キユリの朝までラジオ   作:短編連投カクナム

10 / 28
定期的に見直して、たまにちょっと書き直したりしています。


ゲスト《コオニ童子(どうじ)

「こんにちゆりゆり~!

 今週も始まりました、キユリの! 朝まで~ラジオっ! 今回のゲストは、この方です!!」

「世界はジャオウガ様のモノ! アタシこそがジャオウガ様の配下筆頭、コオニよ!」

「挨拶から気合い入ってますね、よろしくお願いします~」

 目の横辺りでピースをするコオニを、キユリは拍手で迎える。

「コオニさんは自称、ジャオウガの配下筆頭とのことですが」

「一言余計よ」

「自己認識では、ジャオウガの配下筆頭とのことですが」

「だから、一言余計よ」

 キユリはスルーすることにした。

「そのジャオウガは今、新たな世界を繋ぐ柱になってる訳ですが、配下を名乗れるものなんですかね?」

「問題ないわ! ジャオウガ様のことだもん、しれっと復活するわよ」

「本当にそうなりそうなのが怖いところですね」

 自信満々なコオニに、キユリは冷や汗を浮かべる。それぐらい、ジャオウガは強大なのだ。

「というか、私たち敵同士だったのに、よくゲストに来てくれましたね」

「そんな細かいこと気にしてちゃデモニオ()は務まらないわよ?」

「私、デモニオでも鬼レクスターズでも無いんですが」

 キユリもゲストに呼んでるので大概ではあるが。

「デモニオで思い出しましたけど、コオニ『童子』ってことは、コオニさんって男の子だったりします?」

 名前の法則が同じなら、女子の場合は童女になるはずだ。

「そもそもの認識が違うわ。童子っていうのは、鬼を示す言葉であって、男子のことだけを指してないの。だって、そしたら《ハクメイ童子(どうじ)》も男になっちゃうじゃない?」

「それもそうですね」

 どことなくアイラ(モルトの嫁)似のデモニオ()を思い浮かべつつ、キユリは頷いた。

「まぁ、コオニさんに関しては《コオニ弁天(べんてん)》とか《コオニ小町(こまち)》って姿(カード)もありますし、女性だとは思ってましたけど」

「わかってるならわざわざ聞かないで欲しいわね」

 弁天も小町も、女性を指す言葉だ。

「いや~でも、確認って大事じゃありません?」

「ならアナタ、マニフェストとか言うヤツに自分がズッ友かどうか、ちゃんと確認したの?」

「ちょっとくらい確認を(おこた)ってもいい気がしてきましたね!」

 躊躇(ちゅうちょ)無く手の平を返すキユリ。

「確認するまでは確定しない、そう、言ったもん勝ちです!」

「そう、つまりワタシもジャオウガ様の配下筆頭なのよ!」

「なるほど、そういうことでしたか!」

「そういうことなのよ!」

 妙なところで意気投合する二人。どうやら似た者同士だったらしい。

 

 その後、配信は終始女子会のような雰囲気で終わった。そして、危険な発言が多かったため《コンプライーグル》によってキユリチャンネルはアカウントを凍結されることとなった。

「凍結オチなんてサイテーです!!」




一発ネタ
「本日のゲストは、《Law(ロー)(ニン)-(カイ)Hawk(ホーク)》さんです!」
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・? あっ、まだタマシードだから喋れない!?」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。