断食とか修行僧がしてそうな事やって辛かった
これからの投稿頻度はモチベ次第になりそうです
あれから2日が経ち、何とか堀北さんと和解出来た
世の中は理不尽が罷り通るのが常だし仕方がないとは思うがいくらなんでも酷すぎる
僕が堀北さんに干されてる間に櫛田さんと平田くんとの話し合いも終わっていて、今日の放課後から図書室で勉強会をするのだと言われた
そして気付いたらいつの間にやら僕は堀北さんの勉強グループに入れられて勉強をしていた
勿論だが、隣に当然の様に
「うーん、この問題は解けないや。綾小路さん分かる?」
「ん、簡単。答えはこれ」
そう言いながらスラスラと答えを書いていく綾小路さん
・・やっぱり君教える側だろ
なんで僕と同じで自主学習組なんだ?
「...成る程ね。僕にはどうやってこうなるのかよく分からないけど答えはこうなるのか」
「...この問題はこの公式と例文を読めば解ける」
「教える側に行けよ」
的確な助言をされた事により思っていた言葉を出してしまった
まぁそれは仕方がないとして・・・
やはり堀北さんは彼女の使い所を間違えてる
自分の勉強より僕の助言に限度なく答えるくらい退屈してるんだ
暇なのか僕の顔に虫でも付いているのか知らないけどチラチラこっち見てくるし
「私が行くなら丹羽も道連れにする」
「あいにく僕は他の人に教えられるほど頭が良くないから無理そうだよ?」
「それはどうでも良い」
良いわけないだろテスト舐めてんのか
勉強できない奴が勉強できない奴に教えたって意味が無いんだよ
「それに丹羽も堀北ほどでは無いけど良い方の部類だと私は思う」
「それは否定しないけどさぁ・・僕はね、もう少し余裕が欲しいんだよ」
お
「なら私も勉強が必要かもしれない」
何処をどう読み取ったら君にも勉強が必要になるんだ
「綾小路さんが手伝ってあげれば少しは堀北さんも楽になると思うよ。だからほら、我慢して一人で頑張って?」
「...私が駄々を捏ねているみたいに言わないで欲しい」
「僕だってこんな事言いたくないよ」
そんな雑談を繰り広げていたら堀北さんが来た
彼女とはもう先日和解できたので蟠りなく話せている
因みに堀北さんの和解に2日も掛かった理由だけど
綾小路さんが一切手伝わなかったからだ
僕の信頼の無さに涙を禁じ得ないよ
「貴方達しっかり勉強していたの?過去問があるからといって、余りお喋りに夢中にならないでほしいのだけれど」
どうやら一旦休憩しているらしくこちらの様子を見て来たようだ
「僕達は平気だよ。一応聞いておくけど、堀北さんとそっちの三人組の勉強はどんな感じ?」
「今は数学の採点をしているけれど正直、中学生レベルかも怪しいわね。自らの進退が掛かってるのに三人とも勉強に対するやる気が見られないなんて呆れて何も言えないわ」
何とも堀北さんらしい刺々しい言い方だが、赤点組にも問題があるから何も言えないなこれは
「うーん...取り敢えず頑張ってとしか言えないかなぁ。あと本人達の前でそう言う事は言わない方が良いよ。些細なことで喧嘩してしまう事もあるからね」
「・・・そうね、今回は貴方の意見も聞き入れるわ」
「そうしてくれると有り難いね」
休憩が終わったのかまた須藤達のテーブルの方へ行った
今回は須藤、池、山内、僕、堀北さん、櫛田さん、綾小路さんの七人で
勉強会なのだが、堀北さんと櫛田さんは赤点組に付きっきりで教えているので僕と綾小路さんは自習という形になっている
なので必然的に二人だけの会話になる事が多い
「じゃー僕達も勉強頑張ろうか」
「ん、丹羽が分からない所教えてあげてる」
もう既に教える側なのを隠す気なくなったようだ
しかしテスト勉強はもう充分だと思うし...他の事しようかな
「...それは僕が嫌だなぁ。仕方がない、ゲームでもして時間を潰そうか」
「何が仕方ないのかよく分からないけど。丹羽、もしかしてゲーム好き?」
そう言いながらノートなど勉強道具をしまう綾小路さん
僕もノートとボールペンなどの道具をしまう
「うん、結構得意だったりするんだ。だから綾小路さん。手加減とか欲しいかな?」
「...別に要らない。本気でやって」
どうやら僕が何か企んでいると気付いてるようだ
心配要らない、そう、これは...ただの憂さ晴らしだよ
嵌められたあの時の分のね
僕は自身が事前に用意したゲームで全力でイカサマして綾小路さんをボコボコして勝ち逃げする事に成功した
その後、須藤と堀北さんが口喧嘩になり須藤達が途中抜けして勉強会は解散となった
どうやら僕の意見は余り聞き入れられていなかったようだ
一度失った信頼は取り戻すのは難しいという言葉を身を持って体験した
僕は悪くなかったし、嘘をつかれたせいで失った信頼だけど
・・・よくよく考えたらタチが悪過ぎる、上手く行かな過ぎるし
唯一、綾小路さんが僕に勝ち逃げされた後にイカサマのタネ明かしされて無表情ながら不満げだったあの顔が僕の救いだった
今度違うゲームでイカサマしてみようかな
その日の夜
喉が渇いて無料の飲み物を買いに寮の自販機に出向くと堀北さんがいた
彼女がこの時間に出歩くなんて珍しい
今から用事があるとするなら飲み物ぐらいだけどこちらまで来るって事は誰かと密会だろうか?
僕はスマホからすぐに綾小路さんに電話をかけ、寮のエントランスに来るように伝えた
堀北さんは行ってしまった後、すぐ綾小路さんが来た
「...嘘吐き。丹羽に危機なんて迫ってない」
「あははは。嘘つきなのは否定しないけどこうでもしないと君来ないかもしれないだろ?取り敢えず堀北さんを追いかけようか」
「なんで堀北?」
「...そういえば伝えてなかったな」
僕としたことが情報共有をしていなかった
先程見たことを包み隠さず綾小路さんに報告する
「.....丹羽、堀北のストーカーなの?」
何という事を言ってるんだ
せめて好きなのかを聞くぐらいにしてよ
「ストーカーではないよ。確かに堀北さんは可愛いし、頭も良いし。僕が好きになるのも可能性としては大いにある」
「...そう」
僕の答えに綾小路さんは少し考えた後、
「私は?」
「君も可愛いし、頭も下手しなくても堀北さん以上だけど...性格的に無理かな」
「・・・は?」
考えるまでもないけど顔よし身体付き良し、頭も堀北さん以上の逸材だ
しかし、残念ながら中身も重要視する僕にとって
明らかに精神構造が異質な女の子は手が出しにくい
最初は口数が少ない子かと思ってたけど話してたら段々と普通じゃないって分かってきたし
余りにも知識に偏りがある子供って感じだし
微笑ましいとは思うけど恋愛対象とかは無理だよね
「外見的には完璧だ。....正直言って僕好みだし。あとその発展途上中の性格だけだね」
「丹羽、割と最低な事言ってる」
君も割と最低な事を僕にしただろ
「そんな事より堀北さんのあと追うよ」
・・・・・・・・
「それは...何かの間違いです。すぐにAクラスに上がってみせます」
「無理だ。お前が考えている程この学校は甘くない」
「絶対に、絶対にたどり着きます」
堀北さんの密会相手は生徒会長である堀北先輩だった
何だよただの兄妹か焦って損した
「聞き分けのない妹だ。....昔のように痛い目を見ておくか?」
「うっ。に、兄さん...私は……」
なんか急に堀北兄が不穏な感じで堀北さんの腕を掴み始めたので僕は綾小路さんにバトンタッチすることにした
「君なら止めれるだろ?ほら、僕をボコしたその実力を見せつけておいで」
「...自分で止めれば良いのに。...」
そう言いながらも仲裁に入る為に飛び出していった綾小路さん
僕はラブアンドピースを掲げてるからね・・・それに素の身体能力は
素人もいいとこだ
「愚かだな...本当に。お前には上を目指す力も資格もない」
堀北さんを飛ばそうとした瞬間その手は第三者の綾小路さんによって止められた
「...悪いけどそこでやめてもらいたい」
「あ、綾小路さん?」
「誰だお前は?」
「...堀北のクラスメイトの綾小路です。・・・兄妹だからといってこれはやり過ぎなのでは?」
「ふん、盗み聞きとは。…感心しないな」
「...!?」
そう言って堀北さんから手を離したと思った直後、綾小路さんに標的を変えて蹴りや拳を放つ堀北先輩
堀北さんの時も思ったけど女の子にも容赦なくて怖いな
急な戦闘にも関わらず綾小路さんは危なげなく全て捌き切った
おお、やっぱり体術もいけるのか
「...良い動きだな。しっかりと目で捉えられている。何か習っていたのか?」
「...ピアノと書道」
ユーモアがあると言った方が良いのかな?
ちょっと笑いそうになっちゃったよ
「鈴音、お前に友達がいたとはな...なかなか面白い友人じゃないか」
「彼女は...ただのクラスメイトです」
「相変わらず孤独と孤高を履き違えているな。...それから綾小路だったか。お前がいればDクラスも少しは面白くなるかもしれないな」
「・・・・」
「Aクラスに上がりたければ死ぬ気で足掻け。それしか方法はない」
そう言って堀北兄は歩いて行った
寮がある僕の方へ
これはバレてしまう
「....もう一人居たのか。お前は確か、丹羽万尋。Dクラスの生徒だったな」
「どうも堀北生徒会長。僕の事を知っているなんて恐縮です。堀北さんが気になって綾小路さんと付いてきてしまいました。僕は彼女達と違って弱いので何もせず見逃して欲しいです」
風の噂で聞いた生徒一人一人の名前は全て覚えているのは本当の様だ
僕の名前も覚えられているとは
にしても....凄く強そうだな
「...そうか、もう話は済んだ。俺は帰るだけだ」
よかったと思いそのまま生徒会長が僕の横を通り過ぎようとした時
生徒会長の腕が僕の腹を叩きつけ僕は無抵抗で地面に転がる羽目になった
直前で緩められていたが現在、何故か体がボロボロの僕には割と痛かった
叫びはしなかったもののまさか兄妹ですぐ裏切られると思っていなかった僕は混乱していた
「え??な、なんで??」
僕は殴られた事にも驚いたし生徒会長も何故か僕を驚いた目で見てて更に困惑した
「....本当にすまない。どうやら俺の誤解だったらしい。」
生徒会長は常識人なのか非常識なのかよく分からなくなってきた
なんで?兄妹揃って人の話聞かないの??
今謝っているがそもそも何を誤解したのだろうか
そう考えていると綾小路さんが来た
「....なんで地面に転がってる?地面好き?」
いくらなんでも冗談が過ぎる
単に驚いて動けてないだけだよ
「綾小路さん、僕もそうであって欲しかったけど違うんだよ。しまったな....護衛もう一人呼ぶんだった」
それを聞いて綾小路さんの目が生徒会長に向く
堀北生徒会長は綾小路さんに目を向けず僕に手を貸して起こした
「先程は急に暴力を振るってしまいすまなかった。つい君の事もそこの彼女のように試してしまった」
どうやら僕の言葉は届いていなかったらしい
「僕も迂闊だったので仕方ないです」
「....すまないな。何か困った事があったら生徒会室に来てくれ。非礼の分、助けよう」
そう言って今度こそ生徒会長は去っていった
つい綾小路さんと生徒会長のやり合いで気分が高揚してしまい生徒会長がこちら側に来る事を失念していた
要は僕にもこじつけで何とか非が無いわけでもなかったのだ
....いや、やっぱりおかしいなちゃんと理不尽だった
まぁ理不尽には慣れてる
なんなら僕ほど理不尽に慣れた人間はそう居ない位には理不尽な目に遭っているし
「一応聞いておくけど....怪我はした?」
「幸い、ただ飛ばされただけみたいなものだから平気かな。何なら君にやられた時の方が痛かったよ。まぁ何もかも上手くいく事なんて無いからね今回は運が悪かっただけって考えるよ」
「...それなら良かった」
まさか心配してくれてる?
ちょっと嬉しいな
「今も少しだけど僕の体を苦しめてる君の暴力には驚いてるよ」
「...自業自得」
呆れたのか堀北さんの方に戻っていた
僕も行こうかと思ったがめんどくさくなって先に帰ることにした
メールで綾小路さんに問題が杞憂だったからあとは任せたと送って僕は寮に戻った
堀北さんの密会相手がただの兄妹で本当に良かった
取り敢えず、今後の事は二人に任せて寝よう
後で直します