ガンダム系魔術使いが英霊に成った話   作:刹那木ヤクモ

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筆者の気紛れフルコース


英霊 エクシア

「ガンダム…?」

 

「ああ、俺がガンダムだ。」

 

「ローマみたいなものかぁ…。」

 

嘆息する立香ちゃん。なんか申し訳ないが、こんな状況に慣れてるような気さえしてくる。

と言うか、だ。俺は一体何者に召喚されたのだろうか?やはり立香ちゃん─というかカルデアと言う組織に召喚されたのか、または別の魔術師に喚ばれたのか。または土地そのものに喚ばれたのか。或いは──いや、これ以上考えても無駄だ。ひとまず聞くとしよう。

 

「ところで、俺を召喚したのはお前か?」

 

「いいや、私じゃないよ。多分、聖杯の魔力で喚ばれたはぐれサーヴァントじゃないかな。」

 

はぐれ。なるほど、その線があるか。一先ず自分をはぐれサーヴァントだと定義。今後はそうして行動していくとしよう。

 

「と、我々の現状は先程説明した通り。ルキウスにもオジマンディオス王にも今は協力してもらえなくてね。少しでも戦力がほしいんだけど、君はどうだい?」

 

「──」

 

さて、どうするか。自分で言うのもなんだが俺の加入による戦力の上がり幅はかなりデカい。しかし、相手が神霊とか、聖剣使いとか。そのクラスのヤベー奴らと相対するのは骨が折れる。だがしかし、ここで断れば目の前の喉から手が出るほど欲しいサンプルに手は届かない──ふむ。

 

「──了解。俺の剣、預けよう。」

 

「ありがとう!よろしくね、エクシアさん!」

 

立香ちゃんの手が光り、仮契約が結ばれる。正直マスター契約はしなくても俺は動けるはずなんだが、万が一があれば怖いので、念には念を、と言う奴だ。

 

「立香ちゃん、英霊エクシアのステータスをくれるかい?…立香ちゃん?」

 

呆然と立ち尽くしている立香ちゃんにダヴィンチが声をかけるも、なかなか反応せず、三度揺さぶった頃にようやくステータスを共有してくれた──のだが。

 

「──これは。」

 

目の前の空間に投影されたデータを見て、ダヴィンチが溢す。

 

英霊エクシア

クラス セイバー

筋力A++ 耐久B 敏捷A++ 魔力EX++ 幸運D 宝具 ??

 

保有スキル

 

単独行動EX

 

カリスマD

 

対英雄B

 

神性??

 

英霊契約D

 

戦闘続行(リペア、リペアⅡ、リペアⅢ、リペアⅣ)B+

・霊核が破壊された時に発動。GUNDAM 《EXIA》の姿が変わり、霊核を修復する。

 

ダブルクラス【─────】

 

GUNDAM 《EXIA》

・ガンダムエクシアへと換装する。その後、以下の効果、スキルを適用する。

・GNソード、GNロングブレイド、GNショートブレイド、GNビームサーベル、GNダガー、GNバルカン、GNシールドの解放。

・第二宝具解放

・スキル《セブンソード》解放

◆連撃補正上昇。

◆格闘攻撃威力向上。

 

????

・????

 

第一宝具

GNドライブ

・半永久機関《GNドライブ》によって、GN粒子を精製する。

・GN粒子を散布することによって、散布された空間内において一定ライン以下の魔術を無効化する。

・ステータスの隠蔽

 

第二宝具

────(?????)

 

第三宝具

────(?????)

 

 

「こいつは驚いた!まさか君がこんなに強力な英霊だとはね。」

 

ダヴィンチがそう溢すが、いや、俺が一番ビビってるが?仮にも魔術師で有った身、これがどれほどぶっ壊れてるか解るが???なんで俺神性得てるの?アホなの?すぅぅぅぅはぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。落ち着け。素数を数えて落ち着くんだ…57。

 

「スゴいです!能天使ではないと言っていましたが、これは能天使さえも越えているかもしれません!」

 

やめてくれ、素直な賛辞はやめてくれ。マジで。魔術師家系とか言う血も涙も無いこの世の終わりみたいな家に生まれたくせに一般人の感性持ちの俺にその言葉はキく。今は無き涙腺が刺激されるだろ!いい加減にしろ!

 

「…そうか。やはり俺は、ガンダムか。」

 

「わかんないけど、多分そうなんじゃないかな。」

 

立香ちゃん。ツッコミ放棄するの嫌いじゃないしむしろ好きだよ。まあ、ガンダムであるならこの程度は当然なのかもしれない。俺の唯一の誇れる魔術──亜種投影魔術、幻想投影。固有結界を展開し、空想の物語の知名度を利用し、主人公の能力を投影する。そんな魔術を作っていたらなんか良くわからん電波を受信して出来上がったのがコイツ。俺自身コイツがどんな代物かも分からなかったが、今となっては俺の大切な相棒だ。

 

「取り敢えず、だ。ここを移動しないことには話は始まらない。えーと、ここに来てからの話はしたっけ?今から聖地──エルサレムに向かおうと思ってるんだけど、それで良いかな?」

 

「問題ない。判断は任せる。」

 

情報量が多い。聖地が残っているのもそうだ。俺の生きた時代に聖地は──いや、語るのはやめだ。魔術師と科学者の戦争なんて、思い出したくもない。

 

そして俺は考えるのをやめた。

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