ぐだりました!信彦くん   作:リューオ

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試合開始ィィィィィィィィ!

今日もいつも通り登校する

 

「お鞄を」

 

「あ、ありがとうございます。あ!馬車とか出さなくていいですからね!」

 

「入間様、入間様は人間界に戻りたくはないのですか?」

 

「…え?いや…」

 

「では戻りたいので?」

 

「そりゃ戻りたいに決まって…ん?」

 

前に聞いたけど、入間の親はネグレクトらしいな

人間界に戻ったら暗殺しようかな

 

「(戻りたいのか…!?)信彦君はどうなの…?」

 

「え?まぁ、人間界に戻れたら実家に帰省したいな」

 

「もし戻りたいのであれば、高位階(ハイランク)で学校を卒業できれば、『人間界に行く事も可能』と聞いた事があります」

 

なるほどねぇ

 

「頑張ってくださいね。ここにいるなら…、覚悟が必要ですよ」

 

「え…」

 

「理事長が今、馬車を取りに行っているので…。捕まりますよ」

 

「いってきます!」

 

「ほら、乗れよ」

 

俺の後ろに入間が乗り、エンジンを吹かして発進させる

ちな、乗ってるのは人間界にいた時から愛用してたキュイラッシェ・オルタ*1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~教室~

 

サブロ達から次の位階(ランク)昇級対象授業である、『処刑玉砲』の事について聞く

 

「処刑玉砲とは何ぞや」

 

「うむ、かつて勃発した悪魔の領地争いを元とした殺試合だ」

 

「どういう奴なん?」

 

「使った武器は噛鉄(カイマン)で、一度噛みついたら獲物を嚙み千切るまで放さないんだけど、負傷者が続けて出たから普通のボールを使うんだって」

 

まぁ、負傷者からすればたまったもんじゃないからな

 

「そして、城に乗り込んで敵を一人残らず皆殺しにしていった訳だが、領地を線で分けている。当たった物は外野行きだが、敵に当たれば戻って来れるぞ!」

 

うん、既視感があると思ったらドッジボールじゃけぇ

 

 

 

 

 

==================================================

 

 

 

 

 

時は飛び、処刑玉砲試合当日になった。ルールは―――

 

1:外野1、残りは内野。ボールに当たった人は外野行きだが、内野へは戻れない

2:魔術はボールのみ。直接はダメ

3:チームの勝敗、当てた生徒によって評価も比例する。制限時間15分、ワンバンおk、顔面×

 

だ。ちな、俺はアリスと同じBチームね

 

「おい!何だこの組分けは!お友d「落ち着け!「ぐえっ!」一旦落ち着け。ほらトウモロコシ」

 

アリスの首を引っ張り、トウモロコシ*2で宥める

 

「トウモロコシ…。止めないで下さいのb「落ち着け!」やめてもらえます?首引っ張るの」

 

「一旦落ち着け。ほらトウモロコシ」

 

「何でトウモロコシ渡してくるんですか?」

 

「厳正なる力の配分だ、異議は認めん。整列」

 

「(こうなったら敵陣から入間様の援護をするしか…!)お任せください!」

 

「?う、うん。何を?」

 

「―――では、処刑玉砲、開始!」

 

試合が始まり、作戦を立てる。相手チームにジャズがいるけどいいのか?

 

「入間君には投げるなよ」

 

「避けの達人でござるしな!」

 

「そういや、俺の攻撃も悉く躱されてたな。ホーミングアミュレット*3は当たったけど」

 

サンズの攻撃を入間にやってみたら、ノーダメだったんだよね

 

「でさ、誰が投げんの?」

 

「拙者!拙者!」

 

「ここは私が「もーらい」

 

いつの間にかジャズに盗られてた。ほれみろ!

 

「ほいパス」

 

(うぬ)の球を受けたい命知らずはいるか?」

 

ケロリが咄嗟に氷で防壁を作る

そういや、アルトの息子のユウリって、北海道の修学旅行で凍傷してたな

 

「ぬるい!」

 

サブロが投げたボールは、ケロリの氷の壁を破って当たる

 

「クロケル、アウ「女子に当たったボール!」

 

「セーf「お近づきの印に!」

 

カムイがボールをキャッチしてイクスに渡す

 

「やっぱりアウト!」

 

とりあえずカムイを吊るし上げて焚火を点けて再開する

 

「えっと、ボー…」

 

「量産されてる!」

 

クララがあらゆるボールをポケットから出してた

 

「あらあら、ボールだらけ」

 

「本物どれだ!?」

 

「これも魔王になる為の試練!」

 

「転ぶ!」

 

「も~うるさいなぁ…。邪魔ッ!」

 

ピケロが大地の力(仮)で吹っ飛ばす

 

「ボ、ボールは?」

 

「あった!誰か捕れ!」

 

入間はキャッチしてピケロがアウトになる

 

「(練習の成果が出てる。ありがとうオペラさん)後は投げ…、投…げ…?(投げ方教わってないッ!?どどど、どうしよう…!?)」

 

「凄い形相だ!」

 

「ヤベェ、皆離れろ!」

 

俺らは距離を取る。そういや、投げ方の練習は見なかったな

俺が教え…いや、その人に合わせたトレーニングメニューを立てる事くらいしか出来ないや

ウマ娘の世界なら十分やってける気がする。ゴルシかカレンチャンのトレーナーになりたい

 

(援護…、援護…?)

 

「よく捕った我がライバルよ」

 

「サブノック君!」

 

「攻めは任せい!(うぬ)がその腑抜けを…討ち取る!」

 

サブロが投げたボールはアリスに向かうが、片手で受け止める

 

「思案の邪魔をするな!」

 

サブロに投げ返し、ボールが当たる

 

「うわー、やっぱアスモデウスヤバイわ」

 

「彼に投げるのはダメねぇ」

 

次は俺が狙われるなこりゃ。普通にやるか

 

「全く…」

 

「オイ、アリス。今は目の前の事に集中しろ」

 

「…」

 

「無視かよ」

 

試合は続き、残ったのは俺、アリス、入間が残る

 

「残ったのは、アスモデウスと入間と信彦だ!」

 

「やっぱ当たらんな。入間君と信彦君は!」

 

「さすが我がライバル」

 

「いけいけー!」

 

「頑張れ入間ち!ノッブち!」

 

「やっちゃえやっちゃえー!」

 

「勝てば官軍負ければ賊軍!」

 

「さぁ、私と一緒に応援しましょう」

 

クラスの皆が応援する。さて、どうするか

考えてると、入間がアリスのボールを受け止め、投げ返してアリスが外野行きになる

残ったのは、俺と入間だけだ

 

「オイどうした、もう終わりではないだろうな?(CV:諏訪部順一)」

 

「やあああああ!」

 

「そうだ、ほら頑張れ頑張れ(CV:諏訪部順一)」

 

宿儺の声で入間を煽り、投げてきたボールを受け止める

 

「マジで行くぜ?術式反転『赫』*4

 

術式反転『赫』でボールを撃ちだす

 

「もう一度…!やああああああああ!」

 

「え、ちょ(ジッ!)か゛ぁ゛っ!」

 

入間はボールを投げ返されて避けるが脇腹を掠り、凄い痛みが来て膝を着く

 

「信彦様、大丈夫ですか!?」

 

「すげぇ…いってぇ…」

 

「勝者、Aチーム!」

 

「か、勝った…。僕が…!」

 

Aチームは胴上げをする

俺は掠った脇腹を見ると、制服が破けて肉が見えた。こりゃヒドイな…

 

「全力だった…。完敗です、やはり入間様には敵いません」

 

「そう…だな…」

 

アリスに回復の薬を渡す

 

「アリス…、回復の薬を俺の脇腹に…吹きかけてくれねぇか…?」

 

「お任せください!」

 

アリスは回復の薬を俺の傷口に吹きかける。滲みるけど、傷が治ってゆくのを感じる

更にフィラの実*5とオボンの実*6を食って回復を速める

 

「アッズアズ!ノッブ!」

 

「凄かったですよ!火の玉と赤い魔法!」

 

「二人共カッコよかったでござる!」

 

「アズアズとノッブって呼んでいい?というか、さっき掠ったけど大丈夫か?」

 

「降りろ!」

 

「ノッブ呼びは許可する。脇腹抉れたけど、回復の薬と、このフィラの実とオボンの実を食って回復してる」

 

「食べていい?」

 

「フィラは辛いぞ」

 

「(前に出る事で距離を詰め、アスモデウスと信彦の力をそのまま利用して、受け流すように投げ返した。入間が得意とする、あの妙な()()の動きを応用したか)入間!アスモデウスと信彦がお前にわざと勝たせたりするようなら、一生位階(ランク)を上げてやらんつもりだが…。双方とも厳正に全力だった…よって、入間の『2(ベト)』への位階(ランク)昇級を認める」

 

お、上がったか。俺?2か3辺りらしいぞ。知らんけど

 

「『3(ギメル)』くらいよこせよー」

 

「そんなホイホイ位階(ランク)が上がるか!試験はこれからもある!お前らも、昇級したくばもっと真面目にやれ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~自宅~

 

傷は治り、自宅に帰って報告する

 

「―――で…何とか無事に位階(ランク)昇級できました」

 

「お前は何を言っているんだ」

 

()()?こんな火傷と傷をしておいて」

 

「というか入間、どうやって術式反転『赫』を投げ返したんだ?アレ、要は弾く力だぞ?」

 

「アズ君と同じようにやったら出来ちゃった…」

 

えぇ…

 

「んーさすがアズ君と信彦君!強いねー」

 

「でも、アズ君は後で凄い勢いで謝ってくれたし。無我夢中になるほど、集中して試合する事が出来ました。特訓のお陰です!だから、本当にありがとう!()()()()()!助かりました」

 

「何の何の」

 

「な、何故…。僕だって…、特訓に…」

 

「どうせお前の事だ、オペラに丸投げしただろ(CV:オベロン)」

 

「あ、何?その棘のある言い方!僕だとつい甘やかしちゃうから涙を飲んで―――」

 

「あ、あの、もちろんお爺ちゃんにも感謝してますから…」

*1
悪性隔絶魔境新宿でセイバーオルタが乗ってたVMAXの魔改造機

*2
某松尾が元ネタ

*3
霊夢のショット。お札がホーミング弾として飛んで行く

*4
五条先生が使う術式。弾く力らしい

*5
俗に言う混乱木の実

*6
HPを1/4回復する木の実

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