やはり俺の遊戯人生はまちがっている   作:鳴撃ニド

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ある日の二人⑪

「もしマスターがこっちの世界に来なかったら、私は退屈だったでしょう」

「何言いだしてんだ急に」

「何も起こらぬまま、ただいつもと同じ時間を繰り返す‥‥なんと無意味な生を過ごすことになっていたのでしょう」

「いや分からんぞ?別の奴をマスターとしてたかもしれん。もしかしたら空と白がお前のマスターになってたかもな。俺の次に来たのあいつらだし」

「まさか。そんなことあるはずもございません」

「いや、案外そうなりそうな気がするんだが…」

「コホン。ですから、私は感謝しているのでございます。マスター。私の元に来てくださり、本当にありがとうございます」

「‥‥言い回しが引っかかるが、まぁなんだ。たまたまだから気にすんな。偶然だ偶然。そんなことでいちいち感謝してたら、お前の人生悲しすぎるだろ」


協力には愛情も大切

「何度も言うようだけど、悪かったって」

 

クラミーとのゲームが一段落し、全員が落ち着きを取り戻し。

 

どういうわけか空と白、ステファニー、ジブリールのみならずクラミーとフィーまでが円卓を囲んでいる中。

 

俺だけが後ろ手にロープでぐるぐる巻きにされて椅子に固定されていた。

 

「息苦しいからロープ取ってくれ」

 

「ロープで縛る際、マスターは抵抗なさらなかったではございませんか」

 

「そうだね。抵抗する暇もなくあっという間に縛り上げたからね。もう忍者になったほうがいいレベル」

 

どこから持ってきたのか知らんが、ジブリールが手に縄を持ってんなーとか考えていたら、ちょっと目を離したすきに俺の後ろに回り込み、一瞬で俺を縛り上げて見せた。

 

「あと、白がやるならまだしも、お前がやるのは違くない?」

 

「白様ができるはずもございませんで。私は今、今回の件の全権代理でございます」

 

なんだそりゃ。

 

つーか、なんでみんななんも言わないの?黙認してるの?ほんとに全権代理なの?

 

「今回の件は、俺と白はジブリールに一任した。本当は俺から直接お前にいろいろと文句とか文句とか文句とか言いたかったが、まぁジブリールの方から罰が与えられんなら、俺らは勘弁してやる。次はねぇぞ」

 

「‥‥はちまん、めっ」

 

どうやら、本当だったみたい。ステファニーの意見?ないに等しいですね。

 

「そもそも、マスターも縛られることを許容しているではございませんか」

 

「んなわけねぇだろ。縛られてもいいってどんなプレイだよ。Mじゃねぇよ俺」

 

「Mじゃないかどうかはさておき、この世界では、『十の盟約』によってすべての危害を与える行為が禁止されております。したがって、本来であれば、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。それができているということは、マスターは心の中では「はたかれるのも仕方がない」「縛り上げられても文句は言えない」程度のことは考えていたのではございませんか?」

 

「‥‥‥あれだ。たまたま盟約が無効化されてただけだ。ほら。厳密には俺人類種(イマニティ)じゃないし。種の駒光んなかったし。それか、テトが俺のこといじめたかったとかあるじゃん?」

 

とまぁ御託を並べたけれど、多分そうなんだろう。

 

本当にそう思ってたわけではないが、そんな気持ちがこれっぽっちもなかったかと聞かれると、絶対にNoと答える自信がある。

 

だからきっと、俺は殴られたり、蹴られたり、危害を与えられても仕方ないくらいのことを、知らず知らずのうちに考えていたのではなかろうか。

 

ジブリールに言われるまで気づかんかったよ。くそが。君のような勘のいいガキは嫌いだ。

 

「‥‥まぁいい。それでどうする気だ。まさか一生ここに縛り付けておくわけでもないだろ。どうすりゃ許してくれんだ?というか本当に俺はお前に許しを請わなければいけないのか?」

 

いまだにジブリールが怒っている理由がわからんのだが。俺のせいなんだろうけど、納得がいかん。

 

「そうですね。今回は、マスターに辱めを与えることをもって罰といたしましょう」

 

「辱めだと?土下座か?靴舐めか?語尾ににゃんでもつけてやろうか?いくらでもやるぞそんなもん。罰ゲーム耐性舐めんな」

 

「‥‥しろ、なんだか…かなしくなってきた」

 

「俺もだ。俺も学校のときはハブられてたが、さすがにあそこまでではなかった。今度からちょっとだけやさしくしような。白」

 

空と白の二人は俺を憐れんできた。やめろ。同情だけはやめろ。

 

「では、そんな罰ゲーム耐性のあるマスターには、「十回クイズ」に挑戦していただきます」

 

「あれか?ピザって十回言えってやつか」

 

「その通りでございます。全一問。正しく回答できればそこで終了し、縄をほどいて差し上げます。間違えれば十回言うところからやり直しでございます」

 

「マジ?一問だと?そんなんでいいの?」

 

「はい。疑うようでしたら盟約に誓っても構いません」

 

ありがたいけど、ありがたくないな。絶対裏がある。

 

でもだからといって俺に拒否権があるわけもない。何が起きてもされるがままだ。くやしい。

 

「面倒だしいいや。じゃあさっさとやってくれ」

 

「では、愛してると十回言ってください。私の目を見ながら

 

‥‥‥。

 

「…あれだ。お前がやりたいことの意図は読めた。だがそれなら言わせる言葉が違うぞ。そういうときの相場は「ごめんなさい」だ」

 

「正しく回答できなかったので、最初からやり直します。私の目を見ながら愛してると十回言ってください

 

こっわ。ジブリールこっわ。

 

「愛してると十回言ってください」なんて言われたらドギマギするはずなのに全くそんなことない。ドキドキはしてるけど。特に恐怖の意味で。

 

なんでそんな満面の笑みで低い声出せるんだよ。

 

っべー。まじでやっべー。もう逃げられないんだけど。どうしろってんだよ。いやもう言うしかないですね。

 

「わかったよ。言えばいいんだろ言えば。愛してる愛してる愛して…」

 

「目を見てくださらなかったので、最初からやり直してください」

 

無情にも、やり直しを喰らった。

 

「ぼっちにその要求するの、かなりハードル高いことだってわかって言ってる?あれだから。女子と目を合わせるなんて、犯罪犯すくらいの気合いいるから」

 

「知ったことではございません。むしろそうであるほうが好都合でございます。何せ罰ゲームですから」

 

「はいはいそうでしたねっ‥‥!!!」

 

ジブリールが急に顔を近づけてきた。

 

距離にして約数センチ。

 

椅子に縛られ身動きの取れない俺は、後ずさることも出来ない。

 

近い近い鼻息かかる髪の毛くすぐったいいい匂い違う違う違う。

 

せめてもの抵抗として、顔を背けてみたが、がっしりと両手で顔をつかまれ正面を向かせられてしまった。

 

「できないというのでしたら仕方ありません。物理的に私の目しか見えないよう、極限まで近づいて差し上げます。これであなたのすべきことは私に愛をささやくだけ。さぁ存分に私を満たしてください」

 

「怖い怖い離れろ離れろ。やるやる。ちゃんとやるから。できるから。子供のころから俺はやる気になったら大抵のことはおおむねできたから。ただでさえ規格外なんだからヤンデレ属性を追加するな。世界が終わるぞ。そして俺も終わるぞ」

 

そういうと、「分かりました」といって素直に離れてくれた。よかった。取り返しのつかない病みではなかった。

 

「ったく…。いくぞ。あ、愛してる愛してる愛してる、愛してる愛してる愛してる、愛してる愛してる愛してる愛してる」

 

「今、マスターが私に言うべきことが一つあります。さぁ、それはなんでしょう?」

 

「は?」

 

「正しく回答できなかったので、最初から…」

 

「まてまてまて。今のは回答じゃない。あまりにも早急すぎるだろ判定が。少し考えさせろ」

 

絶対わざとだよね?もう謝ってほしいとか超えて恨みでも買ってるよね?

 

とはいったものの、なんだそのクイズ。当たらんだろ。何?俺がこいつに愛してるっていうのを、無限回繰り返されるってこと?愛してるbotになっちゃうの?それが本来の目的なの?

 

いや待て待て待て。落ち着け。そんなことはないだろ。少なくとも、絶対に模範解答はある。

 

要はこいつの機嫌を直し、満足させるような回答をすればいいわけであって、何も完全一致でなくともいい。

 

もっと言えば、その内容は「ごめんなさい」的な謝るような発言が欲しいわけではなく、その、「愛してる」的な絆を確かめるような発言を欲していると考えるべきだ。

 

そして、これはあくまでも「罰ゲーム」。普段俺が言うようなセリフじゃダメなんだ。きっと。

 

黒歴史になるような、悶絶してしまうほどのくさいセリフだったり、調子乗ってんのこいつ?くらいのイカしたセリフをご所望だ。

 

何度も言うのはメンタル的にもかなりきつい。

 

出来れば数回で終わらせたいところ。

 

「ぐぅ‥‥う、うおお…」

 

「‥‥すごい‥‥悶絶してる…」

 

「違う。あれは葛藤だ。正解になるくらいのギリギリのラインで、かつ羞恥で死なない程度のセリフを考えてるんだ」

 

だまれ空。冷静に分析されるのもつらいんだよ。お前も体験してみるがいい。この地獄を。

 

「‥‥お、お前のことをとても愛しているよ?」

 

「やり直してください」

 

ふざけんな。

 

「なんですか今の解答は。本当に縄をほどいてほしいと思ってるんですか?」

 

「なにいってんだ。完ぺきな模範解答だろ」

 

「正しく回答できなかったので、最初からやり直してください」

 

聞けよ。ってか、だったら、ヒントくらいよこせ。

 

「くっそ…。卑劣な…愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる!」

 

「今、マスターが私に言うべきことが一つあります。さぁ、それはなんでしょう?」

 

「‥‥」

 

なんだ?何を言えばいいんだ?というか、さっきのじゃ足りなかったってだけか?

 

‥‥。

 

だがまて。

 

ふと思ったが、そんなに深く考える必要はないのかもしれない。

 

そもそもこんなことになった理由としては、俺が白をいじめたから。そして、多分その関連でジブリールがどこか癪に障った部分があったのだろう。

 

よく考えて、罰ゲームが速く終わるように言って欲しい言葉を紡いで見せるなど、それでは罰の意味がない。

 

言って欲しい言葉を考えるのではなく、問題文の通り、俺が言うべき言葉を口にしなければいけないはずだ。

 

恥ずかしさとか、もどかしさとか、そんな自分の一時の感情のせいで、言わなければいけない時に、間違った言葉でやり過ごしてしまうなんて、そんなの愚かでしかない。

 

今は、恥ずかしさを承知で言うべきことを言うときだ。

 

「…回答する」

 

「では、どうぞ」

 

「…まず、最初に謝罪する。白、そして空に対してだ。あとステファニー。俺の軽率な行動がお前らを不快にさせたことを、今一度謝っておく」

 

体は動かせないが、一応首だけでも頭を下げる。

 

「ステファニーと空についてはついででしかないが、直接傷つけた白には、深く反省してるって言っとく。ゲームを終わらせるためとはいえ、小学生にあの発言は酷だった。わるい」

 

「‥‥きにして、ないって言ったら…うそになる、かもだけど‥‥でも、しろがもっと…うまくできてれば‥‥はちまん、あんなこと…いわなかった。だから‥‥今回のことは‥‥しろのなかで、いましめにする。はちまんも‥‥そうして。…それで…チャラ」

 

「ありがとな」

 

「俺は今までそんなに気にしてなかったが、たった今ステフと同じような扱いをされたことに対してブチギレたい」

 

「わたくしの扱いについて、もうツッコむのも疲れてきましたわ」

 

「そしてなおもキレているであろうジブリール。さっきも言ったが、正直俺はなぜそんなに怒っているのかわからん。なにがお前の逆鱗に触れたのかわからんし、何を言ったらお前の気が晴れるのかも知らん。そんな状態で、ごめんとか、そういうことを言うのは違うと思うし、何よりお前の気も多分晴れないと思う。だから、その…」

 

ああくそ。やっぱ恥ずいなこれ。こういうの俺のキャラじゃないんだって。誰得シーンなんだよ。

 

「その…なに?お前とはこっちの世界に来てから割と長いこと一緒にいるし、なんだかんだで俺にかまってくれているのは、知り合いがいなかった俺にとって…まぁ、ありがたいことではあった。いきなり押しかけていろいろ文句言っちまったし、心苦しいこともあったかもしれん。でも、お前はそういうのあんま言わなかったし、それだけじゃなくいろいろ手助けしてくれてたし、そういう意味で…か、感謝してりゅ」

 

いっちばん大切なとこで噛んだ。死にたい。

 

ジブリールはちょっと驚いたように少しピクリと体を震わせたが、表情は特には変わらなかった。模範回答とは違ったのかしら。

 

だがまぁ、しょうがない。なら、当たるまで恥ずかしいことを言うだけだ。

 

言わなきゃならんことは言ったし、あとは早く終わらせるために自爆特攻するだけ。

 

言いたくないよ?でも、言わなきゃ終わんないから。というかそうとでも考えなきゃメンタルが終わる。

 

「えっと…つ、つまりは愛してるってことだ。もう十回くらい言ったし、この言葉の意味は少し軽くなっちまったかもしんないが、お、俺の気持ち的には?か、変わらないわけであって、お前を大切にしたいという考え方そのものは変わるわけがないというかなんというか」

 

うーわ。ダメだこれ。歯が浮くようなセリフ、ようアニメキャラは言えるな。

 

でも、言った直後から、ジブリールの羽がピクピクし始めた。

 

やっぱりこういう系の言葉が欲しかったんだろうか。

 

ええい。もうこうなったらやけだ。痛いキャラでも黒歴史でも何でも作ってやる。

 

「そ、そうだ。かのキャサリン・ヘップバーンも言っていた通り、「愛するということは、与えてもらうものではなく与えるものである」という。お前は俺にいろいろと大事なことを教えてくれたし、与えてくれたって言っていいと思う。お前の愛を受け止め、これからはお前に何かを与えられるように精進しようと思う」

 

「そ、そうでございますか」

 

言葉面はそっけないが、耳と羽は正直だ。どう見ても嬉しそうにぴょこぴょこしてやがる。

 

可愛い奴め。違うって俺死ね。相手は天使だぞ?あれ?じゃあよくない?いや中身は悪魔だって。

 

「愛という漢字の成り立ちは、人がゆっくりと後ろを振り返る感情をモチーフとしている。今でいう後ろ髪を引かれるという言葉に近しい感情が愛という漢字そのものにあったそうだ。お前は天使だから、愛するという表現は間違っているかもしれないが、俺は人間だからお前に対して愛しているという表現ができる。よって俺はお前を愛している」

 

「あ、あのマスター。そろそろ…」

 

「まずいな。ジブリールがだんだん嬉しさから恥ずかしさにシフトチェンジしてるし、あいつ、恥ずかしさのあまりブレーキが壊れて迷走し始めた。論理関係も何もかもめちゃくちゃだ。これはアカン」

 

「‥‥黒歴史…確定…」

 

「前に教えてもらったが、お前ら天翼種(フリューゲル)は魂というものによって存在が確立している。だがそれは俺達人間もだ。ということは、俺達の関係は、魂という媒体によって通じ合っているといっても過言ではないわけであって、これはもう実質お互い愛してるもの同士ってことに‥‥」

 

「マスター!!!!」

 

「うおっ。な、なに?」

 

「私が悪かったです。つまらないことで意固地になっておりました。ですから、もう、勘弁していただけないでしょうか」

 

「え、あ、そう」

 

どうやら、満足いただけたようだ。

 

しかし、ジブリールの羽はぴょこぴょこという擬音がふさわしい動きから、プルプルという動きに変わっており。

 

目元は少しうるんでおり、特に顔は真っ赤である。

 

そして、勘弁してほしいってセリフ‥‥。

 

‥‥‥。

 

もしかしてだけど、いや、もしかしなくてもだけど、やりすぎた?キャラに入りすぎて、愛、ささやきすぎた?

 

‥‥‥。

 

…。

 

‥。

 

「‥‥‥ジブリール。頼みがあるんだけど」

 

「私は今、何をやれと申されてもうまくできる自信がございません。うずくまっていたい気分でございます」

 

「そうだろうね。俺もだからね。今すぐ穴掘ってうずくまって永眠したい。けど、何をするにしても、まず縄をほどいてもらわなきゃ話にならないんだ。今のお前みたいに手で顔を覆うことも出来ねぇんだよ。早くしろでないとホントに恥ずかしさで死ぬ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁ白。兄ちゃん罰ゲーム与える人選間違えたかな。これただのろけ見せられただけじゃん」

 

「‥‥もっと…はやく、きづいて‥‥ほしかった」

 

「それとさ、お前らがイチャイチャしたせいで全く話進んでないんだけど。見てみろクラミーを。退屈して寝ちゃっただろ」

 

「違うのですよ~。クラミーはうぶだから、こういう初々しいやり取りを見て、恥ずかしくなって顔を伏せてるだけなのですよ~」

 

「ち、違うわ!ほ、本当に退屈だから眠くなっちゃっただけだもん!適当言わないで!」

 

「いや起きてる時点で正解だろ」




後日談

「そういや、あの時お前なんで怒ってたの?」

「あの時とは?」

「ほら、俺が白いじめたときの」

「…ああ、あの時の罰ゲームのやつですか」

「‥‥別に言いたくなかったら言わなくていいぞ。ただ、似たようなことがあったとき、知っておいたほうが不快にさせずに済むかなって思っただけで」

「‥‥マスターは優しいですね」

「やめろ。別にそんなんじゃない。俺が罰ゲームを喰らいたくないだけだ」

「‥‥マスターが自分を大切になさらなかったからです」

「‥‥‥は?そんな理由?」

「私にとっては大切な理由です。今はマスターは私の生きている理由であり、最も大切なもの。それが勝手に壊れたら、腹が立つのは明白でございますゆえ」

「あー。まぁ知らないうちに大切なゲーム機壊れてたら怒るもんな」

「‥‥そうやってわかっているのに気づかないふりをするのもあまり好きではございません」

「‥‥なんのことかわからんな」

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