天星颯姫は全力を出さない
垣根帝督にはそれが何よりも鬱陶しかった
二年前彼女が学園に入ってきて一日にして序列が下がった
彼女のせいでlevel6計画の代わりが自分ではなくなってしまったのだ
中学生ごときに負けるはずがないと踏んだ彼は常磐代に殴り込み当時序列五位食蜂操祈を蹂躙した
天星颯姫が来たときには食蜂操祈は虫の息だったにもかかわらず一瞬で傷を回復された
最初こそ優勢だったものの次第に攻撃をすべて避けられ始め人生で女子に初めて負けた
それ以来彼女を見るたび幾度もなく仕掛けたが全敗
しかも人生に影響を与える怪我を与えてこない
「天星テメェは殺す」
太陽光を殺傷光線に変え彼女を狙撃する
もちろんそんな単純な攻撃に当たることもなく難なく避け続ける颯姫
しかし垣根にとってそれは想定内なため打ち続ける
「もうこれで五回目です垣根さん。全力でやりますだから今回負けたら
一年に一回しか来ないことを約束してください」
偶然近くにlevel5全員が居た
颯姫はそのことを知っていたのでlevel5全員の脳内に通達する『全力を見せる』と
颯姫が初めて全力を出すと言ったので本人以外のlevel5全員が驚く
「いいぜ乗ってやるお前の全力見せてみろ」
颯姫の背中に天使のような翼ができる
それと同時に空間に10個の穴が開く
穴からは溶岩、海水、雷、氷、暴風、斬撃、岩石、光、影、人間の体部位が出てくる
斬撃に裂かれた場所は更に空間の穴ができ時間が立つに連れカオスな状況になっている
「おもしれぇ手を貸すぜ垣根」
序列八位削板軍覇が戦いたいと感じたのか勝手に参戦してくる
そして序列一位
「攻撃手段ねぇな方向を変えても別のやつに弾かれる」
しかしそれは
ベクトルを操作して一切攻撃は受けていないのだ
しかしその均衡はすぐに壊れることになる
見た目は溶岩だが雷に貫かれてしまう
一方通行は無意識的に見た目で判断をしている
ベクトルはものによって違うということもありずらしそこねたのだ
「油断した?
一方通行は実感する相性が最悪だと
しかしすぐに何層にも重ねてベクトルを操作することで一回目以降攻撃を喰らわなくなった
垣根はというと未元物質に攻撃を保管し続けて反撃のチャンスを伺っている
削板は根性で乗り切っている
どちらにせよ三人は攻撃手段がなかった
「削板、
「1分が抑えとくのは限界だいけ」
垣根を信じて削板が根性で空間の穴をすべて抑え込む
その様子を見て
「自分の技を喰らいな」
颯姫はなんの抵抗もせず垣根によって放たれた攻撃を受ける
削板は一分がたち地面に吹き飛ばされコンクリートに頭から埋まってしまっていた
戻ってくるのは不可能だろう
垣根は溜め込んだ攻撃を放った余波でビル5軒を突き抜け気絶していた
こちらも戻っては来れないだろう
一方通行はまだ余裕はあるが攻撃手段が見つかってないので彼女が動けたら勝算は低いだろう
「第二段階。
先程の攻撃を受けて颯姫は頭部には二本の角が生え翼が1対増え体が金色に輝いていた
そんな彼女から放たれたは0.0001毎秒性質が変わりベクトル操作ができず一方通行の肩を撃ち抜いた
今の颯姫をlevelで表すとしたら5.75〜6に差し掛かるぐらいだろう
「まだ続けるの?」
「やらねぇよ勝てない相手に挑む趣味はねぇ」
この日から天星颯姫には1つ異名が増えた【鬼女帝】という異名が