気が向いたら更新するかもしれませんが基本は無いと思っていただきたいです。
よくよく考えたら泣かせっぱなしだったので、最後はちゃんと笑顔で終わらせようと思いました。
独自設定、解釈など色々ありますので、無理だと思ったらお大事になさってください
それでは本編どうぞ。
大丈夫。ちゃんと見ているよ。
だから焦らずにゆっくりおいで。
そうしてまた出会えたら、沢山話をしよう。プラナ
こんにちは、先生。
お元気ですか?私は今日も元気です。
先生がこちらの世界で己に課した使命をまっとうされた日から、なんと10年も経過しました。
先生が再び立ち上がったあの日や、こちらの世界へ来た日と時間の流れを比べると恐ろしく早く感じています。
色々とお伝えしたいことやお話ししたいこともありますが、まずなによりも伝えるべきことから報告します。
この度、私プラナとアロナ先輩はシッテムの箱内部の仮想教室から此方の現実世界へと足を踏み出しました。
失踪していた連邦生徒会長の発見や、先生が払ってきた大人のカードの強烈な代償、キヴォトスを襲う過去類を見ない程の大きな事件など。全てを言葉で伝えるのに一日では時間が到底足りないほどの事がありましたが、それはまた後ほど。
大切なのは、私たちがこの世界に確かに存在しているということです。
かつての様な戦闘指揮のサポートはできませんが、先生や生徒さん達と共に数多くの戦いを経験してきた私たちですのでそこは心配ありません。
シャーレの先生用のオフィスの机に毎日山になっている書類を捌く作業も始めはこの肉体の動かし方に慣れず、書類を完成させるのが大幅に遅れてしまうなどしましたが、今は大丈夫です。むしろ先生よりも早くできています。
あの時、私がこうして側に居れば先生の顔をパンダのようにせずすんだのでしょうか。私は■■■…〜〜〜〜(何度も書いては消した様な跡)
それはそれとして現在、私としてはこの世界に戸籍を作る際に連邦生徒会長とアロナ先輩、そして私による三姉妹であると登録されてしまったことの方が心配です。連邦生徒会長は笑っているだけですしアロナ先輩は、これで名実ともにお姉ちゃんになったと大変満足そうです。姉として認めていないわけでは無いのですが、本人がそれに一切気づいていないので当分は先輩呼びを継続していこうと思います。
話が逸れてしまいました。反省です。
かつてまだ、子供であった生徒さん達も10年の月日を得て立派な大人になりました。最後の戦いを経て自身の将来について考えられた生徒さんたちは先生や友人、仲間たちと相談を重ねたりしながら自身の夢の為に日々精進しているようです。
中には長い自分探しの旅を終えてあの時の先生の様な大人になりたいのだと決意し、実際に「先生」になった生徒さんもいるんですよ。
大人になり「先生」としての資格も得て、そして先生に自身の同僚として迎え入れて貰えたことを実感したとたんに感極まったのか涙を流し始めてしまったので、お祝いに集まった全員で涙にまみれたお祝いパーティーが始まってしまったのです。最後には全員で写真も撮りました。皆さん泣きすぎたせいか目元が腫れていたんですがそれでも写っている全員が笑顔のいい写真です。
■ 〜〜 ■
■ ■〜〜
〜〜〜■〜〜〜■
(真っ黒になって何が書いてあるか見えない)
先生、ほんとうはあなたとも一緒にこの景色を見たかった。
先生も、自分同士で生徒を祝いながら呑んで見たかったなと。
あまり交流がなかったと言える私ですら込み上げるものがあるのですから、先生としては言葉ではいいあらわせないほどに喜ばれるのでしょう。
まだ、先生の所は行けません。
私は見たいことが、聞きたいことが、言いたいことが、知りたいことが、やりたい事が沢山たくさんあるからです。
だからわたしは、………■■■■■
==============================
数多の事件、事故を乗り越えその度に改修、改装、改造を行った結果キヴォトス一高いビルになってしまったシャーレのオフィス。
その屋上に1人の生徒と先生がいた。
屋上の中心部は黒く焦げている。
生徒は手紙を、先生は紙飛行機を燃やした様だった。
"いいの?最後まで書かなくて"
"沢山悩んで納得できなくて書き直していたんでしょ?"
「…………アロナ先輩ですか。」
"責めないであげてね。
「プラナちゃんが毎日徹夜して一心不乱に何か書いているんです。そろそろあの日だと考えると止めづらくて。でもずっと書いては消してを繰り返した後、朝日を見ると手を止めて仕事に行っちゃうからすごく心配で…。先生、私はどうしたらいいですか?!」
って頭を悩ませていたから。"
"後で顔を見せてあげて。今はスッキリしたように見えるから。"
「……反省。同じ部屋ですから筒抜けでしたか。
………イチゴミルクも持っていくことにします。」
"うん、そうするといい。"
"それで、くどいようだけどいいの?"
「…………………」
"……………………"
「……正直言えば、納得できたわけではありません。」
「まだ伝えたいことが、言いたいことが、書きたいことが沢山ありますから。」
「今でもたまに考えるときがありますし、夢にも見ます。
本当にあれでよかったのかと。
果たせなかった約束を思い出して泣いてしまいましたし、
あの時の手の冷たさは私の心に残ってしまっています。」
"………"
「それでもこう考えるときもあります。
あれでよかったのだと。
少し違うけど同じあたたかさを今度は守りきれました。
先生だけではない様々な暖かさを知りました。」
「乗り越えることができたとは言えません。
忘れることもできません。
それでも一つの決着をつけれたと思っています。」
"…その決着って?"
「今、貴方がこの場でこうしていることです先生。」
「私たちの世界は当時の貴方達の世界よりも進んでいたと言えるでしょう。ですが貴方達は、いえ、私たちはそれらを乗り越えました。私の経験からなる数秒先の最悪の未来は、決して起こり得なくなりました。こうして10年の時が過ぎたのが何にも勝る証拠です。
ですから、先生」
「貴方はA.R.N.O.A.の先生ではなく、プラナの先生になったんです。」
「これが私の思う「決着」です。」
"……そっか。なら一つ教えて欲しいな。"
"プラナはこれからどうする?"
「決まっています。この世界を見て回るんです。
私の、私たちの物語はまだ続くのですから。
いつか、また、先生に会った時に沢山たくさん話をする為に」
「………?、疑問。先生なぜ顔を背けるのですか。先生?
"子供、いや娘かな?成長ははやいなぁ"?、"もう年かな"?
いきなり何を言ってるんですか。行きますよ。手紙を燃やした勢いが思ったよりも強かったせいか色々な人達から推定お叱りの連絡が来てます。
なにより明日他の生徒さん達のお祝いパーティがあるんですから。今のうちにある程度用意しておかないと、また美食家の皆さんに食料品全て食べ尽くされちゃいますよ」
先生、見ててください。私の物語を。
そうしてまた出会えたら沢山たくさんお話ししましょう。
あの時と違って一緒に歩くこともできますから。
楽しみにしててくださいね、私の先生。
「……疑問。そういえば何故先生は紙飛行機を燃やしたのですか」
"プラナが手紙を燃やしたのは、煙なら天までちゃんと届くとかんがえたからだろう?"
「肯定。思ったよりも火力が出てしまい現在も心配とお叱りの連絡が届いていますが、誤差の範囲です。」
"あはは、私もちゃんと謝るよ。一緒に行こうね。
それは置いておいて、アイツの大切なものを覚えているかい?"
「む、当然です。先生と一番長く付き合っていたのは誰だと思っているのですか。」
"ごめんごめん、小突かないで。
ともかく、あいつがそれに乗ってたら届くのに時間がかかるかもしれないからね。だから飛行機に乗せてしまおうと思ったのさ。"
「成程。私のために。ありがとうございます。」
"正直いらなかったかなとは思っているけどね。なにせアイツは私だ。同僚として、自分として、生徒からの手紙は見逃さないはず。もう読んで一言何かいってるんじゃないかな?"
「……そうですね。ならば安心です。では行きましょうか先生。」
"ああ、そうだね"
「"叱られに"」