仮面ライダーギーツIF:仮面ライダージャマト   作:アンキパン

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第六話 謀略IV:仮面ライダーの資格

『佳境をむかえたデザイアグランプリ。第3回戦にてタイクーン、ナーゴ、バッファが


不屈の活躍で勝ち抜ける中、パンクジャックがゲームマスターに操られ…

 前回のデザ神、ギーツこと浮世英寿がまさかの脱落!?はたして結末はどうなってしまうのか…』

 

「朝か…」

 

脱落したことで記憶を失った英寿が自宅で目を覚ます。

部屋にはこの世界のスターである彼のポスターが。

そのポスターには「鏡を見ろスターの1日はそこから始まる」の文字が書かれていた。

 

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一方ジャマーガーデンに戻ったムクロ

階段に座り込み前回のゲームの終盤を思い出す

 

……

 

「俺たちもこいつらも必死になって戦ってんだ!

今もそうだ!あいつらも願いの為にお互いに命をかけて戦いあってるんだよ…!」

 

「それをこんな簡単にメチャクチャにされて黙ってられるか…!」

 

……

 

俺はどうしてあんな台詞を言い放ったのだろうか

今考えても全く理解が出来ない。ギーツは他の奴らにはもちろん

俺たちにとっても脅威でしかなかった。それが脱落したとなれば寧ろ俺は喜ぶべきだろう

 

しかし、何故か違った。あの時は。

 

ギーツのあの脱落に納得出来なかったから?違う…

ギロリに邪魔されたから?違う…。のか…?

考えれば考えるほど答えが遠くなっていく気がしてどうにかなりそうだった

 

俺に仮面ライダーとしての資格があるのだろうか…

 

「おーい。大丈夫か?おーい。」

 

ふと気がつくとお父さんがこっちを見つめ声をかけていた

そこまで考え込んでいたか…と自分を嘲笑し口を開く

 

「ごめん…どうしたの…?」

 

「いや…あの後からずっとその調子だからな…一体…」

 

「もうわけわかんなくて…」

 

お父さんの言葉を遮り口を開いた

そして止まる事はなかった…いや止まれなかった

全てを話した、前回のゲームの事を

脱落したギーツや他の仮面ライダー達を庇うような台詞を吐いた事も

嬉しい様な、悔しい様な、惨めな様な、訳の分からない物がごちゃごちゃになっている事も。

全て。

 

お父さんはそれに反論するでも無くただ静かに耳を傾けてくれていた。

 

「ごめん…変だよね。敵なのにさ…あいつらは俺達の家族を…友達を奪ってるのにさ…

怒ってるよね…?」

 

それを聞いたお父さんは俺を静かに抱きしめてくれた

とても暖かくて、落ち着いた。

そして父さんは俺の肩に手を置くと目線を顔に向けて話しだした

 

「今はまだ学ぶ時期なんだよ。

お前は目が覚めて間もない…色々な事を経験して、学んで、悩んでそして成長する

成長して今よりもっと強くなる。そして答えを見つけるのさ。」

 

「学ぶ…」

 

「もちろん怒ってなんかいない。お前が見つけた答えがどんな答えであれ

私はそれを否定なんかしないさ。だから遠慮せず思う事をすればいい!」

 

何か付き物が取れた様に体が楽になった気がする

そんな俺を察したのか父さんは安心した様に笑みを溢して

俺の頭を撫ででくれた。この時間がもう少し続けば良いなと思った矢先、

電話からけたたましく音が鳴り響いた

なんだよ、良いとこなのに

だが、またゲームが始まればライダー共と戦える、

その時にまた何か見つけられるかもしれないな…

 

「全く…こんな時間に何の用だ…」

 

父さんが電話の受話器を上げ相手と話し始める

相手は大体検討が付く、おそらくゲームマスター・ギロリだろう

しかしあんなにゲームを無茶苦茶にしておいてよく今だにゲームマスターを続けられるものだ。

というか運営はどうなってんだ。

あんなの即解雇ものだろ。思いっきり私情挟みまくってるし。

 

「意外だったよ…あのギーツが脱落とはな」

 


「それがどうした」

 


「今度こそ我がジャマトが世界を滅ぼす番だ!とっておきのラスボスが目覚めたぞ…」

 

外から盗み聞きをしていたがどうやらラスボスが目覚めたらしい

と言う事はまも無く最終戦が始まる事を意味する。

 


「成長したライダーは他にもいる。我々を見くびるなよ?」

 

そう言い終えると同時に乱暴に受話器を置いたのだろう

電話していない俺まで耳がつんざく。もしかして機嫌悪いのか…?あの人

 


「…それはこっちだって同じだ。栄養…学習でジャマトは進化する!」

 

アルキメデルの言葉と共に雄叫びを上げるルーク

それに続いて俺も装備を整える

 

「さぁ、最終戦の開幕だ!頼んだぞ。」

 

「おう…!さて行きますか…。」

 

ジャマーガーデン上空には準備完了と言わんばかりに

ラフレシアフォートレスジャマトが浮遊していた

 

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洋城ジャマトが花弁の中心部から赤黒い光線を放ち辺りのビル群や人々に降り注いでいく

そんな中逃げ惑う人達を次々と襲っていくポーン達

それを俺、擬態ジャマトとルークの3人は中心地でその光景を眺めながら仮面ライダー達を待ち受けていた。

 

そこにはもちろん

それぞれ決意を固めたライダー達3人がジャマトを退けながら現れる

それを察した俺たちはそいつらに向かって歩き始めた。

 

「スコアの高いジャマトはオレがもらう!」

 


「俺は人命救助を!」

 


「勝つにはどっちも大事だよね!」

 

生身でジャマト達を退けながら仮面ライダーに変身する

ギーツがいない今、俺は標的をバッファに捉える

次のデザ神候補はきっとコイツだ。

 

『SET』

 

「変身!」

 

『ZOMBIE…』

 

バッファに変身し、周りのジャマト達を一掃する

その爆炎の中俺はバッファに駆け寄る

 

「俺とやろうぜ!牛!」

 

「標的は俺か…!」

 

最初から分かっていたように

渾身のパンチを受け止めたバッファ

腕を弾かれるがすぐにバックルを手に変身の体制をとる

 

「ジュラピラ…変身!」

 

『JYAMATO…』

 

ジャマトライダーに変身した俺はルークと共に茨を打ち出し

拘束する。

 

もう1人のジャマトもタイクーン、ナーゴと戦闘を開始する

 

『『SET』』

 

「変身!」

 

「へ〜んしん!」

 

『NINJIA…』

 

『BEAT!』

 

それぞれ変身を終えるとドライバーを巻いたジャマトへ挑む

もちろんそいつも小型バックルを手に変身を始める

 

『SET』

 

「ジュラピラ…」

 

『ARMED DRELL』

 

ジャマトソルジャーへ姿を変えると2人へ立ち向かって行った

そっちは任せたぞ。

 

そしてバッファへ視線を戻すと、拘束を解いたバッファに向けルークが鞭の様に茨を叩きつける。

叩きつけた路面はボロボロに砕けバッファはそれに足元をすくわれる。

その隙にもう一度茨を叩きつけると背後で大きな爆発が起こり吹き飛ばされていった

 

「コイツら、パワーアップしてやがる…!いっそ本丸を叩くか!?」

 

苦戦するバッファは洋城ジャマトへ視線を移し

そこへ攻撃を仕掛けようとしていた、そのタイミングに合わせてルークが日本語で喋り始める。

 


「マサカ城ヲ?ソレハ無理ダ…」

 


「…!」

 

ルークにはDGPで退場した仮面ライダーシロー/豪徳寺の言葉によく似た言葉を話させる。

流石にバッファでも思う事があったのか攻撃の手を緩めてしまう

 

「…まさかな」

 

「どこを見てる…!お前の相手は俺だ!」

 

一瞬の隙を付きバッファの頭部を殴り、その手のひらから茨を放出、

それを固め巨大な鎌を生成。鎌を回転させ上部の刃を地面に叩きつける

 

「…!随分とご機嫌な物持ち出しやがって…!」

 

それを見たバッファはゾンビブレイカーを俺に向けて振りかざす

それを受け止めるが、バッファはそれでも攻撃の手を止める事は無く、続いて攻撃を繰り出す。

こちらもリーチの長さを利用し斬りつけるが向こうも負けじとこちらに斬り返し、

互いに鍔迫り合いになったタイミングでルークに顔だけで指示、1人で戦っているジャマトの元へと行かせ、

こちらを一対一の状況に持ち込んだ。

 

これで正々堂々戦える。

 

一方タイクーン、ナーゴと戦うジャマトソルジャーは装備したレイズドリルで

2人の攻撃を受け止め必殺技を発動

 

『DRILL STRIKE』

 

高速回転したレイズドリルを自身の回転と共に切りつけ

2人を遠くへ弾き飛ばす。そしてそこにルークも合流

倒れ込んだ2人へとゆっくり歩き出す

 

そして次第に押されてゆく3人。

 


「英寿ってホントに凄かったんだよ!」

 


「簡単じゃないんだね…世界を守るってのは」

 

ジャマト達の攻撃を退けながら口を開いたと思ったら

やはりあいつの事だった。鬱陶しい。一度治った何かがまた煮えくり返った気分だ…。

 

「ギーツ、ギーツ、ギーツ…うるせぇんだよ!!

そんなにアイツが好きなら一緒に退場しろぉ!」

 

『JYA-JYA-JYA STRIKE』

 

怒り任せにバックルを押し込み鎌にエネルギーを蓄え

それを刃状の斬撃をバッファに向けて撃ち出す

だがバッファはこれをゾンビブレイカーで受け止める

 

「うるさい!ギーツなんかいなくたってやれる!

デザ神になるのは…俺だッ!」

 

そう言うとそれを上空に撃ち返すと、こちらへ向かってくる

少しこいつに興味が湧いてきたぞ…

 

『REVOLVE ON』

 

バク転の要領で上下を切り替えたバッファは足技で俺を蹴りつける

そんなピンチを察したのか洋城ジャマトが花弁から光線を放ち

タイクーン、ナーゴもろとも焼き尽くした。ナイスタイミング。しかし…

 

「余計なことしやがって…」

 

そんな3人だったが

バッファはフィーバースロットレイズバックルを手に取り立ち上がる

 

「ラスボスのお出ましか…!あの中に入れば!」

 

そう言うとバックルをセット

 

『SET FEVER!』

 

『GOLDEN FEVER!』

 

そう鳴り響くとバッファの手にはプロペラが

そしてそれを手に取ったバッファは

 

「どうやら…運が巡って来たようだな!」

 

と言う。俺から見ればどう考えてもハズレもハズレな気がするが

おそらく城にプロペラで飛び乗って中から崩そうって作戦だろう。

 

そんな事を考えていたら、バッファは空へ高く飛び上がり洋城ジャマトへ攻め入る

だがあいつもそう簡単に中へご案内するほどバカじゃない。

花の触手や光線でバッファを妨害し、再び地面へ叩きつける

 

その時に、よく見慣れた顔がいきなり現れた

 

「英寿!?」

 

「なんでお前がここに…!?」

 

ジャマトを抑え込むナーゴと同じく俺も驚き、口を開いてしまった

 

地面に倒れたバッファにそいつはいきなり駆け寄った

大丈夫か?なんて呑気に聞いてるところからそいつの身を案じてだろうか?

俺は、あいつが一体何を考えてるかさっぱりだった。

記憶はとうに無くなってるはず…バッファの事はおろかデザグラのことも覚えていないはずだ

 

だが、どこかでアイツと戦えるかもなんて期待が段々と湧いてきた

しかし2人の会話の中ではやはり記憶は消えている様で俺の期待はすぐに杞憂で終わった

 

そしてバッファがアイツをどかし再び立ち上がるもバランスを崩し倒れ込む。

洋城ジャマトの攻撃が応えたのだろう

 

「誰だか知らないが、無理するなよ。勇気と無謀は違う」

 

そんなバッファの身を案じてかほぼマウントとも取れるような言葉をかける。

記憶が消えていても相変わらずムカつく野郎だ…!

 

「この期に及んで、マウントとる気か!?今度こそ勝つ!オレが勝つんだ!」

 

コイツもコイツだ、何故そこまで生き急ぐ?

勝てるかも分からないのに。命をかけて願いの為に戦っているのはわかるが、

これじゃただの死に損ないと変わらないだろう…?なのに何故?

 

このタイミングで不意をつき奴を倒せたかもしれないが、

それよりも何故ここまで願いに執着するかが知りたかった。アイツの意思を見届けたくなった。

 

「命が惜しくないのか!?」

 

「自分の理想のために他人を蹴落とす…そういうヤツらが許せなかった。

だから仮面ライダー全員をブッ潰す力を手に入れるんだ!」

 

「関係無い人まで巻き込むなんて逆恨みだよ!」

 

「黙れ!オレからすりゃどいつもコイツも変わらないんだよ!」

 

そういう事か…

どうやらバッファにもバッファなりの信念があったらしい

もちろんタイクーンとナーゴの意見も分かる。そう思うのが普通なのかもしれない。

それでもあいつの信念が俺を揺さぶった。死に損ないと思った自分を少し恥ずかしく思う

そしてバッファの信念を知った俺は少しばかしあの時の答えの一部を見つけれたのかもな…

俺はコイツが気に入った。

 

だからこそ、ここでぶっ倒す…!

 

プロペラを手に洋城ジャマトへ走り出すバッファ

それを逃すまいと俺もそいつに向かい、立ち塞がる

 

「邪魔するなぁ!」

 

「俺はお前が気に入ったぞ…!やはりお前はここで散れ!」

 

「…!決着つけてやるよ…!」

 

そしてお互いにバックルを操作

 

『HYPER ZOMBIE VICTORY』

 

『JYA-JYA-JYA STRIKE』

 

お互いに右足にエネルギーを溜め

蹴りをぶつけ合う、衝撃でお互いに体制を崩す。

そこを狙ったかの様に洋城ジャマトからの一撃で変身解除。

バッファは倒れる。

 

そして倒れたバッファに駆け寄るギーツ。

あのまま突っ込んでいても結局はこうなっていたのかもしれない

でも確かに、あの時バッファが少しリードしていた

だが俺は助けられ、結果としては勝った。

しかし俺の中で納得なんてできなかった。負けでも勝ちでもないモヤモヤとした気持ちが俺を襲う。

まるであいつの信念に泥を塗った気分だ…。

 

「全部ウソだったのか…?オレたちを化かしていただけなのか…?


もし違うというなら…証明して見せろ…!お前の言葉を…信じさせてみろ…!」

 

そう言い残すとドライバーを託したバッファはギーツの前で消滅した…

俺はただそれを見つめる事しか出来なかった…。

 

『DRILL STRIKE』

 

その裏でジャマトソルジャー、ルークが

2人に必殺技を喰らわせ変身解除に追い込んでいた。

 

「ここは退くぞ、タイクーン!ナーゴ!お前らが退場したらゲームオーバーだ。

この世界を救えなくなる、来い!」

 

どうやらギーツの記憶が戻った様だな…!

この最終戦、俺たちが必ず勝ちをもらう…!

 

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再び街を襲う俺たち

ギーツが復活したのは嬉しいがやはりさっきの事がひっかかる。

こうなればヤケだ。どうにでもなれ…。

 

そんな時どこかで聞いたことのある排気音と音楽が流れ出した

 

『SET』

 

「変身…」

 

『BOOST』

 

『READY…FIGHT!』

 

仮面ライダーギーツがバイクに跨り現れた

それを察知した洋城ジャマトは咆哮と共に無数に光線を放つが

軽々と避けられていく

 

バイクから飛び降りるとポーン達をキツネと共に

どんどんと蹴散らしていく、もちろんポーンもすぐさま加勢に入るが

華麗な動きでかわされ圧倒されていく

ジャマト達が倒されているのに俺はどんどんと燃え上がっていった

 

『SET』

 

『GET READY FOR BOOST & MAGNUM!』

 

『READY…FIGHT!』

 

ギーツはいつもの姿へチェンジすると

マグナムシューターを華麗に操りジャマト達を退ける

無数に現れる増援も素早い動きと銃撃で次々と蹴散らしてゆく。

そして俺はそこに向けて一目散に走り出し、仮面ライダーへと変身する

 

「待ってたぜ!ギーツ!さぁ!決着をつけるぞ!」

 

「ジュラピラ…!変身!」

 

『JYAMATO…』

 

「俺もだよ。」

 

『SET』

 

『ZOMBIE… & BOOST!』

 

それに答える様に新しく姿を変え、こちらにやってくる

俺は嬉しくてたまらなかった。

あいつとまた正々堂々やり合える…!こんなに楽しいと思えたのは初めてだ…!

だが、その分バッファの件が重くのしかかる。それを無理矢理忘れる為にギーツに挑む

 

ゾンビブレイカーで何度も斬りつけられ

鎌で反撃をするが軽くいなし、他のジャマト達と共にねじ伏せられる

その隙に回転をつけ飛び上がり、また新たに姿を変える

 

『SET』

 

『GRAET』

 

レイジングソードで次々と敵を倒していきこちらを寄せ付けない

くいっと手を広げこちらを挑発するギーツ

もちろん俺もその挑発にのってやる

 

「へっ…やってやるよ!」

 

だがやはり勝てるはずがなかった

周りのジャマト達と襲いかかったが一斉に薙ぎ倒され

更には俺の腹をレイジングソードで貫く

 

「…っ!ぐぁぁ…!」

 

爆発と共に倒れ込む。

だがこちらも負けてはいられない

 

「ハハハッ…!楽しくなってきたなぁ!」

 

高らかに叫ぶと俺は洋城ジャマトに向け飛び上がると

城へと乗り込み、自身の腕を無数の茨に変化、城中へ張り巡らせ洋城ジャマトと一体化

洋城ジャマトの指揮をとる。

名付けるならフォートレスジャマトライダーと言ったところか…?

 

「ほぉ…。」

 

その様子をみてギーツは関心を向けた様な声を出す

 

「さぁ、これでハイライトも終わりだ!ギーツ!」

 

「いや、ここからがハイライトだ。」

 

『TWIN SET』

 

『TAKE OFF COMPLETE』

『JET & CANNON』

 

『READY…FIGHT…!』

 

ギーツはコマンドフォームになると俺めがけて飛び上がり空中戦を仕掛けてくる

もちろんこちらもありったけをぶつける。光線弾、無数の茨をギーツに叩き込む

だがギーツはそれすらも軽々とかわしつつ、こちらの戦力を確実に削いでいった

 

「城ってのは外側からでも崩せる。武器次第でな」

 

『REVOLVE ON』

 

そう言うとギーツは上空でキャノンモードに変形

トロンキャノンで城部分を確実に砲撃し段々と追い詰めてゆく。

 

「ぐっ…こんな所でっ…!」

 

落下しながら再びジェットモードへと姿を戻すギーツ

そしてレイジングソードのバックルソケット部のボタンを押す

 

『RAISE CHARGE』

 

「さぁ、打ち上げと行くか!」

 

『TACTICAL RAISING』

 

ギーツはレイジングソードをこちらに向けて急降下してくる

ここまで来て負けるわけには行かない…!

俺は力一杯バックルを押し込む

 

「この戦いに勝つのは俺達だァ…!!」

 

『JYA-JYA-JYA STRIKE』

 

そして中心部から赤と緑色を合わせた異様かつ巨大なビームを

ギーツに向けて撃ち込む、途中でぶつかり合い拮抗していたが

ギーツのバーニア部が更に出力を高めた様でこちらを押しきりそのまま突撃。

狐の鳴き声が聞こえ、自分諸共城が崩壊していく

その爆発時に心なしかあいつのクレストが浮かんだ気がした。

 

「ちくしょう…!もう少し…だったのに…!うわぁぁぁぁ!!!」

 

そしてギーツは爆発する俺をバックに華麗な着地を見せその場に立ち上がった。

最終戦の勝者がギーツに決まった瞬間だ。

 

崩壊した城から出てきた俺は既にボロボロで最早立ち上がる力も無かった。

その瓦礫近くに倒れこむと何故かギーツが困惑した表情で城を見ていた

 

「どういうことだ…なぜゲームが終わらない?」

 

何故かゲームはクリア判定になっていないらしい…

おかしな話だ、ジャマトは根こそぎ倒され、俺も城と共に敗北。

勝者はギーツのはずだ…!

 

2人困惑しているとそこにツムリが。


「浮世英寿様。ゲームマスターがあなたを正式に敗者復活戦に招待すると」


「どういうつもりだ?」

 

敗者復活戦…だと?一体あいつは何を考えている…?

ギーツが困惑しているとツムリが何故かこちらを向いた。

 

「あなたも敗者復活戦に招待されています。花咲ムクロ様…!」

 

俺もだと…!?

確かに俺も仮面ライダーだが、デザ神になんてなれる権利は…!

 

「どういうことだ…!?ゲームはもう終わっただろ…!?」

 

ボロボロの体を無理やり起こし問い詰める

そうするとツムリが重苦しい表情でギーツ、そして俺に向けて宣言した。

 

「いえ…まだ終わっていません…これから始まるのは…

デザイアグランプリ。デザ神決定戦です…!」

 

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        DGPルール

   ゲームマスターの承認がなければ、

    ゲームクリアにはならない。

 

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