【ネタ】気がついたらデスザウラーで東京ばな○を食べ損ねていた   作:yoshiaki

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布教回です。


私のお姉ちゃんは寂しがりやでばな○が大好き by 塩コーヒー妹系侍女

これまでのあらすじ

 

リジェネレーションキューブを探し地球環境を正常化する為の旅を続けるレオ一行。

次のキューブの存在するとの情報があった場所が封鎖された旧日本地区であることを知る。

皆が頭を悩ませる中、旅に同行する謎の少女(笑)シリューが口外しないことを条件にキューブのある場所まで案内するという。

謎のシールドで侵入不可能と言われた封鎖地区となにやら関わりのあるらしいシリューとは一体何者なのだろうか!?

 

 

 

旧日本地区駐留軍所属ハンマーヘッド艦内

 

 

 

「いや~この部屋いいなあ。一等客室どころかVIPって感じだな!」

 

乗員に案内された部屋に呑気に喜びの声をあげるバズ。

見たこともないゾイドから現れた兵士たちに囲まれた時は戦々恐々としていたのが嘘のような現金さである。

 

「もう、緊張感のかけらもないわねバズは…」

 

「でもほんとにいい部屋だねここ。後でシリューにもお礼を言っと来ないと」

 

「まったくだ!シリューさまさまだぜ!あの子もやたら隠し事が多そうだけど案外どっかのお姫様とかなのかもしれないな。なんか前に聞いてみたら帝国のお二人さんとも昔一緒に住んでたとか言ってたし当たりかも」

 

大きなソファに足を組んで備えつきの冷蔵庫からなんかお高そうなボトルを出してグラスに注ぐバズ。

気分は大富豪である。

 

「あれ?そういえばシリュー達いないけどどこ行ったの?」

 

「シリューならジーンさん達と少し話があるとかでなんか引きずられて行っちゃったよ。OHANASHIはいやだーとか言ってなんか散歩を嫌がる犬みたいでかわいかったなあ、ふふっ!」

 

初めて出会った時のことを思い浮かべながらその情けないギャップに思わず笑みを零すサリー。

この場にいない誰かさんの影響で心なしか若干黒くなってしまっているようだ。

 

「なあ、サリーって最近なんか黒くないか…?出会ったときはあんなに純真そうだったのに」

 

「うーん…ど、どうなんだろう」

 

ヒソヒソ話をする男組を尻目に艦内を見回すアイセル。

 

(…それにしても彼女達はいったい何者なのかしらね?)

 

この見慣れぬ輸送用ゾイド?と言い、この艦の乗組員達も皆見たことのない制服と装備に身を包んでいた。

 

気になるのはそれだけではない。

 

(あの国籍マークは…)

 

このゾイドや乗員の制服にもついていた国籍表示は明らかにヘリック共和国のものと酷似した意匠だった。

ヘリック共和国のものに重なるように左半分に描かれたマークは一瞬ゼネバス帝国のものかと思ったが全く見覚えのないドラゴンを描いたものだった。

 

(他言無用とのことだけど、気になるわねこれは。私の知らない部署なんていくらでもあるんでしょうけど。あの帝国から来た二人組ともだいぶ深い繋がりがあるようだし。乗員達もシリューに対して目上を扱うような態度だったし。わからないことだらけね、もう!)

 

疑問符だらけの現状にアイセルは無意識に呟く。

 

「いったいあなたはどこから来たのかしらね…?」

 

「なんか言ったか、アイセル?お前も食ってみろよコレ?なんかうまいぞほれ!」

 

「んむっ!?」

 

いきなりなにするの!?と言おうとして口の中に広がった甘さに目を白黒させる。

 

ふわふわで中には甘いクリームが。この味は…

 

「ば、ばな○?」

 

「おーう、なんか茶菓子が置いてあったから食べてみたけどうまいなこれ。BANANAのケーキかなんかみたいだな」

 

そう言いながらもう一つ袋を開けるバズ。

どうやら机の上に置いてあったお茶請けのようだ。

 

「ほんとだ、甘くておいしい。…サリーも、はい」

 

「あ、ありがとうレオ。…本当においしい。いったいどこのお菓子だろう?ってあれ?なんか説明書きにシリューの写真が入ってる…。『わたしが復刻させました!21世紀の地球、東京銘菓、東京ばな○』…?

 

「なにやってるんだアイツは」

 

「いったい、何者なのかしらね…?」

 

謎の美少女()の正体、未だ明かされず…。

 

  

 

***

 

 

 

一方そのころ別室にて。

 

 

「…そんなに自分が許せなかったの?お姉ちゃん」

 

「…」

 

「私、言ったよね。死んでしまった人の分まで生き続けてって。生きたくても生きられなかった人達の分までこの先の未来を見守ってって。私が死んじゃっていなくなっても後を追ったりしないでって言ったよね?」

 

「うう…」

 

フィーネもといジーンの詰問に無言で目をそらすわたし。

昔とは見た目が全く変わった妹の表情は険しい。

 

「私、ずっと見てたんだからね」

 

「私が死んじゃってからすぐにお姉ちゃんが自殺しようとしたの私まだ許してないんだからね!」

 

「なんのことかわたしわかんにゃーい??」

 

ぴゅーぴゅー口笛吹きながら誤魔化そうとするクソデカ姉にハイライトを落とした妹はキレる。

 

「…どうやらお姉ちゃんには一日ではOSHIOKIが足りなかったみたいだね。これから三食塩コーヒー。おやつのばな○も塩コーヒーで一週間頑張って、みようね?」

 

無慈悲な妹様の宣告に絶望するわたし。

 

「そ、そんにゃああああ!?ゆるして、お許しくだせえ妹様ああ!」

 

「ふふ、だーめ」

 

黒い笑みを浮かべながらNOを突きつける妹様。

 

「いやああああああ!」

 

「うーんこれは残当」

 

「フィーネの時より先に逝っちまったオレが言うのもなんだけどここは反省して大人しく罰を受けるんだぞ、シリュー……フィーネの時から怒らせると怖いし」(ボソッ

 

横でわたしを見捨てながらうんうん頷く元ムックなビットと元バンもといリュックの男二人組。

 

この裏切り者があ!(ミューラー中尉調

 

「聞いてるの!おねえちゃん!?OHANASHIはまだ終わってないわよ!」

 

「ゆるじでえええーーーー!!」

 

魔獣姉への懲罰の旅はまだまだ続く。

 

 

「つづかないで!?」

 

 

続くったら、続く。

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

おまけ

 

 

 

アンビエントおおおー!伝説の始まり。

 

 

 

 

 

惑星Ziをその手に収めるべく暗躍するプロイツェンが作り出したクローンデスザウラーを倒した帝都ガイガロスの戦いから数年。

一人前に成長し、ウィンドコロニーに帰郷したバン・フライハイトは父の墓参りの帰り道に声をかけられる。

 

「光栄です。こんなところでデスザウラーを倒した英雄に会えるなんて…」

 

「ん?君は…」

 

見知らぬ赤毛の青年に振り返るバン。

 

「私の名前は…ヒルツ」

 

「ヒルツ…?」

 

どこか謎めいた雰囲気のヒルツと言う青年に思わず鸚鵡返ししてしまうバン。

そこで後ろから自分に駆け寄ってくる姉の声に気づきヒルツに背を向けるバン。

 

(バン・フライハイト…私の計画に邪魔な貴様はここで消えてもらうぞ)

 

真に強い者のみが生き残り、全てを支配する資格を持つのだ。

 

(…そう、この私がな)

 

そうニヒルな悪役っぽい考え事をしながらこの場を離れようとするヒルツ。

ところが、突然何か破裂音のような音がすると共に踏み出した先の足場が崩れ落下してしまう。

 

「アああああああんびエンとオおおおおおおーーーーーッ!!??」

 

ギュオオオッ!?

 

驚き助けようとどこからか飛び出してきた赤いオーガノイドが地面に空いた穴に飛び込む。

 

「…はッ?えっ!?今のオーガノイドか!?ってか人が落ちた!?キミ!だいじょぶかーーっ!!??」

 

突然のハプニングに思わずヒルツとか名乗った青年が落下した穴に駆け寄るバン。

 

オおおおおおおーー…

 

なんかまだ下の方から叫び声が聞こえるので余程深く落下を続けているようだった。

そしてそんな光景を物陰から録画しながら見つめる黒い魔獣が一匹。

 

「REC!REC!あれー?ちょっと調子に乗って深く掘りすぎたかなー?200mぐらいで止めたと思ったんだけどなー、落とし穴」

 

これが後世惑星Ziのネット上でMAD素材として人々の笑いを取り続ける男の伝説の幕開けであった。

 

「アンびえんとおおおおーーー!?」

 

「おーーい!だいじょぶかあああーーー!!??」

 

「さーて次はどんな感じで面白くしよっかなー」

 

ヒルツの煽られはこれからだ!

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

おまけのおまけ

 

 

 

アンビエントおおおー!伝説 使えない部下の処分編

 

 

 

 

 

ウィンドコロニー近郊の砂漠にて。

ウィンドコロニーを襲撃したステルスバイパーはバン・フライハイトに撃退されてしまい、失敗に終わった。

主に与えられた役目を果たせなかった部下であるパイロットがアンビエントによってヒルツの前に投げ捨てられる。

 

「ひ、ヒルツ様っ!」

 

「せっかく、私のオーガノイドを貸してあげたのに」

 

とんだ無能であった。

わざわざ新型のゾイドに加えてアンビエントまでつけてやったにも関わらずバン・フライハイトの暗殺にも失敗してしまった。

何故か落とし穴にはまって奴の眼前で醜態まで晒してしまうし散々だ。

 

「お許しください!もう一度チャンスを!」

 

無能な駒はもういらないのだ。

苛立ちを目の前の元部下にぶつけるとしよう。

 

「バイバイ。」

 

「うわアアあぁアアぁーーーーッ!?」

 

崖から突き落とされ断末魔をあげる役立たず。

無能なゴミの処分も終わった。

 

「役立たずは嫌いさ」

 

踵を返そうとしたが何故か足が動かない。

地面の下から伸びた手が私の両足を掴んでいた。

 

「なッ、何ィッ!?」

 

突如として地を突き破って飛び出してきた黒い少女に驚いてしまう。

よく見るとこいつの顔には見覚えがあった。

 

「貴様…エレシーヌ・リネの姉とやらか!」

 

「驚いた?驚いた??あははー!失敗して残念だったねー。まあわたしが用意してあげたアトラクションも愉しんでもらえたみたいだし今日の所はこれで満足かなー?」

 

目の前のシリューとか言うエレシーヌ・リネの姉を名乗る不審者の言葉に今日私が間抜けにも嵌った落とし穴はこいつが仕込んだものだと気付かされる。こいつのせいで嵌められたというのか、この私が!?

 

「き、きさ…」

 

「はいじゃー今日はここまでばいばーい!!」

 

 

膝カックン。

 

 

「…え?」

 

 

目の前は先程元部下を処分した崖が。

 

つまり地面がないわけで。

 

「あ、アああああぁんんびえんんトおおおおおおおおーーーーーッ!!??」

 

ギャアアア!?

 

慌てて飛び出すアンビエントと、こちらを見下ろし嗤う黒い悪魔を崖から堕ちながら見上げる私は、つい先程突き落とした元部下と同じ紐無しバンジージャンプの追体験をするはめになったのだった。

 

「さーて次はどうしてやろっかなー」

 

ヒルツの煽られは続く。




ばな○は工場や資料が残ってたので魔獣ニートが全力で復刻させました。
税金で。
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