キユリの朝までラジオ   作:短編連投カクナム

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アビス・レボリューション外伝「邪神と水晶の華」 明日発売!
オラクルの下っ端にされたアウトレイジたちに会えるぞ! 嬉しいけどスッゲェ悲しい!!


ゲスト《師団(しだん)先導者(せんどうしゃ)ツラトゥストラ》

「こんにちゆりゆり~!

 さて、それでは今週もやっていってしまいましょう! キユリの朝までラジオ!

 本日のゲストは、この方ぁ!」

「跪くがいい! 私こそ、水晶の力に選ばれし者、ツラトゥスラトラだ!」

「ようこそ~!」

 パチパチパチ、とキユリが拍手で迎える。

「ってアレ? この前までゾロスターさんって名乗ってませんでしたっけ?」

「私は生まれ変わったのだ。タブラ=ラーサ様の(しもべ)として!」

「な、なるほど・・・・・・? それで水晶の力を得た、と」

「そう、即ち神にも等しい力、信徒を水晶の華へと変える力!

 お前も水晶にしてやろうか?」

「ノーセンキューですが!?」

 怪しい誘いに、きっぱり否を返すキユリ。《ノー千休》。

「そうか、ならば水晶の華を育てる役割か? それとも私の元へ水晶の華を運んでくる役割か?

 好きなモノを選ばせてやろう」

「こっちが信徒である前提で話が進んでる!? え、あの、そういうのは私ちょっと遠慮したいと言いますか・・・・・・」

 キユリの反応に、ツラトゥストラは首を傾げる。

「この私の偉大さを広報したいのだから、私をゲストに呼んだのだろう? そして水晶の華となり、チャンネルをそのまま私に捧げようとは、素晴らしき献身だ」

「どうしてゲストに呼んだだけでそこまで思い込みを!?」

「しかし、オラクルの信徒として、ここまでの個性を持っているのは問題だな・・・・・・やはり水晶の華にするしか無いようだ」

「本当に話を聞きませんね!? だから神でも人でもないものに何回もなるんですよ!」

「さて、何のことだ? コードのアンノウンを従える私は、正しく神そのものと言っても過言ではないだろう?」

「アハハ、ソウデスネ・・・・・・」

 キユリは(かす)れた笑いしか出ない。

「ところで、気になってたんですが。そちらの世界ではテスタ・ロッサさんとか、アリスさんってどうなってるんです?」

「? 誰だ、そいつらは。知らない名前だな」

「あー、そういう・・・・・・今頃キレイなお華になってるんですかね」

 勝手にそう解釈し、静かに合掌するキユリ。尚、目の前にあるのはマイクだけである。

「というか、勝手にアンノウンとか作ってもいいんですか? 水晶の華の力とか、勝手に使っちゃってるんですよね」

「良いに決まっているだろう。この私だぞ? 神にも等しい力を持つ、このツラトゥストラがアンノウンを作らないで、一体誰が作るのだ」

「上司の《クリス=タブラ=ラーサ》さんじゃないですかね」

「つまり、そのタブラ=ラーサ様に選ばれた私、ということだな。

 ほら、何も問題ないだろう?」

「アハハ、ソウデスネ・・・・・・」

 またもキユリは(かす)れた笑いしか出ない。

「さて、ではそろそろ本格的に始めようではないか! ツラトゥストラの朝まで裏教義を!」

「勝手に番組を乗っ取らないでください!?」

 

 配信は、終始こんな感じで終わった。そして後日、ツラトゥストラは水晶の華にされたらしい。




一発ネタ
「今日のゲストは、《応援のシダン エール》ちゃんです! ちょっとぶりですね、エールちゃ──」
「みんな一緒に、水晶の華になってね!」
「え、エールちゃんが、オラクルになってる~!?」
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