ありふれた職業で世界最強if優花   作:白San

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頑張りました…


九話 奈落の底

 

ピチョン…ピチョンと水が落ちる音がする。

 

冷たい微風が頬を撫で、冷え切った体が身震いした。頬に当たる硬い感触と下半身の刺すような冷たい感触に「うっ」と呻き声を上げてハジメは目を覚ました。

 

ボーとする頭、ズキズキと痛む失った片腕に眉根を寄せながら、片腕に力を入れて上体を起こす。

 

「痛っ!~、ここは……俺は確か……」

 

ふらつく頭を片手で押さえながら、記憶を辿りつつ辺りを見回す。

 

周りは薄暗いが採取した緑光石の発光のおかげで何も見えないほどではない。それは地中深く自分で錬成し掘った穴だった。

 

「上手く、撒けたようだな。それに、腕の痛みが和らいでるのは……この石のおかげか」

 

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神結晶

 

アクアマリンの青をもっと濃くして発光させた感じの神秘的で美しく、この石は魔力の塊で出来ており、どんな傷でも回復出来る、しかし失った物は治せない。

 

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そんなレア鉱石を掘り当てたことに感謝していると、ハジメはポケットに手を突っ込むと何かを取り出す。

 

それは、優花の髪飾りだった。

 

「いや〜、よく生きれたな俺……」

 

それは落下途中のことだった。ハジメは落ちる中、光り輝く物が見え、それは優花の髪飾りだった。ハジメは彼女を投げ飛ばした際に落ちてしまって、橋を壊したのと同時に落ちたのだろう。ハジメは急いでその髪飾りを回収しようと落下中に髪飾りを手にした時に偶然、水路であろう横穴を見つけ、そこからのハジメの行動は早かった。

 

錬成で作っていた槍で横穴近くの壁に深く突き刺しその勢いを利用して横穴に入りることができ一命を取り留めた。しかし、その後のことを楽観視し過ぎていたハジメは、その代償で……

 

「失ったもんは仕方ねぇか……」

 

自分の左腕かあった部分を苦笑いして見ていた。

 

 

それは、意識を取り戻したハジメは、落ちた場所のフロアを探索していたときだった。ハジメがいる場所は、同じオルクスである筈なのに、整備とかもされておらず人工的の洞窟と言う方が合っていた。

 

「もしかして、未到達階層か?」

 

そんな事を考えてると、奥の部屋から相当の圧を感じた。

 

「……っ?!」

 

ハジメはすぐさま岩陰へと移動して身を隠す。この尋常じゃない圧は、もしかたらベヒモス以上の化け物かもしれないと感じたハジメは、岩陰からこっそりと奥の部屋を見る。しかし、ハジメの予想は外れ、その魔物は白い毛玉がピョンピョンと跳ねているのが見え、長い耳もある。見た目はまんまウサギだった。

 

「ウサギ?……いや、普通のウサギじゃないな……アレは」

 

だが、ウサギと言うには少し大きさが中型犬くらいあり、後ろ足がやたらと大きく発達している。そして何より赤黒い線がまるで血管のように幾本も体を走り、ドクンドクンと心臓のように脈打っていた。物凄く不気味である。

 

「だが、はっきり分かるのは、明らかにベヒモスと同等かそれ以上だな」

 

あのウサギから放たれている圧は、ベヒモスに上回っており、今もハジメはウサギに対して少し恐怖を抱いている。

 

そして、岩陰に隠れたままウサギの様子を伺ってると……

 

「グルゥア!!」

 

「!」

 

獣の唸り声と共に、これまた白い毛並みの狼のような魔物がウサギ目掛けて岩陰から飛び出したのだ。二尾の白い狼が現れ、ハジメは目を見開く。

 

その白い狼は大型犬くらいの大きさで尻尾が二本あり、ウサギと同じように赤黒い線が体に走って脈打っている。

 

どこから現れたのか一体目が飛びかかった瞬間、別の岩陰から更に二体の二尾狼が飛び出す。

 

再び岩陰から顔を覗かせその様子を観察するハジメは余りの緊張感により冷や汗が流れる時間はかかるかもしれないが此処の場所の状況と魔物達の強さの程度を知るために必要なことだ。しかし、勝負は一瞬だった。

 

「キュウ!」

 

可愛らしい鳴き声を洩らしたかと思った直後、ウサギがその場で飛び上がり、空中でくるりと一回転して、その太く長いウサギ足で二体の二尾狼に回し蹴りを炸裂させた。

 

ドパンッ!

 

およそ蹴りが出せるとは思えない音を発生させてウサギの足が二尾狼の頭部へとクリーンヒットする。

 

すると、

 

ゴギャ! ベギャ!

 

二体の二尾狼が一瞬にして頭が肉塊へとなった。

 

「……やべぇな」

 

そんな感想を呟きながら此処の場所の魔物の強さを大体把握したハジメは場所を変えようと移動しようとした時にその辺の石を蹴ってしまう致命的ミスを犯した。

 

カランッ

 

その音は静寂な洞窟内に響き渡った。

 

「……っ!」

 

己の失態に、悪態を吐く。すると、首だけで振り返っていたウサギは体ごとハジメの方を向き、足をたわめグッと力を溜める。

 

「〝錬成〟!」

 

来る。と分かったハジメは、咄嗟に錬成で石壁を作るのだが……

 

「キュッ!」

 

バキャッ

 

「グッ?! ガァァァ!!」

 

それは、たった一度の蹴りで石壁は破壊されて、そのまま勢いでウサギの蹴りが迫るが避けきれなかったためにハジメの左腕が変な方向に曲がってしまって完全に腕が折れてしまう。

 

「グッ……」

 

変な方向に曲がる左腕を見て、完全に折れてると分かったハジメは、痛みなんか気にせずに、このチャンスの瞬間を無駄にしない。すぐさまナイフを錬成して、蹴りが終わって隙を見せてるウサギ野郎にぶん投げた。

 

「うおぉぉぉぉ! 死ねウサギ野郎!」

 

「キュッ?!」

 

グサッ

 

見事に投げたナイフはウサギの頭部に突き刺さる。そして、ウサギはその場で倒れ込むと瞳から光が無くなって絶命した。

「よっしゃあ!」

 

ハジメは初の強敵の討伐に喜んだ。が、それはすぐさま終わりを告げてしまった。

 

「……グルルル」

 

「…ッ!」

 

凄い圧を感じ、ハジメは振り返ると巨体の魔物だった。二メートルはあるだろう巨躯に白い毛皮。例に漏れず赤黒い線が幾本も体を走っている。その姿は、たとえるなら熊だった。ただし、足元まで伸びた太く長い腕に、三十センチはありそうな鋭い爪が三本生えているベヒモス以上の圧だった。

 

「クッ……」

 

あんな化け物に勝てるわけがないと判断したハジメは急いで、この場から逃げようと駆け出したのだが、その選択は余りにも遅すぎた。

 

「グルァァァァ!」

 

グシャッ! ブチュッ!

 

「ガハッ!」

 

一瞬だった。ハジメはいつの間にか壁に埋め込んでおり全身が痛み出し、肺の空気が衝撃により抜け、咳き込みながら壁をズルズルと滑り崩れ落ちて倒れ込むと、ある違和感を感じる。

 

「ゴホゴホッゲボッ……ハァハァ……ん?左腕の感覚が……」

 

違和感を感じながら、爪熊の方を見ると何かを咀嚼していた。それはハジメの左腕だった。一瞬、ハジメは痛みに叫びそうになったが耐え、逃げることを選択する。

 

しかし、爪熊もハジメが逃げることをわかったのが、逃げるハジメを追い掛ける。それも狩人のように……

 

「グッ!……〝錬成〟!!」

 

壮絶な左腕の痛みを我慢しながらハジメは、爪熊から逃げ切れないと分かり錬成して穴を掘って逃げた。爪熊は、穴へと入ろうとしたがデカイ図体のせいで入れず、諦めたのかその場を去っていった。

 

そして大分穴を掘ったハジメは、左腕のことも相まって疲れ尽き寝てしまった。

 

 

そして、今に至る。

 

「くそ……これからどうするか」

 

何とかどうするか考えようとするが、頭が機能しない。それに奈落に落ちてから時間が経っており、時間の感覚も分からなくなっていた。持っていた鉱石も尽きた。左腕を失くし喰われた。フロア内にいるのは、ベヒモスと同等かそれ以上のバケモンだらけの魔界。

 

「あぁ、もう……疲れたな」

 

ハジメは諦めを感じていた。普通は絶望して狂って死ぬか狂気の獣のどっちかになるのがオチだろう。でも何故かハジメは心から諦めがついて、このまま死のうと思ってた。

 

──ドクンッ

 

その時、激しい鼓動と共に聞き慣れない声がハジメの脳内に響く。

 

『貴様──諦───のか?』

 

死のうとしてるのに俺に知らない声が聞こえ苛立ち、何か言おうと思っていた次の瞬間、聞き慣れた声がハジメに聞こえだした。

 

『ハジメッ!』

 

──うるせぇよ、浩介。

 

『ハジメ!』

 

──うるさい、そっとさせてくれ妙子。

 

『ハジメっち!』

 

───死なせてくれ、頼む奈々。

 

『ハジメ』

 

───優花。

 

その声は、ハジメにとって大切な幼なじみだ。死のうとするハジメを止める幻の声だった。

 

ハジメは薄目で彼女の髪飾りを見つめる。そして、この髪飾りを渡した時の愛しい彼女に告げた約束の言葉をハジメは思い出した。

 

『俺は優花の支えになる!優花の笑顔を守り抜くこれからも、ずっと約束する!!』

 

その言葉が鮮明に頭の中に響き渡る。

 

「そうだ、俺は……守らないとっ、戻らないと……アイツ等の元へ……花の元へ!そして五人でまた楽しく過ごす為に──」

 

ハジメは、疲れ切っている自分の体を無理矢理に立ち上がらせる。

 

「生きねぇと、な……約束(・・)したからな……こんな所で死ねるかよっ」

 

ハジメの瞳に炎が再燃する。体を奮い立たせる。そして、ハジメは生き残るため、大切な人達の元へと戻るために歩み進む

 

「俺は生き残る!!」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

迷宮のとある場所に二尾狼の群れがいた。

 

二尾狼は四~六頭くらいの群れで移動する習性がある。単体ではこの階層の魔物の中で最弱であるため群れの連携でそれを補っているのだ。この群れも例に漏れず四頭の群れを形成していた。周囲を警戒しながら岩壁に隠れつつ移動し絶好の狩場を探す。二尾狼の基本的な狩りの仕方は待ち伏せであるからだ。

 

しばらく彷徨いていた二尾狼達だったが、納得のいく狩場が見つかったのか其々四隅の岩陰に潜んだ。後は獲物が来るのを待つだけだ。その内の一頭が岩と壁の間に体を滑り込ませジッと気配を殺す。これからやって来るだろう獲物に舌舐りしていると、ふと違和感を覚えた。

 

二尾狼の生存の要が連携であることから、彼らは独自の繋がりを持っている。明確に意思疎通できるようなものではないが、仲間がどこにいて何をしようとしているのかなんとなくわかるのだ。

 

その感覚がおかしい。自分達は四頭の群れのはずなのに三頭分の気配しか感じない。反対側の壁際で待機していたはずの一頭が忽然と消えてしまったのだ。

 

どういうことだと不審を抱き、伏せていた体を起こそうと力を入れた瞬間、今度は仲間の悲鳴が聞こえた。消えた仲間と同じ壁際に潜んでいた一頭から焦燥感が伝わってくる。何かに捕まり脱出しようともがいているようだが中々抜け出せないようだ。

 

救援に駆けつけようと反対側の二頭が起き上がる。だが、その時には、もがいていた一頭の気配も消えた。混乱するまま、急いで反対側の壁に行き、辺りを確認するがそこには何もなかった。残った二頭が困惑しながらも消えた二頭が潜んでいた場所に鼻を近づけフンフンと嗅ぎ出す。

 

その瞬間、地面がいきなりグニャアと凹み、同時に壁が二頭を覆うようにせり出した。

 

 咄嗟に飛び退こうとするがその時には沈んだ足元が元に戻っており固定されてしまった。もっとも、これくらいなら、二尾狼であれば簡単に粉砕して脱出できる。今まで遭遇したことのない異常事態に混乱していなければ、そもそも捕まることもなかっただろう。

 

しかし、ハジメにとってはその混乱も一瞬の硬直も想定したこと。二頭を捕らえるには十分な隙だった。

 

「グルゥア!?」

 

悲鳴を上げながら壁に呑まれる二頭。そして後には何も残らなかった。

 

四頭の二尾狼を捕らえたのはもちろんハジメであった。生きることを決意をした日から飢餓感も幻肢痛もねじ伏せて、神水を飲みながら生きながらえ、魔力が尽きないのをいいことに錬成、魔法の鍛錬をひたすら繰り返した。

 

より早く、より正確に、より広範囲を。今のまま外に出てもあっさり死ぬのがオチである。神結晶のある部屋を拠点に鍛錬を積み、少しでも武器を磨かなければならない。その武器は当然、錬成だ。

 

 ねじ伏せたと言っても耐えられるというだけで苦痛は襲ってくる。しかし、飢餓感と幻肢痛は、むしろ追い立てるようにそして、大切な人達の元に戻る為、ハジメに極限の集中力をもたらした。

 

そしてハジメは雷魔法、錬成の技能が更に上昇させると神結晶から出た水滴を容器を錬成し入れ、槍を更に硬く鋭くすることを可能に出来たハジメは洞穴の周辺に罠を設置し、二尾狼を罠に引き摺り込んだ。

 

「さぁて、すまねぇが俺の生きる糧になってもらおうか……」

 

そして、ハジメは二尾狼に向かい魔法を放った

 

「轟け怒号の(いかずち) 我が敵を打ち滅ぼせ 我が(あだ)なす敵を──〝轟雷〟!」

 

ハジメの新魔法〝轟雷〟はベヒモスレベルで硬い毛皮を持つ二尾狼を一瞬で絶命させた。

 

「……ふぅ、焦げてねぇよな?」

 

まだ、威力の調整が出来てないハジメは二尾狼が焦げて食えない状態になってないか少し心配したが、死体を調べて大丈夫だった。

 

狩りを終えたハジメは1匹の二尾狼の死体を洞穴に持って帰り捌いて肉を剥ぎ取り雷魔法で火を起こしてから肉を焼焼いていく。

 

これは魔物肉、普通食べたら死ぬ代物である。だがハジメには考えがあった。

 

魔物の肉は普通食べたら死ぬ。なら、この神結晶の水を使えば何とかなるかもしれないと思ったハジメは一か八かの賭けだが焼けた魔物肉を喰らいついた。

 

「あが、ぐぅう、まじぃッ!」

 

それは、食えなくもないがマズかったが神結晶の水(神水)で流し込んだ。

 

すると、ハジメの体に変化が起こりだす。

 

「あ? ――ッ!? アガァ!!!」

 

突如全身を激しい痛みが襲った。まるで体の内側から何かに侵食されているようなおぞましい感覚。その痛みは、時間が経てば経つほど激しくなる。

 

「ぐぅあああっ。な、何がっ――ぐぅううっ!」

 

耐え難い痛み。自分を侵食していく何か。俺は地面をのたうち回る。幻肢痛など吹き飛ぶような遥かに激しい痛みがハジメを襲う。

 

ハジメは震える手で懐から石製の容器を取り出すと、端を噛み砕き中身を飲み干す。直ちに神水が効果を発揮し痛みが引いていくが、しばらくすると再び激痛が襲う。

 

「ひぃぐがぁぁ!! なんで……なおらなぁ、あがぁぁ!」

 

体が痛みに合わせて脈動を始めた。ドクンッ、ドクンッと体全体が脈打つ。至る所からミシッ、メキッという音さえ聞こえてきた。

 

しかし次の瞬間には、体内の神水が効果をあらわし体の異常を修復していく。修復が終わると再び激痛。そして修復。神水の効果で気絶もできない。絶大な治癒能力が仇となった形だ。

 

「グァッぁが!─ゆ、ぅ─かぁ!」

 

ハジメは絶叫を上げ地面をのたうち回り、頭を何度も壁に打ち付けながら終わりの見えない地獄を味わい続けた。だが、優花、そして大切な幼なじみ達の元へ戻る為、ハジメは優花の髪飾りを御守りの様に握り締め壮絶な痛みを耐えぬいていく。

 

すると、再びハジメの体に変化が現れ始めた。

 

まず髪から色が抜け落ちてゆく。許容量を超えた痛みのせいか、それとも別の原因か、日本人特有の黒髪がどんどん白くなってゆく。次いで、元々あった身長が更に伸び、体の内側に薄らと赤黒い線が幾本か浮き出始める。

 

超回復という現象がある。筋トレなどにより断裂した筋肉が修復されるとき僅かに肥大して治るという現象だ。骨なども同じく折れたりすると修復時に強度を増すらしい。今、俺の体に起こっている異常事態も同じである。

 

魔物の肉は人間にとって猛毒だ。魔石という特殊な体内器官を持ち、魔力を直接体に巡らせ驚異的な身体能力を発揮する魔物。体内を巡り変質した魔力は肉や骨にも浸透して頑丈にしていく。

 

この変質した魔力が詠唱も魔法陣も必要としない固有魔法を生み出しているとも考えられているが詳しくは分かっていない。とにかく、この変質した魔力が人間にとって致命的なのだ。人間の体内を侵食し、内側から細胞を破壊していくのである。

 

しかし、それを許さない秘薬が神水だ。

 

壊れた端からすぐに修復していく。その結果、肉体が凄まじい速度で強靭になっていく。

 

壊して、治して、壊して、治す。

 

脈打ちながら肉体が変化していく。

 

その様は、人から獣へと変化するようにハジメの絶叫は声をあげた。

 

「……ハァハァ……成功か……流石は神水だな」

 

そしてハジメは全身の確認をしていく。

 

飢餓感がなくなり、壮絶な痛みに幻肢痛も吹き飛んだようで久しぶりになんの苦痛も感じない。それどころか妙に体が軽く、力が全身に漲っている気がする。

 

途方もない痛みに精神は疲れているもののベストコンディションといってもいいのではないだろうか。

 

「一旦、ステータスを見るか……」

 

魔物肉の凄さに驚きながらもハジメは懐に持っていた持っていたステータスプレートを取り出し現状の自分のステータスを確認する。

 

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南雲ハジメ 17歳 男 レベル:8

 

天職:錬成師

 

筋力:200

 

体力:450

 

耐性:300

 

敏捷:350

 

魔力:500

 

魔耐:500

 

技能:錬成[+鉱物鑑定系][+精密錬成][+鉱物系探査][+鉱物分離][+鉱物融合]・雷属性適性・雷属性耐性・脳内設計[+想像設計]・魔力操作・胃酸強化・纏雷・■■■・言語理解

 

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「はぁっ?!」

 

ハジメは久しぶりに見る自分のステータスの上がり具合に驚愕したのだった……。

 

 





編集しました。十月三十日。

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