ブギーマンは世界を大いに嗤う   作:兵隊

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第6話 リリは世界が嫌いです

 

 どうして世界は、リリに厳しいのだろうと思う。

 

 物心がつく頃から、一人だった。

 親はヴァリス欲しさのあまり分不相応な無茶をし、リリを残して死んでしまった。

 

 勝手だと思った。

 そこまであの“酒”がほしいのかと思った。

 子供よりも酒を選んだ両親に、リリだって最初は憤りがあった。どうして置いて行ったのか、と。勝手に産んで、勝手にこんな世界に置き去りにして、勝手に死ぬなんてあんまりだ。

 

 でも直ぐにどうでも良くなった。

 どれだけリリが恨もうが、涙を零して泣こうが、怒りを覚えようが、世界はリリを待ってなんてくれない。何の力を持っていない、小人族(パルゥム)一人ですら、許容できないと言わんばかりに進んで行く。

 

 生きるのに必死だった。

 冒険者にもなれないリリが出来る事といったら、彼ら彼女らの荷物運び――――サポーターくらいしか出来ない。

 サポーターの扱いは虫以下も同然。足並みを揃えることが出来なかったら殴られ、冒険者に着いて行こうと必死になっても蹴られる。運よく生き残ったとしてリリを待っているのは労いの言葉はなく罵倒ばかり。

 

 それでも彼ら彼女ら冒険者に従うのは生きるため。

 食べる物もなく――――草を口に入れたこともある。

 寝る場所もなく――――路地裏で夜を明かす事もあった。

 頼れる人もいない――――みんなリリを道具のように扱う。

 

 なんでリリばかり辛い目に合うのかと思った事がある。

 普通の暮らしがしたかった。両親に囲まれて、誕生日には祝ってもらい、眠れなかったら両親の間に挟まれ温もりを感じて目を閉じ、そしてまた次の日が訪れる。

 

 夢に何度も見た光景。

 今となっては両親の顔すらも覚えていなく、夢に出てくる二人の顔は、白く塗りつぶされたモノであるが、リリは何度も夢を見る。

 

 起きると直ぐに現実に引き戻されてしまう。

 

 

 リリはこの世界が嫌いです。

 リリをモノのように扱う冒険者が嫌いです。

 リリに暴力を振るう冒険者が嫌いです。

 リリを口汚く罵る冒険者が嫌いです。

 リリを助けてくれない人達も嫌いです。

 だからリリは――――この世界が大嫌いです。

 

 何で生きているのかもわからない。

 こんなに辛いのなら、こんなに苦しいのなら、生きていても何も良いことがないのなら、死んだ方がマシなのではないか。

 

 答えは出ない。

 生きる事に必死で、考えても考えても、時間が足りない。そんなことを考える暇があるなら、稼がないとこの世界では生きていけないから。

 

 歓楽街でスリをするのも日課となってしまった。

 ここでは一般人も冒険者も訪れており、誰もが酔いしれて油断をしているからやりやすかった。

 加えて、リリは小さく見た目どおり弱い存在だ。そんな存在を誰が警戒をするというのか。ぶつかり謝り、そして違う人間にぶつかっては謝るを繰り返し、ヴァリスをくすねる。

 

 常日頃、冒険者達に謝罪を口にしているから、慣れたものだった。

 そうしてリリは今夜も日課をこなす。いつかはバレて、袋叩きにあい、最悪死んでしまうだろうとぼんやり考えていると。

 

 

「なぁ、オマエ」

 

 

 そのいつかは、急に訪れる。

 

 振り返ると男の人がいた。

 黒髪黒眼で黒コートを羽織った、全身黒尽くめの男はこれまた不思議そうに首をかしげて。

 

 

「どうしてもっと効率よく稼がないんだ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 豊饒の女主人。

 それはオラリオに店を構えている、冒険者向けの酒場であった。

 とはいっても客層は様々。オラリオでは名の知れたファミリアが利用する事もあれば、あまり名の知られていない末端な冒険者、更にはどこのファミリアの眷族ともなっていない一般人すらも、豊饒の女主人を利用していた。

 

 それだけこの酒場が居心地が良く、その空気を作っている女主人――――ミア・グランドの人柄が好まれていることが、人気として直結している事がわかる。

 

 夜と言うこともあって、豊饒の女主人は活気に包まれていた。

 食事を楽しみに来た一般人、命を懸けて帰還を果たし英気を養うために飲み食いをする冒険者、ただただ日頃の愚痴を呟きに飲みに来た者と、十人十色な楽しみ方で、豊饒の女主人は賑わいを見せる。

 

 

 そこで二人の男女が来店した。

 一人は中肉中背の細身の人間の男。

 もう一人は痩せ細い小さな体つきの小人族(パルゥム)の女の子。

 

 仲良く来店、というわけではない。

 男に無理矢理連れてこられた、哀れな子羊、といった印象に近い。

 勝手気ままに歩を進める男に、必死に追いつこうと小走りになる女の子。

 

 その姿を見て女主人はため息を吐く。

 男を見るのは初めてではなく、どれだけ自分本位に事を進めているか、そしてどのような思考回路を有しているのか理解した上で女主人――――ミアは睨みつけて。

 

 

「アンタか」

 

「よう、ミア。今日もケツがでかいな!」

 

 

 良いことだ、と頷く自分勝手な男――――アルマ・エーベルバッハとその後を追いかけてきた女の子がカウンター席に座るのを見て、ミアは心底冷たい声と表情で。

 

 

「死にたいみたいだね」

 

「まてまて、褒めてるんだが?」

 

 

 どうしてそんなに怒る、と意味がわからなそうにアルマは首を傾げる。

 どういう思考回路を有しているのか定かではないが、アルマは本気で褒めていた。嫌味でもなく皮肉でもなく、本気で褒めている。

 

 長い付き合い、というわけではないが裏表のない性格であることはミアも解っているようで、呆れた口調で。

 

 

「アンタはもう少し女心ってヤツを学びな」

 

「ヘルメスにも言われたな。そんなにダメか?」

 

「ダメかダメじゃないかって言ったら、カスだね」

 

「第三勢力が出来たんだが?」

 

 

 それはそうと、とミアはアルマの横に座っている小人族(パルゥム)の女の子へと視線を向ける。

 酷く痩せており、とてもではないが健康的な顔つきをしていない。仕事柄、そして経験則からして、今の小人族(パルゥム)の女の子の状態は良くない状況であると判断して。

 

 

「アンタ、遂にやっちまったのかい」

 

「どういう意味だ?」

 

「誘拐してきたんだろ」

 

「超絶心外なんだが?」

 

「アンタも可哀想にねぇ。怖かっただろコイツ」

 

「よーしわかった。さてはアレだな。ミアは人の話を聞かないやつだって言われた事があるだろ。オマエ、ダメだぞ」

 

「アンタに言われたくないよ」

 

 

 自分のことを全力で棚にあげるアルマに、ミアはため息を吐いて。

 

 

「それで今日はどうするんだい? 言っておくが、前回と前々回のツケを払わないと食わせないよ」

 

「ふふ、安心しろ。今回は今までのツケも合わせて清算しに来た」

 

 

 得意気に笑みを零すアルマに、思わずミアはほう、と感心してしまった。

 そもそもツケで済ませてきたのがおかしかった。感心することでもないし、むしろ当然の事であるのだが、カウンター席に座っている男はそうではない。今までが今までなだけに、やっと真人間になったか、と。

 

 ミアの心境は、素行の悪い者が時折優しさを見せたときのそれだ。

 一時の情を見せたところで、今までの行いがチャラになるわけではないが、酷い部分しか見えていなかった分マシに思えてしまう。

 これでやっと、アルフィアの愚痴も減るのか、と思っていた矢先、ふとした疑問が。

 

 

「……待ちな」

 

「ん?」

 

「そのヴァリス、どこから出てきたんだい?」

 

 

 アルマが不敵な笑みを浮かべて、ピースサインを作り、ミアに示しながら答える。

 

 

「安心しろ――――フレイヤに借りてきた」

 

「――――は?」

 

 

 アルマの口からフレイヤの名が出た事に驚きはない。

 この酒場でも、先日アルマとフレイヤの両者の間に何があったか、噂で耳にした事があるし、ミアの立場からしても何が起きたか把握している。

 

 驚きはない。

 よりにもよってそこから借りてくるか、と眉間に手を当てて疲れた調子で。

 

 

「アンタ、アイツの眷族に刺されてもしらないよ」

 

「大丈夫、避けるから」

 

 

 そういうことではないのだが、指摘するのも馬鹿らしくなってきたのか、これ以上ミアから追求する事はない。

 

 何せ問題の男は上機嫌。

 メニューが書かれた羊皮紙を見て「ここからここまでくれ、あとこれをお土産にくれ」と食事を楽しむことを楽しんでいる。

 

 

「待ちな、土産ってアルフィアにかい?」

 

「おう。このまま手ぶらじゃ何を言われるかわからん」

 

「バカタレ。だったら食い物よりも、宝石とかにしな。そっちの方が喜ぶ」

 

「へぇ、そうか。そういうもんか……」

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうした? 食わないのかオマエ?」

 

「…………え?」

 

 

 それからカウンター席には料理の数々が運び込まれ、そのテーブルの隅には木製で出来た食器皿が山のように積まれていた。

 ほぼ食べているのはアルマ。運ばれた料理を片端から食し、食器皿を積み重ねていく。味わっていないわけではない。むしろ良く噛んで良く味わい、美味しすぎて手が止まらないといった調子で次から次へと、新たな料理に手を伸ばした結果といえる。

 厨房では「ひぃー! 手が回らないニャー!」「気合を入れな!! ここが踏ん張りどころだよ! はい、ふわっふわオムライス一丁!!」といった調子の悲鳴にもにた怒号が響き渡っている。

 

 もはや戦場である。

 酒場というか、食事処のような光景。

 それを見てアルマは活気があるなぁ、と呟き、小人族(パルゥム)の少女はギョッと信じられない者を見る眼でアルマを見る。この惨状は全てこの男のせいでもあるのだが、解っていないのか、と口を開きかけるが敢えて何も言わなかった。

 

 口を滑らせたら最後、どのような仕打ちが待っているか解らないからだ。

 

 小人族(パルゥム)の少女が運ばれてきた料理に手を出さないのもそれが理由。

 アルマの食べ方に圧倒されて、食欲がなくなったからではない。ただ単純に、何をされるかわからないから恐れているだけなのだ。

 

 

「どうしてリリをここに連れて来たんですか?」

 

「別に深い理由はないけど、何か可哀想だなって思ったからだが」

 

「可哀想って……同情、ですか」

 

 

 改めて小人族(パルゥム)の少女は自分の姿を見る。

 あまりにも見窄らしい。路地裏に捨ててあるボロ布が人の姿を為しているようであり、自分の事ながら滑稽に思い自嘲気味に笑みを零す。

 

 

「おう。スリもしていたみたいだし、そんなに食い扶ちに困っているのかなーって」

 

「……バレてたんですか」

 

「そりゃそうだ。だって見てたのがオレだぞ?」

 

「それでどうするんですか? リリを突き出すんですか?」

 

 

 もうそれでもいいかもしれない、と小人族(パルゥム)の少女はどうでもよく訪ねる。

 しかし返答がきたのは、全く違うモノであった。アルマは食事を楽しみながら、首を横に振って。

 

 

「いいや、別にそんなことしないよ。オレは正義の味方ってわけでもないし、そんなもの盗られた方が悪いだろ」

 

「だったら貴方はリリに何を求めてるんですか?」

 

「ちょっと気になってな。形振り構わないって調子だったし、どうしてそんなに余裕がないのかって聞きたかった」

 

 

 アルマの質問の答えは、小人族(パルゥム)の少女の根底にあるものであり、それは彼女の生い立ちから話さなければならない。

 勿論、彼女は話すつもりもなかった。見ず知らずの、ましてや自分を無理矢理この場所へ連れて来た輩だ。特に絆を深めているわけでもないし、話す理由など微塵もない。

 

 しかし話さないと帰してもらえないのも事実だろう。

 ましてや自分がスリをしていたことまでバレている、という弱みまで握られている。もう会うこともないだろうし、さっさと切り上げて、今日の寝所を確保しなければならない、と小人族(パルゥム)の少女はぽつりと話し始めた。

 

 

 

 彼女の生い立ち。

 両親の存在。

 自分が身を置く【ソーマ・ファミリア】の存在。

 周囲の自分への仕打ち。

 

 簡単に纏めて、アルマに話し、食事を終えていたアルマはポツリと。

 

 

「へぇ、それは大変そうだな」

 

「――――――――」

 

 

 それだけか、と。

 自分の人生はそれだけで纏められてしまうのか、と小人族(パルゥム)の少女は苛立ちを覚える。

 話してみろと言ったのはそっちの癖に。聞きたいといったのはそっちの癖に。自分をこんな所まで連れて来て言う言葉が、それだけか、と小人族(パルゥム)の少女は腸煮えくり返る気持ちになっていた。

 

 全身が震える、怒りで。

 眼から涙が毀れる、悲しみで。

 開いた口が塞がらない、自棄になっている。

 

 

「貴方はいいですよね」

 

 

 もはやどうでもよかった。

 正体不明の男に、どんな目に合わされても良いと思った。大変そう、で片付けられてしまう人生だ。どんな事をされても構わない、と自暴自棄になっていた小人族(パルゥム)の少女はどうでもよくなり、震える声で言い放つ。

 

 

「リリなんかよりも、貴方はさぞ恵まれているのでしょうね。リリの今までを“大変だった”で済ませてしまうのだから」

 

 

 アルマは、そうだな、と頷いて肯定し、

 

 

「まぁ、そうかもな。オレはオマエじゃない。オマエが見聞きしたことを想像出来るほど想像力が豊かってわけでもないから、大変そうとしかわからん」

 

 

  それに、とアルマは確信するような声色で。

 

 

「オレがオマエなら、絶対にオマエのようになっていないと思う」

 

「それはどういう意味ですか?」

 

「そのまんまの意味だ、オレは絶対に何とかしている。何せこの世界は、オレの都合の良いように出来ているからだ」

 

 

 小人族(パルゥム)の少女は呆気に取られて、直ぐに調子を取り戻す。

 何を言っているのか理解が出来ないといった顔で、言葉の端々に怒気を含ませて。

 

 

「おめでたい事を言いますね貴方。それじゃ何ですか、全部リリが悪いって言うんですか?」

 

「そうだろうな。オマエが悪いかもな」

 

 

 どうすればよかったのか、と小人族(パルゥム)の少女が叫ぶ前に、アルマは続けて。

 

 

「だってオマエさ、諦めてるだろ?」

 

「……え?」

 

 

 ぽかんと、目を見開く小人族(パルゥム)の少女に対して、当然のような口調でアルマは言う。

 

 

「オレは自分を信じた。世界はオレのモノであることを信じて疑わずに努力を続けた。結果として今のオレがある。世界はオレを中心に今も回り続けている。でもオマエは? 最初から諦めていないか? 自分を信じて疑わずに努力したか? オマエの世界はオマエのモノになったか?」

 

 

 アルマは続ける。

 難しい事ではなく簡単な事だ、と言った調子で。

 

 

「オレから見た世界はオレのモノであるし、オマエから見た世界はオマエのモノだ。なのに何だオマエ? オマエから見た世界はオマエのモノなのに、どうして支配者であるオマエが諦めている? 何で我を通さない? オレにはそれがわからない」

 

「我を通すなんて、リリにはそんな力ありません……」

 

「そうかもしれないけど、試してもいないだろ? 一回やってみろよ、スリとかする前にさ。オマエに辛く当たったヤツらにかましてみろよ。それでオマエも、世界を自分を中心に廻してみろって。オレは歓迎するぞ」

 

 

 その言葉は甘い蜜のように、諦めていた小人族(パルゥム)の少女の心に深く深く根付いてしまった。

 世界は自分を中心に回っているという認識。今まで冷遇してきた周囲への反抗。小人族(パルゥム)の少女は少しだけ考えて笑みを零す。

 

 どうせ終わっている人生だ。

 最後に何かをするのは悪くない、と――――。

 

 

 

 

 

 

 

「アンタ、とんでもないことをしたね」

 

 

 足早に出て行った小人族(パルゥム)の少女を見届けて、ミアは口を開いた。

 呆れた口調ではない。冷たく、アルマを睨みつけるように、先程のアルマの言葉が気に入らないといった様子で、吐き捨てるように言う。

 

 アルマも思うところがあるのか、珍しく後悔したような口調で。

 

 

「励ましたつもりだったんだが、なんかダメだったな」

 

「笑わせんじゃないよ」

 

 

 ハッ、と鼻で笑い小馬鹿にした調子でミアは言う。

 

 

「励ますつもりなら、もっと言葉を選びな。アンタのやったことは、背中を押しただけ。あの子の破滅を早めただけさね」

 

 

 今までの人生を踏まえて、ミアはこれから起こる事が手に取るように解っていた。

 絶対に、小人族(パルゥム)の少女はこれまでの報復をするつもりだ。冷遇され、ゴミのように扱ってきた連中を、余すことなく報復するつもりであると。

 その結末も見えている。小人族(パルゥム)の少女は筆舌に尽くし難く嬲られ甚振られ、最後には殺される事は目に見えていた。

 

 そしてそうなるように後押ししたのは、アルマ・エーベルバッハの言葉である。

 無責任にも言い放った言葉は、諦めていた小人族(パルゥム)の少女の心の起爆剤となってしまった。

 

 

「どうするつもりだい?」

 

「何とかするさ」

 

 

 アルマの口調は真剣なもの。

 ため息もなく、面倒臭いといった素振りもなく、ただその黒い双眸は小人族(パルゥム)の少女が出て行った出入り口を見つめて。

 

 

「今回はオレの落ち度だ。そんなつもりじゃなかった、何て言えない。言葉を間違えた。何もかも間違えた。だからオレが何とかするのが筋ってもんだろう」

 

「当たり前だよ」

 

 

 ハッ、とミアはアルマの言葉に満足したのか。

 

 

「さっさと行って解決してきな。何でも屋の腕の見せ所だよ」

 

「初仕事なんだが。オレの落ち度だし、アルフィアにバレたら何を言われるかわからんが、御託を並べてる場合じゃないな」

                 「――――確か、【ソーマ・ファミリア】だったか」

 

 

 

 

 





>>小人族の少女
 第五話の最後にちょっと登場した子。
 一体彼女は、なにルカ・アーデなんだ

>>ミア・グランド
 女主人
 本来ツケとかやってないけど、とある女神に大目に見てあげてとお願いされたから仕方なく。本当に仕方なく。
 アルフィアに同情している。アルマの愚痴とか聞いているから。

>>「今日もケツがでかいな!」
 アルマの褒め言葉の一つ。割とカスなことを言っている。

>>「アンタ、遂にやっちまったのかい」
 女主人はいつかやると証言しており。
 実は、アルフィア様も見ていた。クズがゴミになったと思ったと後日彼女は語る。

>>「安心しろ――――フレイヤに借りてきた」
 そこから借りてくるかシリーズ。
 もしかして:プロのヒモ



 

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