仮面ライダーギーツIF:仮面ライダージャマト 作:アンキパン
本編でもジャマトライダーが出てきた辺りですね。
第一話 謀略:ジャマトの迷宮
「よく寝たぁ……」
茶髪で片目を軽く髪で隠した男はぽそりと一言呟き
謎の植物園の様な空間''ジャマーガーデン''と呼ばれる場所で目を覚ました。
ムクリと体を起こし
布団代わりのズタ袋を跳ね除け、枕元に置いてあった木目長の服を着ていると
「おお!ようやく目覚めたか!我が愛しのジャマトライダーよ!」
眼鏡と麦わら帽子を付けた、農家の様な姿をした男性''アルキメデル''は
ジャマトライダーと呼んだその男に嬉しそうに話しかける
「おはよう、父さん」
彼もアルキメデルに対しにこやかに答える。
「言葉も違和感なく話せるんだな!さすが我が愛しの子だ!」
と、ひとしきり褒めちぎると、いかんいかんという様な素振りを見せ
先ほどと打って変わって真面目な表情で男に話しかける
「目覚めたばかりでなんだが…坊やには仮面ライダーを倒す以外に、ジャマト達の希望になって欲しい。」
「辛く、悲しい戦いになり…失う物も多かろう。それでもあの子達には希望が必要なんだ!もう仮面ライダーのやられ役じゃないんだ!ジャマトライダーよ、どうか戦ってくれないか?」
アルキメデルの表情からは哀しみと仮面ライダーに対する憎しみがひしひしと彼に伝わり
彼の心に秘めた想いはただ一つの答えとなった。
「当たり前だろ?父さん。俺はジャマトのヒーローになる。そしてジャマトのみんなの為に平穏な世界を作り上げたい。それは変わらないよ。」
それを聞いたアルキメデルは満足げに頷き、手に持っていたカゴから
蔦で覆われた様な黒いバックルと中央部にひび割れた薄茶色のコアの様な物が装填された黒いドライバーを取り出した。
「では…今日から坊やは''仮面ライダージャマト''だ!」
「仮面ライダー…」
男はにやりと笑うとドライバーとバックルを手に取り
近くにあった黒いジャケットを羽織り次のゲームへの準備へ向かった
「さぁ、デザイアグランプリを破壊しておいで!」
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『開幕、デザイアグランプリ新シーズン! 第1回戦の勝ち抜けはたった5人という波乱の幕開け。 怪物ジャマトから世界を救うために 仮面ライダーが命懸けの戦いに挑む。 無敗のデザ神ギーツを打ち負かすのは誰だ!?』
白と黒のカバーをつけたタブレット端末に向かってまるで誰かに物語のあらすじをに話すかの様に話す容姿端麗な女性''ツムリ''
彼女はデザイアグランプリのナビゲーター。
しかし、今彼女は質素な和室のベランダにいた。ひとしきり喋り終わると横から
「そんなに俺と家族でいるのが嫌なのか?姉さん。」
同じく容姿端麗の男性''浮世 英寿''
彼はデザイアグランプリにて「無敗の男」として仮面ライダーギーツとなり叶えたい理想の世界のために戦っている。
英寿が話しかけるとツムリは不機嫌そうに答える。
「当然でしょ。元々赤の他人なんだから。」
ツムリは前回の
デザイアグランプリで優勝した英寿の願いにより
彼の姉…つまり家族になっていた。
そんな険悪な雰囲気を打ち消すかの様に
1人の男が割って入る。
「ご飯できたぞ!」
にこやかに話すこの男''ギロリ''は本来であれはコンシェルジュの立場であるが
英寿の願いによりツムリ同様、家族の1人になっていた
ギロリ、ツムリ、英寿の3人で食卓を囲む中、ツムリが口を開く。
「…いつまでこんな茶番を続ける気?」
「ツムリの言い分もわかる。 そろそろはっきりさせておこうか。 私達と家族になってまで、 デザイアグランプリに 近づこうとする理由を」
「フッ…流石に気付いてた?」
まるで幼い子供の様に軽いノリで答える英寿。
それを聞いたギロリはおもむろに立ち上がり、文字が書かれたカードを取り出し、その中の一枚のカードを英寿に見せる。
そのカードには
『俺が死ぬまでデザイアグランプリに参加できる世界』
『俺がスターになっている世界』
などが書かれている中ギロリが見せたカードには
『俺がDGPの運営になっている世界』
と書かれていた。
「君がこれまでに叶えた願いはバラバラだ。 そして今回の願いはデザイアグランプリのスタッフになること。
どういうつもりですか?」
「興味があるんだよ。デザイアグランプリの全てに」
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ギロリとツムリがサロンに戻ると
オレンジの服を着たパンクロッカー風の男
''晴家ウィン''/仮面ライダーパンクジャックが待機していた。
「パンクジャック。次こそはギーツを脱落させろ」
「本気なんですか?ゲームマスター」
デザイアグランプリでゲームマスターも務めるギロリ
ツムリはそんなギロリに向かって反論の言葉をぶつける。
「ツムリ、ゲームマスターの意向は絶対だぜ?」
ウィンの言葉に遮られるも続けてギロリに話しかける。
ツムリの表情は不安と焦りが混ざったようだった。
「我々は常に中立の立場のはずでは…」
「あの男は…勝ち過ぎた。」
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「新しいゲームは迷宮脱出ゲームだったっけ。さて、誰をさらってやろうか…?」
ゲームへ必要な人間を探す為散策するライダージャマト
人間の姿のため違和感なく溶け込めている。
そんな中ふと1人の男が目に入る。
「あ?あいつは確か…仮面ライダータイクーンだっけか
ふーん、丁度いいな。」
ジャマーガーデンにあった仮面ライダーの事が書かれている手帳を開きながら呟く。
面接へ向かう途中の桜井景和を見ながら嫌な笑みを浮かべる。
景和が乗ったバスに一緒に乗ると子供の声が聞こえてくる。
「またガチャはずれだ。ついてないな~」
「元気出しなって!きっとそのうちいいことあるって」
「君もか…」
先ほどのスクラッチとガチャを重ね合わせてぽそりと景和はつぶやいた。
そんな中景和の隣に座ったライダージャマトが呟く
「始まるぜ?新しいゲームが…」
「え?」
すると突然目の前の道路が崩壊し、
バスは巨大な穴へ吸い込まれてしまった。
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一方その頃デザイア神殿では仮面ライダー達が招集を受けていた。
その中にはの浮世英寿、晴家ウィンの他に
吾妻道長/仮面ライダーバッファ
難波一徹/仮面ライダーケイロウ
鞍馬祢音/仮面ライダーナーゴ
の計5名が集まっていた
そしてツムリが声を上げる
「ジャマーエリアが現れました。皆さんすぐにミッションに挑んでもらいます」
「今度は何のゲームだ」
「腰に優しいやつで頼むよ」
「いやそんなの無いだろ!」
わちゃわちゃする2人をよそにツムリは続ける。
「第2回戦の舞台はこちらです」
するといきなり足元が消えて一同は真っ逆さまに落下
「え?」
「「「「うわああぁぁぁぁぁ~~!?」」」」
落下した参加者とツムリは大きな城がそびえ立つとある空間に飛ばされていた
「ここは?」
「ジャマトが作り上げた異空間の様です」
全員が辺りを見回していると
「ねえねえねえ、あそこ!」
「…こいつは奇遇だなぁ」
祢音が指差した先には、バスに乗ったまま穴に落下していた人の姿が。 ランドセルを背負った男子''葉山良樹''そしてその姉の''葉山梢の姉弟は
英寿たちに気づいて彼らの元へ向かう。
その中には英寿や祢音の知り合いの景和の姿もあった。
「有名人が2人も!?」
「英寿さまだ!」
「祢音ちゃんもいる!」
祢音はそんな彼らに質問をする。
「みんなこそ、なんでこんな場所に?」
バスの運転手である尾形次郎が事情を説明する。
「道路にいきなり穴が開いて砂に沈んで、気がついたらここにいたんですよ。 それより妙な首輪外してくれよ!」
次郎以外にも一人一人植物のツタの様な首輪が付けられていた
「彼らはジャマトに連れ去られた一般人です。」
「それでは第2回戦、迷宮脱出ゲームを始めましょう。
まずは近くにいる一般人とライダーでペアになってもらいます」
英寿は葉山良樹と。 祢音は葉山梢と。 道長は尾形次郎と。 一徹は景和と
それぞれがペアに。
一般人の皆さんを保護しながらこの迷宮を脱出出来れば勝ち抜け。
守り切れなければ脱落です」
「ふ~ん。で、俺は誰を守れば?」
「私です」
「オッケーイベイベー!」
ノリノリで近づくウィンに露骨に嫌な顔をするツムリ
そしてウィンはツムリとペアが成立。
「ツムリちゃんでも出られないんだ…」
「出口ならそこにある」
道長が示した先には脱出用の門が
「どうやら音声認証で開く扉のようですね。扉を開ける合言葉が必要かもしれません」
「何かの暗号か?」
意見を出し合っている中
周りをメイドと執事を格好をしたジャマトに囲まれてしまう
「皆さん!よろしくお願いします!」
ツムリの一声と共に
参加者はデザイアドライバーにレイズバックルを装填。
「SET」
変身待機音が流れる中レイズバックルを操作する。
「へ〜ん」
「「「変身!!」」」
「ZOMBIE…」
「MONSTER!」
「ARMED PROPELLER」
「BEAT!」
「BOOST」
全員が変身完了と同時にジャマトも襲いかかる。
ギーツやパンクジャックは素手でジャマトと戦い
バッファやナーゴ、ケイロウは武装を使用して戦う
「ジュラピラ!」
だが倒されていくジャマト達はみな同じく言葉を発する
「何言ってんだ?」
バッファが訝しんでいると
ナーゴの近くに1人の男が近づく
「まだ逃げ遅れた人が!助けないと!」
一般の人と勘違いしたナーゴが寄り添おうとするも
「待て!ナーゴ!そいつは一般人じゃない。おそらくそいつはジャマトの仲間だ!
みんなに巻かれている首輪もないしな」
それを聞いた男…もといライダージャマトはニヤリと笑いながら答える
「流石だね。仮面ライダーギーツ、浮世英寿!それに哀れな仮面ライダー共。」
「でもお前達の世界もこれで終わりだ。みんなここでゲームオーバーさ。」
そう言うと挑発するかの様にデザイアドライバーを取り出す
「デザイアドライバー?なんで?」
祢音が聞くもそれに答える事なくライダージャマトはベルトを腰に装着する。
そしてツタが絡まった様な黒いバックル''ジャマトバックル''をドライバーに装填する。
「ジュラピラ…変身…!」
その掛け声とと共にバックルを操作!
「JYAMATO!」
バックル操作後ライダージャマトの体を茨の生えたツタの様な物が
直接全身に巻きつき、ブロイアームズとなり体に装着され、まるでポーンジャマトを金属化させた様な姿となり
仮面ライダージャマトへと変身を遂げた
「おいおい、あんな仮面ライダーなんかエントリーしてたっけか?!」
「何がどうなってやがる?」
パンクジャックとバッファは困惑してしまう
「俺は仮面ライダージャマト!
お前達が人間共の希望なら、俺はジャマトにとっての希望のヒーローさ。」
DGPルール
仮面ライダージャマトは
選ばれた者にしか変身出来ない。
ちょっと長過ぎましたね…
ちょこちょこお話は端折ってます。
てかこれほぼギーツ本編やろ…
ちなみに仮面ライダージャマトはジャマトライダーと見た目は全く変わりません。