ハジメ達が、【メルジーネ海底遺跡】を攻略し、〝竜化〟したティオの背に乗ってエリセンまで帰り、再び、町に話題を提供してから六日が経っていた。帰還した日から、ハジメ達は、ずっとレミアとミュウの家に世話になっていた。
エリセンという町は、木で編まれた巨大な人工の浮島であり広大な海そのものが無限の土地となっているので、町中は、通りにしろ建築物にしろ基本的にゆとりのある作りになっている。レミアとミュウの家も、二人暮らしの家にしては十分以上の大きさがあり、ハジメ達五人が寝泊りしても何の不自由も感じない程度には快適な生活空間だっった。
そこでハジメ達は、手に入れた神代魔法の習熟と装備品の充実に時間をあてていた。エリセンは海鮮系料理が充実しており、波風も心地よく、中々に居心地のいい場所だったので半分はバカンス気分ではあったが……。
「そろそろ、次の迷宮に向かう準備をしないとな……」
ハジメはそう言いながら、六日も滞在しているのは少々骨休めが過ぎると感じていたが行動に出る事が出来ずにいた。
その理由は言わずもがな、ミュウである。ミュウを、この先の旅に連れて行くことは出来ない。四歳の何の力もない女の子を、東の果ての大迷宮に連れて行くなどもってのほかだ。まして、【ハルツィナ樹海】を除く残り二つの大迷宮は更に厄介な場所にあるし、一つは魔人族の領土にある【シュネー雪原】の【氷結洞窟】。そしてもう一つは、何とあの【神山】なのである。どちらも、大勢力の懐に入り込まねばならないのだ。そんな場所にミュウを連れて行くなど絶対に出来ない。
なので、この町でお別れをしなければならないのだが、何となくそれを察しているのか、ハジメ達がその話を出そうとすると、ミュウは決まって超甘えん坊モードになるので中々言い出せず、結局、ズルズルと神代魔法の鍛錬やら新装備の充実化やら、言い訳をしつつ六日も滞在してしまっているのである。
「それでも、いい加減出発しないとな……はぁ、ミュウに何て言うべきか……泣かれるかな。泣かれるよな……はぁ、憂鬱だ。だが、優花の件もあるしな……」
そう、ハジメが早く旅に出ないといけないと思っている理由の一つは優花の件だった。
それは優花が目を覚ましてからレミアとミュウの家で一晩たって全員が揃っている頃、優花がハジメ達に声をかけた。
『皆……少し話しがあるから良い?』
そして、優花から聞いた話はお伽話よりかは遥かに現実味のある話だった。
確かに、優花の夢の話には幾つかオスカーの手記やメルジーネ海底遺跡の幻覚と辻褄が合うモノがあった。しかし、優花の話が本当だと、神共はハジメの予想より相当ヤバイと確信する。もし、神代魔法を全て獲得したとしても勝てるどうか曖昧になっている。
それにラーゼンの目的が〝強者の誕生の見届けと戦闘〟ならこの世界でも、強者の一人であろうハジメを返す気は無いだろう。グリューエンの時にフリードと出会った際には〝イレギュラー〟と呼ばれていることは分かっている為、あっち側はハジメの事を目に留めている可能性が高い。
そして………
「機械仕掛けの神、ね………」
ハジメは優花の話の中にあった〝機械仕掛けの神〟の事が頭から離れずにいた。それは、ハジメとその機械仕掛けの神とは、妙に親近感のような近い何かを感じたのだ。
ハジメはそんな事を考えていると無意識に〝宝物庫〟から自分のステータスプレートを取り出し、自分の技能欄に載っている〝■■■〟を見た。
「……まさか、な」
ハジメはそんな考えに至った事を「ないない」と引き攣った笑みを浮かべながら自分で否定した。そして、視線の先に優花とユエ、シア、ティオ、そして彼女達と水中鬼ごっこをして戯れるミュウの溢れる笑顔を見ていた。
海人族の特性を十全に発揮して、チートの権化達から華麗に逃げ回る変則的な鬼ごっこを全力で楽しんでいるミュウを見ながら、再び、溜息を吐く。
「やっぱり、言いづれぇなぁ」
ハジメはそんな事を呟いてると、桟橋から投げ出した両足の間から突然、人影がザバッと音を立てて海中から水を滴らせて現れたのは、ミュウの母親であるレミアだった。
レミアは、エメラルドグリーンの長い髪を背中で一本の緩い三つ編みにしており、ライトグリーンの結構際どいビキニを身に付けている。ミュウと再会した当初は、相当やつれていたのだが、現在は、再生魔法という反則級の回復効果により以前の健康体を完全に取り戻していた。
「有難うございます。ハジメさん」
「いきなり何だ? 礼を言われるようなことは……」
いきなりお礼を述べたレミアにハジメが訝しそうな表情をする。
「うふふ、娘のためにこんなにも悩んで下さるのですもの……母親としてはお礼の一つも言いたくなります」
「それは……バレバレか。一応、隠していたつもりなんだがな」
流石はミュウの母親だと、ハジメはレミアに本心がバレてしまった事に苦笑いをした。
「あらあら、知らない人はいませんよ? 優花さん達もそれぞれ考えて下さっているようですし……ミュウは本当に素敵な人達と出会えましたね」
レミアは肩越しに振り返って、ミュウのいたずらで水着を剥ぎ取られたシアが、手ブラをしながら必死にミュウを追いかけている姿をみつつ、笑みをこぼす。そして、再度、ハジメに視線を転じると、今度は少し真面目な表情で口を開いた。
「ハジメさん。もう十分です。皆さんは、十分過ぎるほどして下さいました。ですから、どうか悩まずに、すべき事のためにお進み下さい」
「レミア……」
「皆さんと出会って、あの子は大きく成長しました。甘えてばかりだったのに、自分より他の誰かを気遣えるようになった……あの子も分かっています。ハジメさん達が行かなければならないことを……まだまだ幼いですからついつい甘えてしまいますけれど……それでも、一度も〝行かないで〟とは口にしていないでしょう? あの子も、これ以上ハジメさん達を引き止めていてはいけないと分かっているのです。だから……」
「クハッ……そうかい。……幼子に気遣われてちゃあ、世話ないな……わかった。今晩、はっきり告げるよ。明日、出発するって」
ミュウの無言の訴えが、行って欲しくないけれど、それを言ってハジメ達を困らせたくないという気遣いの表れだったと気付かされ、片手で目元を覆って天を仰ぎながら笑いながらハジメは、お別れを告げる決意をする。そんなハジメに、レミアは再び優しげな眼差しを向けた。
「では、今晩はご馳走にしましょう。ハジメさん達のお別れ会ですからね」
「そうだな……期待してるよ」
「うふふ、はい、期待していて下さいね、あ・な・た♡」
「いや、レミア……その呼び方は……」
どこかイタズラっぽい笑みを浮かべるレミアに、ハジメはツッコミを入れようとしたが、それはブリザードのような冷たさを含んだ声音により、いつものように遮られた。
「レミアさん、油断も隙も無いわね……」
「……レミア……いい度胸」
「ふむ、やはりレミアもかの?」
「あの、ミュウちゃん? お姉ちゃんの水着、そろそろ返してくれませんか? さっきから人目が……」
いつの間にかハジメのもとに戻ってきていた優花達が、半眼でレミアを睨んでいた。まさか本当にハジメを再婚相手として狙っているんじゃあるまいな? と警戒しているらしい。
ハジメも最初は背筋が凍るかと思っていたがここ数日、よく見られる光景であるからスルー出来る程になった。
一方、睨まれている方のレミアはというと、「あらあら、うふふ」と微笑むばかりで特に引いた様子は見られない。そのゆるふわな笑みが、レミアの本心を隠してしまうので、ハジメとしては時折見せるアプローチが本気なのか冗談なのか区別が付きにくて困る。
そして、俺ハジメというと、桟橋に上がって笑顔でレミアを睨んでいる優花の水着姿に目を奪われている。連日見ているのだが、もはや無意識レベルで視線が吸い寄せられている。そして、ハジメ自身も「これが、自然の摂理」だと考え仕方ないと思っている。
そんな、優花の水着は白のフリルタイプだ。紐で結ぶタイプでフリルが付いてて可愛く、優花の肌と相まってコントラストがとても美しい。珍しく髪を後ろに纏め、少し短めのポニーテールにしており、それが普段より更に可愛さが極まっておりハジメとしては堪らなかった。
レミアに凍った笑みを送っていた優花だがハジメの視線に気が付くと、どうやら自分に心奪われているということを察したようで、顔を赤くしたが機嫌良さそうに笑みをこぼし、そのままハジメの腕に抱きつく。何時もより柔らかいモノの感触がおり、ハジメは理性を保とうと奮闘する。
だが、それを許さないかの様にユエが四つん這いで移動しながらからハジメの反対側の腕に抱きついた。黒ビキニで「ふふ」と上目遣いで見る目が「私も見て?」と無言で訴えている。
更に背後からはシアが、その自慢の双丘をハジメの背中に押し付けながらもたれかかった。未だ、ミュウに水着を取られたままなので、体を隠す意図もあるようだ。ただ、ハジメとしては、極上の柔らかさの他に、当たっている二つの特徴的な感触が非常に困る。
ちなみに、ティオも中々魅力的な水着姿でハジメの背中に身体を預けながら頭を俺の肩にコテと乗せており、随分幸せそうな笑みを浮かべていた。
そんな、美女・美少女に囲まれたハジメのもとへ、ミュウが海中から浮かび上がってきた。レミアとハジメの間に割り込むように現れたミュウは、そのまま正面からハジメに飛びつく。
「おう、ミュウどうした?」
「パパ〜、これあげるの〜」
咄嗟に抱きとめた時に、ミュウは「戦利品とったどー!」とばかりにシアの水着を掲げ、それをパサッとハジメの頭に乗せた。どうやら、娘からの贈り物らしいが当のハジメは「要らないと」と言おうとした時だった。
「ミ、ミュウちゃん!? なぜ、こんな事を……はっ!? まさか……ハジメさんに頼まれて? も、もうっ! ハジメさんたら、私の水着が気になるなら、そう言ってくれれば……いくらでも……」
「……ハジメ、私のもあげる」
「なら、妾も」
「あらあら、じゃあ、私も……上と下どちらがいいですか? それとも両方?」
「はぁ……ハジメがそんな事を頼む訳ないでしょ? シアも早くハジメの頭に乗ってる水着を着なさい」
「それは……確かに、そうですねぇ〜」
シアの勘違いが加速した事により、頭に女物の水着を乗せ、四方から女に水着を献上される男になりそうだったが優花の言葉でそうなる事にならなくて済んだハジメは安堵の息を吐いた。
そして、やっぱユエ達でも優花には敵わないな〜。とハジメは思ってると優花がこっそりハジメの耳に甘い声音で囁く。
「……部屋でなら脱がして良いよ♡」
訂正、ハジメも優花には敵わないのだった……。
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その日の晩、夕食前にハジメ達はミュウにお別れを告げた。それを聞いたミュウは、着ているワンピースの裾を両手でギュッと握り締め、懸命に泣くのを堪えていた。しばらく沈黙が続く中、それを破ったのはミュウだった。
「……もう、会えないの?」
「……」
それは答えに窮する質問だった。
ハジメの最終的な目的は故郷たる日本に帰ること。しかし、その具体的な方法はまだ分からない、前回ユエに空間魔法で出来ないかと聞いたが、流石に無理に近いと聞いて断念したし、どのような形でどのタイミングで帰ることになるのか定かではない。
かつて、ミレディは、望みを叶えたければ全ての神代魔法を集めろといった。もしかしたら、神共に負けるかもしれない。勝ったとしても強制的に帰らされるかもしれない。旅の終わりまでエリセンに来ることは出来ないかもしれない、だから、これが今生の別れとなる可能性は否定しきれねぇから安易なことは言えない。
「……パパは、ずっとミュウのパパでいてくれる?」
どう答えるべきかと悩むハジメに、ミュウは、その答えを聞く前に言葉を重ねた。ハジメはミュウの両肩をしっかり掴むと真っ直ぐ視線を合わせた。
「……ミュウが、それを望むなら」
そう答えると、ミュウは涙を堪えて食いしばっていた口元を緩めてニッと笑みを作る。
「「「「!」」」」
その表情にハッとしたのは優花達だった。ミュウのニッとした笑みが、どこか困難に戦いを挑む時のハジメの表情に似ていて、一瞬、本当の親子のように見えたらしい。
「なら、いってらっしゃいするの。それで、今度はミュウがパパを迎えに行くの」
「迎えに……ミュウ。俺は、ある目的が完了したら凄く遠いところに行くつもりなんだ。だから……」
「でも、パパが行けるなら、ミュウも行けるの。だって……ミュウはパパの娘だから」
「………」
ハジメの娘たる自分が、出来ないことなどない。自信有りげに胸を張り、会いに来られないなら、自分から会いに行くと宣言するミュウ。もちろん、ミュウは、ハジメ達が神共を殺してから世界を越えて自分の故郷に帰ろうとしていることを正確に理解しているわけではない。まして、ミュウが迷宮を攻略して全ての神代魔法を手に入れ、世界を超えてくるなど有り得ない。
それ故に、それは幼子の拙い発想から出た実現不可能な目標だ。だが、一体誰が、その力強い宣言を笑えるというのだろうか? 一体誰が、彼女の意志を馬鹿馬鹿しいと切り捨てられるのだろうか? 出来はしない。してはならない。
ハジメはレミアの言ったミュウが成長したという言葉の意味がよくわかった。ミュウは短い時間ではあったが、それでもしっかりハジメ達の背を見て成長してきたのだ。そんな愛しい娘を今更手放せるのか。手放していいのか。いや、そんな事できるわけがない。していいわけがない。
だからこそ、ハジメは決断した。今、ここでもう一つ誓いを〝約束〟を立てようと。
「ミュウ、待っていてくれ」
「パパ?」
ハジメの雰囲気が変化したのを感じ取ったのかミュウが不思議そうな顔をして首を傾げる。先程までの、どこか悩んだ表情は一切なく、いつもの力強い真っ直ぐな眼差しがミュウの瞳を射貫く。
「全部終わらせたら。必ず、ミュウのところに戻ってくる。みんな連れて、ミュウに会いに来る約束だ」
「……ホント?」
「ああ、本当だ。俺がミュウに嘘吐いたことあったか?」
ハジメの言葉に、ふるふると首を振るミュウ。ハジメは、そんなミュウの髪を優しく撫でる。
「戻ってきたら、今度はミュウも連れて行ってやる。それで、俺と優花の故郷、生まれたところを見せてやるよ。きっと、びっくりするぞ。俺達の故郷はびっくり箱みたいな場所だからな」
「! パパと優花お姉ちゃんの生まれたところ? みたいの!」
「楽しみか?」
「すっごく!」
ピョンピョンと飛び跳ねながら喜びを表現するミュウ。そんなミュウに、ハジメは優しげに目を細める。ハジメとまた会えるという事に不安を吹き飛ばされ満面の笑みを浮かべるミュウは、飛び跳ねる勢いそのままに、飛びついた。ハジメはしっかり抱きとめ、そのままミュウを抱っこする。
「なら、いい子でママと待っていろよ? 危ないことはするな。ママの言うことをよく聞いて、お手伝いを頑張るんだぞ?」
「はいなの!」
ハジメは、そんな二人のやり取りを微笑みながら見つめていたレミアに視線で謝罪する。「勝手に決めて済まない」と。それに対し、レミアはゆっくり首を振ると、しっかりハジメと視線を合わせて頷いた。「気にしないで下さい」と。その暖かな眼差しには、責めるような色は微塵もなく、むしろ感謝の念が含まれているに思えた。
そんなパパとママのアイコンタクトに気がついたのか、ミュウがハジメとレミアを交互に見つつ、ハジメの服をクイクイと引っ張る。
「パパ、ママも? ママも一緒?」
「あ~、それは……レミア?」
「はい、何ですか、あなた? もちろん、私だけ仲間はずれなんて言いませんよね?」
「いや、それはそうだが……マジ、こことは〝別世界〟だぞ?」
「あらあら。娘と旦那様が行く場所に、付いていかないわけないじゃないですか。うふふ」
娘を抱っこするハジメと、それに寄り添うレミアの図。普通に夫婦だった。ユエ達が、「させるかぁー!」と言わんばかりに割り込み喧騒が広がった。
「良い雰囲気をぶち壊すなよ……」
最初のしんみりした空気は何処に行ったのか。ユエ達とレミアが笑顔の戦争を繰り広げているのを苦笑いしながら見ているといつの間にか蚊帳の外に置かれたハジメに、優花がトコトコと歩み寄った。
「ハジメ、連れて行くの?」
「優花は反対か?」
優花の質問に、ハジメがそう返すと、優花は笑みを浮かべながら首を振り、どこか優しげな眼差しでハジメを見つめ返した。
「まぁ、ハジメの決めた事だから従うし、ハジメならそう言うと思ったしね」
「クハッ……そうか、やっぱり優花には何でも分かってしまわれるな」
「だって、十二年も一緒にいたのよ? それぐらい分かるわ。でもハジメ、もしタイミングを選べなかったら?」
それはハジメの懸念と同じ質問だ。神代魔法を手に入れて、仮に何とか故郷に帰る手段を手に入れたとして、いつでも好きな時に世界を越えられるとは限らないし、神共の件がある。それでミュウとの約束が違えられる事態になる可能性も十分にある。そんな事になれば、ミュウの心は深い傷を負うことになるだろう。
優花の質問を理解しながらハジメは肩を竦めると、口元に笑みを浮かべながら決意を宿した強い眼差しを優花に向けた。優花も、一応聞いてみただけで、答えはわかっているとでも言うように口元が緩んでいた。
「どうとでもするさ。クソ神共を殺して、ミュウのとこに戻るし、日本だって見せてやる。ミュウを置いて世界を越えちまったのなら、何が何でも、またこの世界に来ればいい。何度でも世界を越えればいい。それだけのことだろ?」
「ふふ……知ってたわ」
互いに分かりあった笑みを浮かべ、間近で見つめ合うハジメと優花。優花は、ハジメが約束をするほどだから自分も最大限に手伝うと思ってる。ハジメもまた、そんな自分を理解して、微笑んでくれる優花に愛しさがこみ上げていく。
自分達の喧騒を放置して、二人っきりの世界を作っているハジメと優花に、突撃して「自分達も〜」と言ってるような眼差しを向けながらハジメに抱き着き俺も仕方なく抱き返した。
そして、娘たるミュウも、堂々とユエ達との間に割って入ると、ハジメに再度抱っこを要求した。
ハジメは可愛い奴め、と思いながらも、再会の約束をしたとはいえ、しばらくのお別れであることに変わりはないから最後の夜は精一杯甘えたいんだろう。
ハジメは笑みを浮かべながらミュウを抱き抱えた。ミュウは嬉しそうにハジメの胸の中に顔を埋めた。
その翌日、ハジメ達はミュウとレミアに見送られ、海上の町エリセンを旅立ったのだった……。
編集しました。十一月二十八日
愛子はハーレムに入れるか入れないか
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いらない