ぶらざー・ざ・いくよ!   作:賢いダチョウ

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小説初心者ですのでお手柔らかに頼みます

もう一度読み直そうとしてくれた方々ありがとうごさいます!!
自分の能力不足で編集しまくった結果、内容がよく分からなくなってしまった人が出てきてしまい本当に申し訳ない
今後もぶらざー・ざ・いくよ!(タイトルも変更)を楽しんでいってください!!



#1ダジャレツインズ

 

「3月から日本か……」

 

綺麗な赤髪の少年はベンチに座りながら1人呟く

 

 

ここは高層ビルやタワーが立ち並ぶアメリカサンフランシスコ

 

 

そこのとある中学校に通う留学中の日本人

 

喜多実波 15歳 男

きた みなみ

 

 

この名前を読んで『あれ?』と思う人多いんじゃないだろうか

 

日本人なら分かるはず

 

方角の北(きた)と南(みなみ)だ

 

俺の親は俺たちにダジャレみたいな変な名前を付けた。北南というしょうもないギャグ名でよく日本の小学校では弄られたよ。日本語が伝わらない英語圏のアメリカに来てからは当然なくなったけど

 

俺たちと言ったが俺には双子の姉がいる

 

こいつも俺と同じで学校では名前弄りの被害を被っている。しかも女の子だから、小学校のときはかなり気にしていたらしい

 

当たり前だけど、姉とは生まれてからずっと一緒だった。遊ぶときも登校するときも寝るときも風呂のときも

 

ずっと一緒

 

流石に風呂と寝場所は高学年に入る前くらいには別々になったけど

 

 

その日常が変わったのは小学6年のとき

 

アメリカの学校から直々に俺の元に入学の推薦が来た。その頃の俺は子供らしくないが、ビジネスに興味を持っていて......

 

それは長くなりそうだから今はいいや

 

そんなこんなあって中学から母国を離れアメリカに留学することになった

 

 

アメリカでの生活には慣れるまで苦労の日々だったよ

 

まず初めにホストファミリー運が外れた。ファミリーがめっちゃ素っ気ない人で名前も呼んでくれなくてご飯だけくれるみたいな人だった

 

知ってる英語を駆使してなんとか名前は呼んでくれるようになったけどとても大変だった思い出

 

そしてそこからもっと仲良くなって最近では俺が日本に帰ってしまうのがとても恋しいとまで言ってくれるように

 

それを聞いたときはめっちゃ嬉しかった

 

この3年間はとても良い留学経験だったと思う。友達との日々も楽しかったし、授業も興味深かったし

 

 

えっ、ガールフレンドはいたのかって??

女友達はいたけど恋人は.....ごめんできなかった。あっちからしたら日本人の顔は子供っぽいからボーイフレンドはちょっとないらしい。もっと男磨いて見返してやるからな!!

 

 

 

若くして遠くの海外にいる俺を親は心配な顔を見せずに笑顔でいつも応援してくれた。通話でも俺が楽しくなるような話をしてくれる

 

きっと俺を不安にさせないためだったんだろう

 

 

しかし俺の姉だけは違った

 

俺が日本を出るとき姉は今までにない大泣きをして俺を必死に引き止めた

 

「やだ、行かないで、遠くに行かないで」

 

そんな姉の泣き叫ぶ様子を見て俺は不安になった。こんな姉を置いて俺は遠くに行ってしまっていいのかと

 

けれど親の必死の説得でなんとか姉は泣き止んだ

 

今でも姉があんなにもなって必死に引き止めたかった理由が分からない

 

 

家族みんな今頃何してんのかな

 

 

「ブーブーブー」

 

感傷に浸っていると俺のスマホが鳴った

あれ?父さんからの電話だ

 

「久しぶり父さん。どうしたの急に、なんかあったの?」

 

お、久しぶりの日本語意外といける

 

 

「実波聞いてくれ!!それが実は…

 

 

 

 

「はぁっ......?」

 

 

そんな言葉しか出てこなかった

 

いや最近英語ばっかで日本語に触れてなかったとかそんなんじゃなくて

単純にどんな返答をすればいいか分からなかった

 

父さんの話をまとめると

 

どうやら父さんの仕事の都合で異動が決まり東京から大阪に引っ越すことになったようだ

 

 

そして春から大阪に家族で行くことになったのだが

 

そんな中、姉はそのことに猛反発。何を言っても嫌だとしか返答しない。ましては大阪に引っ越すなら自分は家を出ていくと父さんたちに言ったらしい

 

「どうしてそうなった!?理由はなんなの??」

 

「それが...俺たちには言ってくれないんだ。なんでそんなに反対するのか分からない」

 

なんで?

 

姉の行動が微塵も理解できない。そして黙りこくっている俺に父さんはこんな言葉を投げかけた

 

 

「そこで1つ提案なんだが、実波は春から日本に戻ってくるじゃないか?そこで!!お姉ちゃんと東京に残って2人暮らしをしてくれないか!?」

 

へー、なるほど

 

 

ってなるか! !!

 

高校からまだ15歳の子供たちが2人だけで暮らす。そんなことそもそも親は心配じゃないの?

 

父曰く女の子1人だけだと心配。だけど13歳で1人でアメリカに飛ぶような心強いやつがいるなら無論心配ないそうだ

 

たしかに男がいた方が安心だとは思うけどなんかうちの親ズレてる気がする。それにしても姉の考えが理解できない。反抗期か??

 

 

「分かった。郁代が心配だから俺、東京に残るよ」

 

「すまない実波。実波ならやってくれると信じてたよ」

 

 

なおさら姉が心配になった俺は提案を受け入れ姉との2人暮らしを約束

 

 

あいつ一体どうしたんだ?

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「おぉ....桜」

 

辺りに満開に咲き渡る日本の美しい桜の花々

 

懐かしい

 

久しい日本の景色に俺は声を出さずにはいられなかった

 

空港を出て電車に乗る

 

元留学生の入学を許可してくれる学校を探さなきゃ。そして今後について色々と考えていると電車が家の最寄り駅に着いた

 

 

そこから歩いて10分

 

赤い屋根の一軒家。子供のときは大きく見えた庭も今見るととても小さく感じる

 

やっぱ実家はいい

 

 

そして玄関を開ける

 

 

「みんなただいま」 ガチャ

 

帰ってきたことを伝えるとリビングから父さんと母さんが走って来た

 

 

「おかえり実波!!元気だったか!?」

 

「おかえりなさい、まぁ随分大きくなって」

 

両親は昔と比べて少しシワが増えていたが昔に感じた雰囲気や話し方はまるで変わっていない

 

父と母はそう言うと俺を優しく抱きしめた

 

 

これが3年ぶりの家族の温もり

 

感激した俺は両親をそっと優しく抱きしめ返す

 

 

そして1人遅れてやってくる人物がいた

 

俺と同じ赤色の髪に少しつり目の黄色い瞳。昔より随分大人っぽくなっていて世間的にはかなり顔の整っていると言われるであろう女の子

 

これが俺の姉

 

喜多郁代

 

きたいくよ

 

 

‘’来た”行くよ”ってこと

 

 

別に気にするほどでもないと思うけどな〜

 

「実波!!久しぶり!!!」キターン!!

 

郁代らしくない遠慮がちな足並みに反して声はとても大きく昔のように元気に満ち溢れていた

 

 

相変わらずのオーラ

 

 

「久しぶり郁代。あれ?なんか小さくなった??」

 

「違うわよ!?実波が大きくなったの!!」

 

「郁代は随分大人っぽくなったね。かわいい」

 

「もー!!そういうのはもう恥ずかしいからやめてってば!!」

 

 

昔からこうやって言い争う。懐かしの言い合いを見て両親はうれしそうで満足げに笑った

 

 

久しぶりの日本の家族との食事

 

俺はアメリカでの生活を家族に話して家族は俺が居なかったときのこっちでの話もしてくれた

 

とても楽しい時間

 

 

そして夜になり今日は郁代の部屋で寝ることになった

 

昔は2人で同じ部屋で寝ていたがもうお年頃なので別々。しかし今はまだ空き部屋がないので仕方なく寝場所は姉の部屋で

 

 

郁代の部屋に入ると化粧品や美容品が大量に置いてあるのが目に入った。化粧とかするんだ。まぁ郁代ももう15歳。そりゃ化粧くらいするよな

 

 

そうだ。あのことを聞かなきゃ

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「ただいまぁ」

 

アメリカに留学していた私の弟帰ってきた

 

私と同じ赤色の髪に少しつり目の黄色い瞳。私にとても似てるけど昔あった顔の子供っぽさは抜け男性の顔つきに。また背も伸びていて私の目線は彼の首にあった

 

姉弟の私が言うのもなんだけど世間から見ればかなりの美形男子だと思うわ。さすがは私の弟

 

そして久しい家族全員での食事も終わり実波は私の部屋に来ていた。部屋がないから今日はここで寝るとのこと

 

 

私たちはそこでたくさん話をした

 

「それにしても実波、背伸びたわね。今何cmあるの?」

 

「あっちじゃ結構普通だったんだけどたしかこの前測ったら......178だった気がする。ここ最近急に伸び始めた」

 

「わ、私も結構伸びたのに…」

 

小学生のときは双子らしく同じ身長だった。だからかなり悔しい

 

 

悔しそうにしている私を見て実波はドヤ顔でピースしてきた

 

実波はたまにこうやって子供っぽい表情を見せてくることがある。これがギャップ萌えというものなのだろうか。この顔で何人ものアメリカの女の子を落としてきたんだろうか (落とせてません)

 

 

話をしていると

 

「そういえばさ、郁代はなんで引っ越しに反対したの?」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「.........」

 

今まで元気が嘘だったかのように郁代は全く喋らなくなってしまった。やっぱりなにか深刻な問題があるのか?それはなんなんだ??

 

「......ご、ごめんなさい、私のワガママのせいでここに2人だけで暮らすことになって...」

 

こんなにも萎れた郁代は生まれて初めて見た。ますます事情が気になる

 

「それは別にいい。それに郁代がそこまでになるなんて何か理由あるんでしょ?教えてよ」

 

「うん分かった…ママたちには言わないでよ??」

 

「言わない言わない」

 

「じゃあ笑わないでよ??」

 

「笑わない笑わない」

 

 

「実は━━━━━━━

 

 

━━━━━なの」

 

 

「えっ」

 

「だから今言った通りだって!!」

 

「......ぷぷ、あはは!!」

 

「笑わないでって言ったじゃない!!」

 

「いやそれはムリムリおかしいもん。だって中学の親友と別れたくないから引っ越しに猛反発したって。ましては家出を堂々と宣言、ぷぷぷ」

 

「もぉーー!!!」

 

 

郁代の猛反発の理由は一緒の高校に行こうと約束していた中学の仲の良い友達と離れるのがめちゃくちゃ嫌だったらしい

 

 

えっなにそれ

 

もう呆れるのを通り越して笑いが止まらない

 

 

「やっぱり郁代はおもしろいな〜。ユーモアのあるバカでこっちが飽きない」

 

「全然褒め言葉に聞こえないんだけど!?!?」

 

理由が意外としょぼい理由でなんか俺のツボにハマった

 

 

「その親友って誰なの?」

 

「えっ実波も知ってるでしょ??小学校のときよく遊んでたあの子よ?」

 

「もしかして....次子??」

 

「あたりー!!!」

 

あの子か。俺たち3人で昔よく遊んでいた佐々木次子。男勝りの性格の女の子。昔は何度舎弟扱いされたことか。確かに郁代とめっちゃ仲良かったな

 

「でも実波にだけでも話せてよかった。なんか心の荷が下りたというか」

 

「俺はこんな心配の塊と2人だけで暮らしてくのが不安で不安で仕方ないけど」

 

「もー!!やっぱり実波は昔からイジワル....だけど、実波と話してるとなんか楽しいわ!!」

 

「.....あっそ」

 

「あれー?もしかして実波ちゃん照れてるのー?かっわいー」

 

「うっさい。家出少女は黙っとけ」

 

「なっ、ウブ実波のくせに偉そうに!!!」

 

 

 

そしてまた双子の言い争う日々が始まる

 

 

 

 

 

 

 

 




《喜多実波》初期設定

名前の由来 『立派に実り 波のような自由さを』

・身長178
・体型細身(だけど結構食べる設定)
↑虹夏と話を絡ませたいから
・赤色の髪に黄色い瞳
・喜多ちゃんと同じく少しつり目
・アメリカではよくバスケをしていた

顔は喜多ちゃんを男性化して少し大人っぽくしたイメージ
学校では高嶺の花の男の子みたいにする予定です
何か楽器に興味を持ってもらう予定。だけどギターとは限らないかも
音楽については喜多ちゃんと同じくミーハーです。だけど歌は上手い


最初なので少し短め
徐々に長くしていく予定です

もちろん喜多ちゃんが引っ越しに反対な理由はこれだけではありません。それはこれから書いていきます

この後秀華校の入学式やります。ぼっち出ます
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