ホロライブライダーズ 不死身の闘牛   作:プロトタイプ・ゼロ

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ようやく投稿できたぜ……


第九話「世界の破壊者」

 

 

 

 

「おーおー、やってるな」

 

 街中に現れたジャマトによって綺麗だった街並みは瞬く間に崩壊した。連れ歩く気はなかったもののいつの間にかいつも一緒に行動していたラミィを先に逃し、青年はいつでも変身できるようにデザイアドライバーを装備する。

 

 青年は逃げ惑う獣人を追いかけその命を奪おうとしているジャマトを蹴り上げ、倒れていた獣人を助け出す。

 

「大丈夫か? 早く逃げたほうがいいぜ? ここはもう戦場(ゲームエリア)だからな」

 

「ゲーム……エリア?」

 

 青年に助けられた獣人の少女――獅子白(ししろ)ぼたんは青年の言ってる意味が分からず頭にはてなを浮かべるが、どこからともなく現れてくるジャマトを見て青年に「ありがとう」とお礼を言ってから逃げることを優先した。

 

 どこを見ても、誰かが襲われている……そういう光景ばかりしかない。だが青年の表情には余裕がある。それはなぜか? 理由は青年にこの争いの経験があるからだ。

 

「全く……面白い自体になってるな」

 

 遠くの方を見てみればジャマトに囲まれながら二人の少女と戦う仮面ライダーを見つけた。紫を貴重とした牛を模した仮面ライダー――バッファはゾンビブレイカーで少女二人に怪我を負わせないようにしながらも襲いかかってくるジャマトの群れを殲滅している。

 

 その戦闘力はライブ会場での戦闘時とは段違いだった。この数日で何があったのかは青年にはわからない……だが、その光景は青年の頬が吊り上がるには充分だった。

 

「早く駆け上がってこい。お前はもう俺と同じ領域に居るんだからよ」

 

 マグナムレイズバックルとブーストレイズバックルを使い仮面ライダーギーツ・マグナムブーストフォームに変身すると、マグナムシューター40Xで周りにいるジャマトに攻撃する。

 

 銃弾に穿かれたジャマトは悲鳴を上げる間もなく消滅し武器をドロップする。

 

「へぇ~……今までのデザイアグランプリの記録とは違って、今回のデザイアグランプリではジャマトの装備してるものが落ちるのか。やりがいがありそうだな」

 

 壁を蹴りながら屋上を目指す中、チラリとバッファの方へ視線を送る。やはり苦戦することなくフレアとノエルを圧倒している。だが、それでも怪我させないようにどこか手加減しているのがここからでもわかる。

 

 ノエルの振り上げたメイスをゾンビブレイカーで弾き飛ばし蹴り上げ、フレアの急所を狙った矢は素手で掴んで折り捨てる。

 

 デザイアドライバーの左側に付いている見たこともないレイズバックルからゾンビブレイカーにエネルギーをチャージすると二人の足元に斬撃を飛ばし、砂煙を起こして目眩ましを起こす。

 

 その間にバッファはその場から退散したのを確認したギーツは、マグナムシューター40Xをライフルモードに変更し屋上の上からジャマトを狙撃する。

 

「今のあいつじゃあバグってしまっている奴には勝てない。もっと強くなってもらわないとな。なにせ、お前の敵でもあるからな……親友」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜芙蓉道長〜〜

 

 白銀騎士団をなんとか撒いた俺は襲われている人々を助け出しながらジャマトを倒していく。仮面ライダーである俺に助けられて素直にお礼を言う奴なんてほとんどいなかった。別にお礼を言ってほしいわけじゃなかったが、こう……ここまで敵視されていると若干心に来るものがある。

 

 この世界にはライダーバトルに巻き込まれて家族を失った人が多い。俺がまだギーツだった頃はほとんどの人間が死んでしまっていたが、この世界ではその死んでしまった人間もなぜか生きていたりする。一番わかり易いのはフブキやるしあ達だろう。

 

「もう絶対に死なせない。俺が……守る。そのためにもすべてのライダーは俺が倒す」

 

「それで本当に守れるならな」

 

 突然聞こえてきた声に俺は思わず立ち止まる。振り返るとマゼンタ色のレフカメラを首から下げている男がいた。

 

 こいつの雰囲気は人間ではあるがとても人間とは思えなかった。全く気が抜けないが、相手から敵意は感じない。

 

「お前も……仮面ライダーか?」

 

「そうだと言ったら?」

 

「決まっている。お前も倒す」

 

 いつでも叩きつけれるようにゾンビブレイカーを構える。それに対して男はふっと笑う。

 

「随分と好戦的だな。だが、残念ながらお前の相手は俺じゃない」

 

 男の背後から一体の影が飛び出す。その影は俺に向けて武器を振り回す。

 

「なっ……!?」

 

「⬛⬛⬛⬛⬛⬛■■■■■■■■■■■■ッ!!」

 

 咄嗟にゾンビブレイカーで防御し、相手を蹴りつける。だが、相手は俺の蹴る力を活用してそのままバク転した。

 

 相手が離れた隙に、攻撃してきた相手を観察する。

 

 それは、全体的に緑色をした野性味溢れる怪人?だった。いきなり襲ってきたそいつは、男のことなど眼中にないかのように、俺に向けて突撃してきた。

 

「気をつけろよ。そいつはギルス。仮面ライダーアギトとはまだ違った進化を果たした人類だ」

 

「なんだと?」

 

 なんだこの違和感は……? 知らない仮面ライダーの名前のはずなのに……いや、知っている。俺はそいつの事を知っている。

 

 俺が浮世英寿だった頃にギーツとしていくつもののデザイアグランプリに参加してた時に戦った仮面ライダーの名前だ。

 

 光を持ちながら不完全に覚醒した存在……神の光を与えられた人類よりも先に存在したのがギルスだ。ギルスは防御力こそかなり低いが、高い攻撃力とスピードが厄介だ。

 

「⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛ッ!!」

 

 何言ってるか理解できない言語……というかただ叫んでるだけのギルスは俺に向かって飛びかかってくる。咄嗟に横に避けながらギルスを蹴り飛ばす。

 

 今度はこちらの番だと駆け出そうとした瞬間、デザイアドライバーにはめられているヘルライジングレイズバックルから激しい電撃が迸る。

 

「ぐっ……ここで、か!?」

 

 ヘルライジングレイズバックルから放たれる電撃は次第に俺の身体に纏わりつき、ゾンビレイズバックルでも耐えきれないほどのダメージを与え続けた。

 

「ぐっ……ぐあああああああああああああっ!!」

 

 思わず倒れ込んでしまった。それほどまでに痛みが襲いかかってきた。ゾンビレイズバックルがデザイアドライバーから弾き飛ばされ、ドライバーが勝手に回転する。

 

 勝手にリボルブオンしたこととゾンビレイズバックルが外されたことにより、今までゾンビレイズバックルで軽減していた痛みに耐えきれず俺の意識が……闇の中へ落ちていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これは少しやばそうか?」

 

 突然ダラリと腕を下ろし、バッファヘッドの瞳の色が真っ赤に染まりアンデッドチェスターが消え赤黒い鎧……ヘルライジングチェスターを身に纏ったバッファを見て、男――門矢(かどや)(つかさ)はいつでも変身できるようにネオディケイドライバーを手にした。

 

 ギルスは動かなくなったバッファを好機と見たのかスピードを活かして殴りかかろうとした。だが、ゆらりと横に動いたバッファのボディーブローによって悲鳴をあげる暇もなく爆散した。

 

 その様子を見た士は、腰に巻き付けたネオディケイドライバーのサイドハンドルを引きディケイドのカードを差し込んだ。

 

【カメンライド!】

 

「……変身!」

 

 サイドハンドルを押し二次元に封印されているカードの力を三次元に開放する。

 

【ディケイド!!】

 

 ベルトから現れた数体の影が士の周りに現れ、無防備な士に襲いかかろうとしたバッファを翻弄する。

 

 全ての影が士に重なり合うとその姿を変える。

 

 仮面ライダーディケイド……それは全てを破壊する世界の破壊者。あらゆる世界を渡る仮面ライダーである。

 

 ディケイドはライドブッカーをソードモードに変更し、向かってくるバッファを斬りつける。赤黒い鎧……ヘルライジングチェスターから火花が散るが、バッファは気にすることなくディケイドを殴りつける。

 

 そのあまりの馬鹿力に様々な世界で戦いを繰り広げてきたディケイドは思わず舌打ちした。

 

「ちっ……ヘルライジングレイズバックルとやらの能力か? 馬鹿みたいにエネルギーが身体中を巡ってやがる。まぁ、その分身体が耐えきれずに折れまくっては強制的に再生してるみたいだが」

 

 バッファの意識がないことで身体の何処かが折れても悲鳴どころか動きを止めることさえない。もし意識があればあまりの痛みに悲鳴を上げ隙だらけになっていたことだろう。そう考えると、とある世界にいる黄色いバッタの仮面ライダーは同じヘルライジングの力を使った際は耐えまくっていたな、とディケイドは冷や汗をかいた。

 

 いくら世界の破壊者と呼ばれている彼でも、ここまで激しい痛みは味わいたくはないからだ。

 

「はぁ……本当に暴走っていうのはやっかいだな!!」

 

 暴力的なほどに上がったスペックで殴りつけてくるバッファを受け流しながら、クワガタをモチーフとしたライダー……仮面ライダークウガのカードを取り出す。

 

「ここは……これだな」

 

【カメンライド】

 

 サイドハンドルを引きクウガのカードを装填する。

 

「変身!」

 

 サイドハンドルを押し込み二次元に封印されているクウガの力を三次元に開放する。

 

【クウガ! ライジングタイタン!】

 

 ディケイドの身体が少しずつ変化し紫を貴重とした重装甲の仮面ライダークウガライジングタイタンフォーム(以後Dクウガとする)に変身した。その際に手に持っていたライドブッカーソードモードがクウガのモーフィングパワーによってライジングタイタンソードへと変化する。

 

「ふん!」

 

 バッファのエネルギーを纏ったヘルライジングパンチを喰らっても物ともせずに受け止める。何度も何度も殴ってくるバッファのパンチを掴み、逆にライジングタイタンソードで切り上げる。

 

 Dクウガは高い防御力を誇る代わりにスピードが各フォームの中で一番低い。ゆっくりとした足取りでバッファに近づき起き上がろうとした所をまた斬りつける。

 

 そして落ちていたゾンビレイズバックルを拾い上げバッファを踏みつけて起き上がれないようにすると、デザイアドライバーの左側にゾンビレイズバックルを装着し回転させる。

 

 リボルブオンしたことで上半身にアンデッドチェスターが装備される。その際にヘルライジングチェスターは下半身へ装備され「ヘルライジングレッグ」に変化する。

 

「やれやれ……暴走牛はこれだから面倒くさいな。牛鬼と戦った時以来か?」

 

 かつての様々な世界を冒険してたときを思い出したDクウガはネオディケイドに戻ると、懐からマゼンタ色のレイズバックルを取り出し倒れ伏すバッファの上に放り捨てる。

 

「これは餞別だ。せいぜい生き残るんだな……じゃあな」

 

 未だ意識の戻らないバッファに背を向けいつの間にか出現した灰色の帯……オーロラカーテンに向けて歩き出しその場を去った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「来ないでよ!! 誰か助けてよ!! 助けてよ……ミッチー!!」

 

 

 




今回はお休み!





「るしあ、ごめんな……」「いやぁ!! ミッチー消えちゃ嫌だよ!!」「そんな……どうして貴方が!?」「君が僕の本当の娘じゃないってわかってたはずなのになぁ」

次回「消滅」

バッファの強化形態を教えて?

  • ライダーを倒す!(ジャマ神バッファ)
  • 怪人を倒す!(デザ神バッファ)
  • 両方倒す!(オリジナルバッファ)
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