キユリの朝までラジオ 作:短編連投カクナム
「こんにちゆりゆり~!
今週も始まりました。キユリの朝までラ~ジオ! 今日のゲストは、私とも縁の深い、この方です!!」
「ふむ、ここで名乗るのであったな。
「はい、ありがとうございます。
なんとこのワルスラさん、以前の鬼の歴史との戦いで、私に力を貸してくださった方なんです!」
「うむ、そういうことらしいな。その時のことはあまり覚えていないが」
「え~そんな!? 私との絆と友情とその他諸々の感動ストーリーを忘れてしまったんですかワルスラさん!」
「ふむ。それがもし本当だったなら謝罪しなければなるまいが、仮に偽りだった時は余のワルスラ軍団を
「すみません冗談が過ぎました」
流れるようにキユリが土下座する。
「まぁ、今回は初犯ということで見逃してやろう」
「さっすがワルスラさん話がわかるぅ! よっ、元殿堂カード!」
「調子に乗るのが早すぎるな其方は・・・・・・」
思わず呆れるプラチナ・ワルスラS。
「感動ストーリーとやらはさて置き、余の力を得た其方は一体どんな活躍をしたのだ? この余の力を持ったのだ、さぞ名を挙げたのだろう?」
「・・・・・・えーっと、それはですね、」
思わずキユリは顔を背けた。活躍した
「はぁ・・・・・・この余が力を貸したというのに、碌な戦果も無いとはな」
「わ、ワルスラさんだって『禁断の星とドルマゲドンXが近づくにしたがって、倒したはずのマスター達が蘇る!』以来、なんの活躍もしてないじゃないですか!」
「何を言うか。蘇ってからの余は《蒼き団長ドギラゴン
「あ、
背景ストーリーでの活躍は描かれていないだけで、多分きっと色々あったのだ。多分きっと。
「そもそも、なぜ余はこのようなじゃじゃ馬娘に力を貸したのか。皇帝たる余の力を預けるに相応しいとは思えぬが」
「じゃ、じゃじゃ馬ですか」
「何だ、自覚すら無かったのか。全く、最近の水文明というのは、やれ動画投稿だの、やれハイクだのと訳の分からないことばかり・・・・・・」
「はい・・・・・・すみません・・・・・・」
くどくど・・・・・・。
「そもそも其方は敬意というのがなっていないな。特に《キング・マニフェスト》殿は其方らの長であるのだから、もっと友達感覚ではなく敬う気持ちを持って接するべきである」
「そんな!? 私とマニフェストさんはズッ友ですが!??」
「それは其方が勝手に言っているだけであろう。余の知る限りで、それにマニフェスト殿が応えたことは無いはずだが?」
「こ、コラボ配信しましたもん!」
「では、あちらから『ズッ友』であると言われたのか?」
「はい・・・・・・すみません・・・・・・」
くどくど・・・・・・。
「え、ブロッカー? 余そんなの持ってないんだけど」
「私にもわかりません・・・・・・なんか付いてました・・・・・・」
「「え、こわ・・・・・・」」
くど? くどくど・・・・・・。
「やー、大変だったんですよ。空からデカい顔面、もとい《メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ》って言うのが降ってきて! しかも二回も!」
「なんと、そんなことが。それが墜ちてきたら大惨事ではないか」
「一回目はマニフェストさんが何とかしてくれたっぽいですね! 二回目は、大地をスクリーンにして、私の動画含む面白コンテンツ100時間耐久動画を流して釘付けにしました! 私が考えた訳じゃ無いんですけどね!」
「ほう、中々やるではないか」
くど、くど・・・・・・?
「つまりだな、マニフェスト殿にとってのズッ友はアアルカイト殿である可能性が高い」
「そ、そんな!? 私はどうすれば・・・・・・このままだと私の登録者数がー!」
「どこまでもブレないな其方・・・・・・。
まずはそういうところを直すところではないのか?」
「はい・・・・・・すみません・・・・・・」
「というか、何故自分から進化して能力を使えないのだ、其方?」
「私に言われましても・・・・・・」
配信は、終始(?)キユリが説教されてしおれた状態で終わった。
一発ネタ
「本日のゲストは、メイ様ちゃんです!」
「・・・・・・すかぴー」
「って寝てる~!?」