ディヴィジョンと一緒に新聞を見ると、この前の写真が一面に掲載されてた
「おお一面だ。スゲーな入間」
「いや、オメーもだろストライカー」
「おっとそうだった」
「凄いな~、くろむちゃんより記事でっかいじゃん!」
「くろむ?」
「ええ!?知らないの!?ほら!下!」
下を見ると、くろむの項目があった。前々から思ったけどさ、何でこっちを一面にしないんだ?
それと、ハナレコグニは今何やってんだろうか
「アクドルくろむちゃん、
「あくど…?」
「えぇ!?そっからなの!?」
「仕方あるまい!入間様は幼少期より理事長の下で大切に保護されてきた為、世情には疎いのだ!察せい!信彦様!ディヴィジョン様!ご説明を!」
俺らって魔界だと、そういう設定になったのか
魔界の世情を知ってる俺とディヴィジョンがアクドルの事を説明する事になった
「あいよ!いいか入間?アクドルの語源は『悪を取る』、悪魔にとって重要な役職なんだぁよ。悪魔にゃ暴力的、加虐的な思考が高まるストレス周期があり、それを『悪周期』と呼ばれてるんだぁよ」
「その悪周期を抑える為、この魔界には数多の娯楽があって、アクドルもその一つだ。多くの悪魔を1ヶ所に集めてパフォーマンスをする事で、悪意を興奮に塗り替えて発散させるってもんだ。んで、人気のアクドルは優遇され、その中でもくろむは、パフォーマンスも、歌も良いんだ」
「この一日ライブ、まさに今日なんだよ!」
『昼ライブは魔苦針ドームでこの後すぐだよ!皆楽しんでね♡』
何か聞いた事ある声だなと思ったらミカとムアラニだわ
「チケットはいつも、発売した途端に即完売。VIP席は抽選で、くろむちゃんと直に話が出来るらしいよ」
「ライブの後、『悪取会』を開いてくれる事もあるんですよ!」
「握手会?」
「シェイクハンズ?」
「い~や!
「へー、そんなのがあるんだ」
「そうそう!その時の髪対応が有名なんだよな!」
「神対応?」
「ゴッド?」
「
ジャックスにその時の様子を見せてもらう。髪をくるくるする方なのか
「そっちの髪なん(ガシャーン!)え?」
窓から中性的な俺の姿をしたデティアカルが窓から吹っ飛んできた
「デティアカルさん!?その傷は…」
「き、急にバイクが飛び出してきて、気づいた時には宙を舞ってました…」
「何があったの!?」
そういや、平次&和葉はデティアカル適正だったな
「後、轢かれる直前に聞こえた『しっかり掴まっとけ』はこっちのセリフです…」
<(ピンポンパンポーン)えー、アブノーマルクラスの入間君と信彦君、至急放送室まで来てください。繰り返します―――>
「何だろ?ちょっと行ってくるね。行こう、信彦君」
「あいよ。ディヴィジョン、デティアカルの介抱任せた」
「おう。…そういや、他の黎絶も酷くやられたっけな」
~くろむサイドを頑張って書いてみる~
「はいオッケーです!」
「お疲れ様です!」
告知の撮影が終わる
「よかったよクロムちゃん!」
「ありがとうございます~」
「しっかし凄いよね!
「大丈夫?緊張してない?」
「大丈夫です!頑張ります!」
私は楽屋に戻ってウィッグを取り、メガネをかけて一息つく
「朝ライブ張り切りすぎました…」
やっぱりこの格好が一番落ち着く…。学校でもこうですし、それに…何という布面積!!
「やっぱりまだ慣れてないし、ね♡とかあざと過ぎたかも!恥ずかしい!恥ずかしい!でも、頑張らなきゃ。アクドルは私の務め。だって…だって、私…物凄く可愛いから!」
家では兄弟には敵わなかった。兄妹はいつも『よくできました』なのに、魔力も普通で不器用な私は『がんばりましょう』で…、見返したかった
そんな時、私は気づいたのです。私が歩くと音が消える…。皆私に見とれて足を止めてしまうから
何も言っていないのに、皆私を優先してしまう。力が弱くても誰もバカにしない。寧ろ優しい
私には悪意とは対局的な才能がある!そして確信したのです。可愛いは暴力に勝ると!
だから可愛いを一番活かせるアクドルで!私は家族を見返すと決めたのです!恥ずかしいのも我慢して!一生懸命全力でやっている…のに!
何で私より目立ってるんですかッ
ライブの告知も、新曲の発表も、一面はみーんな入間と信彦に取られました!
「学校の新聞だから生徒を優先するのは仕方ない?でも私の可愛さを差し置いて、一面になった記事なんて今まで無かった!私がバビルスの生徒だって分かれば、絶対一面だもん!私の方が…私の方が…!」
「おーい、くろ(ryキャァァァァァァァァァァァ!ちょっと!何してるの!?」
私はマルさんの声で冷静になる
「家系がバレるから氷は出すなっていつも言ってるでしょう!?」
「マルさん!すいません!」
「本番よ!気合入れなさい!」
しっかりしなきゃ!今日は大事なライブなんですから…!
目立たないように学校では5ランク辺りまで昇級して卒業した後、もっと活動の幅を広げて一気に8ランクまで!母のランク7を超える!それが私の目標!
入間と信彦が何だっていうんです!そんな事で同様なんてしていられない!
そう、私はアクドルのトップに立つのです!
「皆ー!元気…」
観客席に入間と信彦がいた。何故ここにィィィィィィィィ!?
~回想&ノッブサイド。やっぱこっちの方が書きやすい~
俺達は放送室へ行くと、バトラのメンバーがいた
「で、何の用っすか?」
「いやー、4人一緒とはちょうどよかった。これを君達に」
差し出されたのはチケットだった
「オイオイ、これってくろむのライブチケットじゃねぇか。いいのか?」
「僕の親族が主催者の友人で、何とか取って貰ったんだ。だけど、バトラパーティーで特賞を取ったって言ったら何と!ライブの仕事を手伝ってもらえるって話になってさ!光栄すぎる…!そうなると、余ったチケットが勿体ないだろ?君達は特賞でもおかしくなかったし、これは僕らからの賛辞って事で。ね?」
「ありがとうございます!」
そんな訳で、
「アクドルも中々良い物ですね」
「うん!」
「いや~、俺がカバーした曲も歌って欲しいもんよ」
「じゃ、バラキさんにお礼言って帰ろ」
「あの、入間様と信彦様でしょうか?」
帰ろうとした所でスタッフに呼び止められる。何事?
「ああ、俺とこのアホ毛がそうだけど?」
「アホ毛…!?」
「「おめでとうございます!!」」
「えぇ!?僕と信彦君だけ!?」
「…マ?」
~回想終了~
~引き続きノッブサイド&くろむの楽屋~
「っつーわけでよ、まさか俺と入間が当選するとは、人生何が起きるか分からんな」
「こ、幸運な方なのですね…」
「ボディチェック5回されたの初めてです…」
「まぁ、それはそれは…(く、悔しいぃぃぃ!何その人気者エピソードは!?上級生にも評価されてるの!?やっぱり学校では私より人気があるの…?)」
急にジュースが凍り付き、部屋が寒くなる
「さんむぃ!の、信彦君!」
「はい、ホットドリンク*1。暫く寒さを凌げるぞ」
「ありがと…」
入間に魔界産の唐辛子を材料に調合したホットドリンクを渡して、2人で飲んで寒さ対策する
「はっ!あ、え、えっと、空調が壊れてるんです!」
「そ、そうなんですか」
「ホットドリンクはまだまだあるから、効果が切れたら言ってくれ」
(あっぶない…!私の正体が同級生って知られたら、大騒ぎになっちゃう…)
「えっと、くろむさんは学生とアイドルを両立してるんですよね」
「ええ」
「仕事大変だろうし、マジですげぇよ」
「(当たり前よ!私は引っ張りだこですもん!)そ、そうですね」
くろむの手帳を見る。予定がびっしりと書いてあった
「すごーい!手帳に予定がびっしり!」
「学校のスケジュールもあるってのに、下手したら過労でぶっ倒れるぞ…」
そう言って手帳をくろむに返し、俺は立ち上がる
「俺らと話してくれてありがとね。入間、そろそろ行くぞ」
「あ、うん。じゃあ学校で」
「じゃあな、ケロリ」
「うん、またね(ガシッ)待ちなさいよ…」
パーカーのフードを掴まれ、氷で拘束される
「信じられない…。ここまで頑張って来たのに、こんなにあっさり…。学校がバレたら大騒ぎになって一気にイメージダウン…!」
「の、信彦君…」
「はい、消散剤*2」
入間に消散剤をかけて氷を取る
「あの、何で分かったんです?わた、私がクロケル・ケロリ、同級生だって…」
「えっと…手が。前々から不思議だなって思ったんです。アブノーマルクラスに何であんな大人しそうな子がいるんだろうって」
「そういや、学校もステージも握り方が親指を拳の中に入れてたな。それに、氷と手帳の予定で確信に変わったな」
「あの、僕…貴方が羨ましくて」
入間はそんな事言った。どういう事だ…?
「凄いと思うんです!全然目立ってなくて、いるんだけどいないっていうか、気配の消し方がプロっていうか、…僕
入間を押し退けて庇い、氷が俺の左腕を貫通して内側から凍傷になる
「の、信彦君…?」
「
ケロリは倒れ、マネージャーが来る
「くろむ!しっかりして!凄い熱!氷と冷水を!早く!」
「はい!」
「…あの」
「貴方達、この娘に何かしたんじゃないでしょうね!?」
「コイツが地雷発言しました」
「この娘は熱に弱いのよ。疲労や感情の高ぶり、氷の使い過ぎとか…。気を付けていた筈なのに。それと貴方、腕が貫かれてる上に凍傷してるけど大丈夫なの!?」
「いや、これくらい大丈夫だって!それに俺、列車内でドンパチやって爆発した列車の残骸が全身に突き刺さったりしたし。小さい頃、ヘッドショット喰らったり、刺されたり、自爆したり、狂ったゾンビピエロが俺の頭をもいだ時と比べたら何て事ないって!」
2人はドン引きした目で、回復の薬*3で左腕を治療する俺を見る
「…ごめんて。2度と言わないからよ」
んで、マネージャーから何もするなと言われたが、入間は諦めきれなかったので、クララとアリスと一緒にマネージャーにお願いする
「前座?」
「はい!パフォーマンスでも何でもします!だから、ライブの中止は待って欲しいんです!」
「無理だって言ってるでしょ!気持ちは分かるけど大人しくしてて!お願いだから!」
「「嫌です」」
「自分のケツくらい、自分で拭けらぁ」
「お二人から事情は伺っております。要はストレス発散させればいいのでしょう?」
「はい!私は鬼ごっこがいいと「何か方法があるのでは?」
「…ダメよ!お客は『くろむ』を見に来ているの!可愛くて!華やかで!学生と言う
入間とアリスは無理矢理着替えさせられる
「ORT、ディヴィジョン、いるか?」
「ここに」
「呼んだか?」
「事情は分かってるかどうか知らんけどやるぞ」
そう言って、ヘルメットとジャージを出す
「事情は分かっています。やりましょう」
「バンドやったのキル×ユア×アイドル以来だな…」
俺らは着替え、入間達は『イルミと愉快な仲間達』として、俺達は『色彩ヘルメット団*4』ステージに出る
『皆様!お待たせして申し訳ありません!これより前座のショーを行います!』
「我ら!イルミと愉快な仲間達!」
観客はヤジを飛ばす
「森の妖精クラりんだよ、おやつ頂戴!くれないと食べちゃうぞ~!」
「ちょ…、ちょっぴりシャイでクールなアリスです…」
アリスは照れながらもパフォーマンスすると、歓声が上がる
「は、恥ずかしがり屋のイルミです…。体重も身長も個人情報は秘密、だよ☆謎のアクドルイルミちゃん!そして!」
「ア゛?俺達もやる流れかよ?…んんっ!俺達は色彩ヘルメット団!俺はそのメンバーの一人でギター担当のレッドだ!」
「私はブルー。シンセサイザー担当です」
「俺は名乗る程の者じゃないっすよ」
「名乗って下さいよ、自己紹介なんですから」
俺達のコントに観客は大受けだった
レッド、ブルーのヘルメットは団員のフルフェイスで、ブラックのヘルメットは幹部のヘルメットだ
なお、顔を隠してるのはガスマスクではなく、ライブ用の璃奈ちゃんボードだ。ボードの方が表情が分かりやすいからね
「俺こそが、バンド『色彩ヘルメット団』のリーダーで、ボーカルとギター担当のブラックだ!それじゃ早速行くぞ!」
俺ら色彩ヘルメット団は演奏し、入間達はパフォーマンスする
どんな曲かって?『命に嫌われている*5』『ロストワンの号哭』『青のすみか*6』『Plazma*7』『ココロオドル』『廻廻奇譚*8』『SPECIALZ*9』『Chair』『第ゼロ感』『ファタール』『KICK BACK*10』『唱』『テトリス*11』『flowers*12』とか歌った。映像も本家を使ってるし、呪術廻戦とチェンソーマンは死亡シーンも使ってるぞ
観客共のメンタルぶっ壊してやる!
「いつまで私のステージで暴れるつもりです?(パキパキ…)前座はここまでよ!」
ステージの後方からくろむが来た
「待ってましたー!」
「くろむちゃーん!」
観客は待ってましたと言わんばかりの歓声を上げる
「くろむさん!」
「ったく、遅ぇんだよ」
「ありがとう、皆さん。本当にありがとう」
「じゃ、俺達は撤収だな。おーい、お前(ガシッ)ぐえっ!?」
くろむがジャージと入間のアホ毛を掴む
「待ちなさい。ここはプロの部隊、最後まで責任を持って下さい」
「かひゅっ…」
「「いくよ!」」
その後、2人は『キミの小悪魔黙示録』の他に、俺とくろむで『W-B-X』と『カレーうどん狂騒曲*13』と『おつかい合騒曲*14』を歌い、くろむが『アイドル*15』を歌った
んで、ライブ後の楽屋にて
「すみませんでした!私のせいで皆さんにご迷惑を…」
「ライブは大成功!終わり良ければ全て良し!皆凄かったなー」
スタッフが入間達に集まる中、ケロリが俺の腕を触る
「信彦君もごめん。腕、大丈夫?」
「回復の薬で治したから大丈夫だって!それに俺、列車内でドンパチやって爆発した列車の残骸が全身に突き刺さったりしたし。小さい頃、ヘッドショット喰らったり、刺されたり、自爆したり、狂ったゾンビピエロが俺の頭をもいだ時もあったけど、今こうして元気でやれてるから」
「…何で生きてるの?」
ケロリはそんな事言いながらドン引きする。小さい頃に関してはインプロバビリティドライブの影響で、今はキヴォトス人の頑丈さなんだろうな。…まさかとは思うが、どっちもって事は無いよね?
その後、両親はテレビ越しとはいえ、見てる事を知って安堵した彼女だった
~翌日のアブノーマルクラス~
「よ、ケロリ。おはっさ「い、言っておきますが!私は貴方達の『目立ち癖』には負けていません!ライブでは助かりましたが、私の正体をバラしたらただじゃおきませんので…、あの、その、どうぞ…よろしく…」
…俺、ケロリになら食われてもいいや
「お、昨日のライブの記事載ってるぞ!」
「ホントでござる!」
新聞を見ると、イルミと愉快な仲間達と色彩ヘルメット団の記事が載ってた
「くろむちゃんのライブに出てきた謎の3人2組!最高だったな!」
「そうだな」
「可愛いし美しい…。しかし、何故私の心に響かないのでしょう?」
「拙者、青い髪とブラック推し!曲はflowersが好きでござる!」
その後、色彩ヘルメット団は魔界の動画配信サイトで活動する事にした
~色彩ヘルメット団~
今後はメンバーを増やしたい