キユリの朝までラジオ   作:短編連投カクナム

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CSプロモ《キユリのASM(あさまで)ラジオ》記念


ゲスト《ミロクの弟子(でし)ニョライ》

「こんにちゆりゆり~!

 ということで、今週も始まりました、キユリの朝までラジオ。今回のゲストは、諸々の原因として有名なミロクさんの弟子、ニョライさんです!」

「どうも。師匠に『なんで私は出演できないの? ちょっと調べてきて』と言われて来ました、ニョライです。お見知り置きを」

「それ、言っちゃっていいんですか?」

「では聞かなかったことに」

 ニッコリ微笑むニョライ。キユリは笑顔を返す。

「仮にですけど、嫌だと言ったらどうなります?」

「そうですね、魔導具(クロスギア)のテスターにでもなってもらいましょうか。《次元のハングリー・ガントレット》とか」

「それ確か自分も巻き込んで爆発するヤツですよね!?」

 ニッコリ微笑むニョライ。キユリは冷や汗を流す。

「さ、さて! ニョライさんの師匠であるミロクさんですが! 色々とやってますよね。クロスギア作ったり、魔弾を作ったり、ドラグハートもそうなんでしたっけ」

「えぇ。師匠は節操がない、もとい様々な分野に精通しておりますので」

「で、武闘会を開いて使わせる、と」

「えぇ。師匠はちょっとその・・・・・・色々偏ってるので。倫理観とか」

「えぇ・・・・・・こわ」

 濁しながらの発言の内容にドン引きするキユリ。

「その武闘会の際にクロスギアを流したのはニョライさんとのことですが」

「えぇ、まぁ。師匠の指示でしたので、仕方なく」

「本音のところは?」

「戦いっていいですよね。血湧き肉躍る、私も好きな言葉です」

「この師弟、実は中身そんなに変わらなかったりしません?」

 ニョライの大概な発言に、キユリはやや引いた。

「失礼ですね、私は師匠とは違いますよ」

「と言いますと?」

「師匠は自分で発明したがります。私は武器の製法を教えて、どう発展するか見守ります。その方が面白いですし」

「理由が最悪ですね~。というかソレ、争いも発展しそうですし、もしかして師匠より(タチ)悪かったりしません?」

「褒めても何も出ませんよ」

「褒めてないんですけど・・・・・・」

「そうなんですか。残念ですね」

 なんとも言えない顔になるキユリ。

「ところで、ちょっと相談なんですけど」

「はい、何でしょう?」

「こう、私専用のクロスギアとかって作って貰えませんか? 具体的には、チャンネル登録者がもっと増えるような──」

「出来るか出来ないかで言えば、できますが」

「出来るんですか!?」

「まぁ、仙界一の天才の弟子ですので」

 ここぞとばかりにドヤ顔するニョライ。それを気にせず、キユリは前のめりになる。

「なら作ってくださいお願いします!」

「構いませんが、少々お時間頂くことになると思いますよ? 具体的には数千年ほど」

「数千年!?」

「えぇ、まぁ。今まで作ってきた魔導具(クロスギア)は戦闘用ばかりだったので、洗脳用、それも画面越しで効果を発揮するものとなると、かなりの制作期間が必要になりそうですので。

 師匠ならともかく、私が作るとなると、それくらいはかかるかと」

「そ、そうなんですか・・・・・・。

 というか、何で洗脳とかそんな物騒なお話に?」

「? 視聴者全員を洗脳してチャンネル登録をさせる、というお話だったのではないのですか?」

「やっぱりこの人も倫理観欠けてません!?」

 意図せずとんでもない兵器を製作依頼をしそうだったキユリは青くなる。

「ところで、貴方の背後に居るその鳥型超獣(クリーチャー)は一体?」

「ゲッ《コンプライーグル》さん!? いや違うんですキユリは決して視聴者を洗脳しようとか考えている訳では、待って待って私はそんなつもりじゃ、ってホントに話聞いてくれませんね!? ギャーーー!?!?!?」

 ──配信は終了しました。




一発ネタ
「本日のゲストはこの方、《魅力医(みろくい)ミョウオウ》さんです!」
「初めまして。お前も魔導具にならないか?」
「キャー、ヘンタイ!!?」
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