キユリの朝までラジオ   作:短編連投カクナム

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ビクトリーベスト発売記念(大遅刻)


ゲスト《世露詞駆(ロンギヌス・シャウト)キャロル》

「こんにちゆりゆり~!

 今週もやっちまいましょう! キユリの朝までシャウト! 本日のゲストは、こちらァ!!」

「イケてる紹介だぜ、ベイベー!

 新しくなったオレは、《世露詞駆(ロンギヌス・シャウト)キャロル》! 今日は、ラジオからヨロシクゥ!」

 ハイテンションなキユリに、キャロルもノリノリで名乗る。

「その新しい姿のことですが、どうして皆さんマジック種族になったんです?」

「そりゃお前、バンド始めたからに決まってんだろ?

 バンドと()やぁ音楽、音楽と言えばマジック。なんもおかしくねぇぜ?」

「メチャクチャな論法ですね・・・・・・」

 彼らはアウトレイジなのだ、種族くらいノリで変わる。

「それで、何故突然バンドを?」

「それがよぉ、せっかくサバイバーとの戦いも終わって平和になったってぇのにゾロスターのヤローがよ・・・・・・」

「ゾロスターさんですか。あのエモーショナル・ハードコアさんに罰せられたでお馴染みの」

「そこだけ知ってるの中々特殊だぜ?」

 《神聖龍(しんせいりゅう)エモーショナル・ハードコア》は教祖に成り代わろうとしたゾロスターへ罰を与えるために降臨したが、オラクルの信徒たちは自分たちの祈りが通じたと勘違いしていたりする。

「その卑怯者で知られるゾロスターさんが、今度は一体何を?」

「なんでも、他の存在を取り込む機械の神? を復活させちまったらしくってな。イズモとかオラクルの信者たちが取り込まれちまったんだよ」

「大惨事じゃないですか」

 かなりの大惨事である。

「それで、どうなったんです?」

「で、アリスが調べたところによると、神に思いを届けるには歌が有効ってことがわかってな」

「ほうほう」

「だからオレらはロックバンドを組んだ」

「そうはならなくないですか?」

 なっているのだから仕方が無い。

「オレたちアウトレイジが、普通に音楽だのハイクだのすると思ってんのか?」

「それは確かにそうですが」

「だろ? で、そのメインボーカルがオレとメーテルってワケよ。他にも、ギターの5000GTの改め5000VTとクロック改めミュート、ベースのクロスファイアにドラムのジャッキー、キーボードのアリス、DJのキューブリックってアウトレイジ大集合なメンバーだぜ?」

「おー、豪華ですねー!」

 そうそうたるメンバーに、感嘆するキユリ。

「そのメンバーならオラクルの皆さんの心も取り戻せそうですね!」

「おうよ! やってやるぜ!」

「ところで、うちのチャンネルで皆さんに演奏してもらったりとかって・・・・・・」

「悪ぃな、半分くらいボイコットするだろうから多分ムリだぜ!」

「そんな!?」

 彼らはアウトレイジ、纏まりの無さは折り紙付きだ。

「そこを! そこを何とか!」

「説得するならオレだけじゃなくて全員にしないと、まず不可能だろうな!」

「どうにかなりませんか!? 私のチャンネルのために! どうか!」

 キユリの叫び(シャウト)が響く中、配信は終了した。




一発ネタ
「本日のゲストは、《聖霊(せいれい)左機(さき)コットン》さんです!」
「・・・・・・・・・・・・」
「あの、コットンさん? あの? ちょっと~!?」
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