敵幹部でも主人公見たらテンションあがる…あれ?(冷や汗)   作:苦い経験100%

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抑え込んでいた感情は大体拗らせて発露する

 

 

 

「これで全員か?住民リストねぇからわかんねぇんだよな…つか、今回不自然なくらい無事なやつ多くないか?」

「結構な事だろ、おら働け働け」

「倒壊しそうなやつには気をつけろよー」

 

 第四スラムの大火災は終わった。炎の壁が消えたことで、入りあぐねていた救助隊が、避難させ切れなかった住民達を誘導し、安全圏まで移動させる。その繰り返しにも、取り敢えずの終わりが見えていた。

 何処にでもありそうな救助風景。

 その中に、それは赤い残像を残して現れた。

 

 それはゆっくりと蠢き、喘ぐ様に口らしきものを開いた。つま先から頭頂部まで真っ赤なそれからは、微かに褪せた灰色が見える。

 救助隊のうち一人は、それを見るなり大声を出した。

 

「うおああああ!?何っだあれ!?」

「何だあいつ重傷じゃないか!? 全身血まみれだぞ!? おいそこの君、無理して動くな! っぎゃああああ!?歩くなって、なんだこれ生きる造血幹細胞か!?おい早く輸血こっちに!!」

 

 褪せた灰色の髪どころか、全身を真っ赤に染めた生きるスプラッタみたいな何かは余程の無茶をしたのだろう。

 彼がまた何処かに行こうとするのを、周囲の人達が必死に止める。それを振り払おうとする彼だが、失血で力が抜けたのか、難なく取り押さえられた。

 

「…これは…臨時施設じゃ無理だな」

「この近場にどっかデカいとこあったか?」

「…あー…ハラエドさんの病院とか?」

「……あそこにぃ?庶子とかでごたついてなかった?」

 

 

 

 

  ◆

 

 

 

 …死にかけた、というかほぼ死んだ。

 

 俺は運がいいというか、恵まれていると実感する。間に合ったのも、死なずに済んだのも、何とか火を治められたのも、周りの皆のおかげであるところが大きい。

 …冷静に振り返ると滅茶苦茶怖えよ。何だあのブッ刺さったら爆炎出す武器。斬っても死なないし、そもそも規模も出力も頭おかしいだろ。それとは別に炎ぶっ放すし、何あれ? もう二度とやり合いたくねぇよ。

 

 …ともかく何とかエリヤの暴走は終わらせた。

 俺はあの後、意識を失っていた。

 火が治まった後、クサビさんと子ども達が気絶していた俺とアマネを見つけ出して外まで運んでくれたようだ。

 今、彼等は彼等で検査中らしい。

 

 今俺は、スラムの外に作られた仮設の病室にいる。火災はスラムだけで終わらなかったらしく、近隣にも被害が出ていたようだ。その為、傷を負った人達は一旦此処で検査やら何やらを受けたりしている。

 

 その中でも俺は重傷者扱いで、ベッドの上で訳のわからない医療器具やら何やらに繋がれている。

 加えて、周りの避難済みのスラムの皆から心配そうな目で穴が開くほど見られていた。

 …めっちゃくちゃ気まずい。

 

「…本当に大丈夫か?ブラス…」

「…いやあのさ、なんつーか、別に今際の際じゃないんだし…皆そんな付きっきりじゃなくて大じょ…」

久々の再会が大火事の中でその後がこれだぞお前

すいません黙ります…

 

 …スラムは殆ど瓦礫になってしまったらしい。それでも、住んでる皆にケガの大小はあっても、今の所死者は出ていないと聞かされた。

 だけど、ハイバラ…医者をやっていた男が見つかりはしたが、俺以上の重体らしく、近隣の病院に運ばれた。一命は取り留めたらしい。

 

 ……今は充分だろう。

 命あってこその何とやらだ。

 そんなことを思いながら、ため息を吐く。

 落ち込むは落ち込む…不安やら後悔やらで。

 

「………あー…その…無事?」

「無事も無事!大無事だ!!少しは自分の心配をしろよあんたは!僕らが言えたことじゃないかもだけど!!」

「本当に大丈夫か?寝てていいんだぞ?」

「いや寝れねぇよこんな見られてたら」

 

 口々に飛ぶ感謝と労りの言葉。ありがとうだの、俺らのことばっか過ぎるぞだの、本当に騒がしい。この騒がしさが炎の向こう側に消えなくてよかった。

 俺はそう思って、顔を手で覆う。安堵やら何やらで少し泣きそうで、でも見られるのは恥ずかしいから。

 …先行きは不透明だけど、死ぬよりはマシだ。そうでも考えないとやってられない。

 

 そう思ってると、唐突に頭に手が置かれた。

 ぽん、と優しくてどこか雑な手の置き方。そのまま、ぐっしゃぐっしゃとヘッタクソに撫でられる。

 ……勘弁して欲しい、泣くから。

 だというのに、畳みかけるように、穏やかな声が聞こえて来た。聴き間違えるはずもない。

 育ての親(マーサ)は静かな声色で言った。

 

「…ごめん、だなんて言って欲しくないだろう?

 だから、ありがとう。あたし達を守ってくれて」

 

 ずるいと思った。そんなの言ったも同然だ。というか、皆が謝る必要は全くない。手間かけさせた、とか言うんだったらやめて欲しい。

 元はと言えば俺が負けたせいだ。

 今回だって、住処を燃やされる羽目になったのだし…っていだだだだだ撫で方が雑!!

 

「…自分のせいにしようとしてるだろ、やめてくれよ。そんなの寂しいじゃないか。あんたが独りになっちまう…色々任せといて、今更かも知れないけどね…」

「………だあぁ!やめてよこんな湿っぽい空気!!俺そういうの苦手だって!!」

 

 上半身だけ起こしてそう言う。

 するとマーサは「そうか」と顎に手をやり真剣な顔になる…あの、なんか目が据わってませんかね? 言い逃れさせねぇぞ、みたいな謎の気迫を感じるんですが───

 

じゃ、あんたが引っ掛けた重たい子の話になるけど…

別の意味で湿っぽい空気じゃねぇか。今だけは勘弁してください処理しきれません俺の頭が

 

 いや、切に今は勘弁して欲しい。

 …割と本気で自分の気持ちに整理を付けたい。

 申し訳なさとか多分にあるんです。命救われたり、心預けちゃったりとかして色々とぐちゃぐちゃなんですよ俺の心は。頭おかしくなりそうなんですよ…アマネも今検査受けてるんだっけか。会えるだろうか。

 

 そんなことを考えてると「うわーっ!?大所帯っ!?」と悲鳴が部屋の出入り口から聞こえてきた。

 続くように「邪魔だコラ散れ散れ!」と粗野な声。

 その声に皆がすごすごとその場から去っていく。俺に手を振ったり、サムズアップしたり、お礼を言ったり、じゃあなで済ませたり、別れの挨拶は多種多様だった。

 そんなふうに去っていく皆をかき分けながら、医者が一人やってくる。

 

 もっさりとした髪と、無精髭を生やした人相。

 不健康と出不精を絵に描いたような男だ。

 白衣の下に『必死』と達筆で書かれたTシャツを着ているのが目を引く…医者の格好としてどうなんだそれは。

 彼は伸び放題な髪の上からボールペンで、こめかみのあたりをいじりながら言う。

 

「…下手な患者より聞き分けいいな。富めば腐るってのはあながち間違いじゃないのか?やっぱり程々に金がねぇ方が人間マトモになるんじゃねぇのかなって先生思うんだけど、そこんとこどう思う?」

「いや、どう思うって言われてもねぇ…?」

 

 一人だけ残ったマーサが返す。

 いや本当にどう思うって言われても。

 というか殴られても割と文句言えねぇぞその言葉は。

 

 するとその医者は肩を竦めて「真剣に考えんなよ、哲学的なジョークだ。この言い訳も今考えた」と言って、俺の側まで歩いて来る。

 …彼はカルテらしきものを手に俺を見た。

 そして「検査結果だ」とぶっきらぼうに言って、眉間に皺を寄せながら言う。

 

「体ボロッボロだな貴様、何これ? バカが作った電子回路みてぇな惨状になってんだけど? もしくは死んだ鶏で固めて作った地獄のブロック玩具?

「えーと、つまり?」

おやばのやばば

さっきから極端なんだよなどいつもこいつも

 

 ともかく体がズタボロなのはわかった。

 …ほぼ死体になりかけだったし、診断結果に納得する。

 そんな俺に、医師は更に続けて言う。

 

「能力、使える? というか使ってみてくれ、こいつは特異対策局副局長からの指示でもある」

「…───」

 

 …要望通り、能力を発動させる。

 白く、赤く、黒く、青く色を変える煙。

 それは大鎌の形になって俺の手の中に形成され…ない。鎌が現れはしたけど、すぐさま霧散してしまった。

 そして、手の平でパチン!と青いプラズマが走る。

 

 やっぱりか、と声が出た。

 …先の戦いで使った煙り染まる神鏡(ナウイ・テスカトル)

 アレは本来ならあり得ない進化だ。無理やり捻じ曲げて到達した、こじつけの全能性だ。

 そも、俺がまだ『進化』に適していない。

 にも関わらず、暴走にも至らないで、あの力を手に出来たのはアマネの歌によるブーストが大きい。

 …脆い管を無理やり補強して、高圧の水を流したようなものだ。当然ガタも来るだろう。

 

「驚かないんだな、経験済みか? ま、所謂オーバーヒートだな。暫く…一、二週間は能力が使えないだろう。フジワラにも似た様なことが起きている。体はすぐ治すが、そればかりは諦めてくれ」

 

 …逆に身体はすぐ治るのか、と微かな驚き。

 腕のいい医者なのだろう。見た目が胡散臭いやつほど優秀なイメージがあるし、多分この人もそうなんだろうなぁと俺はぼんやりと思った。

 

 会話はそれだけ。単なる報告で終わり。医療機器も幾らか外された。計測系が殆どだったのかこれ。

 どうやら出歩きもある程度自由らしい…今日中にはちゃんとした施設に運ぶのだとか。

 でもそこで、マーサが咄嗟に聞いた。

 努めて抑えた必死な声だ。

 

「…これだけ聞かせてくれ、…この子は、どうなる?」

「いや、そんな事より皆の住むとこもがむがも!?」

 

 口を押さえないでくださいますかねお母様!? そう言おうとしたら凄い悲しそうな目で見られたので、俺としては押し黙るしかない…いやでも、割と急務なんだよ…ここから出たらどーするよって話で…。

 ……生暖かい目で医師が見て来る。彼は手のひらをふらふらと振って、自嘲気味な声で言う。

 

「…安心しなよ、取引と諸々が控えてる。

 ま、落ち着いたら大人達の名誉に利用されてくれ。

 悪いようにはならないだろ」

 

 

 

 

 

   ◆

 

 

 

 医者の説明の後…今回の火災の被災者達…まぁ殆どスラムの住民だけど、皆『被災者用施設』に移された。要は、臨時の住宅みたいな所。

 スラムの皆も子ども達も、全員そこにいる…進化者、非能力者問わず担ぎ込まれたのは…多分、この後の『取引』か何かに関係するのだろう。

 単純にお目溢しされたとかは、ちょっと考えにくい。

 

 俺はというと、やっぱり身体がまだガタついているのでちゃんとした病院に移された。

 そこから先はもうてんてこまいだ。

 人間ドックみたいな検査のオンパレード、大腸カメラはもう二度とやりたくない、何あの下剤クソやべぇ程虚脱感あったんだけど。

 

「つ、疲れた…!」

 

 俺しかいない大部屋で、寝台に横たわりながらため息を吐く。退院は5日後。これを短いと取るか、長いと取るかは分からない。

 ともかく、今のところ体に明確な危機はないらしい…肺を除いて。どうにも呼吸音がおかしいらしく、明日また再検査である。ガッデム我がボディ。

 

「……水飲みに行くか…」

 

 本当なら、明日に備えて早く寝るべきなのだろうが、正直言って眠れる自信が無い。

 今はなんかいい感じに進んでるけど、この先どうなるかなんてまだわからないのが不安だ。

 

 …今は考えても事態は動かない。

 それに、どんな予定を組んでも想定外一つでバイバイだ…おっと吐血が…まぁ取り敢えず今は体を治すことに専念しつつ、周りのこともしっかり見ておこう。

 そう思って廊下に続く扉を開けて、俺はフリーズした。

 

「…っあ…」

「……───ッ」

 

 脳が勝手に目にした情報を処理する。

 外ハネが多い緑のショートヘア。翡翠みたいに綺麗な瞳。活発さがありありと伝わる顔立ち。

 病衣を着ている彼女は、咄嗟に自身の喉元を隠す。

 …フジワラ・アマネが、顔を赤くしてそこにいた。

 

 …待って欲しい、心の用意が出来ていない。

 その、あの、どう、どうすればいい? 命を救われて、勝つための力をくれて、欲しかった言葉も貰っている。

 でも酒でやらかしていて、そのくせ甘えたくて、母にもバレていて、かわいいとか浮かれそうで、いやええと、あの、責任取らないといけなくて…取り敢えず腹を切ります…。

 

「待って待って待って何でいきなり正座!?」

「介錯願います…!」

「どんな思考が巡ってそんな結果になったの!?」

 

 頭が回らない、馬鹿になった。いや元から馬鹿だけど輪にかけて馬鹿になった。色々考えようとしても霧散する。

 俺ここまで酷かったかなぁ!? 反動かなんかだと思いたいよここまで浮かれポンチなのはなんかもう申し訳なさと罪悪感が半端じゃないんだよ!!

 

 …いや、一先ず落ち着こ落ちつかねぇよ何をどうしたらいいかわからねぇよ何だこの感情。いやわかるけど、ここまで来たらアレだけどぉ!!

 取り敢えず今やるべきことをやれ!

 一にも二にも、先ずはお礼だ。それを言うべき一人だ! 何を話すにしてもそれからだ!

 そう思って俺は立ち上がって───

 

「…その、本当に色々とありが」

その、た、タトゥーのある人って嫌い、かなぁ!?

ウ゛ゥ゛ン゛ン゛!?

 

 驚いてチェンソーみたいな声出ちゃった…。

 いやそうじゃねぇよ、赤らんだ顔と涙目で不安そうにして喉元の心当たりしかない刺青見せないでくださいお願いします何か目覚めそうになる。こんな独占欲まみれの自分とか知りたく無いです誰かたすけて。

 っつーかなんでまだ残ってんだよ!!失声しそうだったから、いの一番に回復させたけどさぁ!!!

 

「…───って待て、あんた喉の検査結果は!?」

「うぇあ!? え、えっと…ダメージが大きいから、暫くはその回復に…治りは早いから問題はないみたい…」

「…………そこまで酷使させてたのか…」

 

 …煙り染まる神鏡(ナウイ・テスカトル)の赤である〝玉蜀黍の皮〟は、負傷部位の再生を促し、治ったら勝手に剥がれる…だった気がする…そういう風に俺が望んだから。

 …それが葉のように被せるのでは無く、刺青として刻まれている…余程の損傷だったのか?

 とにかく、まだ剥がれていないということは傷が治りきっていないということなのだろう、おそらく。

 

 …赤は効果が発揮し切らないと残留するタイプかぁ…。

 多分もう使えないけど、凄いもんになったな…。

 

「…と、取り敢えず喉が治れば消えると思う。大丈夫、多分そういうやつだから…あ、あとタトゥーとかは気にしないから!大丈夫!」

「そ、そう…なの?」

 

 良かったぁ、とへたり込むアマネ。

 安堵からか、腰が抜けたのだろう。俺は度肝を抜かれっぱなしだどうにかしてくれ誰か。

 そう思ったら「んんっ」と咳払いの声がする。

 明らかに俺とアマネ以外の声だ。

 俺達は驚きつつ振り返ると、そこには気まずそうな顔をしている警備員がいた…っつーかクロカゲさんじゃねぇか!頼む誰か俺の記憶を吹っ飛ばしてくれ!!

 

「…取り敢えず、元気そうですね!マイフレンド!」

「しにたい…」

「〜〜〜〜ッ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ◆

 

 

 

 

 

 とある病院、屋上。

 更けた夜の中で、黒い髪にピンクのメッシュを入れた凛々しい顔立ちの女性──ヒヒガネ・クサビ──が、耳元に携帯を当てながら、誰かと話をしていた。

 

「今回の火災の下手人である2名の進化者、護送完了しました。一先ずは医療検査をした方がいいかと、2人とも受け答えがありません…意識はあるんですけどね」

『…バイタルに問題はなかったそうだな。となると、単に心的な問題なのかどうか…』

「女性の方は間違いなくそうかと。いやぁ、骨が折れましたよ。釘に刺されたかと思ったら古傷ばっくり」

『おいおい無事なのか!?』

「そのぐらいじゃ死にませんよ…まぁでも、少し休養は欲しいところかなぁゴリさん」

『ゴリさん言うな、だが任せろ。充分な働きをしてくれたからな、諸々が終われば、班員共々ゆっくり休んでくれ』

 

 ゴリさん、そんな愛称で呼ばれる通話相手。

 それは特異対策局の副局長が一人、つまりはクリフ・サンダーズに他ならない。

 

「それにしても、大丈夫なんですか?」

『何がだ? 心当たりが多すぎて分からん』

「……今回の被災者用施設の解放ですよ。あれ、間違いなくゴリさんの手引きでしょ? それに〝大鎌の男〟…ブラスへの対応にも、手を回してると思ったんだけど」

『前者に関しては問題ない。公安室は騒がしいが、もとより各スラムの問題を放置していた下っ端どもの声だからな。万が一に備えた用意もしてある。

 それも全て、後者を縛るための仕込みだろと言われれば否定は出来ないがな…まぁ、色々回したのは否定しない』

「と言うと?」

『クロカゲの報告を見るに、この手のタイプは恩義に著しく弱い。下手を打てば滅私奉公まっしぐらだ。脅すより抱きかかえた方が、余程働いてくれるだろう。

 …まぁ、マツバ局長の〝利用〟に乗ったのもあるがな。公安室とはまた会議の連続になる』

「つまり、いつもの〝ささやかな善性オタク〟と…はいはい、その為なら矛盾清濁なんて上等ってね」

『間違っても私情じゃないからな!?』

 

 そこで一通りの会話は終わった。

 最後に、クサビは真摯な声色でこう言った。

 

「…ありがとうございます、クリフ副局長」

『───いや、俺は礼を言われるような人間性なんざしていない。それは医者達に言うと良い』

 

 







Tips:煙り染まる神鏡(ナウイ・テスカトル)(スキル名的なの)
・赤〝玉蜀黍の皮〟…赤い葉っぱの形になる、刺青タイプもある。負傷部位を治癒し、治ると剥がれるor消える。ハイバラは高速移動しっぱなしだったので、治りながら身体が壊れていた。
・黒〝第四の夜風〟…黒い風の形になる。発動している能力を強制解除する。広域系の能力へのメタとして作用する。纏めればタイマンにもヨシ。
・青〝蜂鳥の贄〟…青い鎌の形になる。切りつけたものの殺害、また『力』の吸収。吸収には許容量がある。放出するには基本形(鏡)に戻さなければならない。
・白〝怪力の蛇〟…鏡の欠片と同化。シンプルな身体能力の向上。この状態で何かを殴ると『内側』まで一撃が浸透する。要はガー不パンチ。因みにモデルの神は騙されて呪い入りの酒を飲んでやらかして追放された。


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