キユリの朝までラジオ   作:短編連投カクナム

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メタクリが続いてしまいましたが、偶然です。


ゲスト《異端(いたん)(なが)しオニカマス》

「こんにちゆりゆり~!

 今週も始まりました、キユリの、あ・さ・ま・で・ラジオ!

 本日のゲストは、《異端流しオニカマス》さんです!」

「我が異端流しの魔術は、不正を審問する魔術・・・・・・オニカマスである」

「よろしくお願いします~」

「よろしく頼む」

 意外に仰々しいオニカマス。キユリはちょっと驚く。

「結構硬い話し方なんですね。もっと『ヒャッハー!』な(かた)かと思ってたんですけど」

「随分と失礼な物言いだな。魚人への偏見か?」

「いえ、何ででしょうね? 自分でもよくわからないんですが、なんかそういうイメージがあって・・・・・・」

 首を傾げるキユリ。同じように首を傾けるオニカマス。シュール。

「まぁ、どうでもいいですね!」

「おい」

「実は私、結構オニカマスさんにシンパシー感じてたんです! ほら、共通するところ(アンタッチャブル能力)がある気がしません?」

「貴様、それでよくオレに『ヒャッハー!な(かた)』とか言えたな」

 キユリは『ヒャッハー!』サイドなので問題は無い。

「では早速質問なんですが」

「流すな」

「異端流しだけに?」

「・・・・・・・・・・・・」

 オニカマスは諦めて質問を聞く姿勢になる。

「オニカマスさんって、あのドギラゴン(バスター)さんの剣を持ってる時期あったじゃないですか」

「あ~、《(りゅう)(けん) (せい)(おう)(こう)()(しょう)》か?」

「アレって、なんでなんです?」

「借りた」

「借りた!?」

 驚愕のあまり、キユリが身を乗り出した。

「一度くらい持ってみたいだろう? なので、頼んだら貸してもらえた。やはり団長は器の大きさが違うな」

「サイズ感とか色々違った気がしますが……」

「あの剣すごいぞ。持った途端オレに合うサイズに変わったんだ」

「え~、便利ぃ~」

 便利な伸縮機能だ。《(ばく)剣士(けんし)グレンモルト(バスター)》が装備できていたのもそういう理由かもしれない。

「あくまで持てるだけだがな。剣を使いこなせるかは、また別の問題である。

 オレのような未熟者では、到底無理だった」

「なるほど~、なら私はイケますかね!?」

「ハッ」

「鼻で笑われた!?? 魚の切り身に!!?」

「おいコラ」

 しれっとディスるキユリに、オニカマスは呆れた目を向ける。

「そろそろ異端審問にかけるぞ」

「すみません調子に乗りすぎましたっ!」

 スピーディーの土下座するキユリ。相手は長期間環境で戦ってきた猛者(もさ)だ、怒らせてはいけない。

「謝れば良いという問題では無いのだがな」

「そ、そんな!? どうか私とチャンネルだけは!!?」

「ブレないな貴様」

 そのままひたすら謝罪し、時々問題発言をしつつなんとか異端審問は回避した辺りで、配信は終了した。




一発ネタ
「本日のゲストは、《爆熱血ナレ太郎》さんです!」
「キユリの朝までラジオとは! キユリの、朝まで、ラジオとタイトルがそこそこ長ったらしいだけでなく! ブラックジョーク的な予測不可能な驚きと笑いが満載(?)のASMRのパクリ疑惑のある新企画ぅううう!」
「誰がパクリですか失礼ですね!? インスピレーションを受けただけですが!?」
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