?」

「いや、なんでもない。いつも、ありがとう。」

「へへへ、どういたしましてっ。」

 

でも今は、この幸せをかみしめよう。

オグリは、そう考えつつ大皿に乗った料理をぺろりと平らげた。

 

 

=====

アグネスデジタル

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「あぁ~~~!!?冬コミまであとわずかだというのにいいアイディアが全然思い浮かばないぃ~~~~っ!!」

 

初手絶叫、デジタルは現在佳境に立たされていた。

デジタルが中央トレセン学園を卒業してからというもの、デジタルはそのまま中央トレセン学園の教官になりつつも自分の趣味であるウマ娘ちゃんたちの推しをやめてはいなかった。そんな彼女が手掛ける全年齢のウマ娘ちゃんの同人誌はなかなかのクオリティーを誇り、壁際サークル扱いもされるほど名作の量産をしている。

だが、今回、デジタルは同人誌を一ページも作れていないのである!!

 

「ぐぬぬぬぬ~~~っ、アイディアは、アイディアは浮かぶのですよ!!けれど、けれども上手く描くことができましぇ~~~~んっ!!」

 

スランプ!圧倒的、スランプ!!

 

「いっそのこと、『ショウゲキちゃんの日常』*1の続編をーーーって、この前その新作を出したばかりだったぁッ!!こ、こうなったら『過去の世界にトリップ!?最強能力で最強ウマ娘に私はなるッ!』*2を描けば・・・って、コレ大炎上*3してたのわすれていましたぁ~~~!!」

 

ギリギリ!棒の先でバランスを保つ不安定なやじろべえのように、ギリギリ!!

デジタルがああでもないこうでもないと頭を悩ませていると・・・

 

「もう、お姉ちゃん!さすがにうるさいよ、何時だと思ってるの!?」

「ひょえっ!?ご、ごごご、ごめんなさい~~っ!!」

 

彼女の部屋に一人のウマ娘が突入してきた。

そのウマ娘の正体は小さいメグメグだ。デジタルとは血の繋がらない妹ではあるものの、本当の姉妹のようになかつつまじく・・ご近所から微笑ましい組守られていたりする。そんな妹が怒っていた。

 

「はぁ~・・・お姉ちゃん。忙しいのは分かるけれど、エナジードリンクの空き缶だけはちゃんと分別してよね?」

「うぅ~、面目ないです。」

「それに、こんなに資料を散らかして~・・・掃除する私の身にもなってよね!」

「ぐすん。」

「あと、3食カップラーメンはやめてってあれほど言ったでしょ?」

「・・・・・・。」

「それと、洗濯物は溜める前にちゃんと・・・ねえ聞いてる?」

 

ふと、アグネスデジタルに一つの天啓が下りた。

 

「・・・これだ。」

「お姉ちゃん?」

「『世話焼きな幼い妹とだらしない成人姉ウマ娘』ッ、これは・・・いいッ!!」

 

詰まっていたアイディアが、洪水のようにあふれ出すッ!

ペンを手に取り、ボードに走らせる。連動したペイントツールが線を描き出し、コマ割りが完了する。

だが、アグネスデジタルのペンはそれで止まらない、何と下書きをせずにそのまま書き始めた!!

 

「お、お姉ちゃん?さ、さすがに下書きをした方がいいと思うなぁ~。」

「そうですね、失敗すると怖いですしそうしましょうか。」

 

と、1()0()()()()()()()()()()()()()()()()()で今度は下書きから書き始めた。

描きだされる絵とストーリーがデジタルのペン捌きで次々と出来上がっていく中・・・小さいメグメグは、ソワソワとしてる。

 

「あ、あの・・・お姉ちゃん?私がモデルなのはいいけれど、ちょっと誇張しすぎじゃない?」

「何を言ってるんですメグル!?妹を自慢したいだけなのでこれぐらいは別にいいじゃないですか!?」

 

もはやデジタルは妹自慢がしたくて同人誌を描いていた。

スランプの原因は、まさにそれであった。前々からデジタルは自分でも気づかないほどに妹自慢を従っていた。

けれど、長年一緒に暮らしていたとはいえ、デジタル本人が小さいメグメグとの距離感を測りかねていたため抑えていた。それすら忘れてしまった頃に、妹を自慢したい気持ちがピークとなり、それがそっくりそのままスランプと化してしまっていたのだ。

 

「・・・脱稿ッ!後はこれを、印刷会社に依頼して・・・今回は500部ほどーーー」

 

デジタルがそう言いながら、ウマ娘用スマホを取り出した瞬間、小さいメグメグがデジタルに抱き着いた。

 

「ひょっ!?」

「・・・お姉ちゃん、今日はもう休もう?」

「えぇっ、いやこれをすぐに印刷してもらわないとっ」

「・・・冬コミまであと2週間はあるし、それにこんな深夜に連絡しても受け付けの人もいないと思うよ?」

「・・・・・・あっ。」

 

そう、デジタルが書き始めたのは夜11時、脱稿した時刻は深夜1時半。

流石にこんな時間まで営業している印刷会社は存在しないだろう。まあ、ネット依頼すれば問題なのだが、二人は眠気も相まってすっかり忘れてしまっている。

 

「そ、それに・・・今日は、お姉ちゃんに甘えたい気分だから。」

「メグル・・・分かりました、今日は一緒に寝ましょうか。」

「・・・いいの?」

「はい!かわいい妹の頼みですから!!」

「えへへ・・・」

 

 

このあとめちゃくちゃ寝坊した。

(同人誌は間に合った。)

*1
デジタル渾身の2作目。大人気すぎてプレミアがついている。

*2
デジタルが書いた5作目の作品、大ヒットの予感がしていたのだが・・・

*3
同じコミケに参加した別の同人作家の描いた架空キャラと主要人物のキャラデザインが丸被りして、その信者同士の大戦争が勃発。本人たちは面識があり仲が良かったのだが、大戦争の結果大炎上。どちらともに作品打ち切りという誰も報われない結果に・・・。

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