遅くなりました……( ̄▽ ̄;)
部屋でひと息ついた浩介達三人は迷宮攻略を再開するために準備を進めていた。が、妙子と奈々の二人は心配そうな表情である一人に視線を向けていた。
「………」
それは、浩介である。何故か自分達が起きたときから妙に静かで、話しかけたときも……〝おう〟だの、〝わかった〟などと言った受け答えしかない浩介に五年以上の付き合いである二人は浩介に異変にすぐに気付いたのだ。
「ねぇ、タエ……」
「大丈夫。言いたいことは分かるから」
準備が終え、妙子は、奈々が言いかけるのを手で制して遮ると二人を待っている浩介の元へ向かう。浩介も気配を感じたのか妙子の方へと振り向く。
「ん、菅原?……準備が終わったか?」
「終わった、けど……」
「なら、行く───」
「ちょっと待ってっ」
二人の準備が終わったと分かると踵を返そうとする浩介に妙子が浩介の手を掴んで止める。手を掴まれた浩介は顔をだけを妙子の方へと振り向き直る。
「どうした?」
「今日の浩介……なんか変だよ」
「変? 俺が?」
「うん」
「表情に、出ちまってたか………そうか、でも見ての通り俺は大丈夫だ安心しろよ」
妙子の言葉に、浩介は聞こえない声音で呟くと元気を装う。こんなんで心配されては迷宮攻略に支障が出る可能性があるからだ。しかし、妙子は「ホント?」と言いながら目を細め疑いの眼差しで浩介を見つめる。それに対して浩介も表示を変えずに、
「ああ、安心しろ」
悟られないように声の震えさえも無くして言う。
「………分かった」
「じゃ、行こ──「でも」──へ?」
「なんか心配なことがあったら話してよ……私達、大切な幼なじみじゃん」
「ああ、分かったよ。じゃっ、準備も終わったとこなら行くっか」
「OK、奈々ぁ。行くよ〜」
「う、うん! 分かったぁ〜」
妙子に呼ばれた奈々も駆け付けるのを確認すると、
「んじゃ迷宮攻略、再開といきますか?」
「「うんっ」」
そうか、言う浩介に、二人も応えると三人は迷宮攻略を再開ししたのだった。
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浩介達が、【ライセン大迷宮】に入ってからちょうど四日目。その間も数々のトラップとウザイ文に体よりも精神を削られ続けた。スタート地点に戻されることも七回、致死性のトラップに襲われること四十回、金ダライ、トリモチ、変なニオイのする白い液体のぶっかけ等々全く意味の無いただの嫌がらせ百六十五回。
最初こそ、心の内をミレディ・ライセンへの怒りもあった浩介達であったが、スタート地点に戻されるのを四回目を過ぎた辺りから段々と「なんかどうでもいいやぁ〜」みたいな投げやりになり、そんなことより浩介は、あの声に言われた言葉が、二人は浩介のことが心配なんかで、嫌がらせトラップのことなど気にしていなかった。
それに、食料も贅沢はあるし、力を合わせて対応連携すればそうそう死にはしないのが不幸中の幸いでありトラップの数々をクリアしていく。そして、浩介達は、四日前に訪れてから一度も遭遇することのなかった部屋に出くわした。最初にスタート地点に戻して天元突破な怒りを覚えさせてくれたゴーレム騎士の部屋だ。ただし、今度は封印の扉は開いており、向こう側は部屋ではなく大きな通路になっていた。
「ここか……また包囲でもされたら面倒だし、扉が開いてるから俺が〝深淵卿〟になってゴーレム騎士達を誘導するから二人は切り抜けろ」
「分かったわ」
「了解!」
浩介達は、ゴーレム騎士の部屋に一気に踏み込んだ。部屋の中央に差し掛かると、案の定、ガシャンガシャンと音を立ててゴーレム騎士が両サイドの窪みから飛び出してくるのを見て、浩介は打ち合わせ通りにゴーレム騎士を相手するため、胸ポケットからサングラスを取り出してスチャッと装着して〝深淵卿〟になろうとするが、
「は?」
いつも通りにサングラスを装着しても、いつもみたいに感情が昂らない。強くなれた気がしない。
浩介がいきなり立ち止まったことに驚きを隠せない二人は立ち止まってしまった浩介を追い抜いてしまうがすぐに方向転換して浩介の元へ向かう。
「浩介!」
「浩ちん!」
浩介の元へ辿りついた二人は急いで浩介の腕を掴んで扉へと向かおうとするが浩介は一向に走りもましてや歩きせずに呆然と何かをぶつぶつと呟いきながらその場を立ち尽くしている。
「浩介っ、走るよ!」
「そうだよ浩ちん!!」
「…お…つ………い」
「っ、どうしたのよ浩介!」
「……二人、共……俺、使えなくなっちまったみたい〝深淵卿〟」
「え──」
「嘘──って、そんなことより扉に行かないと!」
浩介の言葉に驚きを隠せず立ち止まってしまう二人だが、視線の先に映る自分達を狙うゴーレム騎士を見てすぐさま浩介を腕を引こうとしたが、浩介が二人の手を弾く。
「置いていけ」
「はぁ?!」
「そうだよ!!」
「俺は………〝深淵卿〟が使えなかったら俺はただの
「何言ってんのよ!!」
「だからっ、戦力外になった俺を置いてけって、つってん─「っ、浩介危ない!!」──は……」
妙子の叫びに首を傾げる浩介だが、すぐに原因がわかった後ろを振り返ると一体のゴーレム騎士が既に浩介の真後ろに到着しており、大剣を振り上げていたのだ。浩介は咄嗟に回避しようと横にズレようとするが、大剣の方が早く浩介の頭へと振り下ろされる方が早かった。
「───あ」
浩介は振り下ろされる大剣を見て自分の死を察して目を瞑るのだが、自分の足元の近くからガラスの割れる音が聞こえた。その時……
「ここに絶氷あり 我等を守れ───〝氷壁〟!!」
奈々は浩介に大剣が振り下ろされる前に残り少ない水が入ったガラス瓶を取り出して投げると部屋全体の両サイドの端から端までの長さの巨大な氷の壁を造り上げ、浩介に振り下ろされるはずだった大剣を防ぎ自分達とゴーレム騎士達を遮断させた。
「ふ、ふぅ……間に合っ、たぁ〜」
「奈々!」
「宮崎!」
しかし、流石に巨大な氷壁を造ったせいか奈々は、そこに座り込んでしまう。妙子は急いで奈々の元へ向かい、浩介もそれに続く。
「奈々っ」
「ごめん、浩ちんが殺されそうだったからさ……つい無理しちゃったぁ〜」
「ったく、貴女は……」
「宮崎……ス──」
パァン。ゴーレム騎士達が氷の壁を壊そうとしているのだろう氷を削る音が部屋に響く中、乾いた破裂音がした。妙子が浩介の頬を叩いたのだ。その表情は、目の下に涙を溜めながら浩介を睨んでいた。浩介は頬の痛みを感じながら妙子と奈々を見る。すると妙子から口から冷たい声音が響いた。
「奈々は、浩介を守ろうとして無理したんだよ」
「……ああ」
「アンタが一緒に逃げずにモブとか、置いてけとか言うから……」
「…………」
「私さ、浩介が戦ってる姿は〝深淵卿〟とか関係なくて強くてカッコイイと思ってたけど違ったんだね」
「………」
「夜中でもさ、色々な技を練習したりさ、努力を続けている浩介を見てさ……私もハジメとか優花達と一緒に戦えるようになろうと頑張ろうと思った。でも、〝深淵卿〟が無くなっただけでそうなるなんて正直、失望した」
妙子の辛辣な言葉に、浩介は何も言い返せずに立ち尽くすしかない。
「……けど、アンタの言い分は分かったわかりました。私は奈々と一緒に先に進む。けど、浩介は迷宮から脱出しとけば良いわ。それじゃ」
「待っ、菅っ……」
妙子はそう伝えると座りながら二人の話を聞いた奈々を背負って扉へと進む。浩介は声を掛けようとするが、その時に自分を見る妙子の話し掛けるなと言ったような冷えきった視線に口が動かない。いや、動けなかった。
「タエ?」
「ん?」
「ホントにあんなこと言って良かったの?」
扉へと進んでいく中、妙子に背負われながら奈々はそう問い掛けると妙子はアハハ〜と笑いながら返事をした。
「まあ、強く言っちゃったけどさ……だって、あんな浩介を見たくなかったしさ」
「あー……そうだね。私もあんな浩ちんは嫌だなぁ」
「……でも」
「ん?」
「浩介に失望したとか言ったけど……信じてるんだ必ず戻って来てくれること」
「………うんっ」
二人はそう話し合いながら浩介が戻って来ることを胸に秘めながら扉の中へと突き進む。だが、二人を襲う悪夢は続いていた。後方からガシャンと音が聞こえ二人はおそるおそる振り向くと、安堵した表情が後ろを向いた瞬間には剥がれ落ちた。なんと、ゴーレム騎士達は氷の壁を抜け扉をくぐってまで二人を追いかけて来たからだ。
しかも……
「まさか、それで奈々の氷の壁を抜けて来たの?!」
「重力、仕事してよぉ!」
そう、追い掛けて来たゴーレム騎士達は、まるで重力など知らんとばかりに壁やら天井やらをガシャンガシャンと重そうな全身甲冑の音を響かせながら走っているのだ。だから、奈々の張った氷の壁も壁やら天井を走って意図も簡単突破したのだろう。
「タエ! 降ろしてっ、私も走れるからっ」
「ダメ! だって奈々、まだ疲れてんじゃん!」
「うっ」
「後、これぐらい距離が離れているなら大丈夫よ」
奈々を背負いながら走る妙子。息が荒いがゴーレム騎士達との距離は離れているから大丈夫だろうと思うが再度、チラリと振り返ると目を見開いた。
天井を走っていたゴーレム騎士の一体が、走りながら手に持っていた大剣を投げたのである。普通なら大剣は投げたところで二人には届かない。しかし、ゴーレム騎士が投げた大剣は、重力?んなもん知らねぇよ!と言った感じで加速して妙子達に迫って来たのだ。
「っ?! 」
大剣が迫りくる中、妙子は咄嗟に、奈々を抱えると横へと転がって大剣を回避する。しかし、奈々を守ろうとした為に壁に強く激突してしまい「カハッ」と肺から空気が抜け背中に激痛が走る。その声に反応して奈々は声を上げた。
「タエっ」
「だ、大丈夫……壁に強く当たっただけだから」
「無理しないでよ……」
「それは、お互い様よ」
そう笑って返した妙子。そして、二人に命中せずに通り過ぎた大剣はそのまま役目が失ったかのようにストンと重力を無視したように空中で止まりストンと床に落ちた。
「ねぇ……
「ええ、でも納得。あの神代魔法なら意図も容易くこういうことも出来るんだと思うわ」
その光景を目撃した二人は、驚くも納得したような表情になる。だって、ハジメ達もこの迷宮を攻略をしたからこそ、あんな規格外な魔法や戦いが出来るんだと。
二人はゴーレム騎士達がハジメに教えて貰った神代魔法の一つである〝重力魔法〟だと察する。しかし、そんなことが分かっていてもこの危機的状況は覆せない。奈々も魔力は十分に回復しておらず、妙子も背中の痛みのせいで今は余り動けない。
そんな二人のことなんてどうでもいいかのようにガシャンガシャンと音を響かせながら近付くゴーレム騎士の一体。そして、二人の前に立つと大剣を振り上げる。二人は互いに抱き締め合う。
「……タエぇ」
「大丈夫だから」
妙子は涙を浮かべる奈々を守るように力強く抱き締めて目を瞑る。しかし、そんな二人に対して何も感情も抱かないゴーレム騎士から冷徹な刃を振り下ろされる。
ガキンィィィン!!
はずだった。
二人は、金属音のぶつかり合う音に目を開ける。そして、目に映った光景に驚き目を見開いた。
「浩介……」
「……浩、ちん?」
そこには、ゴーレム騎士から振り下ろされた大剣を二刀の小太刀で防ぎ二人を守っている浩介の姿があった。
「間に、合ったっ」
浩介は、そう言うとゴーレム騎士の胴体に蹴りを入れて吹き飛ばすと二人方方へと向き直る。そして、頭を下げた。
「二人共、本当にすまなかった。俺……思い出したんだ」
「「…………」」
二人は、謝罪する浩介の姿に先程の時と違って全くの別人だと思えるほど雰囲気が違って見えた。
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妙子と奈々が扉へと進んでいる時、呆然とその場に立ち尽くす浩介は、扉へと向かう二人をただ後ろから見つめることしか出来なかった。
「俺は───」
二人の背中が遠のいているのを見ることしか出来ない浩介は、何も言えないまま、自己嫌悪に陥る。
「……だってアレが〝深淵卿〟が使えない俺なんて」
───そうだ。
『私さ、浩介が戦ってる姿は〝深淵卿〟とか関係なくて強くてカッコイイと思ってたけど違ったんだね』
「……っ」
しかし、頭にチラつくのは妙子の言葉に口元が歪み浩介は苦い表情になる。
「俺がカッコイイ、か………」
笑えない冗談だな。と一蹴し、浩介は自分自身を貶めるように笑う。だが、そんな時だった。
ふと、思い出した親友との会話を……
それは、中三の時だったと思う。あの時は、自分の影の薄さが強まり、家族すらも気付かれない時があった。それが嫌で嫌で、浩介は〝遠藤浩介〟という自分自身を嫌っていた時期だった。
そして、自分のこの嫌な体質をどうにかしたい為にハジメに相談しに行っていた。しかし、返ってきたのは呆れた表情をしたハジメだった。
『はぁ? 影が薄いのをどうにかしたい?』
『ああっ、頼むハジメ!』
『あ〜、じゃあ……〝深淵……『それ以外でな』……チッ』
『舌打ちしたな』
『……してねぇよ』
ハジメはそう言いながら顔をふいっと横に逸らす。そして、溜息を一つすると浩介の方へと向き直る。
『でもな……俺は今の浩介のままで良いと思っている』
『は? なんで?』
嘘だろと思った。自分は何の為に相談しに来たのか分かっているのか? 目の前にいる奴は、何を考えてんだと思い開いた口が塞がらなかった。すると、ハジメは困った人を見るような目で答えた。
『なんでっ、てなぁ〜……まっ、それが浩介だからな』
『?』
何言ってんだコイツ?という眼差しを送る浩介。しかし、ハジメはそんな眼差しを無視して言葉を続ける。
『浩介は浩介だろ? 影が薄い?それがどうしたってんだ? 隠密最強じゃねぇか。それを活かして将来は有望な諜報員にもなれるだろうよ』
『………ぷっ、なんだよ将来有望な諜報員って』
『クハッ……それもそうだな。俺も自分で何言ってんだと思っちまう。でも、俺は尊重するお前の個性を』
真剣な表情で言うハジメに、浩介はその真剣さと言葉内容の差に笑みを零し、ハジメもつられたように笑っているがその本心は本物に見えた。
『……ホントに俺はこのままで良いのか?』
『良いんだよ。それが浩介の個性であって尊重するべきことだ。後、それにな……』
ハジメはそう言いながら席から立つと、浩介の元へと近付くと隣に座り込み笑みを見せる。
『
その時からだろう。自分の体質が気に食わなく無くなったのも、誰に気付かれないとしても、大事な人達は気付いてくれる。そして、今でも思う。そして自信満々に言えるだろう。
───自分の親友は南雲ハジメだって
「………そうだったな。俺は
《演じる
頭に再び声が脳を刺激するように響く。しかし、今の浩介には関係ない。どうでもいい。
「ああ、〝深淵卿〟は強ぇ
《…………》
浩介の言葉に声は黙り込む。そして、よく見ればゴーレム騎士達が天井や壁を使って氷壁を乗り越え扉の奥へと向かっているの光景を目にする。
「っ、二人共!!」
浩介はそして二人を助けようと向かうが……
「ん、……?」
その時に、体に不可解な感覚が走り止まってしまう浩介。
しかし、
「?!、この力なら……」
それは、新たな力であり、浩介は突然発現した力に驚くも、すぐさま二人の元へ駆けて行くのだった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「二人共、迷惑を掛けた本当にすまない……」
「「………」」
浩介が頭を下げる姿を二人はただ見ることしか出来ない。ゴーレム騎士達も此方へと足音がしない浩介が此処に来るまでに倒したのだろう。その少しの間、静寂が訪れる。
「……もう、あんなこと言わない?」
しかし、その静寂を破ったのは妙子だった。妙子はそう言って浩介の傍まで寄ると、下を向ける浩介の顔を両手で抑えそのまま自分の顔と合わすように動かしてジッと浩介を見つめる。
「ああ、絶対に言わない。だから安心しろ。
「「───」」
真剣な表情で意思を示す浩介に、二人は言葉を失う。だが、妙子は頷くと浩介を見る。
「……うん、分かった許す」
「私も〜、もう、あんなヘタレ浩ちんの姿なんて見せないでねっ」
「ヘタレって……まあ、そうか……ヘタレだな俺。でも、お前等、許して貰ったのは良いが何でそんなに嬉しそうなんだ?」
「「へっ」」
二人から自分の醜態を許してくれて安堵する浩介。だが、二人が妙に嬉しがってるのを見て首を傾げる。二人は指摘されてすぐに表情を戻そうとする。だって、二人が妙に嬉しがっているのは、浩介にやっと名前で呼んでくれたからである。
「…………たもん」
「なんて?」
「いや、なんでもないっ」
浩介に今さっきの呟きが聞かれなくて安堵する妙子。しかし、嬉しくて少し表情がニヤケてしまっている。そんな妙子の表情を見た浩介は、
「何、ニヤけてんだ妙子?少し怖いぞ」
「っう〜……うっさい!」
「イデェッ?!」
浩介の要らない指摘に、妙子は顔を赤くなりキッと睨むと浩介の横腹に目掛けてボディブローをかます。浩介は唐突のボディブローに訳が分からずそのまま悲痛な声を上げながら蹲る。それを遠目で見てた奈々は、苦笑いするが二人が仲直りできて良かったと安堵している。
「……暴力、反対」
「アハハ……タエ〜、不意打ちはいけないって」
「フンっ」
蹲る浩介からの痛みに悶えながらの訴えと奈々の注意に腕を組みながらそっぽを向いて無視する妙子。
そして、
「………言える訳ないじゃん。名前呼びされて嬉しいなんてっ」
顔を赤くしながら恥ずかしそうに小声で呟く妙子。しかし、その後に奈々が「浩ちんに名前呼びされて嬉っしい〜」と普通に堂々と本人の前に言っている姿を見て、絶句していたのだった………。
因みに、言われた本人である浩介は、羞恥心がMAXになり「グォォォっ」と声を上げて床をゴロゴロしながら悶えていた。