遠目に【ハルツィナ樹海】が見えてきた時、其処に残されていた爪痕を見て、誰もが思わずといった様子で息を呑んだ。
帝国から再短距離で飛んできた為か帝国軍が樹海に進軍したルートと被ったらしく、彼等の強引極まりない進軍経路がまざまざと残されていた。
「こりゃぁ……」
「……酷いわね」
「自然軽視の考えは、少々考えるものがあるのぅ」
「同感ですね」
ハジメは〝フェルニル〟から見た樹海の姿に口元を歪めた。 帝国が進軍したであろう経路は炭化し、黒く染まった道筋。幅非百メートル超のブラックロードが樹海の負った傷のように奥へと続いていた。
一応、延焼はしないように配慮したようだが、其処にあった動植物が根こそぎ灰燼に帰している様子で、優花やティオ、アレスが表情を歪めていた。
そして、良い思い出があったか分からないが生まれ故郷の光景を見たシアはウサ耳をしょんぼりとへたれさせた。その様子を見て傍らにいたユエが心配そうに、そっとシアの手を握っていた。
ハジメは水晶ディスプレイで更に奥の方を見て、ある事に気付き口を開く。
「フェアベルゲン自体が露出しちまっている訳じゃないみてぇだな。奥地の方は、木々が燃やされても、霧は充満してるみたいだ」
ハジメはそう言いながら見ていた水晶ディスプレイを全員に見えるように拡大して流す。
すると、ハジメの言葉に、そろそろ樹海に到着と言われてブリッジにやって来ていたアルテナが答えた。
「はい。疲弊していたとはいえ、流石にフェアベルゲンに直接手がかかるまで気付かなかった訳ではありません。少数の戦士達が迎撃に出た時点で彼等は火を放つのをやめたのです。おそらく、攫うつもりの私達が炎に巻かれて死んでしまうのを避けるためでしょう」
「なるほどな。でも、パルの話だと、フェアベルゲンまで進軍されたんだろ?距離的にどれくらいあるか分からねぇが、連中、よく〝狂化〟帝国兵達も連れていきながら辿り着けたな」
因みに、〝狂化〟帝国兵はパルが話していた。言語能力や知能面が失ってる代わりに強大なステータスの可能性がある帝国兵のことだ。
「数日前の魔人族との戦いの跡がフェアベルゲンまで続いてましたから。それを辿れば迷いようがありません。彼等も途中で気付いたのでしょう。フェアベルゲンの現状に」
「泣きっ面に蜂だなぁ……」
アルテナの話だと、どうやら、【フェアベルゲン】周辺まで燃やし尽くされた訳では無いらしいな……。
アルテナと話をした後、ハジメは、生い茂った樹海の木々で上からでは都の場所が特定出来ないことと、勘で下降したりして、下手に亜人族達を警戒させて騒動になるのを避ける為に横着せずに炭化した場所の霧がかってる手前辺りに着陸させた。
タラップが下り、ハジメ達に引き続いて捕らわれていた亜人達も恐る恐る降りていき、表情は喜びながらも樹海に刻まれた足下の傷跡を見て悲しそうな眼差しを向けるのを見て、ハジメは言葉にはしなかったが同情してしまう。
「………」
そんな彼等を見てか、光輝の奴が帝国への憤りを見せていた。龍太郎や雫、鈴も同じだった。
「はぁ……」
憤りを見せてたって、出来なければ意味ねぇだろ。とハジメは思いつつ、そんな光輝達を尻目に溜息を吐いてから、この場所をどうにか出来る人物を呼ぶ。
「優花、頼めるか?」
「ん? あぁ、そういうことね」
優花はハジメの意思が伝わったのか説明せずとも、すぐに分かり了承する。流石は優花は俺の恋人、と感嘆する。
ハジメの意思がわかった優花は〝天使化〟を発動する。すると、髪色が銀髪になり、純白の美しい天使の翼が勢い良く広がる。
ハジメのメンバー達はその姿に慣れたので平然としているのだが、光輝達は初めて見る訳じゃないがその姿に息を呑み、亜人族達は目を丸くして驚いていた。
まぁ、それもそうだろう。いきなり、少女の髪色が変わって、翼が生えるのだから。
そして、ハジメは〝天使化〟した優花に話しかける。
「じゃあ、優花。この範囲を再生魔法でババ〜ンとやってやれ」
「ちょっと待って、ハジメ」
「ん?」
ハジメは優花に再生魔法で炭化した場所を再生して貰おうしたが優花に待ったが入り、首を傾げる。
「えっと、再生魔法も良いけど、使ってみたい天性魔法があるからそっち使って見ても良い?」
「でも、何でだ?」
「えっと、それに〝絶象〟だと、すぐに再生しちゃって戦闘の痕跡まで消しちゃって都までの道のりが分からないでしょ?」
「……流石、優花」
「でしょう〜」
「あぁ………すっかり頭から抜けてたわ」
ハジメは〝絶象〟だとすぐに再生させちまって痕跡を辿ることが出来ねいことを頭が抜けていたことに、優花の指摘で思い出す。
「じゃあ、優花? 天性魔法には丁度良い魔法があったのか?」
「うん、任せて」
ハジメは此方を振り向いて頷く優花に笑みを向けながら返すように頷く。
そして優花は目を閉じながら両手を天へと掲げる。
「───〝
それは、神代魔法と同レベルと思えるほどの聖属性の魔法が展開された。
優花の白の魔力に銀の煌めきが混じり美しさを増した魔力が、無数の波紋となって駆け巡る。傷付いた大地に染み渡っていく魔力の光。ゆらりゆらりと燐光が立ち昇っていき大きな翼を広げていく様は神秘的で息を呑む程美しい。
「ふぅ……終わったわ」
魔法を唱え、〝天使化〟を解いた優花は息を整えながら終わったことを伝える。
「えっ、でもまだ木が……」
この場に居る全員が息を呑んで沈黙する中、それを破るように口を開いたのは光輝だった。ハジメ達は優花が何をしたか分かったが、光輝達や亜人達には何をしたのか分かっていないらしい。
「炭化した場所とかよく見ろよ。天之河」
「は? なん……?!」
ハジメは優花の魔法の効果にわかってない天之河に指でクイッと炭化した場所を指す。光輝も疑問顔でハジメの指した方へ視線を移すと目を見開く。それに続いて、雫達もその場所を見る。
其処には………
「………」
「嘘………」
「マジかよ」
「うわぁ〜、草や花が生えてきて、木とかも勝手にくっついてきてる」
光輝達が見たのは、ゆっくりした速度だが炭化した大地から新しい命が芽生え、折れた木などはどんどん元に戻ろうと勝手に繋がっていき、大地の緑が遅くあるが元通りになっていく光景だった。
その光景を見た亜人達は目を見開いて硬直し、光輝は絶句し、雫などは驚きの余り声を漏らす。
「初めて使ったけど、うん。成功してるわ」
優花も初めて使う魔法だったが成功してると分かると安堵の息を漏らした。
すると自分達の故郷が元に戻してくれるようにしてくれたおかげで警戒心が消えたのか亜人族の子供が数人、
「お姉さん、凄い!」
「お姉さんって、天使様?」
「ねぇねぇっ! もっかいアレ見せてっ! パアッて!」
「私も! 私も!」
と声をかけながら、優花に駆け寄ってくる。そんな子供達の様子に優花は嬉しそうに頬を緩め子供達と目を合わせる為にしゃがみ込む。
「フフ、ありがとう」
そして、優花は子供達が元気になったのが嬉しくかったのか笑みを浮かべながら子供達の頭を撫でていた。
「……可愛ぇ……んんっ」
そんな優花の笑顔にハジメは心音が高鳴ってしまうが此処で長く過ごすと痕跡も自然が再生されて無くなってしまうから気を取り直してこの場に居る全員に聞こえるように声を上げる。
「お前等〜、そろそろ行かないと痕跡が消えちまうから早く行くぞぉー。後、念の為にシア、先導を頼む」
「お任せあれですぅ〜」
ハジメはシアが優花の魔法で樹海が少し戻ったおかげか少し元気になっていたのを安心してから、ティオに視線を向ける。
「ティオ。すまねぇがお前も樹海の影響が受けねぇと思うし、天之河達の先導にあたってくれないか?」
「ムッ……しょうがないのぅ。妾の愛しのご主人様の頼みじゃ」
「ありがとな。ティオ」
頼みを引き受けてくれたティオにハジメは彼女の頬をそっと撫でるとティオは嬉しそうに目を細める。
「フフ、もう少し撫でてたもぅ〜」
そう言って、ティオはハジメに甘えてくるが時間が無いので、少しだけにしてハジメはシアの方へ向かった。
ティオは離れていったハジメをしょうがなさそうに表情で見つめながらも困ったような笑みを浮かばせていた。
「フフ、ホントにご主人様は心配性じゃのぅ〜。いや、優花達のところでは〝ツンデレ〟と言うのじゃったかの?」
ティオは ハジメが何故、光輝達の先導役を自分を選んだのか分かっているため苦笑いしていた。
「あの、ティオさん……」
すると、後ろから声が聞こえティオが振り返ると少し思うところがあるのか眉を顰め少し俯いた様子の光輝がいた。
「光輝よ。そんな顔してどうしたのじゃ?」
「あの、何で……」
「そんな事より、妾達もご主人様達に着いていくぞ。安心するのじゃ。樹海の魔物ぐらいは妾達でも余裕じゃろう」
「いえ、そうじゃなくて………」
「うむ、違ったのか……ではどうしたのじゃ?」
ティオは光輝が話しかけた理由が戦力的な問題じゃないと分かると話しかける理由はなんなのかと扇子で口元を仰ぎながら首を傾げる。
すると、光輝が元気なさげな感じで疑問を呈した。
「俺には分からないんです。どうして貴女みたいな人が南雲なんかの奴と旅の同行なんかを…それに、恋人って……」
光輝は疑問だった。ユエやシアもそうだが、何故、奴を……召喚される前までは〝不良〟だって言われていた南雲なんかを信頼しているのか、何であんな美女、美少女達はあんな〝人殺し〟も躊躇わないような奴の傍にいるのか?と。
そして、自分の目の前にいるティオもそうだ。強く、美しい容姿でありながら、聞けば、太古の昔に滅んだと言われる〝竜人族〟生き残りらしい。だから、光輝が分からなかった。何故、そんな人も南雲の奴なんかを信頼して、好意を抱いているのかを。そんな凄い人なら〝勇者〟である自分の傍にいるべきではないかと……。
そんなハジメに対して毒を吐く光輝に、ティオは……
「……全くお主という者はご主人様のことを全く分かっていないのじゃな?」
目の前にいる相手を怖気付かせる程の冷酷な視線を光輝に向けていた。
「え? 分かってないってどう……「それを見つけ出すのは妾じゃなくてお主じゃろ?」………」
ティオは光輝の言葉を遮りながら光輝に背を向けて、雫達がいる方へと歩を進める。
「ちょっ、ティオさん! まだ、話がっ!」
「話はもう終わりじゃ。ほら、雫達も待たせておるし、先に向かったご主人様達を待たせとうないのじゃ」
光輝は話がまだ終わってないとティオの肩を掴もうとするがティオはさらりと横に避ける。そしてティオはそんな光輝を尻目に言いたい事だけ言って何事もなかったように歩き出して行った。
「クソッ…なんでなんだよ……なんでだ…」
分からない………そんな表情をしながら光輝はドス黒い感情を抱きながら拳を握りしめ誰にも聞こえない程度の声量で呟いた。
そして、一行は濃霧の奥地へと進み出したのだった。
ハジメとユエが前に訪れたのは二ヶ月程前のことだ。その時よりも強くなった自信はあるし、修得した神代魔法の数も大樹の下にある石版に示唆された以上にある。
だが、それでもやはり、戦闘の痕跡が無いと感覚を狂わされてしまうようだった。
「はぁ……ホントに痕跡を残せていて良かったな」
「ん………」
「……ですがホントに凄いですね。この濃霧は……」
以前体験した濃霧の世界のことを思い出したハジメは一緒に体験したユエとお互い顔を見合わせて苦笑いをし、初めて樹海の中を訪れたいうアレスは初めて体験する濃霧に感心を抱いていた。
ぞろぞろと歩く亜人達は、ハジメ達は自分達への悪意や偏見が欠片もないことを理解したのか、かなり気を許しているようで、痕跡を辿ってはいるがハジメ達がそれぞれ見失って離れ離れにならないように念の為に周囲を囲むように先導をしてくれていた。
特に、優花にはかなり好意的なようで、先程から子供達がちょろちょろと優花の周りを彷徨いては、ニコッと微笑まえて顔が真っ赤になっている。幾人かの女の子は既に優花の手や服の裾をギュッと握っていた。そんな子達に優花は懐いてくれたのは嬉しいが囲まれ過ぎて逆に困ったように笑みを浮かべている。
そして、ハジメはというと、何故か自分の隣で先導をしていたシアに対抗するような感じで、アルテナが前に出たり、チラチラとハジメを気にしてるのか振り返るのだが、優花が子供達に囲まれてるのでハジメの傍らに控えていたユエと先導してるシアに無機質な眼差しを向けられてはビクッと視線を戻していた。
(なんで、視線を向けたり、睨んだりしてんだ?)
そんな様子を見ていたハジメは言葉にはせずともそんなことを思いながら樹海の道を歩いていた。
そうして進むこと一時間ほど経ったときだった。
表情がいつも通りでも、どこかしおれた感じのシアのウサ耳がピコピコと反応した。ハッとしてウサ耳を澄ませたシアは、霧の向こうを見通すように見つめ始める。
「シア、何かいるのか?」
「はい。ハジメさん、武装した集団が正面から来ますよ」
「そうか……」
シアの言葉に俺達はお互い顔を見合わせ頷くが、周囲の亜人族達は驚いたようにシアに視線を向けていた。
その中には攫われていた兎人族も含まれており、どうやら自分達じゃ察知できない気配をしっかりと捉えているシアに驚いてるようだ。
そのシアの言葉を正しく証明するように、霧をかき分けて、いつか見た虎人族の武装集団が現れた。
全員、険しい表情で、まさに臨戦態勢といった様子で武器を手にかけている。
とはいえ、彼等も亜人族が多数いる気配を掴んでいるようで、いきなり襲いかかるということはなさそうだった。
彼等の内、リーダーらしき虎人族の視線がハジメ達に留まった。直後、驚愕に目を見開く。
「お前た……いや、貴方は……」
「ん………あっ、お前って確か……」
その虎人族の様子にハジメも彼を思い出した。
そう、かつてハジメ達が樹海に踏み込んだ際に相対した警備隊の隊長と名乗った男。虎人族のギルだ。どうやら、襲撃を生き延びていたことに出会いは最悪に近いがハジメは安堵していた。
「貴方が何故ここに………ってアルテナ様ぁ?! ご無事だったのですかっ?!」
「あ、はい。ハジメ様達とハウリア族の方々に助けて頂きました」
ギルはハジメがいることに驚いたが傍らにいたアルテナに気が付き更に素っ頓狂な声を上げた。
そして、ギルは落ち着きを取り戻し、アルテナの助けて貰ったという言葉に、安堵とハジメに対して感謝を含んだ眼差しを向ける。
「それは良かったです。アルフレリック様も大変辛そうでした。早く元気なお姿を見せて差し上げてください。………そして、ハジメ殿、お久しぶりです。あの時は大変悪いことをしたが貴方のおかげ樹海の被害はここまでには済まなかったでしょう。礼を言わせて頂きたい」
「そんな畏まんなよ。あの時もお前はただ仕事を果たしただけだし、ハウリアはアイツ等の努力の賜物だ」
ギルが感謝しながら頭を下げることに対してハジメが苦笑いしてる様子で、何やら知り合いらしい雰囲気に、後続から着いて来た光輝達が疑問顔になるが、シアが、こっそり何があったのかを簡潔に説明すると、シアがハジメに惚れている理由も分かるというもので、成程とたった一名覗いて納得して頷いた。
「それより、フェアベルゲンに向かいたいが良いか?」
「了解した。おいお前達も武器を下ろせこの方々達は味方だ。それに〝掟〟を変えてくださった〝英雄様〟だ」
「ちょっ待っ……!」
ハジメの言葉にギルは頷き、部下達に武器を収めさせるが要らぬことを言ってハジメは止めようとしたがもう遅く部下達は一気にハジメに視線が向いて騒ぎ出す。
「隊長!もしかしてこの人があの〝英雄様〟ですかっ?!」
「アンタが〝掟〟を変えたおかげで差別なく暮らせるようになったんだ!ありがとう!」
部下達はハジメを囲み感謝していた。やはり亜人族達も自分の家族がただの〝魔力持ち〟の理由で迫害されるのが嫌だったのだろう。だから、〝掟〟を変えてくれたキッカケであるハジメに感謝したかったらしい。
気持ちは嬉しいのだが、今はそういうことをしてる暇はないのでハジメは困ったように笑みを向けながら口を開く。
「おーい……ジン。そろそろ、辞めさせてくれないか?」
「ムッ、スマンな。お前達! ハジメ殿が困っている。そろそろ解放させてやれ」
ギルの言葉に反応して部下達はハジメに礼をしてから離れていったのを見てハジメは一息ついてからギルに話しかける。
「ふぅ……なぁ、もしかしてだがフェアベルゲンでも、俺はこんな扱いなるのか?」
「まぁ、そうだな。 族長達もそうだが、ハウリア達もハジメ殿に感謝している。もしかしたら、これより凄いことになるかもしれん」
「いや、辞めてくれよ。俺も急いんでんだよ……はぁ」
人間からの襲撃があったばかりなのに、見知らぬ人間が交じるハジメ達に対して以前のような敵意を感じないのは、ハジメによって鍛えられ、樹海の防衛の際には優秀さを見せたハウリア達と族長達のせいでハジメの評判がフェアベルゲンで凄いことになってるのを知ってハジメは肩を使いながら大きく溜息を吐く。
「では、アルテナ様とハジメ殿達も此方へ」
ギルはそう言って先導を務め始めた。ハジメ達は大人しく案内を受けるのだった。
「………」
ハジメ達はが辿り着いた【フェアベルゲン】は、ハジメが予想していた通りに大きく様変わりしており、流石のハジメでも息を呑んだ。
まず、威容を示していた巨大な門。話には聞いていたが見事に粉砕されており、その残骸は未だに処理されずに放置されたままだった。門の内側には大きなクレーターと、その中心には岩石が埋もれている。
そして、ハジメさえも魅了されてしまった幻想的で自然の美しさに満ちた木と水の都は、あちこち破壊された跡が残っていて、木の幹でできた空中回廊や水路もボロボロに途切れてしまっていて用をなしていなかった。
「………ひどい」
誰もが沈黙をする中、この悲惨な有様に誰かがそう言って呟いた声が木霊したのだった………。
天性魔法・〝天使の涙〟《フィストリア》……範囲に入るあらゆるモノを回復させる魔法。〝促進〟と〝遅延〟の二つに分類でき、〝促進〟は範囲は狭くなるが急速に回復させれる。〝遅延〟はその逆で範囲は広いが回復速度は遅くなる。
編集しました。八月二日
作品名を変えた方が良い?
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そのままで
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変えた方が良い