キユリの朝までラジオ   作:短編連投カクナム

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登場するゲストは、好みやネタの書きやすさを優先して選んでいます。


ゲスト《爆鏡(ばっきょう)チッタ》

「こんにちゆりゆり~!

 今週も始まりました。キユリの~朝までラジオっ! 今回のゲストはこの方です!!」

「配信の相手は私よ、リスナー! 爆鏡チッタよ」

「ありがとうございます。という訳で、チッタさんにお越し頂いてます~!」

 ビシィッと親指で自分を指すチッタ。

「ところで、その挨拶のことなんですが、結局ジャオウガとは戦ったんですか?」

「えぇ、ボコボコにされたわね! 時間稼ぎにもならなかったわ!」

「まぁパワーがまるで足りてませんもんね。どのジャオウガが相手でも」

「えぇ、次やれば勝てるわね」

「どっから来てるんでしょうねその自信」

 いい笑顔でサムズアップするチッタだが、隣のキユリはやや苦笑気味だ。

「そういえば、チッタさんってどこの出身なんですか? 噂ではとある龍覇のお二人に関係があるのではないかと言われていますが」

「秘密よ! 私はミステリアスな女なの」

「でも新章(私たちの)世界では珍しいヒューマノイド爆ですよね」

「秘密よ!」

「でもその割にはドラグナー持ってませんよね」

「うるさいわねまだ修行中なのよ! ドラグハートももう無いし!」

「最近新規ドラグハートが出たらしいですが」

「あの親子ばっかりズルいと思わない!? でも私は優しいから許してあげるわ。グラッサもタレットも良い子だし」

「あ、お知り合いではあるんですね~」

「秘密よ」

「あハイ」

 (かたく)ななチッタに、キユリは思わず真顔で頷いた。話題を変えることにする。

「チッタさんと言えば、《我我我(ガガガ)ガイアール・ブランド》さん達と一緒に戦ってるイメージですが、メンバーの中ではどんな立ち位置ですか?」

「ま、紅一点ってところかしらね。ヒロインと言って差し支えないわ」

「皆さん火文明なので全員(あか)いですけどね~」

「言葉の綾よ」

「火文明の中でガードマンの能力って珍しいですけど、どうやって守ってるんです?」

「『爆流(ばくりゅう)剣術(けんじゅつ) (かがみ)(まい)』の応用ね。相手の攻撃を屈折させて私に向けているの」

「あれ、確かその爆流剣術って《爆鏡ヒビキ》さんの・・・・・・」

「偶然よ」

「ところで、ご両親のお名前を伺っても?」

「秘密よ」

「あハイ」

 頑ななチッタに、キユリは再び真顔で頷いた。こればかりは公式が明言しないのが悪い。

「では、仲間が攻撃してからじゃないと攻撃しないっていうのは・・・・・・」

「様子見って大事よね。無謀な突撃とか品が無いわ」

「でもジャオウガには突撃したんですよね」

「様子見した上で行けると思ったのよ」

「そして惨敗、と」

「次は勝つからいいのよ!」

「本当、どっから来てるんでしょうねその自信」

 威勢(いせい)だけは良いチッタに、キユリは曖昧な顔で頷いた。

「えー、そのジャオウガですが、再戦の目処(めど)は立ってるんですか?」

「良く聞いてくれたわね。危うく私も忘れるところだったわ!」

「えぇ・・・・・・」

 ガサゴソと懐をまさぐるチッタ。取り出したのは、『果たし状』とやや乱雑に書かれた紙だ。

「お前の相手は私よ、ジャオウガ! 決闘を申し込むわ!」

「なんと、公開決闘申し込みですか! 面白くなってきましたね!

 あ、その決闘ウチのチャンネルで配信させて頂いても?」

「構わないわよ。見てなさい、華麗に勝利してやるわ!」

 

 後日、キユリチャンネルで行われた決闘配信は、ジャオウガを待っていたチッタが決闘開始時間の瞬間にどこかから降ってきた槍に一瞬で蹴散らされて終了した。




一発ネタ
「本日のゲストはこの方、《絶望神(ぜつぼうしん)サガ》さんです!」
「サガです。オリジンの起源です。特技は創造と破壊を繰り返すことです」
「ほうほう、どんな感じなんです?」
「こんな感じです。サガサガサガサガサガサガサガサガサガサガイワシンサガサガサガサガサガサガサガイザナミオレノナスコトハサガサガサガサガサガ・・・・・・」
「ちょっ、待っ、スタジオが、スタジオが壊れるっ!? なんか人増えてるし!?」
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