ホロライブライダーズ 不死身の闘牛   作:プロトタイプ・ゼロ

3 / 9
時間……掛かっちまったぜ。みんな、すまぬ



追記とする。第一話からやってる「今回登場したキャラ」にちょっとした説明を書き足しました。気になる方がいればぜひ見てください


第三話「ライブ!エビル!ゾンビ!!」

 

 

 白上に大神捜索を頼まれてから数日が経った。しばらく家に泊める約束をしているから、白上とは一緒に投稿している。と言っても怪しまれないように時間をずらしたりしているが。幸いなことに白上家はここから近いらしいので時間を少しずらしただけで済むのはありがたい。

 

 俺は俺で仮面ライダーバッファとして戦闘を繰り返したりしている。最近戦ったライダーはオルタナティブ2体にライオトルーパー5体だ。オルタナティブは元々のステータスが高かったこともあり苦戦してしまったがなんとか勝利した。ライオトルーパーなんてただの数の暴力だったけどな。

 

 そういえばライオトルーパーを倒したときにニンジャレイズバックルを手に入れた。突然出現した宝箱開けて入手したときなんて正直「なんで?」って思ったけど、特に気にしないことにした。

 

「どうすっかなぁ……これ」

 

 俺の手に握られた一枚のチケット。それはホロライブと呼ばれる世界的大人気アイドルである星街すいせいとときのそらのライブチケットなのだ。

 

 ぶっちゃけ俺はライブ会場に行ったことは一度もない。というか行った記憶が一切ないから実質行ってないってことでいいはずだ。

 

 俺がホロライブのライブを見たことがないと呟いたことできっかけで、偶然それを聞いたらしいかなたが物凄い形相でこれを渡してきた。

 

「絶対ハマるから!! 絶対後悔しないから!! 人生の10割り損してるから!!」

 

 そう言って渡してきたときの笑顔は怖かった。かなたは星街すいせいのファンらしく、今回のライブですいせいが歌うことを知りチケットの抽選に応募したのはいいものの間違えて2枚もゲットしてしまったらしい。逆に凄いな。というか人生の10割り損してるって逆にどゆことさ?

 

 まぁ、貰ったものを使わないのはだめだろうし、一応行ってみるけど。

 

 そういやフブキにチケットのことで相談したらそっぽを向かれたんだが、なんでだろう?

 

 白フブキからは「白上よりもアイドルの方がいいですね?」って言われるし、黒フブキからは「少しは乙女心を理解しろよなぁ」って呆れられるし……なんだよっての。ってか、これ俺が悪いの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜ライブ会場〜〜

 

 

「ここがライブ……か」

 

 想像以上にやかましいし、空気の圧が重い。みんなはこんな空間の中で熱狂を上げながら推しアイドルのために来ているのか……。

 

 凄いな。お金だってたくさん必要なはずなのに、それでもそんなの関係ないとばかりに来ている人たちばかりだ。憧れも痺れも全くしないが、尊敬はしている。

 

 それから何分経っただろうか。あんだけ騒がしかった会場がたった二人の登場で静まり返った。

 

 歌が始まった。なんの歌かなんてわからない。俺はアイドルは知っていても興味がなかったから詳しいわけじゃない。ただ「アイドル」って言葉を知っているだけの人間だ。

 

 だが、歌が始まった瞬間、静かになっていた空気に熱が籠もりまた騒がしくなる。正直うるせぇしもう帰りたい。

 

「すげぇよなぁ! これがアイドルだぜ!」

 

 隣で見ていた少年が肩を組んできた。初対面でなおかつ馴れ馴れしいやつだ。

 

「なぁ、お前もそうは思わねぇか?」

 

 少年はそう言ってニカって笑う。

 

「おっと、わりぃ! オレは紅和海(くれないかずみ)! すいちゃんのファンなんだ!! お前は?」

 

 暑苦しくて馴れ馴れしくて。本当なら無視してもいいだろう。

 

「俺は芙蓉道長。友人にチケットを貰ってな。初めて見に来た」

 

 俺はなぜか名乗ってしまっていた。

 

「マジか!! ホロライブを初めて見たやつと出会うなんて初めてだぜ! なら、このオレが色々教えてしんぜよう!!」

 

「いやいい」

 

「なんでだよぉ!?」

 

 あ、歌が終わったようだ。先程うるさかった和海が物凄い勢いで前を向いた。ちょっと怖かった。

 

「みんな〜!! 今日は来てくれてありがとう!!」

 

「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!! そらちゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーんっ!!」」」」

 

(耳が痛い)

 

「そらとものみんなー! 元気ー? ときのそらです!」

 

「彗星の如く現れたスターの原石! ホロライブ所属の星街すいせいです! すいちゃんは〜?」

 

「「「「「今日も可愛いぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」」」」」

 

 もしかしてこれがホロライブと普通だったりするのか? なるほど……そうなのか。

 

 隣で大発狂を上げながら「すいちゃんは今日も小さーい!」って言ってる馬鹿がいるが……どうしようか?

 

おい誰だ? 私の胸を小さいって言ったヤツは?? あぁ??」

 

 おっとぉ? なんかすっごい顔で睨んできてるぞ。

 

 正確には俺の隣で真っ青な顔で震えている奴に対して、だけどな。

 

 

「そんなにビビるなら言わなきゃいいだろうに」

 

「バッカおめー! これはな! ある意味……なんだろう、決まりみたいなもんなんだよ!」

 

「本人怒らせてるのに?」

 

「それは……そのーなんだ、アレだよアレ! ネタ、みたいな?」

 

 みたいなって……お前。いや、いいと思うけどね。俺には関係ないし。

 

「じゃあー! 次の歌始めるよー!」

 

「来たペコォォォォォォォォォォォォ!!」

 

「今回もたくさん応援するぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 

 もう、ガチで帰っていいかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜

 

 

 道長がライブの熱に弱りだしたとき、一人の青年がライブ会場の裏側に来ていた。

 

「ぐへへ、ここにあのそらちゃんとすいちゃんが……よだれが出てしまうぜ!!」

 

 とても人には見せられない気持ちの悪い笑みを浮かべながら、白い上着を着た青年は腰にツーサイドライバーを巻きつける。

 

「わかってるってぇ! お前にも手伝ってもらうぜ?」

 

 まるで誰かと話してるかのように独り言を呟いていた青年は、手に持っていたバットバイスタンプを起動させると自らの胸に押し付け刻印する。すると、そこから無数のコウモリが出現し、青年の隣で人の形となる。

 

「あぁ〜! シャバの空気はうまいぜ」

 

 無数のコウモリから現れた黒い服に見を包んだ青年は、白い服の青年と全く同じ顔をしていた。

 

「それじゃあ行くぜ相棒?」

 

「わーってるっての!」

 

 それぞれの腰に巻かれているツーサイドライバーをライブガン(エビルブレード)に変化させ、バットバイスタンプを刻印し、

 

『『バット!』』

 

『Confirmed!』

 

「変身...」

 

『『Eeny, meeny, miny, moe♪ Eeny, meeny, miny, moe♪』』

 

『バーサスアップ!』

 

Madness(Precious)Hopeless(Trust us)Darkness(Justis)!バット! 仮面ライダーエビル(仮面ライダーライブ!)

 

 それぞれ仮面ライダーエビルと仮面ライダーライブに変身する。

 

「「さぁ、白黒つけようぜ!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(なんだ……? なんか違和感を感じるぞ)

 

 突然訪れた悪寒。隣で訝しげに道長を見ている和海を無視しながら、そっとその場から離れる。静かにデザイアドライバーを巻きつけ、深くフードをかぶる。

 

 自らの気配を限りなく消し舞台の方に近づく。それと同時に、二人の歌っていた曲が止まる。

 

「え!?」

 

「どうなってるの……?」

 

 困惑する会場の空気。

 

「へへ、大事に決めようか」

 

「邪魔するぜ」

 

 そんな空気をぶち壊した二人組の仮面ライダー、ライブとエビルは観客に向けてライブガンを放つ。ライブガンから放たれた光弾は観客に当たることはなかったが、それは心に恐怖を刻み誘い込むのに充分だった。

 

 すぐに逃げようと走り出す観客達だが、会場はすぐにゴタゴタとなり渋滞化する。

 

 それに苛ついたのかエビルがもう一度ライブガンで光弾を放つ。だが、その光弾は観客の近くには当たらず壁にぶつかり跳ね返った。

 

「なっ……!?」

 

 跳ね返った光弾はそのまま真っすぐそらとすいせいの近くの柱に命中し、崩れ落ちた。

 

「えっ!?」

 

「だ、誰か!!」

 

 腰を抜かして動けない二人を見て道長は、すぐさまデザイアドライバーにゾンビレイズバックルを差し込みながら走り出す。

 

【ZOMBIE】

 

【READY FIGHT】

 

 ゾンビレイズバックルによって出現したゾンビフォームを形成するアーマーを装着し仮面ライダーバッファ・ゾンビフォームに変身完了した道長は、二人の前に立ち専用装備ゾンビブレイカーを盾にしながら崩れ落ちてきた柱を投げ飛ばす。

 

「えっ……仮面、ライダー……?」

 

「うそ……どうして私達を……?」

 

 助けられた二人はポカンとした表情でバッファを見つめる。するとバッファが二人の方に振り向いた。

 

「「……っ!?」」

 

「……怪我は、ねぇようだな」

 

 そらとすいせいに怪我がないのを一目で確認すると、激しい怒りを胸に抱きながらライブとエビルに向けて走り出す。

 

 仮面ライダーは人類の敵である、それは今の日本では当たり前の事実である。それは、仮面ライダーに変身する人間がログで無しが多いことに由来する。昭和ライダーは別として平成から始まった仮面ライダーは人類から敵視されている。

 

 今では国民的アイドルとして人気を誇るこの二人も

例外でなく、平成から始まった仮面ライダーは全て敵だと思っていた。その認識が先程のバッファの行動によって崩れかけた。

 

「ねぇ、そらちゃん」

 

「なぁに?」

 

「うぅん、何でもない」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、お手並み拝見させてもらおうかな……仮面ライダーバッファ?」




今回登場したキャラ

◆芙蓉道長(仮面ライダーバッファ)
 この二次小説における我らが主人公。なにげにレアすぎるライブを見に来ている。既に戦闘経験はある程度積んだ……というよりは戦う敵がだいたい強すぎる。

◆紅和海
 道長がライブ会場で出会った少年。歳は恐らく道長と同じぐらい。かなりのアイドルオタク。推しは星街すいせい。

◆仮面ライダーライブ
 転生者。大人気アイテムのライブをめちゃくちゃにしてクズを

◆仮面ライダーエビル
 上記の闇から生まれた悪魔という設定になってるもう一人の転生者。

◆星街すいせい
 世界が誇る大人気アイドル。とある神社に住む巫女さんとは心の友。ゲーム実況もやっているがサイコパスな発言をするが、逆にそれがいいと視聴者からは人気。

◆ときのそら
 世界が誇る大人気アイドル。清楚な見た目に美しい甘いボイスは全世界の男を魅了する、と言われているらしい。実は星街すいせいとコンビでライブをすることは少ない。

黒上フブキのヒロイン化

  • 黒上フブキはヒロインにすべし
  • 黒上フブキはヒロインにしないべき
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。