仮面ライダーギーツIF:仮面ライダージャマト   作:アンキパン

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第九話 乖離II:交錯する思惑。キックオフ

デザイアグランプリが放送開始。

放送画面にはインタビューに答えている浮世英寿が

 

--デザイアグランプリが生まれ変わりましたが--

 


「このゲームにオーディエンスがいたことは想像はついていた…

 が、問題は今回から加わった新ルール。プレイヤーの中にデザスターと呼ばれる裏切り者がいる、ということだ」

 

--カメラの向こうのオーディエンスに一言--

 

「さぁ、オーディエンスのみんなは誰がデザスターか…見抜けるかな?」

 

「お前だろ!」

 

画面を見つめる英寿に向けて言葉を発する

 

「いつもいつも化かしやがってよ…!今度という今度は…痛っ。」

 

テレビに掴みかかる俺に思いっきりチョップを入れてくる豪徳寺…もといルーク

時間だぞ。と言わんばかりに首を動かすと奥の温室らしき場所に消えていく。

もちろん俺も後を追う。

その部屋にはルーク以外にもアルキメデル、道長そして3人のポーンジャマトがすでに待機していた。

豪徳寺の姿に擬態したルークはアルキメデルからボールを渡される。

 

「さ、ゲームだ。いつまでそんな恰好してるんだ?」

 

アルキメデルにそう言われると奥に掛けられていた作業着の姿に変わると、

周りにいたジャマトも同様に豪徳寺の姿へと擬態してゆく。

 

「…似合うじゃないか」

 

近くで見ていた道長は驚くしかなかった。

 


「何をしてるんだ!?」

 


「命を懸けたスポーツさ…!」

 

そう道長に告げるとこちらを見つめる

俺もそれに笑顔で返すとディスコアIDを指で押し付け3つほど複製し

それを3人のジャマトに手渡す

そしてアルキメデルが奥から取り出したドライバーとジャマトバックルをそれぞれ手渡す。

 

「さぁ…ジャマーボール開幕…だな。」

 

俺がそう呟くと全員がジャマトソルジャーへと姿を変える。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

そして転送されたルーク達は他のジャマトソルジャー達と進軍を開始

たまたま近くにいたタイクーンが変身をし、立ち塞がる

だがルークはそれを気にも留めず手に持ったボールを空中に現れたリングに投げつける

すると上空にスコアボードが表示され、俺達に5点が追加された

そして初回ゴールを決めたと同時に仮面ライダー達も転送されツムリの解説が始まる

 

「ジャマトが現れました。これより第2回戦・ジャマーボールを始めます。

 
ライダーとジャマトの陣地に分かれ、5人チームでボールを奪い合います。


 ゲームは前半・後半の2回。それまでに相手陣地のゴールにボールを入れ得点が多かったチームが勝利です」

 

それはまもなく仮面ライダー達がこちらに向けて全力で攻めてくる事を意味していた

ジャマーエリア内の街が滅ぶとなれば尚更だろう。

 

「今度はこっちが攻める番だ」

 

ボールを手に取った英寿がそう言うと目の前にジャマトソルジャーが現れる

それを生身でいなしながら変身を始めた

 

『SET CREATION』

 

「変身!!」

 

『DEPLOYED POWERED SYSTEM GIGANT HAMMER』

 

まるで狼煙を上げるかの様にジャマトソルジャーをカチ上げるギーツ

どうやら新しいバックルを手に入れたみたいだな。だが、それがお前だけだと思うなよ…!

と新たに手に入れたバックルを握りしめる

 

『BEAT!』

『MONSTER!』

『ZOMBIE…』

 

『READY FIGHT!』

 

他のライダー達も変身を終え先に変身していたタイクーンと共にこちらに攻めてくる様子が見える。

 

「冴さん!」

 

とタイクーンがロポにボールをパス

ジャマトソルジャーの妨害を難なくかわすとナッジスパロウにパスを回す

バク転の要領でそれを受け取ったナッジスパロウの進行を茨の壁で妨害するが隙間を縫いギーツにパスが回る

そして、再びロポ、そしてナーゴへとパスが回るがルークの妨害によりボールを取り落とす。

がしかしギーツのファインプレーでボールを死守、胸部から展開されたアームでロポにボールが渡される

 

「行け!ロポ!」

 

その掛け声と共にロポはゴールにジャンプしボールをシュートするが目の前に巨大な茨の壁が生成、妨害される。

 

「これは…!」

 

「俺の事仲間はずれにすんなよな。」

 

「人間!?」

 

そういやコイツは知らないんだったか。

呆気にとられるロポの目の前で新たなバックルで変身をする

 

『SET』

 

「ジュラピラ…変身!」

 

そして戦艦の上に付いた戦闘機部を右側へ可動させるとアーマーが上部へ装着される

 

『FIGHTER…!』

 

『READY FIGHT』

 

「変身した…?」

 

「もういいよ…そのリアクション。」

 

濃い緑色の戦闘機や爆撃機を思わせるアーマーには前後に小型のバーニアが搭載されており

更には左腕には大型の三つに分かれた鉤爪とガトリングガンを組み合わせた武装が装備された

''ファイターフォーム''へと変身。

アーマーに装着されている小型バーニアの出力を上げ、宙を舞いロポに空中から膝蹴りを喰らわせる

 

「っ…!」

 

突然の事に困惑するロポだが吹き飛ばされた衝撃を利用しバク転の要領で体制を立て直す。

そして弾かれたボールが目の前に落下してきたのを確認するとそれをゴールへと蹴り上げた。

 

それをジャマトライダーは黙って見届けているだけだった。

 

「どうして…!?」

 

「変身してる時、律儀に待ってくれたから。」

 

あまりにも飄々とした態度に困惑するロポ

だが彼が指差した先を見るとその真意が明らかになる

スコアボードを見るとロポの得点は3点しか加点されていなかった

 

「まぁ、ハンデってやつよ。頑張れ」

 

と、ロポの肩をポンポンと叩く

ハッとなったロポは踵を返し守備に戻り、それを確認するとこちらもボールを持ち、攻めの態勢をとる

 

「さぁ、かかってきなぁ!」

 

そしてバーニア部を燃焼させ空高く飛び上がると建物の屋上へ移動

そのままボールを回そうとするが前にギーツが立ちはだかる

そこで左腕のガトリングを乱射しながら背中部からミサイルを発射

そのままあたり一面のビルを破壊しながらギーツの周りへ撃ち込まれていく

それを簡単に避けるギーツに向けて破壊されたビルの瓦礫をギーツに投げつける

 

「なんでもありか…。」

 

だがギーツは軽々しくその瓦礫を飛び越える様に避けるが

着地の隙をつきボールを食堂近くで待機していたジャマトに投げ渡す

ボールは無事ジャマトの手に渡り、その前にタイクーンが立ちはだかる

 

「この食堂に近づくな!」

 

ジャマトソルジャーに優位に立つタイクーンから守るようにルークが割って入り

倒れたジャマトを起き上がらせる。

 

「消防士ナンデネ。ツイ人命救助ヲ優先シテシマウ」

 

「…まさか!?」

 

ジャマトを守ったルークの言葉に過去脱落したライダーが頭によぎり

その迷っていた隙にルークがゴールにシュートを決める。

そのままゲームは続行。ナッジスパロウに点数を決められて6-8に。

 

ルークがゴール前でシュートをするが未だ迷うタイクーンは反応が遅れゴールを許してしまい6-13に。

 

「ええぃ!ちょこまか動くな!」

 

ボールを持ち走るギーツに再びガトリングとロケット弾を打ち続けるジャマトライダー

それに当たる事なく駆け抜けると5ptラインからロングシュートを決められ11-13で前半戦が終了

 

「ふぃー。おつかれさん。」

 

ポイントボードを見るギーツを他所に呟くとそのまま茨のエフェクトと共に消え去っていった

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

サロンで景和がひとり悩んでいると様子を見にきた大智が話しかけてくる

 

「さっきのゲーム、様子が変だったけど。心配事があるなら話してみたら?」

 


「…実は、前に退場した人と同じ言葉をジャマトが…!前にも同じことがあって…。」

 


「そもそも脱落者は元の生活に戻れるのに退場者が戻れないのは何故か。

 君の話が本当ならジャマトは退場した人たちの成れの果てかもしれない。」

 

そんな大智の言葉に今まで目の前で消えていった人達が思い起こされていく

 


「そんな…!」

 

その2人のやりとりをカメラを通じて別室で眺める人物がいた。

 

「憶測?それとも当てずっぽう?でも…そこに気付くとは中々筋がいいねこの子。」

 

黒のTシャツの上から黄色に黒の襟のジャケットを羽織り、黒に黄色のラインが入ったパンツスタイルの女性は黄色のカラーサングラスを外すと大智を見ながらまた再びポツリと呟く

 

「鬼が出るか蛇が出るか…楽しみね。」

 

そうつぶやくと画面を切り替え、どこかの別の様子を眺め始めた

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

一度ジャマーガーデンへ帰還したムクロ達

アルキメデルへゲームの結果を報告する

ルークはそれを聞きながらアルキメデルのお手伝いをしていた

 

「仲間を守ったんだって?ルーク」

 

「ジャマトヲ救ウノガ俺ノ使命…」

 

「上出来だ…!」

 

パチパチと手を叩きながらルークを褒めるアルキメデル

そんなやり取りを眺めていた道長は机に放置してあったバッファのIDコアを見つけジャマーガーデンから抜け出した。

脱出を試みていたのが見えた俺はその道長の後を追った。

 

しばらく森の中を歩くと道長はIDコアを肥料にジャマトを育てている場所に辿り着いた様で、

そこのジャマトの赤ちゃん達を見て何かを察したのかそこで狼狽えている道長に話しかける

 

「どこ行くの?道長。」

 

「決まってるだろ。帰るんだ。」

 

「帰るって言ったって…どこにも道長の帰る場所なんてないじゃん。」

 

「俺はここに居れない…俺の願いを果たすまでは…!」

 

やはり願いの為に今も足掻く道長

そんな所も嫌いではないが今はジャマーガーデンの外に出すわけには行かない。

道長を匿っている事がバレれば後々めんどくさい事になるのは明らかだ。なんとかここで食い止めないと

 

そんな考えとは裏腹に道長はIDコアを握りしめるとあろう事かドライバーに装填。

変身をしようとしていたがIDコアが半壊しているせいで動作不良を起こす。

 

『D…D…DRIVER…』

 

「うわっ…!」

 

そのまま膝をつくがドライバーを叩きなんとか変身をしようとする

 

「おい、動け!」

 

「やめときなって。そんなので変身できる訳ないだろ?」

 

そんな道長を止めようとゆっくり近づく

そもそも壊れたIDコアで変身したなんて聞いた事もない。

俺も生まれたのは最近だが流石に無茶な事をしてる事くらいわかる。

たとえ変身出来たとしても負荷がかかるのは明白だ。

せっかく生きていてくれたんだ。ここで死なす訳にはいかない

 

だがそれでも俺を振り払うと再びドライバーを叩き始める

ドライバーからは異常な負荷からか電流が漏れ出していた

 

「動け!動けぇぇっ!!」

 

そして道長が再度拳を叩き込むと電子音と共に道長の姿が変わっていく

 

『E-E-Entry…』

 

道長は無理矢理バッファへの変身に成功した

 

「嘘だろ…?」

 

だが、かなり無理のある変身なのかバッファは体中に電撃が走り思うように動けない。

相変わらず想定外の事をする奴だ。でもこのままだと体が持たない。

こうなれば無理にでも連れて帰るしかない

そして俺もドライバーとバックルを取り出す

 

「無茶苦茶しやがって!」

「ジュラピラ…変身!」

 

『JYAMATO…』

 

苦しむバッファに掴みかかり膝蹴りを入れ深い森の中へ蹴飛ばした

狼狽えるバッファに何発も拳を叩き込むがバッファもやられてばかりではなく

こちらの攻撃をいなし反撃をしてくるが、やはり負荷は相当掛かっている様で動きが止まる。

その隙を付きバッファの首を掴むと大木へ叩きつける

このまま気絶させて連れて帰る…!

 

「悪いな…ほんとはこんな事したくないけど…!」

 

そのままバッファの腹部や頭部を殴りつける

しかしバッファはこの状態であろう事か顔面に蹴りを喰らわせてくる

いきなりの衝撃に怯んだ隙にバッファは関節技でこちらの動きを止め

そのまま力を入れ続ける。そして身体中に鈍い音が響くと全身に激痛が走り渡る。

 

「…!ぁぁぁぁぁあっ!!」

 

腕が…!あまりの痛みに叫び倒れ伏しているとバッファは容赦なくこちらに拳を叩きつけてくる

何も抵抗出来ない俺を殴り続け、今度はこちらの首を掴むと遠くへ殴り飛ばす。

その勢いでバックルが外れて変身解除してしまう。

 

転がり込んだ先で無理矢理へし折れた関節を元に戻した。

そこでも体に激痛が走るが荒い息を吐くバッファへと視線を移す

満身創痍のバッファに向けて後ろから湧いてくるジャマト達が見えた

それを見たバッファは俺が落としたバックルを拾い、あろう事か変身を始めそうになる。

 

「お前…待て!それだけはやめろ!」

 

たがこちらの制止の言葉を振り切りジャマトバックルを装填。

すると複眼が緑色に染まり道長の絶叫が響き渡る

そして身体中から無数のツルが伸びてジャマトフォームへとチェンジする。

 

「ぐわぁぁぁぁっ!」

 

『JYAMATO…』

 

コアIDの影響に加えジャマトバックルの負荷に苦しむ道長

その姿はもはや人間の行動とは言えない程の凄惨な物だった

叫び続ける道長は拳を地面に叩きつけると無数のツルをジャマト達に勢いよく伸ばす

 

「まずい!早く逃げ…!」

 

周りのジャマトに撤退を促すが時すでに遅し

そのままムクロごと2体のジャマトソルジャーが貫かれ瞬殺される。

腹部を貫かれたムクロはそのまま倒れ込むがディスコアIDの効果により腹部の傷が癒されていく。

まさか道長がジャマトバックルを使えるとは想定外だった様で

傷が完治してもそのまま立ち上がれずにいた。

変身が解除された道長は満身創痍の状態で立ち上がると森の奥深くへ消えていく。

そしてその後ろ姿を見送るとムクロはそのまま気絶した

 

一方、道長は出口を探して彷徨う道中目の前に植物に覆われた廃墟と思わしき光景を目の当たりにする。

 

「これは…!?」

 

そんな困惑する道長の背中を見てほくそ笑むアルキメデル。

 

「やれやれ…どこにも居場所なんか無~いよ?」

 

そしてアルキメデルは気絶したムクロを背負い上げたルークと共にジャマーガーデンへ戻る

そしてその一部始終をオーディエンスアイを通して別室から見ていた黄色ジャケットの女性が満足そうに画面の電源を切る。そこへベロバが現れ後ろから話しかける

 

「はぁ〜やっぱりアイツはいいわねぇ。相当イカれてるわ!あはは!」

 

「相変わらず…あまり趣味が良いとは言えないな。」

 

「あんたこそ人のお庭を覗き見なんて…いい趣味してるわね?アマル。」

 

ベロバはアマルと呼んだ黄色ジャケットの女性を睨みつける

アマルは不機嫌そうにベロバに再び視線を合わせる

 

「俺はジャマトのプロデューサー様。貴方の庭かどうかは知らないけど

 俺にだって権利はある。驕らない事よ?ベロバ」

 

「相変わらず腹立つわね。べー。」

 

そんなベロバを無視すると再びサングラスをかけ足を組み直し口を開く

 

「しかし人間がジャマトバックルで変身できるなんて前代未聞…期待通りで何よりね。」

 

「へぇー。あんたがジャマト以外に興味を示すなんて珍しいわね」

 

「勘違いするな。アイツは俺の目的のために必要と判断したまでよ

 貴方の様に古代人になんて興味は無いわ。」

 

「あっそ。つまんない奴。」

 

そしてアマルが椅子から立ち上がり部屋からいなくなると

ベロバも同じく部屋から退室する

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

そしてジャマーボール後半戦がスタート

ずらりと綺麗に並んだ俺たちの前に5人が転送されてくる

前半戦とまるで違う光景にやはりというべきか困惑している様で

ナーゴが口を開き始める

 

「なんかあっちの数が増えてない?5対5じゃないの?」

 


「ボールもふたつに増えている。」

 


「みんな、くれぐれもデザスターには気をつけてね」

 

ナッジスパロウがそう言うとタイクーンはどこか悔しそうな表情をしていた。

おそらく騙されでもしたのだろうか。デザスターの話は聞いていたが早速蹴落とし合いが始まるとは…

それを掻き消す様にギーツが割って入る

 


「だが…うち1人は満身創痍みたいだけどな」

 

「チッ…!ほっとけよ!」

 

腕を固定していたギブスの紐を引きちぎりドライバーを腰に装着する。

それを見たライダー側もバックルを取り出して変身を始める

 

『SET』

『SET CREATION』

 

「へ〜んしん!」

「「「変身!」」」

 

『DEPLOYD POWERD SYSTEM』

『BEAT!』

『ZOMBIE…』

『MONSTER!』

 

そして向こうが変身したと同時にこちらもバックルを取り出し変身を始める

 

『SET』

 

「ジュラピラ…変身!』

 

『FIGHTER!』

 

『READY…FIGHT!』

 

「いくぞ…!」

 

「さぁ…かかってきなぁ!」

 

そしてお互いに走り出しぶつかり合う

仮面ライダー達は大量に襲いくるジャマト達を交わしながら華麗にパスを繋いでいく。

こちらも負けじとボールを奪い合い、場を混乱させる様にガトリングを辺りに乱射する。

 

そんな光景を足が隠れるほど長い丈のロングコートの上にポンチョを羽織った不気味な男が少し離れたビルの上から観戦していた。

 

「随分と寒い展開が続いていたが…少しは場をあっためてくれよ…?仮面ライダージャマト…

 まぁ、そんなに期待はしないが…。」

 

そしてその男が視線を変えるとルークが腕にボールを捻じ込みそれを勢いよく発射。

ナッジスパロウがそれを受け止めるが衝撃を受け止めきれずボールは食堂のビルへと撃ち込まれる。

それを見たタイクーンは戦前を離脱し食堂へと駆け込んで行く

 

「ほぉ…。少しは熱くなる…かな…?さぁ…どう出る?」

 

視線を戻すとジャマトライダーはボールを持ったロポと対峙

ガトリングに装着されたクローを使い行手を阻む

そしてロポに向けてクローを振り下ろすが紙一重でロポはこれをよける

そしてクローはそのまま近くの障害物を抉り取り爆破する

 

「こんなの…当たればひとたまりも…!」

 

「よそ見してんなよ!」

 

怯んだ隙をつき空へ加速しボールを奪い去り、そのままゴールへ向けて再び加速を始める

しかし、飛び立つとその足を機械のアームに掴まれ、そのまま地面へ叩きつけられる

そこには真紅の剣を構えたギーツが待ち構えていた

 

「へっ…そう来ると思ったよ…!ギーツ。」

 

「ボールは渡さない…!」

 

お互いにぶつかり、鍔迫り合いを始める

その余波で辺りの地面が抉られるがジャマトライダーは構わず攻撃の手を緩めることは無く

そのまま剣をクローで掴むとギーツに向けてガトリングを発射

がしかしギーツもその剣の大きさを生かしそのままの勢いで斬りつける

お互いに相打ちとなり怯むがその横をルークがタイクーンによって上空に打ち上げられていた

 

「ルーク…!?」

 

「よそ見してる場合?」

 

とその光景に気を取られている内に後ろから駆けつけたロポに蹴りを入れられボールを掻っ攫われる

しまった。と後を追うが目の前にギーツが現れてゆく手を阻まれる。

後ろからジャマトソルジャー達が茨の壁を生成し妨害をするがロポはナーゴへパスを回す

その光景を見たロングコートの男は呆れた様に近くの室外機に座り込む

 

「結局これだ…。さっむい展開…。ん…?」

 

男は食堂の前に目をやるとそこでは何やら仲間割れをしている様で

更にはタイクーンがナッジスパロウを意図せず切り付けてしまい変身が解除されてしまっていた。

その隙にルークがゴールへと飛び上がる。見かねたロポがすかさずディフェンスに入るが一歩届かず、

そのままゴールを許してしまう

それを見て男は少しだけテンションが上がる

 

「なんだよ…。お前が決めるのか…今度は熱いところ見せてくれよ…?ジャマトライダー。」

 

ジャマトライダーはルークの健闘を見送るとボードを確認

得点は11-16と再び差が開いていた

それを見て決意を新たにする。

 

「今度こそ勝つのは俺たちだ…!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

         DGPルール

 

    仮面ライダーがゲームに敗北すれば

      エリア内の街も人も滅びる

          永遠に。

 

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