キユリの朝までラジオ   作:短編連投カクナム

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登場するキャラクターがどの時間軸に居るのかは、話の都合によって前後する可能性が高いです。


ゲスト《赤い稲妻(サバイバル・スター)テスタ・ロッサ》

「こんにちゆりゆり~!

 ということで、今週も始めていきましょう。キ~ユ~リ~の~、朝までラジオッ!!

 今週のゲストは、《赤い稲妻(サバイバル・スター)テスタ・ロッサ》さんです!」

「オレはテスタ・ロッサ。アウトレイジのテスタ・ロッサだ」

「はい、ありがとうございます~」

 ぱちぱちぱち、とキユリが拍手で出迎える。

「テスタ・ロッサさん・・・・・・長いのでテスタさんで良いですよね?

 テスタさんは以前に戦いで命を落とした後、ディスペクターを巡る戦い、『王来大戦』の際に復活されたとのことですが・・・・・・」

「あぁ、その通りだ」

「しかも、テスタさんを復活させたジェットさんはあのアウトレイジでも『不死』と名高いブルースさんの息子さんらしいです!

 ・・・・・・アレ、ブルースさんって新章(こちら)の世界の方でしたっけ?」

「アウトレイジだから、そういうこともあるんだと思う。世界のルールとか、破るものだと思ってる節があるし」

「えぇ・・・・・・こわ・・・・・・」

 実際、エピソード世界以外にも結構出没している。無法が過ぎる。

「で、ではそのブルースさんってどなたと結婚したんでしょうね?」

「さぁ・・・・・・俺が倒れたあとの(はなし)だろうから」

「もしかして、アリスさんだったり!? ほら、アリスさんを復活させたのもブルースさんですし! ジェットさんも結構小柄ですし、あり得ない話でも無いですよね! ね!?」

「・・・・・・・・・・・・」

 一人で盛り上がるキユリはテスタへ振り向く。無言のテスタ・ロッサはラスト・バーニングの構えをとる。

「わー、わー!? 止めてください、冗談ですって!」

「ブルースさん・・・・・・あなたのことは尊敬しているし、恩義も感じている。でも──」

「聞いてないし!? ぎゃーごめんなさいスタジオ壊れちゃう!!?」

 キユリのかなり必死な言葉に、冷静になった。

「──すまない。熱くなってしまって・・・・・・」

「いえ、こちらこそ・・・・・・それにしても、本当に熱さを感じました。メッチャ」

 額の汗を拭うキユリ。テスタは気まずくなって顔を逸らす。

「それにしても、凄いですねブルースさんもジェットさんも。テスタさんやお仲間を簡単に復活させちゃうなんて」

「アウトレイジだから、そういうこともあるんだと思う。ルールとか秩序とか、壊すものだと思ってる節があるし」

「何でもそれで押し通そうとしてません?」

 鋭い指摘をするキユリ。テスタは再び気まずくなって顔を逸らす。

「でも、流石は無法者の皆さんです。

 私も見習っていきたいですね、そのルールに縛られない姿勢! 打倒、コンプライアンス!」

「いや、配信者がそれは駄目だと思うが・・・・・・」

 キユリの脳裏に、あの(にっく)き《コンプライーグル》が思い出される。

「・・・・・・そうですね、まずは小さなルールとかから壊していきましょう!」

「そういう話じゃ無い気がする」

「という訳で、次回のゲストは《無法(むほう)アリス-1》さんにお願いしましょうかね! ね!?」

「・・・・・・・・・・・・」

 調子に乗ったキユリはテスタへ振り向く。無言のテスタ・ロッサはラスト・バーニングの構えをとる。

「わー、わー!? ごめんなさいごめんなさい、調子に乗りすぎましたぁ!!?」

 スタジオが爆炎にのみ込まれる中、しめやかに配信は終了した。




一発ネタ
「本日のゲストはこの方、《ゾンビポンの助》さんです!」
「ゾンビよのぅ~」(爆発)
「なんで!?」
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