仮面ライダーハルガ。前回の三つの出来事。
一つ。ルイ、さくら、そしてカイラの三人は、ダイラの圧力を受けて組織から出られなくなっているキルアとロウを救うため、ベロアグア本拠地に乗り込む。
二つ。その先で彼らは、キルアの人間を守りたいという本心を知る。彼らはキルアを連れ戻そうとするが、大量の巨大ロボットとキキスに邪魔される。
三つ。キキスは新たなベルトの力で変身を試みるが、失敗して死亡する。自我を失ったキキスに襲われるさくら。彼女の命を身を挺して守ったキルアは、ロウの腕の中で息を引き取った。
泣きわめく青年の背中に声をかけてやれる者は誰もいなかった。その場にいる者全員が、あまりに突然の出来事に混乱していた。部屋の中には青年の涙の音だけが伝わっていた。
そのとき、金属のきしむ音が部屋に響き渡った。キキスの肉体――死体を完全に支配しているアーマーが再び動き出したのである。それはさくらをめがけて前進する。そこへ割って入った影があった。灰色のスーツを纏う男だ。
「私のせいだ、こんなことになったのは」
男は後ろを振り返る。
「さくらくん、こちらへ来てくれ」
彼女が戸惑いながらも言われたとおりにすると、カイラは機械の手をさくらの頭に押し当てる。さくらは頭の中を血が慌ただしく駆け巡るような不思議な感覚に包まれた。
「なに......? 」
「これからの戦いで必要な情報をさくらくんの脳内に直接送り込んだ。私の口から直接話したかったが、それは無理そうだ」
「どういう意味よ、まさかいなくなるつもり!? 」
男はさくらの質問に言葉を返すことはせず、赤い装甲の戦士に顔を向けた。
「ルイ、君は私がこれまで出会った者たちの中で一番強い心を持っている。仲間に絶望がもたらされたとき、それを希望に変えるのは君だ」
「カイラ......」
「あの暴走した装具は私に任せろ」
それから男は、部屋の隅で背中を震わせている青年に声をかけた。
「ロウ、私と奴以外を全員連れて逃げろ。私が決着をつける」
ロウは身体をほとんど動かさずに蒼穹の装甲を身にまとう。風のハルガの身体を中心にして現れた渦。それは次第に大きくなり、やがて紅い戦士とさくらの身体を包み込んだ。
「頼んだぞ」
仲間が全員退避したのを見届けると、男は自分に向かってくる赤いアーマーの方を振り向いた。
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海辺。空気が急に荒れ、模様を見せ始める。それは徐々に円をいくつも重ねたような形に代わり、小さな渦が形成される。小さな渦は、大きな竜巻へと姿を変える。
ふいに竜巻は収束し、消え失せた。跡には少女と、紅い戦士と蒼い戦士。そして蒼い戦士に抱かれた女の肉体。
蒼い装甲の戦士はキルアの身体をそっと砂浜の上に置いた。小刻みに震えながら、彼は恋人の顔の上に左手を優しく添え、まぶたを閉ざした。
紅い戦士は装甲を解いた。炎の中から現れた青年は、蒼い戦士に話しかけた。
「すまない、俺は......」
ルイが次に相手にかけるべき言葉に悩んでいると、相手が意外な返答をした。
「悪いのは俺の方だ」
「何を言って......お前は何も」
「お前たちはカイラと協力して俺たちを救おうとしてくれたんだろう、分かってる」
「ロウ......」
「そして救ってくれた、俺とキルアの縛られた心を」
青年の声は時折上ずんで聞こえた。もう涙を流すまいと懸命に感情を堪えているのが伝わった。だから、しゃくりあげるような音を聞いたとき、ルイは目の前の青年が感情を抑えられなかったのかと思った。けれど泣いているのはロウではなく、彼の隣に立つ少女だった。
「わたし、何もできなかった。戦うことしかできないのに、それさえできなくて......キルアがこんなことになったのも、私を守ろうとしたから......私が弱いから、私のせいで......」
「お前のせいじゃないさ」
蒼穹の装甲を纏う戦士はそう言った。
「責任を問うなら、俺のせい、俺自身にかかった呪いのせいだ」
「ロウ自身......? 呪いは風のベルトにかかってるんじゃなかったのか」
ルイがそう尋ねると、ロウは分からないというふうに首を横に振った。
そのとき、ルイは蒼い戦士の前で眠る女の身体から、白い光の筋が現れたのを見た。ロウもそれに気づいた。
それは一瞬の出来事だった。瞬きもできないくらいのわずかな時間の間に、光の筋は女の身体全体に広がった。その場にいた全員が息をのんだ次の瞬間、そこに女の身体はなかった。
「キルア! 」
血一滴も残っていない砂の上で手の平を滑らせながら、青年は叫ぶ。
「なんだよ、なんなんだよこれ! 」
青年の息が荒くなるとともに、周囲の空気は再び歪み始める。
「ロウ、落ち着け! 」
ルイは仲間の青年が自分を見失わないように声をかけたが、彼自身も突然の事態に理解が追い付いていなかった。
蒼穹の嵐とともに、戦士は姿を消した。
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四月六日十七時三十六分。銀色の腕が赤い装具を貫いていた。
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砂浜に腰を下ろしてすすり泣くさくら。涙を流す少女にルイは優しく語りかける。
「ロウも言ってたろ、さくらのせいじゃない。それに、ロウのためにも俺たちは弱音を吐いちゃいられない」
「っそうだね......」
「泣くなよ、ロウもきっと戻ってくる」
ルイがそう言うと、彼女は着ている服の裾で涙をぬぐい取るような仕草をした。
「ごめんね、もう大丈夫」
彼女はそう言ってルイに笑みを向けた。けれど彼にはそれが無理に取り繕っているように見えて、胸が痛んだ。ルイは彼女の気を少しでも晴らそうと、話題を変えた。
「なあ、カイラが言ってたこと、覚えてるか。キルアが裏でさくらを救ってた話」
少女は頷く。
「あれって、さくらが俺と出会ってすぐに倒れたときのことだよな」
「うん、そうね」とさくらは答えた。「部屋番号が406だったのは、キルアがそうしたのね」
「だけど、どうしてキルアはわざわざ自分の手でさくらの身体を治療する必要があったんだろう。医者に任せちゃいけなかったのか」
「それくらい、難しい治療......? 」
「キルアにそんな腕があるなんて知らないけどな......たしかキルアは組織にいたとき、組織についての情報が外部に知られないように情報統制みたいなことをしてたんだよな」
「うん、私は直接見た事がないけど。カイラたちからそう聞いたわ」
「キルアが情報統制を任されていたのって......さくらの記憶を消すことができたのと、なにか関係があるのかな」
「たしかに......もしあの人に記憶を消す能力があったとしたら、情報統制って言ってたのも、外部の人間の記憶を消してたってことなのかも」
「でも、カイラもさくらの記憶に関して何かしてたんだよな......あいつもそういう力を持ってるってことなのか」
「そう考えるのが一番合理的ではあるわよね、信じ難いけど」
「記憶を、消す......結局どういうことなのか分からないままだな」
さくらはふと思い出したように口を開いた。
「そういえば、カイラが送り込んできた情報があるわ」
「ああ、さっきのか」
「これ、なんだか頭の中にあいつがいて、喋りかけてくる感じ。変なの」
さくらは息を整えて咳払いをすると、まるで原稿を読み上げるかのようにカイラから貰った情報を語り始めた。
「 まず、キルジンカルマについて最後まで君たちに伝えていなかった。それについて話したい。あのロボットは地下資源をもとに自動で生成される。すなわち、資源が枯渇しない限り無限に湧き出てくる。キルジンカルマを生成しているのは特定の地点に位置する発生装置だ。それはトラロック発動装置と同じ地点の、地下約二十メートルのところにある。つまり、全部で五箇所ある。キルジンカルマはその場所から自律的に発生し、各地に移動している。
さっきの様子を見る限り、恐らくキキスがあれを完全に制御していた。私がキキスを倒すかもしれないが、いずれにせよすべてのキルジンカルマが本格的に動き出す。これまでは私がプログラムに介入してなるべく街へ向かわないようにしていたが、これからは容赦なく街や人々を襲うだろう。まさかこんなにも早くコントロールを握られるとは、私の計画も甘かったようだ。すまない。」
「人のいる場所に行かないようにって、ずっと前からそんなことを」ルイは思わず口にした。
「 発生装置を壊さない限り問題は解決しない。誰を救うことも叶わなくなる。私はもう、これ以上仲間を失うのはごめんだ。私はとあるものを探すために、もう一度ベロアグアの拠点に乗り込む。それは仲間を、そして人類を救うためにどうしても不可欠なものだ。
残っているベロアグアについてだが、イヴナのことは私に任せてほしい。私は彼女に話をしに行く。人類の未来について、私たちに協力してくれるように説得する。君たちは来なくていい。君たち二人はキルジンカルマの生成施設の破壊に全力を尽くしてくれ。
そしてもう一人、ウッドについてだ。彼はまだ生きている......って」
それまでカイラからもらった情報を淡々と読み上げていたさくらが、自分が口にした言葉に対して戸惑っていた。
「私たち、ウッドを倒したところを見たわよね」
「続きを聞いてみよう」
「 彼は自分の身体に受けた傷が自然治癒できない程度に達すると、死ぬ間際に自身を凍結させる。そして百日間かけて、自身の細胞を急成長させることで損傷した肉体を蘇らせる。受けた傷の深さがどうであれ、この百日という数字は変わらない。受けた傷が致死量に近ければ近いほど、当然細胞を成長させる速度は速くなる必要があり、肉体に大きな負担がかかる。そのせいで彼の身体年齢は実年齢に比べて倍以上になっている。あいつの身体は朽ち果てた見た目をしていただろう。あれは、かつて一度、身体の要である内臓のほぼ全てを同時に失ったことで、やむを得ず急激な細胞成長を起こさせたからだ。その一回の蘇生で彼の身体年齢は30年近く加齢した。まあ、今回の蘇生ではそれほど年を重ねていないだろう......これで情報は終わりだわ」
「あのとき倒したと思ってたけど、完全に死ぬ前に......そうか、高速移動だ」
「私たちの攻撃を受けた後、高速移動で爆発から逃れて、すぐにどこかで凍結を始めたってこと? 」
「たぶん、そういうことだ」
「なんだか私、ちょっと安心してる......矛盾してるよね、あいつは敵なのに」
「それがさくらの優しさなんじゃないか」
ルイはそう言って微笑みかける。
「ありがとう。でも、やっぱりあいつが蘇ったら厄介よ。ロボットの発生装置を止めるなら、今しかないわ」
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夕暮れの車道を全速力で駆け抜ける二台のバイク。ルイとさくらはキルジンカルマの発生装置――かつてトラロックの発動装置があった場所の一つに向かっていた。
二人が目的地まであと数百メートルのところを通り過ぎたそのとき、彼らを足止めさせる者がいた。
「あなた! 」
ルイとさくらの行く手を阻むように立っていたのは、薄紫色の髪を風になびかせている女だった。そして彼女こそがルイを一度戦闘不能な状態に追い込んだ張本人であるが、あの夜の獰猛な彼女と今二人の目の前にいる彼女は全くの別人のようだった。
「イヴナ、カイラが会いたがってたぞ」
ルイは相手を警戒しながら話しかける。
「何」
「カイラは気づいたのよ。人間は滅ぼすべきじゃない、明るい未来を築くために必要なのは人間の力だって」
「......そうかもね」
イヴナは普通の言葉を発した。けれど太陽はまだ沈んでいない。ルイとさくらは大いに驚いた。それと同時に、相手の心を変えることができるかもしれないという希望が見えた。
しかしその一瞬のうちに抱いた希望は儚いものであった。イヴナは突然、背中に右手を回したかと思うと、一本の刀を勢いよく振りかぶった。
二人の方に迫る刃の速さは、まさに閃光そのものだった。ルイとさくらはすでに、ベロアグアのうち多くは人間離れした移動速度を持つということに気づいていた。二人は別々の方向へ飛び退き、イヴナの斬撃をかわす。
「ここは私が引き受けるわ! 」とさくらが声を張り上げた。「ルイは装置をお願い! 」
「いや、駄目だ」と青年は答える。彼は地平線を眺めていた。「もうすぐ夜が来る」
「大丈夫、ベルトがなくてもこれまでよりも強くなってるから。それに、あのロボットを止められるのはルイだけよ」
「......分かった。さくらを信じるよ」
ルイは覚悟を決めて、紅い車体のバイクへ駆け寄る。その様子を一瞥したイヴナは刀を構え直し、ルイを狙おうとした。そこへ少女が割って入った。その隙に、青年はバイクに跨って元々の目的地へと車体を走らせた。
赤い瞳の少女は、相手を見据えて言った。
「あなたの相手は私よ」
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硬いタイルの床に革靴のかかとがぶつかりながら、高い音色の音を響かせる。灰色のスーツを纏う男。彼は黒一色の通路を走っていた。男は人類を救うため、一刻も早く「とあるもの」を見つける必要があった。
手がかりは一枚の手紙。それはロウがベロアグア組織にいる間にカイラに渡したものだった。ロウ自身の手で綴られた文面には、シャングリラ計画が本当に人類救済措置なのかどうか怪しいということ、そして万が一シャングリラに住む人々に危機が訪れたとき、カイラにその気があるのなら人々を救ってほしいということが書かれていた。またそのためにはシャングリラ計画で人々を転送する際に使っていた道具が必要だろうから、開発室のどこかに隠しておいた、と走り書きされていた。カイラが探しているのはそれだ。
自分がかつて使っていた部屋に向かう途中、カイラはふいに立ち止まった。目の前に軍服の男が立っていたのだ。
「久しぶりだな、カイラ」
「やはり生きていたか」
カイラの言葉に、相手はふんと鼻を鳴らすように返事をする。
「だが、まだあれから百日経っていないはずだ。なぜ」
老いた顔の男は相手の疑問には答えず、グローブの手を腰の後ろのあたりに回して何か白いものを取り出した。
「お前が探しているのはこれか? 」
「それは......まさか、シャングリラ計画の」
「やはりそうか」
「なぜあなたがそれの存在を知っている」
「あの方がお前たちの企みを見ていたそうだ。あの方の力によって、私は予定よりも数日はやく目覚めた。お前たちの良からぬ行動を止めるためにな」
二人は互いに揺るがぬ強い眼光をぶつけ合う。
「カイラ、お前はどういうつもりなのだ。なぜ我々ベロアグアを裏切った」
「この時代の人間を殺しても、私たちの幸福には繋がらない。それに、いずれ我々自身の身を滅ぼすことになる」
「それを全て承知の上でこの計画を立案したのは、お前だろう! 」
「違う、あの時の私は同種族のことしか頭になかった。未来を築くためには、人間との共存が必要だ」
「黙れ! 」
ウッドは声を荒げる。
「お前は忘れてしまったのか、人間に与えられた屈辱を! 」
「覚えているさ、だが、組織的に武力行使を始めたのは人間ではなく我々の方だった」
「組織かどうかなど本質的な問題に関与しない。”殺された”から、”殺す”ための組織を作った。当然のことだ」
「そしてその組織に”殺された”人間たちが、同じように我々を”殺す”ための組織を作った。我々が何もしなければ人間との争いは起こらなかったはずだ! 」
「だから何だ! お前の怒りは、そんな理屈で片づけられる程度だったのか! 」
「一時の怨念に固執するより、もっと大切なことがあるはずだ! 」
「ほざけっ」
一際大きな声を放つと、軍服の男は左足を一歩前へ踏み込んだ。
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一対の鎌と一本の刀が鬩ぎ合う。薄紫の髪の女は休むことなく相手に刃を突きつけ、対する茶髪の少女は両腕の鎌を巧みに操る。互いに攻撃と防衛を同時に行い、猛烈に凌ぎ合う。
さくらは相手の隙を見計らい、両腕に瞬時に力を込めて大きく振った。相手は刀で防ぎつつも後退する。
「お前は何者だ、なんのために戦ってる」
刀を握る女は幾らかがさつな口調で相手に尋ねる。夜が近づいていた。
「私が何者かはわからないわ」とさくらは答える。「過去の記憶がないの。でも今戦ってるのは......」
さくらは言葉を続けようとしたが、相手にさえぎられた。
「記憶が、ない? 」
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紅い戦士の目の前で、アスファルトの地面に亀裂が走る。次の瞬間、大地は張り裂け、巨大な真っ黒の金属の塊が現れていた。それは戦士をめがけて振り降ろされる。ルイは間一髪で回避する。
地面に空いた巨大な穴から、次々と這い上がっている巨大ロボット――キルジンカルマ。
ルイは大量のロボット兵器を相手に奮闘していた。カイラに言われた通り、パルマナカルマを右手に持ち、拳の代わりに相手に突きつける。狙うのは巨大な背中の中心。次から次へと絶えることなく現れる兵器に対して、同じ攻撃を繰り返していた。
突然、何かがルイの顔面にぶつかった。
「うぐっ」
思わず声をこぼしたが、痛みはあまりなかった。飛んできたのはロボットの巨大な腕――ではなく、鎌を両腕に備え付けている少女の身体だった。
「おい、大丈夫か!? 」
彼女は敵との交戦中に鋭い一撃を食らって飛ばされてきたらしい。なんという威力だ。
日はすっかり暮れていた。
少女はルイとぶつかってから間もなくして顔を上げた。
「私のことはいいから、はやく装置を! 」
さくらは立ち上がった。彼女の服は肩から腹にかけて斜めに斬られていた。破れたところから、三桁の数字の入れ墨が覗いていた。
夜の人格に変わり果てたイヴナは、刀を手に握ったまま宙を回転し、さくらの目の前に着地した。顔を上げた女は不気味な笑みを浮かべていたが、さくらの方を一目見ると、途端に目を見開いた。
「その数字......」
女の視線の先には406という黒い文字があった。
突然、イヴナは高い声で笑い出した。さくらは相手の言動に混乱しつつも、いつ自分に向かってくるか分からない刃を警戒し続けた。刀を握る女はひとしきり笑うと、口を開いた。
「まさかそういうことだったとはなぁ! 」
「どういうこと......何の話よ! 」
「あんたの肩に刻まれた数字。その意味を教えてやる」
「406......私の誕生日、それが何なのよ」
「やっぱり知らないかぁ」
「何よ......あなたまさか、私の過去を知ってるの? 」
さくらが恐る恐るそう尋ねると、女はニヤリと笑って答えた。
「開発番号406、略称は逆さまに読んでqoh(キュー・オー・エイチ)」
「は......」
さくらは相手の言葉にあっけにとられていた。イヴナは刀を握る腕をまっすぐに伸ばし、さくらに向けた。
「お前の正体は......ハルガを鎮める者。生体兵器 Quasher of Hulga!」
お読みいただきありがとうございます!感想・評価のほどよろしくお願いいたします。
どうなる? ロウ、カイラ、ウッド、さくら!
次回
『EPISODE 25 それでも彼女は生きていたい』
にご期待ください。